TidBITS#1093 日本語版

TidBITS Japanese hosoka @ ca2.so-net.ne.jp
2011年 9月 17日 (土) 04:27:40 UTC


TidBITS#1093/12-Sep-2011
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     英語版: <http://tidbits.com/issue/1093>
     日本語版: <http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1093.html>


   まだ Eudora を使っている人たちのために、Adam がついに詳細な解説記事を
   書き上げてくれた。電子メールを Eudora から、そう、何か他のものへ移行さ
   せるにはどうすればよいかという問題だ。(何に移行させるべきかというのも
   大きな問題だ。)Adam はまた、書類をネットワークボリューム上に、あるい
   は HFS+ でフォーマットされていない USB フラッシュドライブ上に(大多数
   の USB フラッシュドライブは HFS+ ではフォーマットされていない)保存し
   た場合に、Lion の「バージョン」機能が黙ったまま機能しなくなることがあ
   るという警告を述べる。また今週号では MacBook に OWC 製のソリッドステー
   トドライブを搭載していてハイバネーションモードで問題を経験した人のため
   に OWC からその問題を解消するためのファームウェアアップデートが出てい
   るというお知らせもある。今週注目すべきソフトウェアリリースは、1Password
   3.9 と 3.8.5、Security Update 2011-005、Firefox 6.0.2、それに Parallels
   Desktop 7 だ。

記事:
     OWC、Mac ファームウェアアップデータを SandForce SSD 用に出荷
     ネットワークと非 HFS+ ボリュームで Lion の「バージョン」バグに注意
     Eudora から電子メールを変換: なぜ私はもうあの P.O. に住んでいないか
     TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2011 年 9 月 12 日
     ExtraBITS、2011 年 9 月 12 日


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OWC、Mac ファームウェアアップデータを SandForce SSD 用に出荷
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     文: Adam C. Engst <ace @ tidbits.com>
     原文記事: <http://tidbits.com/e/12479>
     訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>

   去年、私の Mac Pro 用に一つと Tonya の MacBook 用に一つ、OWC Mercury
   Extreme Pro ソリッドステートドライブ (SSD) を購入して以来、私は完全に
   SSD のファンになった。私たちの Mac はどちらも以前よりはっきり速くなり、
   いくつかの動作、例えば再起動などが、今やびっくりするほど素早くなった。
   SSD は決して安価ではないが、私たちには 240 GB の機種より大きなものは必
   要ないし、生産性が上がったことを考えれば値段だけの価値は十分あると思う。

<http://eshop.macsales.com/shop/SSD/OWC/>

   けれども、SSD というのはまだ比較的新しい製品であるので、時折問題が起き
   ることもあり、メーカー各社はファームウェアアップデートを出して対処する
   ことになる。OWC は SSD メーカー SandForce 製のドライブを使用しているが、
   つい最近までは、Mac に搭載した SandForce ドライブ上のファームウェアを
   アップデートするには、Boot Camp の下で Windows を走らせてするしかなかっ
   た。けれども今回、OWC が Windows を必要としないファームウェアアップデー
   タを出してきた。ただし、制限事項が無い訳ではない。

<http://eshop.macsales.com/tech_center/OWC/SSD>

   でも、そもそも、いったいなぜアップデートしなければならないのか? どう
   やら、SandForce SSD を使っている Mac にはハイバネーションモードから正
   しく目覚めることができないという問題があるらしい。ハイバネーションは、
   普通のスリープとは違う。ハイバネーションモードは「セーフスリープ」とも
   呼ばれ、Mac がメモリ内容のすべてをディスクに書き込んで、万一バッテリが
   完全に空になってしまった場合に備える。詳しくは、2007 年 7 月 30 日の記
   事“安全なスリープとは何だろうか”をお読み頂きたい。ハイバネーションモー
   ドから復帰する際には、Mac が即座には目覚めず、スクリーンの幽霊のような
   姿が現われて、メモリがディスクから読み込み戻されている間、白いひし形が
   並んで示されることでそれと分かる。いずれにしてもあなたがハイバネーショ
   ンモードに出会うことはあまりないだろう。これが関係するのは MacBook と
   MacBook Pro のみ (Mac Performance Guide の記事によれば、MacBook Air は
   また違ったスタンバイモードを持っているらしい)であって、しかも手動で強
   制的にそうしない限り、ハイバネーションモードになるのはバッテリ残量が非
   常に少ない場合のみだからだ。

<http://tidbits.com/article/9090>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-890.html#lnk3>
   "安全なスリープとは何だろうか"
<http://macperformanceguide.com/blog/2011/20110321_1-OWCSSDHibernate--news.html>

   私たちは Tonya の MacBook に OWC Mercury Extreme Pro SSD をインストー
   ルして以来まだ一度もハイバネーションモードでの問題を経験していないが、
   もしあなたがハイバネーションモードで何か問題に遭遇したことがあるなら、
   その解消のために SSD のファームウェアをアップデートしてみるとよいだろ
   う。OWC は、アップデートを考える必要があるのは 2011 年 3 月 18 日より
   も前に OWC SSD を購入した人だけである、とはっきり明言している。(それ
   以後に販売されたドライブには既に修正が含まれている。)また、どうやら同
   社の技術サポートの人たちは、もしも問題を経験していないのならばわざわざ
   アップデートする必要はないのかという私の問い合わせに対して、その通りだ
   と同意してくれたようだ。

   OWC は必読のブログ記事を二つ出している。アップデータが入手できることを
   発表した記事と、アップデートの手順を説明した記事だ。最初の記事が必読な
   のは、現在サポート対象となっている Mac 機種がどれか(あまり多くはない)
   と、どの OWC SSD が関係あるかを、具体的に説明しているからだ。第二の記
   事にはアップデートの各手順がスクリーンショットで示され、またこのアップ
   データが実際には Linux ソフトウェアであることが明かされている。それが
   理由で、このアップデータはまず DVD に書き込んでから、Mac をその DVD で
   ブートして使わなければならない。それから、OWC は USB フラッシュドライ
   ブでは使えないと述べている。結果として、MacBook の SuperDrive を SSD
   に換装してしまった人には頭の痛いことになる。

<http://blog.macsales.com/11734-mac-compatible-sandforce-updater-now-available>
<http://blog.macsales.com/11793-more-on-the-owc-ssd-updater>

   状況が面倒なことになっていることは否定できないが、OWC がやっとのことで
   Windows を要しない SSD ファームウェアアップデータを作ってくれたことは、
   ハイバネーションのバグに苦しめられてきた人たちにとっては朗報だろう。


   ----
   コメントリンク: <http://tidbits.com/e/12479#comments>
   Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/12479>


ネットワークと非 HFS+ ボリュームで Lion の「バージョン」バグに注意
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     文: Adam C. Engst <ace @ tidbits.com>
     原文記事: <http://tidbits.com/e/12483>
     訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>

   これは本当の話だ。Tonya と私がまだ Cornell 大学にいた頃、彼女は夏休み
   のアルバイトとして酸性雨の調査のために松の木の葉の数を数えたことがある。
   このアルバイトこそ、彼女が生物学をあきらめてコンピュータの世界に興味を
   向けたきっかけとなった。松の木の葉の数を数えるなんて、言葉に言い表わせ
   ないほど退屈な仕事だった! でも、そのことに関連して彼女が今でも覚えて
   いる印象的な出来事があった。同じアルバイトをしていた仲間の学生の一人が、
   WordPerfect の使い方を知っているとさんざん自慢してから... その彼が、書
   き上げたものすべてを印刷してからコンピュータのスイッチを切ったのだった。
   なぜなら、彼はファイルを保存する方法を知らなかったからだ。

   保存とは、良いことだ。そして、一般的に言えば、自動保存もまた良いことだ。
   なぜなら、データ喪失に対する保護となるものならば何でも価値があるからだ。
   そして、Mac OS X 10.7 Lion のオートセーブ (自動保存) 機能のいくつかの
   側面に対してとやかく言うことは可能だけれど、これもやはり一般的に言えば
   良いものと言える。けれども、Lion のオートセーブ機能には、重大な問題点
   が一つある。実際、問題が存在するのは、オートセーブの仲間という位置付け
   の「バージョン」機能だ。この重大問題は、これまであまり注目を引いてこな
   かったけれども、ネットワークサーバに保存されたファイルで仕事をしている
   人たち、また Mac OS Extended (HFS+ という名前でも知られる) ボリューム
   としてフォーマットされていないボリューム(USB フラッシュドライブやデジ
   タルカメラのメディアカードなどがこれに該当する可能性が最も高い)に保存
   されたファイルをよく使う人たちにとっては、データ喪失を招く可能性が見逃
   せない。

   問題点は次の通りだ。このことを警告してくれた読者 Joel Lingenfelter に
   感謝したい。まず、Pages を(あるいは Apple の他のオートセーブ対応アプ
   リ、例えば TextEdit でもよい)を起動する。書類を作り、何かテキストを入
   力し、その書類をネットワークボリュームか、または HFS+ 以外でフォーマッ
   トした USB フラッシュドライブか、どちらかに保存する。その書類を閉じる。
   ここまではすべて順調だ。でももう少しお付き合い願いたい。

   その遠隔ボリューム上の書類を開いて、さらに何か変更を加える。さて、ここ
   で、明示的に File > Save a Version を選んだりあるいは Command-S を押し
   たりはしないままで、File > Close (Command-W) によって書類を閉じる。す
   ると、オートセーブはすべきことをする。つまり、書類を閉じる前に黙ってあ
   なたが元の書類に施した変更を自動保存する。けれどもここで、そのついさっ
   き施した変更であなたがひどい間違いをしていたことに気付いたとしよう。あ
   なたは、これをもとに戻さなければいけない、と考える。普通ならば問題なく
   それはできる。なぜなら、オートセーブ機能はバージョン機能と手に手を取っ
   て働いているので、前にあったいろいろのバージョンにも戻れるからだ。でも、
   今回の場合、あなたは運が悪かった。

   なぜ前のバージョンに戻れないかを調べようとして、あなたはもう一度その書
   類を開いて、今度はそのウィンドウのタイトルバーにある書類の名前の上にポ
   インタを持ってきて、その脇に小さな下向きの三角形を表示させる。ここから、
   バージョン機能にアクセスするのだ。その三角形をクリックするとメニューが
   ドロップダウンするが、そのメニューで Browse All Versions を選ぶ。けれ
   ども残念なことに、それをしても以前のバージョンはありませんというメッセー
   ジが出るだけだ。何だって? そんな訳ないだろう! いったいなぜ以前のバー
   ジョンがないのか?!

   そうなったのは、次のような事情だ。バージョン機能は、その書類の各バージョ
   ンを、.DocumentRevisions-V100 という名前の不可視ディレクトリ(その書類
   を含むディスクのルートレベルにある)の中に保存する。けれども、どんな理
   由からかは分からないが、Lion は非 HFS+ ボリューム上にそのディレクトリ
   を作成することができない。ネットワークボリュームについては、何か他の問
   題があるはずだと思われるが、それはアクセス権に関する問題かもしれないし、
   あるいはネットワークマウントされたディスクが、実際にはそのディスク上の
   どこかにある単なる一つの共有フォルダに過ぎないという事実に関係している
   のかもしれない。いずれにしても、ネットワークボリューム上、または HFS+
   以外でフォーマットされたボリューム上に保存された書類で作業する際には、
   実は「バージョン」機能が全く働かない。

   いったいどうして Lion はそのことをユーザーに告げないのか、と不審に思え
   るかもしれない。いや、事実、Lion はそれをするのだが、ユーザーがそれを
   告げられることになるのは、_明示的に_ File > Save a Version を選ぶか
   Command-S を押すかした後でその書類を閉じた場合だけだ。だから、これこそ、
   本物のバグだ。オートセーブ対応のアプリで書類を作り、それに変更を施して、
   バージョン機能に対応していないボリューム上に保存して、閉じると、Lion
   は黙ったままだ。そのファイルを開いて、変更を施し、閉じる、ということを
   何度繰り返しても、あなたはバージョン機能で保護されないという警告は一度
   も現われない。けれども、その書類を開いて、変更を施し、Command-S を押し
   てバージョンを保存すると、その次にその書類を開いた際に、Lion はあなた
   に対してこの書類がバージョン機能に非対応のボリューム上に保存されている
   という警告を告げる。

<http://tidbits.com/resources/2011-09/Versions-warning.png>

   書類を開いたまま終了すると、どうなるだろうか。この場合は少し様子が違う。
   私が Pages で試してみた結果から見た限りで言えば、書類を作って非対応の
   ボリューム上に保存し、変更を加え、それから何もせずにアプリを終了すると、
   オートセーブは書類の現在の状態を保存し、バージョンはその書類の当初の状
   態を保存する。おそらくこれは Lion の再開機能(この機能はファイルの隠し
   バージョンをファイル名の冒頭にピリオド文字を付けて書類のディスクのルー
   トレベルに置く)の働きの一部なのかもしれない。その後書類を開いて、変更
   を加えて、終了する、という手順を何度繰り返しても、オートセーブは次々と
   書類のその時の現状を保存するけれども、バージョンは当初のバージョンから
   先に進むことはない。このことは、書類自体を開いた場合も、あるいは再開機
   能によって Pages が自動的にその書類を開いた場合も同じ結果になる。でも、
   もしも終了せずに書類を閉じ _よう_ とすれば、Lion は適切に警告する。

   要するに、非対応のボリューム上に保存された書類に対してバージョン機能が
   警告なしに働きを止めるのは、明示的に保存せずに書類を閉じた場合か、また
   は明示的に閉じずに終了した場合だ。この挙動に合理的な説明はつかない。な
   ので、私としてはこれはバグだと思わざるを得ない。

   Apple がこれを解決できる明らかな方法は、単純にバージョン機能を改訂して
   ネットワークボリュームや HFS+ 以外でフォーマットされたボリュームでも働
   くようにすることだ。でも、その方法が簡単でないとすると、Apple としては
   少なくとも、オートセーブされた書類がバージョン機能で保護されない場合に
   はそれが閉じられるか終了するかした際にユーザーに対する警告を出すべきだ
   ろう。(警告ダイアログには既に Don't Show This Message Again チェック
   ボックスがあるので、余計な警告が煩わしい心配はほどんどないだろう。)け
   れども、さらに追加の通知があればなおさら良いと思う。個人的に、私はバー
   ジョン機能の現状はあまりにも隠され過ぎていると思わざるを得ない。なので、
   これはちょっと細か過ぎる提案と思われるかもしれないが、書類のタイトルバー
   にあるバージョン機能のドロップダウンメニューの三角形の上に、小さな赤い
   X 印を表示するというのはどうだろうか。あるいは、メニュー自体の中で、
   Browse Previous Versions 項目を代わりに Disk Doesn't Support Versions
   といったような項目で置き換えてもよいと思う。

   また、ここではいくつかワークフローに関する教訓も学べる。まず第一に、例
   えばあなたの会社が社内サーバに文書のテンプレートを含んだ Pages ファイ
   ルを保存して、誰でもそれを開いて、編集し、印刷し、閉じることができるよ
   うにしていたとしよう。加えられた変更は保存されるべきではない。なので、
   あなたはすべての関係者を教育して決して保存しないようにと教え込んでいた
   とする。(もちろん完全に守らせるのは困難だが、ポリシーとしては理解でき
   る。)Lion では、Pages がそれらの変更を自動保存してしまい、テンプレー
   トが台無しになる。そこで、ワークフローを変更することが必要となる。まず、
   それらの書類をロックしておく。これは、Finder でそれらの書類を選択して
   から、Command-Option-I を押し (あるいは Option キーを押しながら File >
   Show Inspector を選び)、Locked チェックボックスをチェックすればよい。
   その後は、誰かがその書類を開いて変更を加えようとすると、ロックを外すか
   書類を複製するかするように求められるようになる。それに対して、使う人は
   書類を複製して、変更を加え、印刷し、それから保存をせず複製を閉じるよう
   にする。

   もう一つ別のシナリオとして、人々がテンプレートを開いたら、Save As を使っ
   て書類のコピーを作り、そのコピーの方を変更して持ち続けていてもよい。さ
   らに良い方法としてテンプレートをひな形の書類にしておくこともできる。
   Finder の「情報を見る」ウィンドウで「ロック」チェックボックスのすぐ上
   にある「ひな形」チェックボックスを使えばよい。ひな形の書類を開くと、
   Finder は瞬時にそのコピーを作ってコピーの方を代わりに開く。

   オートセーブとバージョンへの移行によって大きく変わるワークフローがもう
   一つある。それは、自宅の Mac と仕事場の Windows ベースの PC の両方で使
   うファイルを保存するために USB フラッシュドライブを使うと問題が起こる
   可能性があることだ。その種のドライブは HFS+ でフォーマットされていずに
   バージョン機能の恩恵を受けることができないことが多いからだ。私たちは、
   特に USB フラッシュドライブの大ファンという訳ではない。ファイルの移動
   方法としては電子メールや Dropbox でファイルを共有する方が優れていると
   いう気がずっとしていたし、また TUAW からは毎日の仕事に USB フラッシュ
   ドライブを使うのが賢明とは言えない理由を列記した記事が出ている。もしも
   あなたが現在 USB フラッシュドライブに依存して仕事をしているのならば、
   一度 Dropbox を調べてみるか、あるいは少なくともそのドライブ上のファイ
   ルで直接作業をするのではない方法を考えてみるのがよいだろう。

<http://www.tuaw.com/2011/09/07/reasons-why-usb-thumb-drives-are-the-wrong-choice/>
<http://www.dropbox.com/>

   同じように、もしもあなたがデジタルカメラのメディアカードの上で直接写真
   の編集作業をするのに慣れているのならば(私たちにはちょっとそのやり方は
   変な気がするが)その作業を Preview でするのは止めよう。Preview はオー
   トセーブに対応しているからだ。そもそもそういう習慣はこれを機にすっかり
   止めることをお勧めしたい。

   私たちをデータ喪失から保護するために作られたテクノロジーであるはずのオー
   トセーブ機能とバージョン機能が、実世界のいろいろのシステムやテクノロジー
   と相互作用する際に、現実に良いデータが悪いデータで上書きされる危険を増
   してしまうようになってしまっているのは残念なことだ。Apple にはぜひとも
   技術的な問題に対処してもらいたいが、一方でこれらの新しいテクノロジーを
   最大限に使いこなせるように自分たちの挙動を修正して行くのは私たち自身の
   肩にかかっているとも言える。


   ----
   コメントリンク: <http://tidbits.com/e/12483#comments>
   Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/12483>


Eudora から電子メールを変換: なぜ私はもうあの P.O. に住んでいないか
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     文: Adam C. Engst <ace @ tidbits.com>
     原文記事: <http://tidbits.com/e/12382>
     訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>
     訳: 亀岡孝仁 <takkameoka @ kif.biglobe.ne.jp>

   もう数年も前から、私は電子メールを Eudora から他へ変換する方法について
   記事を書くのをためらい続けてきた。その期間中ずっと、毎日の電子メールの
   道具として、私は Gmail を使っていた。ただし、あの素晴らしい Mailplane
   を通じてだが。(2011 年 3 月 16 日の記事“禅と Gmail 技術、第一部: な
   ぜ私は切り替えたか”参照。)けれども、もう 18 年間も Eudora を使ってき
   た私は、単純にすっぱりと Eudora をやめる訳にはいかなかった。問題点が二
   つあった。私は Gmail が気に入っていたけれども、Eudora にできて Gmail
   にできないこともいくつかあるという事実が一つ、また、私のコンピュータ上
   の Eudora フォルダの中に何十万通というメッセージが貯えられていることが
   もう一つだ。

<http://mailplaneapp.com/>
<http://tidbits.com/article/12036>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1068.html#lnk4>
   "禅と Gmail 技術、第一部: なぜ私は切り替えたか"

   そこで、私は少しずつ Eudora を使い続けることにした。例えば DealBITS の
   当選者のお知らせなどのバルク送信(Gmail で一通のメッセージを 900 人の
   受取り人にあてて送信することができるとはとうてい思えない)に使ったり、
   毎週の TidBITS 号を Eudora ウィンドウの中でスペルチェック(Eudora のス
   ペルチェッカーは Mac OS X のスペルチェッカーが見逃すようなスペルミスを
   キャッチしてくれることがあるので)したり、また時々は何年も前に遡る古い
   メッセージを探し出したりするのに使っている。

   そこに Mac OS X 10.7 Lion が登場して、Eudora は退場することとなった。
   これまでは PowerPC ソフトウェアが Intel ベースの Mac でも走れるように
   する Apple の巧妙なソフトウェア、Rosetta があったけれども、Lion では
   Rosetta がなくなったからだ。(2011 年 5 月 6 日の記事“Lion に備える:
   お持ちの PowerPC アプリケーションを見つけよう”参照。)バルク送信につ
   いては、新しい TidBITS 出版システムに追加された機能のお陰で Eudora を
   使う必要がなくなった。また、スペルチェックの別方法はなくてもまあ我慢で
   きる。(いずれ、Spell Catcher も試してみようと思っている。)けれども、
   私が保存している電子メールを Eudora から何か他のプログラムへ移動させる
   ことはぜひとも必要だった。もちろん、保存されているメールボックスをその
   ままテキストファイルとして BBEdit で読むことは可能だろうが、それは馬鹿
   馬鹿しい解決法というものだ。確かに、もしも私が過去 18 年間にわたり POP
   でなく IMAP を使っていたとしたならば、単に別の電子メールプログラムで私
   の IMAP を指定するだけで何の問題もなく移行できていただろう。けれども他
   の多数の Eudora ユーザーたちと同じく、私は POP を使っていた。なぜなら、
   長い間 IMAP は比較的稀なものであったのだし、IMAP がより一般的に利用さ
   れるようになってからも、Eudora が並み以上に優れた IMAP クライアントと
   なることは一度もなかったからだ。[訳者注: POP は Post Office Protocol、
   直訳すれば「郵便局プロトコル」です。]

<http://tidbits.com/article/12156>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1076.html#lnk1>
   "Lion に備える: お持ちの PowerPC アプリケーションを見つけよう"
<http://www.rainmakerinc.com/>

   問題は、私の Eudora Folder の中には百万通にも近づこうかという大量のメッ
   セージと、何千もの添付ファイルが、互いにネストした 600 以上のメールボッ
   クスの中に貯えられていることだ。私の Eudora Folder のサイズは 8 GB 近
   くに達し、18 年以上の年月と、数え切れないほど多数の Eudora アップデー
   ト、それに Mac から Mac へ繰り返し移動させられてきた歴史を経て、有機的
   に成長してきている。だから、多くのファイルのその奥には、きっと破損した
   ファイルも隠れていることだろう。でも、私の Eudora アーカイブは他の大多
   数の人のものより大きいかもしれないけれど、私と同程度に長い期間にわたっ
   て Eudora を使ってきた人はきっと多いだろうし、そういう状況下ではやはり
   ファイルの破損の可能性があり、それが読み込みツールにとって重大な障害に
   なることは十分に考えられる。

   Eudora から他のプログラムへメールを変換する際には、二つの側面を考慮す
   る必要がある。どうやって変換するかという問題と、最終的にどこに落ち着か
   せるかという問題だ。このことが、私にこれほど長い間この記事を書くのをた
   めらわせた原因の一部となった。変換ユーティリティにはいろいろと違ったも
   のがたくさんあるし、また移行する先のプログラムの選択肢もさらにたくさん
   あるからだ。さらに悪いことに、行き先のプログラムの中には特定の変換ユー
   ティリティしか使えないものもあって、そういうものについては両者を完全に
   独立に扱う訳にはいかない。

   ここでお断りしておきたいが、この記事では Eudora フィルタやアドレスブッ
   クの変換については、たとえそれが可能かもしれないという状況であっても、
   一切触れないことにした。私としては、そこはぐっと歯を食いしばって、新し
   いプログラムで一から設定し直すことをお勧めする。あなたのメールボックス
   階層とそれに相応したフィルタをすっきりと作り直し、アドレスブックは送信
   者から自動的にキャプチャされるものによって新たにデータを流し込むべきだ。
   (私が Gmail でフィルタを扱う方法については、2011 年 3 月 16 日の記事
   “禅と Gmail 技術、第二部: ラベルとフィルタ”参照。)確かに手間はかか
   るけれど、その方がずっとクリーンな、より分かりやすいフィルタとアドレス
   ブックで、何年分も溜まったもはや無効なアドレスが重荷となることもないよ
   うなものが出来上がることだろう。

<http://tidbits.com/article/12037>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1069.html#lnk5>
   "禅と Gmail 技術、第二部: ラベルとフィルタ"

   そこで、この記事は次のような構成にしたいと思う。あなたが必要とする情報
   を探すには、記事の中で多少あちこちジャンプしながら読まなければならない
   かもしれない。まず第一に、あなたの Eudora アーカイブをどのように使うの
   かを決断する必要がある。あなたはそれを現在使っている電子メールクライア
   ントに全部読み込ませたいのか? もちろん、これを判断するためにはあらか
   じめ Eudora から何か別のクライアントへ切り替えて、そちらのクライアント
   で毎日の電子メールの必要を満たせるようになっていなければならない。ある
   いは、あなたの Eudora アーカイブを、電子メールのアーカイブ専用のアプリ
   ケーションの中へ読み込ませておく方があなたの好みだろうか? この場合は、
   現在何を使って電子メールを読んでいるのかは関係ない。だから、あなたが電
   子メールをどのプログラムに切り替えようとも、Eudora に長年溜まった古い
   メッセージのことは一切気にせず、クリーンに切り替えることができる。

   すべてを現在の電子メールクライアントに読み込ませたいと思う方のためには、
   最もふさわしいと思える選択肢を以下で詳しく紹介したいと思う。私が紹介し
   なかったプログラムをお使いの方も、私が説明する手順をもとに、あなたのプ
   ログラムではどうすればよいかきっと推察して頂けると思う。私が以下で紹介
   するのは、Apple Mail、Thunderbird (および、Thunderbird に基づいて作ら
   れた Postbox と、Eudora Open Source Edition についてもいくらか注目して
   みた)、MailForge (これを取り上げるのはただ、これがもっぱら Eudora に代
   わるものとして宣伝されていることが理由だ)、それと Gmail だ。これらのプ
   ログラムそれぞれに、変換がどの程度うまく行くかという点に、主として重点
   を置いて説明したい。皆さんが既にどれかをお使いならば、そのプログラムの
   強みと弱点については既にご存じだろうと思うからだ。(これについては後で
   も触れるが、たとえあなたが普段の電子メールプログラムとして Apple Mail
   を使うつもりがなくても、とりあえずあなたの Eudora アーカイブを Apple
   Mail に読み込ませておくのは有益なことだ。将来、他のプログラムとの間の
   媒介として役に立つこともあるだろうからだ。)

   アーカイブ専用のアプリケーションについては、以下で MailSteward、Mail
   Archiver X、EagleFiler、それに DEVONthink Pro Office について検討する。
   これらのプログラムについては、変換の品質も重要ではあるが、皆さんが既に
   それをお使いだと仮定することはできないので、そのプログラムの使い勝手に
   ついても触れておきたい。(もちろん、既に EagleFiler や DEVONthink Pro
   Office をお使いの方には、その点が選択の際に重要な考慮の材料となるだろ
   う。)そして記事の最後に、私が試したいくつかの変換専用ユーティリティを
   紹介してみた。Eudora Mailbox Cleaner、Eudora OSE の EudoraExport、それ
   に Emailchemy だ。この部分は、印刷された雑誌ならばサイドバーに入るよう
   な内容だと思って頂きたい。

   私が以下に述べるテストがすべて、10.6 Snow Leopard の下で行なったもので
   あることもお断りしておかなければならない。そうすることで、移行する前の
   Eudora 内のメールボックスの挙動と比較することができたからだ。また、中
   には Lion では動作しないものもある。一般的に言って、変換の作業は Lion
   にアップデートするよりも前にあらかじめ済ませておくことをお勧めしたい。
   ただし、もしあなたが既にアップグレード済みだったとしても、まだ選択肢は
   存在する。最後にもう一言。どのような方法で変換をするにしても、変換作業
   に時間がかかることと、少なくともあなたの Eudora Folder と同程度以上の
   ディスクの空き容量が必要となることは、知っておいて頂きたい。だから、ま
   ずはあなたのハードディスクをクリーンアップして十分な空き容量を確保して
   から、必要なら夜通し変換作業を走らせよう。また、私の場合、Mac Pro に搭
   載の SSD を使ったことで、ハードディスクに比べて大幅に変換のパフォーマ
   ンスが良かったことに気付いた。


**変換前のクリーンアップ作業** -- あなたの Eudora メールの変換作業を始め
   る前に、あらかじめ二つのクリーンアップ作業をしておくことをお勧めする。
   (さらにあともう一つお勧めしたいこともあるが、それは記事の終わり近く、
   Eudora Mailbox Cleaner セクションで議論することにしたい。)まず第一に、
   Eudora はあなたのメールボックスをストレートなテキストファイルとして管
   理するが、個々のメールボックスからどのメッセージが削除されたかの追跡は
   目次によって行なう。この目次は、その個々のメールボックスファイルのリソー
   スフォークの中か、または別個の .toc ファイルの中に置かれている。そこで、
   メールを変換する前に、メールボックスを圧縮する、つまり削除済みのメッセー
   ジでまだ実際のメールボックスファイルからは消去されていないものが他のメッ
   セージと一緒に書き出されないようにする必要がある。一つのメールボックス
   でこれをするには、メールボックスウィンドウの右下の隅(もしもプレビュー
   パネルが開いていれば右側の真ん中あたり)にあるボックスをクリックする。
   このボックスは、選択されたメッセージの数、メールボックス中のメッセージ
   の数、メールボックスのサイズ、それから削除済みのメッセージによって浪費
   されている容量を示す数字を表示しているが、この最後の数字が 0 でなけれ
   ば、あなたが削除したメッセージでまだメールボックスファイルから消去され
   ていないものが存在することが分かる。もちろん、何百もあるメールボックス
   の一つ一つでこのボックスをクリックするのは馬鹿げている。すべての Eudora
   メールボックスを圧縮するには、これを Option-クリックする。(そしてしば
   らく Eudora に働く時間を与えよう。)

<http://tidbits.com/resources/2011-09/Eudora-compress-mailboxes.png>

   第二に、もしもあなたの Eudora Folder が私と同じくらい古いものなら、そ
   れはクラシック Mac OS の時代からあったはずだ。あの時代には、ファイル名
   の中に文字 "/" を用いても何の問題もなかった。もしもあなたが(私と同じ
   ように)メールボックスの名前のどこかに "/" を入れているなら、変換作業
   の前にあらかじめそれを改名しておくべきだ。ユーティリティによっては、こ
   の文字 "/" に気付くと新規のメールフォルダを作成してしまうものがある。
   Unix ディレクトリと誤認してしまうからだ。私の Eudora Folder の中にある
   すべてのフォルダでこの問題を修正するために(全部をいちいち手で修正する
   のは避けたかったので)私は下の写真のようにすべてのスラッシュ文字をダッ
   シュ文字で置き換える Automator ワークフローを作成して、私の Eudora
   Folder の中にある Mail Folder にそれを適用した。(これはあまりにも安直
   なワークフローだったので、私はわざわざそれを保存することもしなかった。
   あなたが欲しいことをするためには、もう少しワークフローの設定を調整する
   必要があるかもしれない。メールボックスを改名する前に、必ず Eudora を終
   了しておくよう注意しよう。)

<http://tidbits.com/resources/2011-09/Automator-rename-files.png>


**Apple Mail** -- Apple Mail は Eudora 読み込み機能を内蔵していて、最も
   分かりやすいやり方であなたの Eudora アーカイブを読み込むことができる。
   もしもこれが唯一の方法だったならばいちおう許容範囲にあると言えるのかも
   しれないが、私がテストした限りでは、少なくとも非常に古いメールボックス
   のいくつかは変換することができなかった。それらのメールボックスを読み込
   みはしたけれども、添付ファイルや、メッセージのステータス、ラベルなどは
   持ち込まれなかった。さらに悪いことに、多くのメールボックスで、メッセー
   ジを重複させてしまっているようで、ちょうど半数のメッセージが完全に空メッ
   セージとなっていた。とても気に障ったが、修正するのは簡単だった。問題の
   メールボックスを選択してから、メールボックス > 再構築 を選ぶだけだ。以
   上のテスト結果は主に Snow Leopard の Apple Mail 4.5 によるものだ。Lion
   の Apple Mail 5 でも少量の読み込みをテストしてみたところ、こちらはどう
   やら正しく動作したようだったが、古いハードディスクベースの MacBook と
   私の SSD ベースの Mac Pro との違いのお陰で動作速度が非常に遅かった。

<http://tidbits.com/resources/2011-09/Mail-partial-import.png>

   Apple Mail はまた Unix メールボックスファイルも読み込むことができる。
   だから問題は、どうすれば Eudora メールボックスファイルを Unix メールボッ
   クスファイルに変換できるかということだ。(これら二つのフォーマットはよ
   く似ているが、同じではない。)そのためにはいろいろの選択肢がある。例え
   ば独立動作のプログラム Emailchemy や、Eudora OSE の内部に埋め込まれて
   いるユーティリティ EudoraExport もそれができる。私は EudoraExport を使っ
   て Unix メールボックスファイルを作ってみたが、運良くうまく行った。
   EudoraExport は、次に説明する Eudora Mailbox Cleaner よりもずっと多数
   のメッセージを変換できると称しているが、Apple Mail 内蔵の Eudora 読み
   込みと同様に非常に古いメールボックスのいくつかでは正しく変換できなかっ
   た。EudoraExport は、添付ファイルをそれぞれのメッセージと正しく対応付
   けすることはできたけれども、メッセージのステータスやラベルは失われた。
   私が Emailchemy を使わないことに決めた理由はこの記事の終わり近くで説明
   する。

   全体的に見て最も良い結果が得られたのは、Eudora Mailbox Cleaner だった。
   これは、添付ファイル、メッセージのステータス、ラベル(カラーとして)な
   ど、すべてを変換することができ、読み込みは直接 Apple Mail の中へ行なわ
   れた。最も気に障ったのは、こうして読み込まれたメールボックスの中にある
   メッセージを Apple Mail が認識するためにはまずそのメールボックスを選択
   してから メールボックス > 再構築 を選ばなければならなかったことだ。多
   数のメールボックスを一度に再構築することもできる。ただし、再構築 を選
   んだあとは必ず別のものを選択し直しておくことを忘れてはならない。そうし
   ないと、Mail は選択されたメールボックスすべてで常時メッセージの個数を
   再計算し続けるので、膨大な CPU パワーが浪費されるからだ。また、Eudora
   Mailbox Cleaner が正しく動作するようにするためには少々準備が必要だった。
   このことについては、記事の終わり近くの Eudora Mailbox Cleaner セクショ
   ンを参照して頂きたい。

<http://tidbits.com/resources/2011-09/Eudora-Mailbox-Cleaner.png>

   結局のところ、以上三つの方法のいずれも、おそらく許容範囲の結果を提供し
   てくれるだろう。ただしそれは、あなたの Eudora アーカイブに破損した個所
   があってメールボックスのいくつかが読み込めないという事態が起こらないこ
   とと、添付ファイルがきちんと保持されなくてもあなたが気にしないこと、と
   いう条件付きでの話だ。もしもあなたが添付ファイルがきちんとしていて欲し
   いと思うのならば、EudoraExport か Eudora Mailbox Cleaner のいずれかを
   選ぶべきだろう。時間とディスク容量が十分にあるのならば、両方の方法で変
   換してみて、Apple Mail 内部で両者の結果を比較してみることをお勧めする。

   Apple Mail についてはもう少し言いたいことがある。Apple Mail はすべての
   Mac ユーザーのハードディスクにあることが保証されているので、これをあな
   たが保存していた Eudora メールの収納場所と考えるのも十分妥当なことと言
   えるだろう。たとえあなたが別の電子メールクライアントを使うにしても、そ
   れによって古いメールと新しいメールとが切り離されてしまう訳だから、保管
   場所を用意しておく価値はある。

   本格機能の電子メールクライアントとして、Apple Mail はあなたが古いメー
   ルをブラウズしたり検索したりするために必要なすべての基本的機能を備えて
   いる。私はずっと以前から Apple Mail の検索機能でトラブルに悩まされてき
   たが、どうやら Lion でその点がずいぶん改善されているようで、検索におい
   て複数の検索条件を使うためのオプションが数多く追加され、選択されたメー
   ルボックスのみでなく複数のメールボックスを含んだフォルダ全体で検索する
   こともできるようになった。それでも、私は Apple Mail の検索は速度が比較
   的遅いと思う。全く使えないというほどではないが、Gmail の電光石火の検索
   に慣れてしまった私には苦痛に感じられる。最後に、Apple Mail の検索機能
   をさらに拡張したければ、スマートメールボックスを使えばよい。さらなる柔
   軟性がそこには提供されている。

   あなたの Eudora アーカイブの移行先として Apple Mail を使うことのおそら
   く最も重要なポイントは、そこに電子メールを保管しておくことで将来何か他
   のプログラムに移行したいと思った場合に便利になる可能性が高いことだ。
   Apple Mail からの読み込みは、何と言っても、Unix メールボックスファイル
   からの読み込みよりも一般的なものだろう。その上、Apple Mail は良い IMAP
   クライアントでもあるので、Apple Mail 内のローカルなメールを IMAP サー
   バへコピーすることができ、そうすれば他のどんな互換 IMAP クライアントで
   もそれらのメールにアクセスできるようになる。


**Thunderbird (および Postbox と Eudora OSE)** -- Mozilla の Thunderbird
   は最も人気ある電子メールプログラムの一つだ。それはこれがオープンソース
   であることにもよるが、同時にまたオープンソースであるために、そのコード
   は他の電子メールクライアント、特に Postbox ($29.95) と、クラシックな
   Eudora の公式な後継者たる Eudora Open Source Edition (Eudora OSE) にも
   使われている。

<http://www.mozilla.org/thunderbird/>
<http://www.postbox-inc.com/>
<https://wiki.mozilla.org/Eudora_OSE>

   Thunderbird と Postbox は、Eudora と Apple Mail から直接読み込みができ
   ると称している。けれども Thunderbird の Eudora 読み込みはほとんど何も
   できなかった。私の保存してあるメールの階層フォルダ構造に似たものを作る
   ことはできたが、そのフォルダの中には実際のメッセージが入っていなかった。
   Postbox はその Eudora 読み込み機能を「実験的」なものと位置付けているが、
   私の場合その機能は「壊れて」いた。なぜなら、何度読み込ませようとしても
   Postbox は毎回即座にクラッシュしたからだ。ややこしいことに、Eudora OSE
   では Thunderbird の読み込みコードを独自の EudoraExport ユーティリティ
   に分離させているが、EudoraExport は Eudora から Eudora OSE へメールの
   読み込みをすることができない。その代わりに、EudoraExport は私の Eudora
   アーカイブをもとに Unix メールボックスを作成したが、それをどうすれば
   Eudora OSE に持ち込めるかについては何の説明もなかった。Apple Mail から
   の読み込みは、別の意味でうまく行かなかった。なぜなら、Thunderbird は私
   のアクティブな IMAP アカウントからのメールのローカルなコピーしか読み込
   まず、変換した Eudora アーカイブからは何も読み込まなかったからだ。

   Thunderbird が Unix メールボックスファイルから読み込めないのには驚かさ
   れた。けれども間もなく私は Kaosmos の ImportExportTools アドオンがこの
   難点を解消してくれることを見つけ出した。ImportExportTools は Eudora OSE
   の EudoraExport で作成しておいた Unix メールボックスファイルを見事に読
   み込んだ。添付ファイルもきちんと保持されていた。けれども残念ながら、メッ
   セージのレベルでは正確に読み込まれたものの、ImportExportTools は階層的
   なフォルダ構造を EudoraExport が作成した通りに保持することができず、私
   の 610 個のメールボックスの内容すべてを同じレベルに置いたので、結果的
   にほとんど使い物にならなかった。ImportExportTools を使って私の Apple
   Mail 電子メールアーカイブ内にある .eml ファイルを読み込ませようとする
   と Thunderbird では惨めな失敗に終わったし、私は ImportExportTools を
   Postbox の中で動作させることができなかった。ひょっとしたら、私はただ、
   望むことを Postbox にさせる方法を見出す前にフラストレーションのあまり
   諦めてしまっただけなのかもしれないが。

<https://nic-nac-project.org/~kaosmos/mboximport-en.html>

   最良の結果を生み出してくれたのは、ここでもまた Eudora Mailbox Cleaner
   だった。これは、メールを直接 Thunderbird の中へ読み込むこともできる。
   その結果は Apple Mail の場合と同じ程度に良く、メッセージのステータス、
   ラベル、添付ファイルがすべて保たれ、メールボックスやフォルダの階層構造
   もきちんと保持された。

   結局、もしもあなたが Thunderbird、Eudora OSE、あるいは Postbox を使い
   たいなら、Eudora Mailbox Cleaner を使って Thunderbird に読み込ませると
   よい。Eudora OSE は Thunderbird とメールボックスを共有するので、いつで
   も即座に切り替えることができる。Postbox については、理論的にはメールボッ
   クスを Thunderbird から Postbox へ Finder 経由で移すことが可能なはずだ
   が、私の場合それがうまく行かず、最後には自分の Postbox プロファイルを
   放り出して、Thunderbird からあらためて読み込み直させる羽目になった。そ
   れから終了して再び起動させると、クラッシュしたのでもう一度起動させると、
   その後は問題なく動作した。Postbox は Thunderbird に比べて表面上はずっ
   とクリーンで現代的に見えるけれど、テストしてみると私は Postbox の方で
   さまざまの問題点に遭遇した。なので、使用される場合には、ちょっと慎重に
   扱うことをお勧めしたい。

<http://www.postbox-inc.com/support/importing_from_thunderbird>


**MailForge** -- $19.95 の MailForge は Infinity Data Systems の製品だが、
   これはクラシックな Eudora の見栄えと動作を備えた現代的な電子メールクラ
   イアントを作り出そうという独立の取り組みだ。類似のメッセージを探すため
   に Option-クリックするという、あの驚くべき機能まで再現されている。ここ
   でもやはり、私は電子メールプログラムとしてのレビューを書くつもりはない。
   (少し使ってみただけだが、ちょっともっさりしているような印象を受けた。)
   ただ、MailForge の Eudora 読み込みはかなりきちんとしていた。読み込みに
   失敗したのは Apple Mail や EudoraExport も失敗した非常に古いメールボッ
   クスだけであった。添付ファイルはきちんと持ち込まれたが、メッセージのス
   テータスやラベルは失われた。

<http://www.infinitydatasystems.com/products/mailforge/>

   MailForge にはまた実験的サポートとして Apple Mail からの読み込み機能も
   装備されているが、これは一度に一つのメールボックスしか読み込めない。こ
   れでは私の Eudora アーカイブ全体の読み込みには使い物にならない。その上、
   私が読み込ませてみたメールボックスでは、すべてのメッセージの日付が同じ
   ものになっていた。(もちろん Apple Mail では正しい日付になっていた。)
   この Apple Mail 読み込み機能はパスしておいて、MailForge を使うのならば
   Eudora 読み込みのみにしておくのが賢明だろう。


**Gmail** -- 最後に、巡り巡って私は自分の Eudora メールを Gmail に読み込
   めるのかどうかという疑問に立ち戻った。このテストのために、私は自分の持っ
   ている二つ目のアカウントを使った。私のメインのアカウントには私の Eudora
   アーカイブ全部を保持できるほどの空き容量がなかったからだ。ただし、Google
   から追加のストレージ容量を購入してもそれほど高くつかない。年額 $5 だけ
   払って 20 GB を確保しておけば、私の必要を十分に満たせたであろう。

<https://www.google.com/accounts/PurchaseStorage>

   私にとって残念なことに、私は通常バージョンの Gmail を使っていて、Google
   Apps に焼き固められたバージョンを使っていなかった。別に費用が問題だっ
   たのではない。Google Apps はそれほど高価ではないし、おそらくユーザーア
   カウント 10 個までという無料バージョンでの制限も私は満たすことができた
   ろう。そうではなくて、問題は私が多数の電子メールサービスを走らせている
   ことで、その多数の上にさらに Google Apps まで持ち込めば混乱が増すだけ
   だろうという気がしていたのだ。今回の場合不幸なことに、Google Email
   Uploader for Mac というアプリケーションがあって、聞くところによれば
   Eudora、Apple Mail、Thunderbird から Gmail への読み込みをかなりうまく
   こなせるとのことだったが、残念ながらこれは通常バージョンの Gmail では
   動作しない。それは、そのアプリケーションに問題があるのではなくて、ただ
   Google が Google Apps バージョンにあるような読み込みのためのフックを、
   通常バージョンでは有効にしていないことが理由だ。おそらくそれは、有効に
   すれば使用度が大幅に上がる(そのためさらなるテストが必要となる)からな
   のだろう。

<http://code.google.com/p/google-email-uploader-mac/>

   そういう訳で、通常バージョンの Gmail を使っている私たちにとって、選択
   肢は三つある。まず第一に、理論的には無料の Google Apps アカウントにサ
   インアップしてから、Google Email Uploader for Mac を使ってすべての電子
   メールを Eudora から読み込み、それから何か IMAP クライアントを使ってそ
   れを通常の Gmail アカウントに移す、ということができる。やってみればう
   まく行くかもしれないが、私は感覚的に、正確度あるいはパフォーマンスの面
   でどこかで破綻するような気がして手を出すことができなかった。

   第二の選択肢は、かなり込み入った方法なので、電子メールシステム管理者の
   経験を積んだような人にしか適さない気がする。Gmail 内蔵の Mail Fetcher
   が、標準的な POP アカウントならばどんなものからでも電子メールを取り込
   むことができるのだ。通常は、これを使って Gmail がリアルタイムで他のア
   カウントからメールを取り寄せるようにする。けれども、あなたの Mac 上に
   POP サーバをセットアップして、EudoraExport で作った Unix メールボック
   スファイルをその POP サーバに読み込み、それから Gmail の Mail Fetcher
   でそれを取り込む、ということも可能かもしれない。もしもあなたがこの方法
   を選ぶならば、まず Cutedge Software の MailServe for Snow Leopard から
   始めることをお勧めする。Apple Mail の On My Mac フォルダから Dovecot
   の IMAP フォルダに転送するか、あるいはファイルを正しい場所へコピーする
   かして、あなたのメッセージを同社の Dovecot サーバに移すことができるか
   もしれない。いったんメッセージが Dovecot サーバに納まれば、あとはそこ
   へ Mail Fetcher を向けるだけでよいだろう。

<https://mail.google.com/support/bin/answer.py?answer=21288>
<http://cutedgesystems.com/software/MailServeSnow/>

   最も現実的なのは第三の選択肢だ。Apple Mail から IMAP 経由で、Gmail へ
   直接のコピーをするのだ。この記事の前の方で、Apple Mail が媒介として役
   に立つと説明したことを思い出して頂きたい。この方法は簡単にできる。単に、
   Apple Mail で一連のメールボックスか、またはフォルダを選択して、それを
   サイドバーにあるあなたの Gmail アカウントへドラッグするだけだ。ただ、
   この方法には一つ大きな問題がある。動作があまりにも遅くて、まるでモデム
   経由で Gmail にアクセスしているのではないかと思えるほどなのだ。私は今
   ここに座って、私のメッセージが転送されるのを眺めているが、どうやら毎秒
   メッセージ一通ずつ程度の速度で運ばれているようだ。全部で 900,000 通ほ
   どのメッセージがあるので、ただぶっ通しで転送するだけで 10 日間以上かか
   る計算になる。何かエラーが起こっても必ずしも私がそこにいて作業を再開さ
   せられる訳ではない(最初にテストを始めた際には 15,000 通目あたりで黙っ
   て作業が停止していた)ので、まあ少なくとも一ヵ月はかかると覚悟しておい
   た方がよいだろう。もちろん、電子メールアーカイブのサイズが小さければもっ
   と早く転送が終わるが、それでもやはり骨の折れる作業であることに変わりは
   ない。

   Thunderbird から Gmail への IMAP 転送でもっとうまく出来たという話を、
   何人かの人たちから聞いた。けれども私がテストした限りでは、Thunderbird
   は特に Apple Mail より速いとも思えなかった。ということはボトルネックは
   Gmail の側にあるのだ。結局、私は自分の Eudora アーカイブを Gmail に移
   すのはあきらめた。

   最後にもう一言。もしもあなたがメールボックスを IMAP 経由で Gmail にコ
   ピーして、あとになってそれが間違いだった(例えばメールボックスの途中で
   転送が終わってしまった)と気付いても、そのメールボックスを Apple Mail
   や Thunderbird の中から削除しようとしては _いけない_。そんなことをして
   も、Gmail の中ではそれらのメッセージからラベルが消去されるだけで、ただ
   検索にかからなくなるに過ぎない。代わりに、Gmail のウェブインターフェイ
   スでフィルタを作成して、そのラベルに合致するメッセージをすべて見つけて
   ゴミ箱に移動するようにフィルタを定義してから、それを既存のメッセージに
   対して走らせればよい。


**MailSteward** -- さて、ここからは電子メールをそれ専用のアーカイブプロ
   グラムで管理する話に移ろう。そのようなプログラムは、電子メールをデータ
   として扱うが、メッセージの送信や受信に必要なさまざまの機能を提供するよ
   うには作られていない。私はまず、MailSteward (バージョンにより $24.95、
   $49.95、$99.95 のいずれか) を試してみた。これは専用の電子メールアーカ
   イブ用プログラムで、独自の Eudora 読み込みツールを含んでいる。デモ用の
   モードでは、MailSteward は 15,000 通までのメッセージしか読み込めない。
   そこで私はいくつか代表的なメールボックスのみを選んでこれを試してみた。

<http://www.mailsteward.com/>

   MailSteward の動作は許容範囲内と言えた。メッセージは SQL データベース
   の中に読み込まれる。メッセージのステータスやラベルが失われるのは当然だ
   が、MailSteward が添付ファイルのリンクを保持すると称しているにもかかわ
   らず、確かに添付ファイルへのリンクは存在していたのに開こうとしてみると
   添付ファイル自体すべて壊れていて使い物にならなかった。これはちょっとひ
   どいけれど、少なくとも私にとってはそれだけで直ちに論外と捨て去る動機に
   はならなかった。(それにもちろん、Eudora の Attachments フォルダを別途
   に管理していた場合は、いつでも必要に応じて手動で添付ファイルを見つける
   ことができる。)

<http://tidbits.com/resources/2011-09/MailSteward.png>

   MailSteward は、保存された電子メールを扱うために、かなり充実した一連の
   機能を提供している。選択されたいくつかのメッセージを印刷、保存、削除、
   または書き出しできる。MailSteward はまた多岐にわたる書き出しオプション
   も提供する。例えば、選択されたいくつかのメッセージの中から電子メールア
   ドレスだけを抽出することもできる。また、メッセージに返信したりメッセー
   ジを転送したりもできる。その際 MailSteward は送信すべきものを(あなた
   のデフォルトの電子メールプログラムに関係なく)Apple Mail へ送る。

   アーカイブ用プログラムにおいては、検索が最重要の機能だ。MailSteward は、
   パワフルな検索機能を提供する。検索条件を保存することも、SQL 検索を走ら
   せることもできる。さらに MailSteward ではメッセージにタグ付けしてタグ
   を検索することさえできる。ただ一つの問題は、検索結果に多数のヒットが出
   た場合、その表示にかなり時間がかかることがある点だ。幸いにも、絞り込ん
   だ検索でヒットが数個しかないような場合は瞬時に表示される。

   私にとって MailSteward がまずかったのは、階層的ブラウザを表示する機能
   がない点だった。私のように何百もの Eudora メールボックスを互いにきちん
   とネストさせて使っている場合は、ナビゲートする際に階層構造が非常に重要
   となる。たとえ検索機能の方がもっと重要だとしても、階層構造が全くないの
   は困る。

   添付ファイルの読み込みの問題と、ブラウズの際に機能が欠けている点、それ
   から全体的に何となく古臭くて不体裁な感じの見栄えがするところを除けば、
   MailSteward を使って間違いはないと思う。私の印象では動作は安定していて
   高速で、既に長年存在しているのであなたのメールを長期間保存しておく場所
   としておそらく妥当なものと言えるだろう。それはそれとして、私自身の好み
   のツールとはとても言えない気がした。


**Mail Archiver X** -- もう一つの電子メール専用アーカイブプログラムが、
   Moth Software の製品、$34.95 の Mail Archiver X だ。これは、Eudora を
   含むさまざまの電子メールから直接読み込むことができ、個々のメールボック
   スを読み込むことも、すべてを一挙に読み込むこともできる。現行バージョン
   2.6 を使ってみて、私は Eudora からの読み込みでは階層構造を保つけれども
   添付ファイルが追跡されず、Unix メールボックスの読み込みでは添付ファイ
   ルを保つけれども階層構造が失われることに気付いた。この件について Moth
   Software の Beatrix Willius に問い合わせてみると、彼女は私に 2.7 のベー
   タ版を送ってくれた。すると、Eudora 読み込みで添付ファイルが正しく持ち
   込まれるようになっていた。さらに彼女は、いくつか Lion 関係のバグの処理
   を終えた後で Unix メールボックスで階層構造が保たれない問題も解消するつ
   もりだと言ってくれた。

<http://www.mothsoftware.com/content/what-mail-archiver-x>

   Mail Archiver X 2.7 のベータ版ではより良く動作するようになり、Eudora
   メールボックスが正しく添付ファイルを含んで読み込まれるようになった。た
   だ、これがベータ版だという感じははっきりと見えた。Eudora 読み込みの際
   にもいくつかエラーを報告したし、スクロールホイールでのスクロールは非常
   に遅いし、矢印キーを押しても反応しないし、ちょっと変わった HTML メッセー
   ジでレンダリングが正しくないこともあった。(これら私が気付いたバグはす
   べて報告しておいた。その後のベータ版で Willius は既にそのいくつかを修
   正してくれている。)

   検索について言えば、検索条件を From 行、To 行、Subject 行、本文、それ
   から添付ファイルに制限することができるが、それらは一度に一つずつしか指
   定できない。だから、例えば「この人からのメールであって添付ファイルの名
   前にこの単語を含むもの」という検索はできない。検索は高速だが、どうやら
   一度に一つずつのメールボックスについてしか検索できないようだ。

<http://tidbits.com/resources/2011-09/Mail-Archiver-X.png>

   プラスの面を言えば、Mail Archiver X にはいくつか独特の機能がある。まず、
   読み込みの際に、日付の範囲を指定して、読み込むべきメッセージをフィルタ
   分けすることができる。また、読み込みに際して到着メッセージに対するいく
   つかのクリーンアップ操作を施すこともできる。あなたのメールボックスにた
   くさんの重複メッセージが出来てしまっている場合は、Mail Archiver X がそ
   れらを見つけ出して重複分を削除することもできる。さらに、さまざまのフォー
   マット、例えば Unix メールボックス、FileMaker、MySQL、それに XML など
   でメッセージの書き出しができる。メールを何かのカスタムデータベースに移
   したい場合など、これらのフォーマットがそのための媒介として役に立つかも
   しれない。

   現在のところ、頻繁にアクセスしたい大きな Eudora アーカイブを扱うために
   Mail Archiver X をお勧めすることはできない。けれどもこれは現在活発に開
   発中であり、開発者も積極的に反応をしてくれているので、将来有力な候補と
   なるかもしれない。


**EagleFiler** -- もっと汎用の書類管理アプリケーションで、電子メールを読
   み込んで保管しておく場所として使えるものもある。その一例が、C-Command
   の製品、$40 の EagleFiler だ。EagleFiler は理論的には Eudora から直接
   メールを読み込めるはずだが、C-Command の Michael Tsai は説明書の中で、
   別のユーティリティを使った方がより良い結果が出るかもしれないと勧めてい
   る。EagleFiler は Unix メールボックスファイルと .eml ファイル (Apple
   Mail や、その他いくつかの電子メールプログラムで個々のメッセージを保存
   するために使われる) の両方を読み込むことができるので、私は Eudora OSE
   の EudoraExport で作っておいた Unix メールボックスファイルが入っている
   フォルダをドラッグする方法を選んだ。

<http://c-command.com/eaglefiler/>

   読み込みは完璧に動作した。EagleFiler はメールボックスの取り込みもかな
   り素早く、フォルダ構造をすべて保つことでブラウジングもし易くしてくれた。
   それから EagleFiler は読み込んだもの全部を索引付けする作業にかかり、こ
   れには相当時間がかかったが、それは驚くことではないし、Activity ウィン
   ドウに残り時間の概数が表示されたのも良かった。いったん索引付けが終われ
   ば、比較的焦点を絞った検索ができる。From、To/Cc、Subject (それから
   EagleFiler 内部で適用されたメモやタグ) での検索もできるが、私の知る限
   り、日付や、添付ファイル名、その他電子メールに特有のフィールドについて
   検索することはできない。

   具合の悪いところもまたいくつかあるが、Tsai は現在その是正のために作業
   中だという。まず第一に、メールボックスをいくつか含むフォルダを選択して
   そこに検索を走らせると、何も見つからない。その代わりに、そのフォルダの
   中のメールボックスをすべて選択しておいてから検索を走らせなければならな
   い。第二に、一つのメールボックスで検索すれば、EagleFiler はヒット数を
   ウィンドウのタイトルバーに表示するけれども、複数のメールボックスで検索
   すると、選択されたメールボックスの名前をリストする(当然タイトルバーに
   は収まらない、下のスクリーンショット参照)ので、ヒット数が見えなくなっ
   てしまう。私が読み込んだメールの量が膨大なので、私には EagleFiler の検
   索が少々遅く感じられた。使い物にならないというほどではないが、一瞬で結
   果が出るとは到底言い難い。それに、メールボックスを切り替えても検索作業
   はそのまま続くので、検索を削除したくてもその検索が終わるまで長時間待た
   なければならないこともある。

<http://tidbits.com/resources/2011-09/EagleFiler.png>

   メッセージは EagleFiler のプレビューパネルでプレインテキストとして読む
   ことができる。けれどもメッセージをダブルクリックしてそれを開こうとする
   と、EagleFiler はそれをあなたのデフォルトの .eml ビューワーに開かせよ
   うとする。通常それは Apple Mail だ。(私の Mac ではそのファイル名拡張
   子を Sparrow が引き継ごうとしたが。)最初私はこのやり方にちょっと当惑
   させられたが、おそらくこれが妥当な方法なのだろう。なぜなら、こうするこ
   とでそのメッセージに手軽に返信したり転送したりできるからだ。もしもその
   メッセージに添付ファイルがあれば、それもそのまま保たれる。しかしここで
   も、EagleFiler 自体の中からその添付ファイルにアクセスすることはできな
   い。いったんそのメッセージを Apple Mail で開けば、そちらからその添付ファ
   イルにアクセスできる。

   私は正直なところ EagleFiler についてどう結論づけてよいのかよく分からな
   い。確かにこれは使いやすく、見た目も良くて、きちんと機能する。これが
   Michael Tsai の作品であるという点も好ましい。彼の作った SpamSieve を私
   は長年称賛してきたし、彼は思慮深くて注意の行き届いたプログラマーだ。け
   れどもまた、EagleFiler は私の膨大な電子メール保管庫を検索するには私の
   期待よりも遅過ぎるし、その結果として私の使用パターンがぎこちなくなって
   しまう。もしもあなたが EagleFiler を既に他の目的に使っているなら(ある
   いはこの種のものを必要としているなら)良い選択になり得ると思う。ただ、
   私としては Eudora から読み込んだ電子メールを保管することを唯一の目的と
   してこれを選ぶことをお勧めできるかどうか、あまり自信がない。


**DEVONthink Pro Office** -- 他の目的でも使えるユーティリティと言えば、
   私自身ある種の書類を DEVONthink Pro Office を使って保存している。そし
   てこれも、Unix メールボックス、Apple Mail、そして Microsoft Entourage
   から電子メールを読み込むことができる。私が初めに一つだけのメールボック
   スでテストした際は、いちおううまく動作して、メールボックスを個々のメッ
   セージに切り分けてくれた。

<http://www.devon-technologies.com/products/devonthink/>

   けれども Eudora からメールの集合体全部を読み込むには、もう少し努力が必
   要だった。DEVONthink Pro Office は Unix メールボックスファイルを読み込
   むことができるけれども、そこには二つ問題点がある。第一に、それがメール
   ボックスファイルだと認識できるためには .mbx またが .mbox のファイル名
   拡張子が使われていなければならない。おそらく、その条件が満たされるには
   Eudora ユーザーの大多数が自分のすべてのメールボックスを改名しなければ
   ならないのだろうと思う。ただ、Automator ワークフローを一つ使うだけで手
   早くそのようにはできるのだが。第二に、そしてこちらの方が大きな問題だが、
   DEVONthink Pro Office は一度にメールボックスを一つずつしか読み込むこと
   ができない。すべてを読み込むことも、フォルダ一つを読み込むことさえでき
   ない。Import ダイアログで Shift-選択して複数のメールボックスを指定する
   ことすらできない。

   ここでもやはり、解決法は Apple Mail を媒介として使うことだ。DEVONthink
   Pro Office では、File > Import > Email を選んでから Mail Source ポップ
   アップメニューで Apple Mail を選ぶことによって、Apple Mail から直接読
   み込むことができる。けれどもその際注意すべきことがある。あらかじめ、
   DEVONthink Pro Office > Install Add-ons メニューを使って DEVONthink Pro
   の Apple Mail プラグインをインストールしておかなければならないのだ。こ
   れをインストールしておかないと、DEVONthink Pro Office は AppleScript
   に頼らざるを得なくなり、これはあまりにも速度が遅くて私が Apple Mail で
   持っていた 1,800 個のメールボックスをリストすることすらできなかった。
   Apple Mail プラグインをインストールしておけば、メールボックスはすべて
   即座にリストされた。(また、このプラグインがあれば、Apple Mail 内部で
   Mailbox > Add to DEVONthink Pro Office を選ぶだけでメールボックスを
   DEVONthink Pro Office に追加できるようになる。ただし、メールボックスの
   フォルダを追加することはできない。)

   そういう訳で、Apple Mail からクリーンに読み込むには、File > Import >
   Email を選び、Mail Source ポップアップメニューから Apple Mail を選び、
   読み込みたいメールが含まれているフォルダを選択して、Archive Mailbox ボ
   タンをクリックする。(Import Mail ボタンは個別のメールボックスにしか使
   えない。)私のテストでは、DEVONthink Pro Office は非常に素早く Apple
   Mail からの読み込みを済ませたが、ただし私の Eudora Folder を一挙に読み
   込ませようとすると、途中のどこかの時点で黙って作業をやめてしまった。そ
   こで第二レベルのフォルダを読み込ませてみたところ今度は動くようになった
   が、それでもいくつか作業に失敗した部分もあって、DEVONthink のログの中
   で接続失敗と記されていることによってのみ見分けることができた。そうこう
   するうちに、私は問題の所在を突き止めた。30,000 通程度以上のメッセージ
   を含むフォルダを読み込もうとすると、タイムアウトしてしまうらしい。その
   ような大きなメールボックスを読み込ませたい場合は、あらかじめ Eudora で
   メールボックスを分割しておくか、あるいは下に記す二つの Terminal コマン
   ドを両方とも使うことで DEVONthink のタイムアウト値を増やしておけばよい。
   それでもやはりフォルダ読み込みに失敗することはあったが、そういうフォル
   ダに対しては大きなメールボックスを個別に一つずつ読み込ませることでうま
   く行った。ただし、パフォーマンスを保つために、メールボックスが一つ済む
   度ごとに終了して再び起動するという手間をかけなければならなかった。残念
   ながら、添付ファイルはすべて失われた。

       defaults write com.devon-technologies.thinkpro2 
MailImport.FetchTimeout -float 120
       defaults write com.devon-technologies.thinkpro2 
MailImport.Timeout -float 120

   電子メールをブラウズする際には、DEVONthink のデフォルトのカラム設定で
   はあまり使いやすいとは言えない。けれども、カラムは簡単にカスタマイズで
   きるので、From、Subject、Date の個々のメッセージでの内容を示したカラム
   を調整して DEVONthink が電子メール風の表示をするように直すことができる。

<http://tidbits.com/resources/2011-09/DEVONthink-Pro-Office.png>

   DEVONthink の検索機能は非常に優れている。データベース全体に対する単純
   な検索はほとんど瞬時だ。間違いなく、私が見たことのある中で最速だ。名前、
   コンテンツ、URL、コメント、あるいはメタデータによって検索に制限を付け
   ることもできるが、From、To、Subject,その他での検索をしたい場合には少
   し紛らわしい。けれども DEVONthink のスピードの速さは、その欠点を補って
   十分に余りあるし、特定のフォルダやメールボックスの中で複雑なクエリーや
   検索をする必要がある場合は別に用意されている Search ウィンドウを使えば
   あなたの必要とするパワーがすべてそこにある。

   そうは言っても、一つ大きな問題があって、そのために私自身は当分の間
   DEVONthink Pro Office を使うことができなくなる。DEVONtechnologies が私
   に述べたところによれば、データベースが 200,000 個か 300,000 個程度を超
   える項目を含むようになればパフォーマンスが低下し始める可能性があるとの
   ことだった。(読み込みのタイムアウトの問題のせいで、私は今のところまだ
   125,000 通程度のメッセージしか読み込んでいない。)将来のバージョンで
   DEVONthink が 64-bit アプリになれば、この制限は消滅するとのことだ。あ
   まり遠くない将来にそのアップデートが出ることを期待したい。

   私が DEVONthink Pro Office を推薦するのをためらってしまう理由がもう一
   つある。これは他の候補に比べて断然高い、$149.95 という価格だ。(廉価版
   の DEVONthink でも AppleScript によるメールの読み込みはできるが、十分
   高速に読み込める Apple Mail 統合機能はない。)もちろん、あなたがもしも
   既に DEVONthink Pro Office を使っているのならばこれは何の問題にもなら
   ないし、それにあなたがもしも私のように巨大な量のメールを持っているので
   ないならば、おそらくあなたには読み込みのタイムアウトの問題も、また大き
   過ぎるデータベースによるパフォーマンスの問題も起こらないだろう。

   さて、次に、私が使ったいくつかの変換プログラムについて見てみよう。


**Eudora Mailbox Cleaner** -- 私が最初に選んだ変換ユーティリティは、
   Andreas Amann のドネーションウェア Eudora Mailbox Cleaner だった。以前、
   2008 年に Tonya が Eudora から Apple Mail に移行した際に、彼女がこれを
   使ってうまく行ったからだ。(2008 年 4 月 13 日の記事“Eudora から Apple
   Mail へ、しぶしぶ切り替え”参照。ただ、彼女はその後一年ほど Apple Mail
   と格闘した末に、見切りをつけて Gmail に切り替えた。)Eudora Mailbox
   Cleaner は Apple Mail の中へも、また Thunderbird の中へも読み込ませる
   ことができる。

<http://homepage.mac.com/aamann/Eudora_Mailbox_Cleaner.html>
<http://tidbits.com/article/9564>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-924.html#lnk9>
   "Eudora から Apple Mail へ、しぶしぶ切り替え"

   今はもうアクティブに開発されていないし、Lion の下では動作しないけれど
   も、Eudora Mailbox Cleaner はテスト用のメールボックス一つを Eudora か
   ら Apple Mail へ移す作業を素晴らしく見事にやってのけた。添付ファイルも
   正しく持ち込まれ、メッセージのステータスやラベル(カラーのついたメッセー
   ジとして)も保持されていた。ただ、複数のメールボックスを扱わせてみたと
   ころ、問題が発生した。メールボックスを二つ読み込んだ後に、ハングしてし
   まったのだ。いろいろ調べてみると、トラブルを起こしたメッセージには添付
   ファイルが付いていて、その添付ファイルの名前が 32 文字を超えていること
   が分かった。ある時点以後の Mac OS で、ファイル名の長さの 32 文字制限が
   撤廃されていたのだ。そのような添付ファイルに対して、Eudora は file ID
   を使って処理し、それを Attachments フォルダの中のファイルのフルパス名
   と対応付けていた。(Eudora Mailbox Cleaner の最も新しいバグ修正リリー
   スが出されたのは 2009 年 4 月で、その際長い名前の添付ファイルの処理に
   対する修正が施されたことになっている。どうやら、その時の修正は完全では
   なかったようだ。)

   私にとってメッセージの添付ファイルを管理するのはそれほど重要なことでは
   ない。たいていの場合、もしも添付ファイルが重要ならば、私はそれを別途に
   保存している。けれども、私は Eudora Mailbox Cleaner が私のメールすべて
   を処理できるのかどうか確かめたいと思った。そこで、私は BBEdit の text
   factory を使って、ファイルのフルパス名を判定できるメッセージについては
   それを修正し、判定できないものについては添付ファイル指定行を削除する、
   という操作を施してみた。つまり、以下の grep ベースの検索置換二つを順に
   走らせるのだ。最初に走らせるのが次のもの:

       Search For: (filename=")(.+?)("\r\r^Attachment converted: 
.+?:)(.+#.+?)( \(.+)
       Replace With: \1\2\3\2\5

   で、その後で走らせるのが次のものだ:

       Search For: ^Attachment converted.+#.+
       Replace With: <nothing>

   そのような text factory を作成してから、私の Eudora Folder 全体を対象
   にそれを施した。(当然ながら、あらかじめ別のディスク上にバックアップを
   作成しておいた。)エラーが起こったのは三つのメールボックスのみで、それ
   らはなぜか UTF-8 でなく Western (ASCII) でエンコードされていた。結局、
   Eudora 内部で新しいメールボックスにメッセージ転送することによってそれ
   らも修正することができた。

   いったんこうして私の Eudora Folder がクリーンアップされた後は、Eudora
   Mailbox Cleaner はスラスラと非常に調子良く Apple Mail へも Thunderbird
   へも読み込みを済ませてくれた。


**Eudora OSE と EudoraExport** -- 成功は思わぬところから来た、Eudora
   Open Source Edition である。これは Thunderbird ベースの古典的な
   Eudora 代替品で、元々の Eudora 開発者も何人か入ったオープンソースチー
   ムから出されている。私はこれなら旧 Eudora メールボックスも新しいプログ
   ラムに取り込んでくれるのではないかと思ったが、そうではなく、そのイン
   ポート機能は EudoraExport と呼ばれる他のプログラムを走らせる。このプロ
   グラムは私の全 Eudora Folder を、メッセージ単位で横断的に見て行き、そ
   して別個のフォルダに、正当なUnix メールボックスファイルを作成する。変
   換に際してメールボックスの一部を選択するというオプションは無い。
   EudoraExport はまたある程度のクリーンナップをしエラー報告も行うが、だ
   からと言って私が何か手を下せる種類のものではない。

<https://wiki.mozilla.org/Eudora_OSE>
<http://tidbits.com/resources/2011-09/Eudora-OSE-exporter.png>

   これはメッセージ単位で、メールボックス単位ではなく、動作するので Eudora
   Mailbox Cleaner とは比較にならない程遅いが、変換されたメッセージ数という
   観点から言うとその成績は良かった様に見える、何故ならば変換されたメッセー
   ジ数は 970,283 と表示されたが、Mailbox Cleaner の場合は 849,206 メッセー
   ジであった。勿論、このプログラムは数字を多少異なる観点から報告していると
   いう可能性も否定できない、と言うのも Eudora Mailbox Cleaner 変換ではどの
   メールボックスから 120,000 のメッセージが失われたのか私には推測出来ないか
   らである。EudoraExport は極めて古いメールボックスの幾つかをミスった -
   1992 と 1993年に送ったメール (それぞれ 12 メールボックス)、そして 1994年
   の 7 つのメールボックスである。これは辛い話ではあるが、Eudora Mailbox
   Cleaner はこれらを正常に変換してくれているので、私としては両方の強さを一
   緒にすることは可能である。

   EudoraExport が行ったと言っていることが本当になされたのか確かめるため、私
   は Unix メールボックスファイルのフォルダを Apple Mail にインポートしてみ
   た。そこでわかったことは、メッセージのステータスやラベルは保持されなかっ
   たが、添付書類はメッセージと正しく関連付けられていることである。私はまた
   その Unix メールボックスファイルを他のプログラムにも成功裏にインポートす
   ることが出来た。この結果から、もしあなたが Unix メールボックスファイルを
   希望なら、EudoraExport を最善のオプションに挙げたい。勿論、Eudora
   Mailbox Cleaner も試して、その結果を比較するというのは悪い話ではない。


**Emailchemy** -- 次は Weird Kid Software の Emailchemy である。これは未
   だ開発中のものである。市販アプリケーションとしては $29.95 の値段であるが、
   無料のデモもある。但し変換されたメールでは Sender と Subject のフィールド
   が変えられてしまう。

<http://www.weirdkid.com/products/emailchemy/>

   私があまり多くない数のメールボックスを投じた時、Emailchemy はそれらを
   Unix メールボックスファイルに変換はしたが、添付書類 (保持すると言っている
   のに)、メッセージステータス、或いはラベルも保持しなかった、Eudora
   Mailbox Cleaner はしたのにである。これは理想的とは言えないが、かといって
   致命的という程でもない。しかし、私が全部の Eudora Folder を投じたら、途中
   まで行って止まってしまった。

<http://tidbits.com/resources/2011-09/Emailchemy.png>

   Weird Kid Software の Matt Hovey は二つの役に立つ示唆を提供してくれ、
   その一つはこのクラッシュの問題を解決した。最初のは、もし Emailchemy の
   Logging 設定で Write Conversion Log を Shift を押しながらクリックする
   と、それはデバッグモードに入りそしてもっと詳細なログを書き出すので、場
   合によってはどこでクラッシュするのかを見つけ出す手助けになる可能性もあ
   る。けれどもこれは、二つ目の示唆のおかげで結果的には必要がない事となっ
   た、と言うのも個々の Eudora メールボックスのための見出しを無視するため
   の設定が Emailchemy の Eudora 設定にはオプションとしてあったからであ
   る。デフォルトでは、Emailchemy は見出しに注意を払うので、メールボック
   スを圧縮する際に除去されていない削除されたメールをとばすことが可能とな
   る。しかし一方ではより破損しやすくなるという短所もあって、事実、私が
   Emailchemy に目次を無視するように言った後には、私の Eudora アーカイブ
   全部を成功裏に変換出来た。

   興味深いことには、このうまく行った場合は、Emailchemy は添付書類も正当に変
   換しただけでなく、より多くのメッセージを変換したと言ってきた - 971,705 -
   EudoraExport や Eudora Mailbox Cleaner よりも多い。この違いがどこから来て
   いるのかを知る術は無い、とりわけこのデモ版での曖昧にされた Sender と
   Subject フィールドをもってしては、その結果を他のユーティリティと十分に比
   較することは殆ど不可能である、と言うのも異なる変換を通ったものの中で同じ
   メッセージを見つけ出すのは困難だからである。Hovey は私にライセンスを提供
   してくれることは無かったので、私はデモ版でテストするしかなかった。

   Emailchemy は、単に Eudora から Unix メールボックスファイルに変換すること
   に留まらない。多くの異なるメールプログラムからの選択されたメールボックス
   を色々なフォーマットへと変換することが出来、私が取り上げた変換プログラム
   の中では群を抜いて最も柔軟性に富むものとなっている。これらのフォーマット
   の一つを使えば、ローカル専用、読み取り専用の IMAP サーバーのためのソース
   とすることが可能となるので、変換メールを如何なる IMAP 対応のメールプログ
   ラムにインポートすることも出来る。もし Google Apps の Gmail をお使いなら、
   Emailchemy は独自の Google Apps アップローダーも持っている;私はこれを
   Google Email Uploader for Mac と比較するための Google Apps アカウントを持
   っていない。最後に、Emailchemy は三つのメール関連のユーティリティを提供し
   ている:大きな Unix メールボックスファイルをより小さな塊に分けるもの、あ
   なたのメールボックスファイルからメールアドレスを取り込んでくるもの、そし
   て Mac OS X 10.5 Tiger で導入された Apple Mail 1.0 から Apple Mail 2.0 へ
   のアップグレードで取り残された不必要なファイルを整理するものである。

   Hovey は、Eudora からのメール変換にはまず無料のオプションを試す - Eudora
   Mailbox Cleaner, EudoraExport, そして Apple Mail に内蔵されたインポーター
   すらも - そしてそれらでは満足が得られない場合にのみ Emailchemy を考えてみ
   ることを勧めると私に語った。彼が言うには、Emailchemy は、破損したメールボ
   ックス、非英語のメッセージを含むメールボックス、複数のバージョンの
   Eudora からのメールボックス、そして正常さからかけ離れている何かを持ってい
   る場合には他のものより良い結果を出せるかも知れないという。更に、そしてこ
   れは重要である、Emailchemy は 10.7 Lion で動作する、一方 Eudora Mailbox
   Cleaner と EudoraExport は両方とも 10.6 Snow Leopard に限定される。従って、
   もうすでにアップグレードしてしまっていて、そして Apple Mail の Eudora イ
   ンポーターは使いたくないというのであれば、Emailchemy を検討されたい。


**Aid4Mail** -- 最後に、異なるオペレーティングシステムの事で、何人かの人
   が私に Aid4Mail を推薦してきたが、これは Windows でしか走らないし、私はこ
   のことのために仮想化プログラムを立ち上げる程にまで絶望的ではない。私がこ
   こでこれを取り上げるのは念のために過ぎない。また、私にはここで取り上げた
   他のプログラムが Eudora の Windows バージョンからのメールではどうなのかは
   全く分からない;行の終わりを変換するのはそう難しいことではないので
   Windows Eudora ファイルは Mac Eudora ファイルと同じであるが、もし
   Windows をもう既に使っているのであれば、Aid4Mail は検討に値するかもしれな
   い。

<http://www.aid4mail.com/>
<http://www.eudora.com/techsupport/kb/1644hq.html>


**選ぶ** -- 正直言って、私はこれを書いていてその可能性の多さに身がすくむ
   思いをした。結論を言えば、いったん私の全 Eudora アーカイブを扱える様にな
   れば、DEVONthink Pro Office が電撃的速さの検索を提供するやり方が私には最
   もありがたかったと思える、添付書類を取り戻すのには失敗したにも拘らずであ
   る。メール蓄積だけのために心底からお勧めするには価格が高すぎるが、色々な
   他の種類の情報も蓄積するのであれば、これは良好なそして強力なプログラムで
   あり、私としては広範囲な利用のためになら喜んでお勧めしたい。

   しかしながら、今では私の全ての Eudora アーカイブが Apple Mail の中にある
   ので、とりあえずそれはそのままにしておこうと思う、万が一どこか他の所に移
   動したいと思う時に備えて。私は Eudora Mailbox Cleaner (こちらは添付書類と
   ある程度のメールステータスを保持した) か或いは Eudora OSE の
   EudoraExport (こちらはメールステータスは保持しなかったが、添付書類とどう
   も約 120,000 も多くのメッセージを余分に取り込んだらしい) のどちらかから作
   成された Eudora アーカイブを使うつもりである。私は Apple Mail のファンで
   はないが、その将来は保障されているし、それにこれを使うのはこのメールアー
   カイブにアクセスする必要がある時だけである。

   しかしながら、あなたの場合は私の元々の質問に戻ってみることをお勧めする -
   あなたのメールを現在のメールクライアントの中に取り込みたいのか、或いはメー
   ルアーカイブプログラムの中にか? もし前者であれば、あなたの仕事はその変換
   を実現することに絞られる;もし後者であれば、どのアーカイブプログラムがあ
   なたのニーズに最も合うのかを決めなければならない。


     ----
   コメントリンク: <http://tidbits.com/e/12382#comments>
   Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/12382>


TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2011 年 9 月 12 日
-----------------------------------------------------------
     文: TidBITS Staff <editors @ tidbits.com>
     原文記事: <http://tidbits.com/e/12488>
     訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>

**1Password 3.9 と 3.8.5** -- AgileBits が 1Password 3.9 をリリースした。
   (バージョン番号では小さいジャンプだが)このパスワード管理ソフトウェア
   にいくつかの新機能を追加した大きなアップグレードだ。このバージョンは、
   Mac App Store からしか入手できず、Mac OS X 10.7 Lion の上でしか走らな
   い。Mac App Store における Apple のルールに従い、AgileBits は従来の独
   立動作バージョンからバージョン 3.9 へ直接アップグレードする方法を提供
   できない。つまり、既存の顧客も新しいバージョンをそのまま購入する以外に
   ない。この不都合を埋め合わせるため、AgileBits では現在バージョン 3.9
   を $19.99 というセール価格で販売している。(これは 50 パーセント割引で、
   従来のアップグレード価格よりも安い。)これを購入すれば、現在開発中のメ
   ジャーな新バージョン、バージョン 4.0 にも無料でアップグレードできる。
   バージョン 3.9 におけるその他の注目すべき機能としては、Lion のフルスク
   リーンモード、Launchpad、アプリケーションのサンドボックス化に対応した
   こと、64-bit 対応、よりセキュリティの高い PBKDF2 Calibration、それから
   ログインやその他の 1Password 機能へシステムワイドに手早くアクセスでき
   るメニューバーアイコンの新設などがある。Mac App Store への移行により数
   多くの質問がユーザーから寄せられたので、AgileBits はブログ記事とフォー
   ラム上の FAQ によりそれらの質問に答えている。これと並行して、同社はま
   だ 10.6 Snow Leopard を走らせているユーザーや、Mac App Store に移行し
   たくない既存のユーザーのために、1Password 3.8.5 というマイナーアップデー
   ト版もリリースした。バージョン 3.8.5 には WebKit 互換性(これは現在の
   ところバージョン 3.9 にはまだない)が追加されるとともに、1Password が
   アプリケーション自体とは別途にブラウザ拡張のみをアップデートできるよう
   になって、今後 3.8.x に留まるユーザーも将来のブラウザ版との互換性を保
   てるようになった。(バージョン 3.9 は半額の $19.99 セール価格、バージョ
   ン 3.8.5 は無料アップデート、9 MB)

<http://itunes.apple.com/us/app/1password/id443987910?mt=12>
<http://blog.agilebits.com/2011/09/1password-the-mac-app-store-and-you/>
<http://forum.agilebits.com/index.php?/topic/8068-official-answers-1password-and-the-mac-app-store/>
<https://agilebits.com/downloads>

   1Password 3.9 と3.8.5 へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/12489#comments>


**Security Update 2011-005** -- 認証機関 DigiNotar における最近のセキュ
   リティ漏洩を踏まえ、Security Update 2011-005 が出た。信用できるルート
   証明書の一覧および EV 証明書 (Extended Validation Certificate) 認証局
   の一覧から DigiNotar を削除し、DigiNotar の証明書 (その他の認証局から
   発行された証明書も含む) を信用しないようデフォルトのシステムの信頼設定
   を変更している。(詳しくは次の項目 "Firefox 6.0.2" (2011 年 9 月 8 日)
   の中にあるリンクを参照。)今回のリリースには Mac OS X 10.6 Snow Leopard
   用と 10.7 Lion 用の双方があり、Mac OS X と Mac OS X Server の双方をアッ
   プデートする。(無料、Snow Leopard 用 869 KB、Lion 用 15.59 MB、リリー
   スノート)

<http://tidbits.com/article/12482>
<http://support.apple.com/kb/DL1446>
   (日本語)<http://support.apple.com/kb/DL1446?viewlocale=ja_JP>
   "セキュリティアップデート 2011-005 (Snow Leopard)"
<http://support.apple.com/kb/DL1447>
   (日本語)<http://support.apple.com/kb/DL1447?viewlocale=ja_JP>
   "セキュリティアップデート 2011-005 (Lion)"
<http://support.apple.com/kb/HT4920>
   (日本語)<http://support.apple.com/kb/HT4920?viewlocale=ja_JP>
   "セキュリティアップデート 2011-005 について"

   Mac OS X Security Update 2011-005 へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/12486#comments>


**Firefox 6.0.2** -- Mozilla が Firefox 6.0.2 をリリースして、DigiNotar
   の発行した新たな SSL 証明書を無効化した。Mozilla のブログ記事によれば、
   オランダの認証機関 DigiNotar がイラン人のハッカーによって不正な SSL 証
   明書を発行するために利用されたが、ここはオランダ政府の用いるいくつかの
   証明書も発行していた。オランダ政府は当初の調査の結果それらの証明書が以
   前と同様信頼できると述べたので、Mozilla は Firefox 6.0.1 で DigiNotar
   のルート証明書を無効化した際にそれらを無効化から除外していた。けれども
   DigiNotar を監査した結果、オランダ政府は当初の信頼できるという判断を撤
   回したので、Mozilla は今回 Firefox ですべての DigiNotar 証明書を無効化
   した。Google は Chrome をアップデート(これは自動的に適用される)した
   し、Apple も Security Update 2011-005 を出して Safari ユーザーを保護し
   た。(あなたがまだ Apple のアップデートを適用できない状況にいる場合、
   あなたの基本キーチェーンから DigiNotar 証明書を削除することも可能だ。)
   Firefox ユーザーは、必ず 6.0.2 にアップデートして、これらの不正な証明
   書に基づいた実在の攻撃を受けないようにしておくべきだ。(無料、28.1 MB、
   リリースノート)

<http://www.mozilla.org/firefox/fx/>
   (日本語)<http://mozilla.jp/firefox/>
   "次世代ブラウザ Firefox - 高速・安全・カスタマイズ自在な無料ブラウザ"
<http://blog.mozilla.com/security/2011/09/02/diginotar-removal-follow-up/>
<http://support.apple.com/kb/HT4920>
   (日本語)<http://support.apple.com/kb/HT4920?viewlocale=ja_JP>
   "セキュリティアップデート 2011-005 について"
<http://ps-enable.com/articles/diginotar-revoke-trust>
<http://www.mozilla.org/firefox/6.0.2/releasenotes/>
   (日本語)<http://mozilla.jp/firefox/6.0.2/releasenotes/>
   "Firefox 6.0.2 リリースノート"

   Firefox 6.0.2 へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/12482#comments>


**Parallels Desktop 7** -- Apple から Mac OS X 10.7 Lion の最初のリリー
   スがあってから一月半遅れて、Parallels Inc. から仮想化ソフトウェア
   Parallels Desktop のバージョン 7 がリリースされた。90 以上の新機能を謳っ
   ている今回のアップデートには、Windows アプリケーションを Launchpad や
   Mission Control で扱えるようにし、Windows アプリケーションもフルスクリー
   ン対応にするなど、Lion 対応機能が盛り込まれている。また、このアップデー
   トには新しいルック&フィールの採用、仮想プリンタの改良、Mac OS X 仮想
   セッションと Windows セッションの双方での iSight および FaceTime カメ
   ラ対応、7.1 サラウンドサウンドと新しい 5.1 サウンドドライバへの対応、
   より高速のネットワークアクセス、グラフィックスのパフォーマンス改善、電
   源管理の向上 (ラップトップユーザーにとってはバッテリ寿命の向上)、それ
   から新たにリリースされた Parallels Mobile アプリからの仮想 Windows お
   よび Mac OS X セッションへのアクセスなどもある。(新規購入 $79.99、アッ
   プグレード $49.99、student 版 $39.99、2011 年 8 月 1 日以降に購入した
   場合は無料アップデート、275 MB)

<http://www.parallels.com/products/desktop/>
   (日本語)<http://www.parallels.com/jp/products/desktop/>
   "Parallels Desktop 7 for Mac"
<http://www.parallels.com/news/id,28728>
<http://www.parallels.com/mobile/>
   (日本語)<http://www.parallels.com/jp/mobile/>
   "Parallels Mobile"

   Parallels Desktop 7 へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/12481#comments>




ExtraBITS、2011 年 9 月 12 日
-----------------------------
     文: TidBITS Staff <editors @ tidbits.com>
     原文記事: <http://tidbits.com/e/12487>
     訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>

   今週はまたいくつか重要なニュースを紹介しよう。Project Gutenberg の創始
   者が亡くなったという悲しい知らせがあり、Preview であなたの署名を取り込
   めるテクニック(PDF 書類に署名を入れられる)の解説と、PR 担当者のため
   のガイド、未だに説明のつかない iTunes のセキュリティ漏洩、それから最新
   の AirPort ベースステーションではパフォーマンスが改善されているという
   報告もある。


**Project Gutenberg 創始者 Michael S. Hart 逝去** -- 2011 年 9 月 6 日の
   火曜日に、Michael S. Hart が 64 歳で亡くなった。Hart は多くの人たちか
   ら電子ブックを発明した人として知られ、評価も高く有名なオンライン図書館
   Project Gutenberg の創始者でもある。電子的出版の多くの先駆者たちにとっ
   て、Hart の生み出したものこそが創造的駆動力となったと言っても過言では
   ないだろう。私たちは皆、彼にこの上なく大きな恩義がある。

<http://www.gutenberg.org/wiki/Michael_S._Hart>

   コメントリンク: <http://tidbits.com/article/12484#comments>


**あなたの署名を Preview で取り込もう** -- Mac OS X の Preview アプリは、
   一見ごくシンプルな PDF ビューワーに過ぎないようにも見えるが、あなたの
   署名をスキャンして書類の中にそれを追加できることをご存じだろうか? 新
   しく「注釈」バーに追加されたツールを使えば、あなたの署名を Mac 内蔵の
   iSight または FaceTime カメラで写真に撮ることができる。TUAW の Chris
   Rawson が手順を説明する。

<http://www.tuaw.com/2011/08/10/mac-101-capture-your-signature-using-os-x-lions-preview-app/>

   コメントリンク: <http://tidbits.com/article/12485#comments>


**Chris Breen が PR の失敗例を語る** -- 私たちと同様に、Macworld Senior
   Editor の Chris Breen も普段から大勢の PR (public relations, 広報活動)
   担当者たちとやり取りしているが、彼らの多くはどうすればジャーナリストた
   ちと効率的につき合えるかという点に関して非常にずれた感覚を持っている。
   今回 Chris は、PR 担当者たちに向けて手軽なガイド記事を書いた。彼の思慮
   深いアドバイスは、誤った行動に陥ることの多い点を鋭く突いている。例えば
   数分間調べてみれば役に立つとか、私たちは別にあなたの CEO と話したい訳
   じゃないとか、Windows 専用の製品を Mac 出版の人に宣伝しても無視される
   だけだよ、とかいった具合だ。

<https://plus.google.com/109015504152517512512/posts/boq9aBfMRjj>

   コメントリンク: <http://tidbits.com/article/12480#comments>


**iTunes アカウントへのハックを追跡する** -- Macworld の Lex Friedman が、
   iTunes アカウントを持つ何人かの人たちが自分のアカウントの中でギフトカー
   ドやその他のクレジット残高から少額が引き出され、それでいてパスワードは
   セキュアのままであるのはいったいどういう訳か、調べようと試みる。これは
   確かにミステリーで、Lex によればまだ答は見つかっていない。

<http://www.macworld.com/article/161794/article.html>

   コメントリンク: <http://tidbits.com/article/12478#comments>


**新型 AirPort Extreme と Time Capsule がスループットを改善** -- ハード
   ウェアサイトの AnandTech が、第5世代 AirPort Extreme ベースステーショ
   ンと第4世代 Time Capsule について詳細なレビュー記事を出した。9 ページ
   にもわたるこのレビューを全部読む気にはならないかもしれないが、最後の部
   分は特に読む価値がある。著者の Brian Klug は内蔵ハードウェアが (Marvell
   から Broadcom に) 変わったことによってこれらの新機種ではスループットと
   電波到達範囲がともに改善されたことを説明している。

<http://www.anandtech.com/show/4577/airport-extreme-5th-gen-and-time-capsule-4th-gen-review-faster-wifi->

   コメントリンク: <http://tidbits.com/article/12448#comments>



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