TidBITS#1096 日本語版

TidBITS Japanese hosoka @ ca2.so-net.ne.jp
2011年 10月 7日 (金) 22:38:34 UTC


                                 哀悼
                                 ...

TidBITS#1096/03-Oct-2011
========================
     英語版: <http://tidbits.com/issue/1096>
     日本語版: <http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1096.html>


   今週の大ニュースは、Amazon が新しいタブレット機 Kindle Fire を発表した
   ことだ。Glenn Fleishman が、これこそ Apple 以外の会社から出た初めての
   存続可能なタブレット機だと論ずる。だが、これは iPad のライバルとなるだ
   ろうか? 今週号ではまた Adam が印象的な写真グループ共有サイト ZangZing
   をレビューし、Tonya が中学生の母親としての毎日を Fujitsu ScanSnap が簡
   素化してくれていると語る。それから TidBITS の最新スポンサーとして Mac
   および iOS アプリの開発者 Global Delight を歓迎する。そしてもう一つ、
   バックアップに関する解説書の決定版、Joe Kissell の "Take Control of
   Backing Up Your Mac" が出版された。今週注目すべきソフトウェアリリース
   は、Adobe Photoshop Lightroom 3.5 と Camera Raw 6.5、Firefox 7.0、
   PopChar X 5.3、それに Teleport 1.1 だ。

記事:
     新刊 Take Control 本で易しく包括的なバックアップの助言
     Global Delight が TidBITS のスポンサーに
     Amazon の Kindle Fire、タブレット競争に点火する
     学校の書類を ScanSnap で 21世紀に取り込む
     ZangZing でグループの写真共有が成長
     TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2011 年 10 月 3 日


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   iCal, iPhoto and other Mac applications. Supports HTC EVO,
   Motorola Droid, Droid X, Droid 2, Google Nexus One and many
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   and experience Simply Smarter Speech Recognition.
   Learn more about Dragon Dictate: <http://nuance.com/dragon/mac>

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   malware and network threats, to keep Mac users safe from the
   dangers of the Internet. Fully compatible with Mac OS X Lion.
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* Noteboom Video Tutorials for Apple Software: Learn how to use
   iMovie, iPhoto, Lion, Bento, and more with our highly rated
   video tutorials available on the Mac App Store and the App Store
   on your iPad. <http://www.noteboomproductions.com/tb>

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   volume, whether you're having trouble hearing a movie
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新刊 Take Control 本で易しく包括的なバックアップの助言
------------------------------------------------------
     文: Adam C. Engst <ace @ tidbits.com>
     原文記事: <http://tidbits.com/e/12527>
     訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>

   私たちの出した電子ブックすべての中でトップのベストセラーが Joe Kissell
   の "Take Control of Mac OS X Backups" であったという事実は多くを語って
   いると思う。単純に、私たちと同じように、仕事や、重要なコミュニケーショ
   ン、また個人的な写真やビデオなど代わりの利かないデータなどのために Mac
   に依存して使っている人なら誰にとっても、バックアップより重要な話題など
   何もない。百以上もあるさまざまの種類のバックアッププログラムがあなたの
   注目を得ようと競っている。Apple の Time Machine から、最もシンプルな同
   期プログラムまでさまざまだ。それからまた、オンラインバックアップサービ
   スもあって、こちらもそれぞれ他より良いところがあると競い合っている。そ
   うしたさまざまのものたちを通して、この分野を系統的に研究し尽くしたのは
   Joe をおいて他になく、彼が実体験から得た経験こそが彼の本に対する人気の
   根源にある。

   さて、Mac OS X 10.7 Lion もリリースされ、ここ一年間にバックアップの世
   界では数多くの変化が起こったので、Joe は "Take Control of Mac OS X
   Backups" と、その弟分にあたる本 "Take Control of Easy Mac Backups" と
   に書きつづった細かい点をすべてアップデートし、さまざまの助言に磨きをか
   けた。そうして彼はこれら二冊の本の内容を、ほとんどすべての Mac ユーザー
   の要求に応えられるような形で忠告を集大成した新しい一冊の本にまとめあげ
   た。こうして出来上がったのが、210 ページから成る "Take Control of
   Backing Up Your Mac" で、現在 $15 で販売中だ。

<http://tid.bl.it/backing-up>

   "Take Control of Backing Up Your Mac" の中で何が提供されるかを、Joe は
   次のようにまとめている:「Mac のバックアップについての現代的なアプロー
   チを示し、さまざまな基礎的内容はカバーするけれども本筋から外れた詳細で
   あなたを圧倒することはしたくない。」この本は注意深くデザインされていて、
   あなたにとって重要である部分だけを拾い読みしてもよいようになってはいる
   けれども、この電子ブックを全部読み通せば、信頼できるバックアップシステ
   ムをデザインし、バックアップ関係の用語を理解し、ハードウェアを買い求め、
   バックアップソフトウェアを選び、Time Machine を管理し (かつまた Time
   Machine が良い選択肢であるかどうか判断するとともにそうでなければどうす
   べきかも決め)、バックアップを実行し、何か特殊なバックアップの必要が起
   こればそれにも対処し、そして最も重要なこととして、クラッシュやその他の
   惨事が起こった際には失われたデータを復旧する、そうしたすべてのことを成
   し遂げるにはどうすればよいかが分かるだろう。

   "Take Control of Backing Up Your Mac" を読めば次のようなことが学べる:

* うまく行くバックアップ戦術の三つの主要コンポーネントを理解する。

* 既存のバックアップ関係を、習慣の変化あるいは新たに利用できるようになっ
   たオプションを踏まえて再評価する。

* Time Machine と同様に「バージョン化」されたバックアッププログラムを選
   び、もしも Time Machine があなたの必要を満たさなかった場合にはどうすべ
   きか決断する。

* バックアップ用のハードドライブ(一台または複数台)を探して買い物し、使
   えるように準備する。

* バックアップソフトウェアをセットアップしてバックアップが信頼性をもって
   スムーズに働けるようにする。

* さまざまな方法でオフサイトのバックアップを作る。オンラインサービスへの
   バックアップもこれに含まれる。

* 膨大な量の写真など、特殊なバックアップの必要がある状況を処理する。また、
   自宅にある複数台の Mac をバックアップする。

* 惨事が起こった後にバックアップされたデータを復旧する。

   長年のうちに私たちは皆あまりにも何度も経験から学ばされたように、Mac が
   正常に動かなくなるのは非常に不便なことだけれど、動かなくなって、かつ代
   わりの利かないデータも一緒に消えてしまえば、それは心に痛みの突き刺さる
   大惨事だ。"Take Control of Backing Up Your Mac" に網羅された、深く考え
   抜かれ、時間をかけて実地にテストされた Joe の導きの手があれば、きっと
   あなたも災難を避けることができ、そのために財政破綻したり時間を空費した
   りすることもないだろう。それから、バックアップについて、またこの本につ
   いてもっと詳しい話が聞きたければ、MacVoices で Joe が Chuck Joiner に
   インタビューを受けているのでどうぞ!

<http://www.macvoices.com/wordpress/macvoices-1185-joe-kissell-takes-control-of-backing-up-your-mac/>


   ----
   コメントリンク: <http://tidbits.com/e/12527#comments>
   Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/12527>


Global Delight が TidBITS のスポンサーに
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   文: Adam C. Engst <ace @ tidbits.com>
   原文記事: <http://tidbits.com/e/12530>
   訳: 柳下 知昭 <tyagishi @ gmail.com>

   私たちの最新の TidBITS スポンサーとなった Global Delight 社を心から歓
   迎したい、同社はここ数年アップルの世界で有名になったインドの会社であ
   る。彼らの最初のプログラムは、Voila というスクリーンショットのユーティ
   リティであり、それはシンプルなプログラムから始まって、スクリーンの静止
   画やビデオをキャプチャ、それらの管理、註釈付けや編集、様々な方法での共
   有までできるようなフル装備のパッケージへと発展している。

<http://www.globaldelight.com/voila/voila_overview.html>

   つい最近、Global Delight 社は、Boom をリリースした、それは、Mac を通し
   て再生される音のボリュームを増大させるシンプルなものである。最初のうち
   は、使う必要がないように見えたが、私は、Boom が必要不可決なものである
   ことを、つい最近、13 インチ MacBook に配信された Netflix 映画の音声ト
   ラックを聞こうと耳をそばだてていいる時に、気付いた - いくつかの
   Nexflix で配信される映画は、Boom やこの状況では利用できない電源供給さ
   れたスピーカーなしには、十分な音量にならない。私は、同様の音量問題を
   voice-over-IP プログラムでも経験した。(Mac App Store では、Voila は、
   $29.99 であり、Boom は、$8.99 である。)

<http://www.globaldelight.com/boom/>
<http://itunes.apple.com/us/app/voila-powerful-screen-capture/id407741870?mt=12>
<http://itunes.apple.com/us/app/boom/id415312377?mt=12>

   iOS に関するところでは、Global Delight は、Camera Plus Pro で有名であ
   る、それは、最近の iPhone や iPod Touch で写真やビデオ録画に関する様々
   な待ち望まれていた機能を提供してくれる。写真やビデオを撮る際にライブ
   フィルタを適用したりすることや、写真の編集やリタッチ、いくつものウェブ
   サービスを経由した写真の共有、写真やビデオを非公開にしたり、バースト
   モードで最大 40 枚の写真を撮ったり、ぼやけを減少させるための手ぶれ防止
   オプションの使用など、他にもたくさんのことが可能となる。

<http://www.globaldelight.com/iPhone/camerapluspro/>

   Global Delight 社は、Photo Delight というカラー化する App も開発してい
   る。( App Store 上では、Camera Plus Pro が、2011 年 10 月 6 日までセー
   ルとして$0.99 で販売されていて、Photo Delight は、$1.99 である。)

<http://www.globaldelight.com/ipad/photodelight/>
<http://itunes.apple.com/us/app/camera-plus-pro/id345752934?mt=8>
<http://itunes.apple.com/us/app/photo-delight-colorize-your/id402383950?mt=8>

   Global Delight 社の TidBITS とアップルコミュニティーへのサポートを感謝
   したい!


    ----
   コメントリンク: <http://tidbits.com/e/12530#comments>
   Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/12530>


Amazon の Kindle Fire、タブレット競争に点火する
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     文: Glenn Fleishman <glenn @ tidbits.com>
     原文記事: <http://tidbits.com/e/12526>
     訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>

   Amazon は、中途半端な形では参入しない。同社の発表には、Apple の iPad
   と競合(「抹殺」ではない)するよう作られたタブレット機だけでなく、あと
   二つの新型 Kindle 機が三つの機種で出されることの詳細情報も加えられた。
   けれどももちろん、最大の注目を集めたのは Kindle Fire であった。これは
   7 インチ、フルカラーのタッチスクリーンモデルで、Wi-Fi を装備し、小売価
   格は $199、出荷予定は 2011 年 11 月 15 日だ。グレイスケールのタッチス
   クリーンを備えた Kindle Touch は、その一週間後に出荷される。一方、入門
   レベルの Kindle は現在既に入手可能だ。

<http://www.amazon.com/dp/B0051VVOB2/?tag=tidbitselectro00>

   予想の通り、この Kindle Fire は直接 iPad の競争相手になるわけではない。
   むしろ代替製品というか、ひょっとすると補完する製品と言えるかもしれない。
   小さめのスクリーンと、Amazon が読むこと、観ること、聴くこと、ゲームす
   ることに重点を置いている点に着目すれば、この石板がメディアを消費するた
   めの機器として競争するよう作られていることが明らかとなる。また、カメラ
   やマイク、Bluetooth ネットワーキングといったものもない。Fire を使って
   人がどのように独創的になれるのかは、多くの人々がこれに手を触れるように
   なって初めて分かってくるだろう。

   そうそう、これは Flash も走る。


**点火する** -- この Kindle Fire は 7 インチ、フルカラーのタブレットで、
   他のタブレット機と同様に静電容量方式のタッチスクリーンと、視野角の広い
   IPS (in-plane switching) 方式の液晶ディスプレイ (LCD) を装備する。重さ
   は 15 オンス以下 (400g あまり) で、Amazon のクラウドサービスを利用して
   メディアのダウンロードやストリームをする。今回の初めてのバージョンでは
   Wi-Fi のみを搭載するとともに、ストレージ容量も 8 GB に固定されている。
   小売価格は $199 だ。(Amazon のみで販売されるので、これが唯一の価格と
   なる。)Amazon によれば Fire は読書ならば連続 8 時間、ビデオ再生ならば
   7.5 時間のバッテリ容量が(Wi-Fi をオフにした状態で)あるという。この最
   初のバージョンは米国の顧客にのみ販売される。

<http://g-ecx.images-amazon.com/images/G/01/kindle/otter/dp/KO-aag-mag._V166939188_.jpg>

   Kindle Fire に欠けているものについても注意しておかなければならない。カ
   メラは付いていない。ヘッドフォンジャックと内蔵スピーカーはあるが、マイ
   クはない。それに、外付けのオーディオ機器やキーボードと使う Bluetooth
   もない。ただし micro-USB ポートは装備されるが、これがコンピュータとの
   接続(ドライブとしてマウントするため)および充電以外の目的で使えるのか
   どうかはこの機器がリリースされるまで分からない。

   Kindle Fire が Google の Android オペレーティングシステムを走らせると
   いうのは Amazon が既に確認した事実であるけれども、この機器にも、またそ
   のインターフェイスにも Google や Android というブランド名は全く登場し
   ない。Amazon ならばフルに分岐したオペレーティングシステムを選ぶだろう、
   つまり特別バージョンの Android を基に独自の道を進むのではないかと私は
   思っていたが、どうやら今回での変更はユーザーが機器とやり取りするトップ
   レベルの部分のみに限られているようだ。(Amazon がどのような道を進むと
   思うかについての私の見解が Economist の記事 "Forking Android" に載って
   いる。)

<http://www.economist.com/blogs/babbage/2011/09/tablets>

   Android に関するこのアプローチは、Amazon が Google と一定の距離を保つ
   ことを可能にする。その一方で、既存のすべての Android 開発者たちと共に
   働くことも可能になる。Kindle Fire の売れ行きが良かったと仮定(十分そう
   期待してよいと思われるが)すれば、開発者たちとしても自分たちのすべての
   アプリが Fire でもきちんと働くようにしたいと思う動機が生じ、ひょっとす
   るとそれが他の Android 機種に悪影響を及ばすかもしれない。

   Amazon は「エコシステムとしての Android」に巻き込まれようとはしていな
   いので、この Kindle Fire に Android Marketplace がアプリとして組み込ま
   れることはない。Amazon は独自の Android アプリストアを既に持っているの
   だから。けれども、多くの Android 機種ではサイドローディングが許されて
   いる。つまり、どこか別の場所でアプリを購入してから、若干の手順をかけて
   そのアプリを機器にロードしてからそこで走らせることができる。Amazon は、
   より大きな市場に入れるようにしておくためにも、またクローズドな Apple
   のアプリインストール処理と対照させればまさしくオープンである Android
   の重要な特性、オープン性を強調できるためにも、サイドローディングが手軽
   にできるような工夫をするかもしれない。ただ、New York Times の記事によ
   れば、Amazon は「Amazon によって承認され Amazon Android Store で配布さ
   れる Android アプリ」のみを許すのだという。サイドローディングをさせな
   いようにしている Android 機メーカーやキャリアもある。

<https://market.android.com/>
<http://www.nytimes.com/2011/09/29/technology/amazon-unveils-tablet-that-undercuts-ipads-price.html>

   Apple は過去に 7 インチスクリーンでは有益性の点で社内の資格テストを通
   らなかったと述べたことがある。ただ、これは 10 インチスクリーンの十分な
   供給を既に確保済みの会社としての、またプログラミング用フレームワークの
   開発をほんの数種類のサイズのデバイスだけ、つまり初代 iPhone/iPod touch
   の寸法、iPad のサイズや解像度、それから iPhone と iPod touch に対する
   四倍密度の Retina Display へのアップグレードのみに抑えておきたかったこ
   とによる、都合の良い口実に過ぎないのかもしれない。

   それとは対照的に、Amazon は既に数年間も主として 6 インチスクリーンの機
   器を販売し続けてきており、それだけのスペースの中で何ができるかについて
   良いフィードバックも得ているようだ。Amazon はまた初期に Android やその
   他のタブレット機の競合相手たちが陥った過ちを観察することによって、問題
   点の多くを回避することもできただろう。

   注目すべきことがある。少なくともリリースされた画像から判断できるところ
   では、iOS にあるような、いわゆる「跳躍台」スタイルのホームスクリーンの
   インターフェイスが Kindle Fire には見当たらない。Android を含む他のモ
   バイルプラットフォームの大多数にも、似たようなインターフェイスはある。
   アプリのアイコンを整列させて見せるのでなく、Amazon は Fire をメディア
   とタスクに集中させた。ホームページには、この機器で利用できるすべてが
   Cover Flow 流にプレゼンテーションされる。一番上にあるメニューバーから、
   メディアのタイプ、書類の表示、アプリのリスト、ウェブのブラウズなどの操
   作を選ぶことができる。

<http://g-ecx.images-amazon.com/images/G/01/kindle/otter/dp/KO-aag-spin._V166735073_.jpg>
<http://en.wikipedia.org/wiki/SpringBoard>

   Kindle Fire で、Amazon は物理的接続を避けて同社のクラウドサービスを前
   面に出した。Fire にはコンピュータのコンポーネントがない。その点は製品
   ページの技術仕様部分にも面白おかしく触れられている。いわく、「システム
   要求: なし。なぜならこれはワイヤレスであってコンピュータを必要としな
   いから。」すべてのメディアは、Wi-Fi 経由で Amazon のクラウドからダウン
   ロードされる。項目を自由に削除したり復旧させたりでき、ダウンロードもス
   トリームプログラミングもできる。(Amazon は通常、本については同時に最
   大 6 台までの Kindle 機器にしか置くことを許していない。)

<http://www.amazon.com/gp/help/customer/display.html?nodeId=200505520>

   内蔵のストレージ容量は 8 GB で、メモリ拡張スロットもなく、Wi-Fi のみの
   ワイヤレス接続なので、Wi-Fi ネットワークに接続できない時のために Kindle
   Fire に何を入れておくかよく計画を立てる必要がある。Amazon によれば Fire
   には 10 個の映画、80 個のアプリ、音楽 800 曲、本 6,000 冊が入るという。
   そうすると二時間の映画が 700 MB ほどに収まる必要があるが、それはつまり
   7 インチスクリーンとその解像度に合わせて最適化された圧縮が施されること
   を前提としているのだろう。

   Kindle Fire には Amazon Prime の 30 日間無料試用が付いている。これは数
   年前に導入されたサービスで、Amazon がストックしているものすべてについ
   て送料無料の 2 日間配達で発送してもらえる。通常このサービスは年額 $79
   かかる。けれども現在 Amazon Prime サービスには Amazon の非常に大きなビ
   デオカタログから 11,000 以上の映画やテレビ番組を無料でストリームできる
   サービスも含まれるようになった。Fire 購入者の多くは既に Amazon Prime
   顧客なのではないかとは思うが、そうでない人の多くにもビデオや送料に関す
   る特典が魅力あるものとなるかもしれない。(妻と私は Amazon Prime サービ
   スを猛烈に利用している。送料が無料になれば、練り歯磨きとかそういったも
   のでさえ近所のドラッグストアや Costco で買うより Amazon の方が安いから
   だ。Amazon の本社は私たちの住むワシントン州にあるので、私たちは売上税
   を支払っている。)

   思うに、Amazon が Kindle Fire の 3G 機種を省略したのは、Fire をできる
   だけ早く市場に出してホリデーシーズンに間に合わせたかったからなのだろう。
   また、キャリア各社との間に複雑な 3G サービスプランの契約を結ぶために時
   間がかかることもあったのだろう。3G 対応の Kindle 機器はすべてデータ通
   信料金を購入価格に込めているが、Fire は多目的のタブレット機であって、
   クラウドベースの同期もウェブブラウジングもするので、Fire の 3G モデル
   は必ずキャリア各社のサービスプランの下で使わざるを得ない。


**絹のごとくスムーズ** -- Amazon はまた、ブラウジングにおける時間の節約
   (従ってバンド幅の節約)も主張している。内蔵のブラウザが直接いろいろな
   ウェブサイトに接続する代わりに、Amazon は Kindle Fire に Silk を登場さ
   せた。Silk は最適化の施された一種のウェブプロキシであって、部分的には
   Opera Software の Opera Turbo と似たところがある。Turbo の場合は画像を
   圧縮してブラウザへの不要なデータ流入を減らすことに焦点が置かれているが、
   Silk はそれよりずっと多くのことをする。

<http://www.amazon.com/gp/help/customer/display.html//ref=amb_link_357584342_3?ie=UTF8&nodeId=200775440
 
&pf_rd_m=ATVPDKIKX0DER&pf_rd_s=center-21-0&pf_rd_r=09A9QQV0P1SJEW5D3BDX&pf_rd_t=201&pf_rd_p=1321395082&pf_rd_i=B0051VVOB2>
<http://www.opera.com/browser/turbo/>

   最も単純化して説明すれば、Silk は Amazon の Elastic Compute Cloud (EC2)
   を利用する。EC2 は同社のハイ・パフォーマンスの仮想マシンシステムで、リ
   クエストされたウェブページをこれが取り込み、再パッケージして、遥かに効
   率的な Kindle Fire への配送を実現する。EC2 プロキシがページ全体を最適
   化された単一のストリームとして Fire のブラウザに向けて発射し、どうやら
   そのプロキシはブラウザと EC2 との間の接続を常時開いたままにしておける
   らしい。Silk はまた、次にどのページをあなたがクリックするかについて、
   他の Fire ユーザーたちの挙動をもとに予測してロードするといったことまで
   するらしい。

   これとは対照的に、通常のウェブブラウザはページがリクエストされる度に遠
   隔ウェブサーバへの接続を開き、HTML ページの大部分または全部を取り込み
   終えてからでなければ JavaScript ファイル、画像、その他の埋め込みコンテ
   ンツの取り込みを始めない。接続は一つのリクエストのみ継続されることもあ
   れば、複数のファイルにわたって続くこともある。Amazon は、顧客が行なう
   ブラウジングの挙動すべてを同社が把握することに対するプライバシーの懸念
   の声に対して、Silk ブラウザを通常のブラウザと同じように挙動して EC2 を
   全く使わず動作するように設定することもできると述べている。

   Amazon の Silk 求人情報によれば (Shawn Medero に感謝!) Silk プログラ
   マーたちが Google の SPDY を使っていることが見て取れる。SPDY はオープ
   ンソースのメソッドで、ウェブ接続を桁違いに効率的にするためのものだ。ま
   た彼らは WebKit も使っている。これは Safari でも Android のブラウザで
   も基礎として使われているブラウザのレンダリングエンジンで、その開発には
   Apple が非常に大きく寄与している。(思うに、Silk (絹糸の意味) は「ウェ
   ブ」(蜘蛛の巣の意味) と、また Google の SPDY とに掛けた冗談なのかもし
   れない。SPDY を声に出して言えば "Spidey" (蜘蛛みたいな) と聞こえるから。
   これでどうだ、webslinger たち!)[訳者注: 最後の単語は「蜘蛛の巣を投
   げる人」つまりスパイダーマンのこと。]

<https://aws.amazon.com/amazonsilk-jobs/>
<http://twitter.com/soypunk/status/119086037610938369>
<http://www.chromium.org/spdy>


**他の Kindle たち** -- 突如として Kindle Fire の小さな弟分になってしまっ
   たものたちのことも忘れないようにしよう。Amazon は、旧モデル二つをその
   まま保ちつつ、Kindle リーダーの新しいモデル二つも追加した。新機種は二
   つともキーボードがなく、そのため以前より小さく、軽くなっている。価格も
   安くなった。DX と Fire を除く他のすべての Kindle は 6 インチの E-Ink
   グレイスケールスクリーンを使う。

   基本モデルの Kindle の価格は $79 となり、これは Wi-Fi のみだ。キーボー
   ドもタッチスクリーンもないので、前面にあるいくつかのボタンのみでナビゲー
   トできる。重さは 6 オンス (170g) よりほんの少し軽く、従来最も小さかっ
   た Kindle のおよそ 80 パーセントほどのサイズだ。これには 2 GB のストレー
   ジが付く。これ以外の他のすべての Kindle リーダーモデルでは 4 GB だ。

<http://www.amazon.com/dp/B0051QVESA/?tag=tidbitselectro00>

   新モデルの Kindle Touch は赤外線方式のタッチスクリーンを備えており、小
   売価格は Wi-Fi 専用モデルで $99 だ。これも同程度に小さく、重さは 8 オ
   ンス (225g) 以下だ。Wi-Fi+3G の Kindle Touch は 100 カ国で動作し、価格
   は $149 となる。タッチスクリーンで読書する際に最も苛立たしい問題は、次
   のページへ行く領域をうまく押せないことだが、これに対して Touch は一つ
   の解答を与えている。タッチスクリーンがあるので、修正方法はごく単純だ。
   つまり、Amazon は、本のページの大部分の領域を次のページへ行くタップの
   領域としたのだ。これで、右手でも左手でも読書がしやすくなる。

<http://www.amazon.com/dp/B005890G8Y/?tag=tidbitselectro00>

   Kindle Touch 専用の機能が一つある。X-Ray と呼ばれるその機能は、いわば
   その本の骨組みを手軽に使えるグラフィカルなメタデータとして組み込んだよ
   うなものだ。Wikipedia と (Amazon 所有の) Shelfari とを利用するこの機能
   で、本の中で参照されているアイデア、人物、場所、その他の情報が、タップ
   するだけで見られるようになる。これは非常に興味をそそるアイデアで、登場
   人物が何百ページも経ってから突然再登場したりするロシアの長い小説を読む
   際などに大いに活用できるだろう。そうそう、"Pride and Prejudice" を読ん
   でいて Bennett 姉妹のどっちがどっちだったか思い出せなくなるのは私だけ
   だろうか?

<http://www.amazon.com/Kindle-Touch-Free-Wi-Fi-Display/dp/B005890G8O/ref=pd_rhf_p_t_2#xray>
<http://www.shelfari.com/>

   従来基本モデルであった Kindle は Kindle Keyboard という名称に変更され、
   Wi-Fi 専用版 ($99) と Wi-Fi+3G 版 ($139) がある。Kindle DX も引き続き
   販売され、従来通り 9.7 インチ E-Ink スクリーンと内蔵 3G を装備している。
   (Wi-Fi はない。)

<http://www.amazon.com/dp/B004HFS6Z0/?tag=tidbitselectro00>
<http://www.amazon.com/dp/B002GYWHSQ/?tag=tidbitselectro00>

   ここで、価格について少し触れておこう。Amazon はこれらの Kindle 各モデ
   ルを上記のような価格で宣伝しているが、そこにはちょっと仕掛けがある。こ
   れらの価格はすべて、Special Offers 版の値引き価格であって、これらの版
   では広告やスポンサーからのお知らせが表示される。わずらわしいように聞こ
   えるかもしれないが、読書の最中に広告で邪魔されることはない。広告は、
   Kindle がスリープモードにあるときにのみ表示される。つまり、E-Ink ディ
   スプレイが(バッテリを使用しない)静止画像を表示した状態だ。

   Amazon の Special Offers は広告を付けることによって Kindle に大幅な値
   引きをしている。Kindle で $30、Kindle Touch と Wi-Fi 版 Kindle Keyboard
   で $40、3G 対応版 Kindle Keyboard で $50 の値引き幅だ。以前 TidBITS ス
   タッフであり現在は Macworld の編集者である Lex Friedman は Twitter で、
   広告版もそれほど悪くないと言っている。「でも、広告といっても本当に、本
   当に最小限だ。全体として価格だけの価値はある。読書中に妨げられることは
   決してない。」

<http://twitter.com/lexfri/status/119089779697655808>

   そういうわけだが、$79 の Kindle ならばクリスマスに靴下の中に入れるのに
   手の届く値段になっているかもしれないし、学生や、親しい友人にも素敵なギ
   フトになるだろう。Amazon CEO の Jeff Bezos はこれが何百万台も売れるだ
   ろうとおおっぴらに述べたが、そういうことは普通上場企業の CEO ならばそ
   の予測に絶対の自信がなければしっかり口を閉じて言わないものだ。もっとずっ
   と高い価格で何百万台も売れたものもあるのだから、たぶん彼の予測は正しい
   のだろうと思う。


**我こそナンバー2** -- Kindle Fire は、モバイル機器の全体情勢の中で新た
   な、以前にはなかった隙間分野を占めることになる。フォームファクターの違
   いと、オーディオやビデオがない点があるので、iPad を抹殺することはでき
   ない。けれども、これがたちまちタブレット機器のベストセラーのナンバ−2
   の位置に躍り上がることは十分予想できるし、iPad の価格とサイズを見て購
   入をためらっていた人たちを惹き付けるのは間違いないだろう。また、スマー
   トフォンと Kindle Fire と iPad とを取り揃えて、それぞれ少しずつ異なっ
   た目的、旅行、場合に応じて使い分けるという人が多くなることも考えられる。
   メディア記録ができないことと、低価格のお陰で、子供たちが不適切なオーディ
   オやビデオを共有するのが心配な親たちにとって、Fire の方が iPod touch
   の方が相応しい選択肢となるかもしれない。

   私がそこまで Amazon の成功に自信を持てて、その一方で Samsung Galaxy S、
   Motorola Xoom (4G の登場は約束よりも数ヵ月遅れだ)、HP TouchPad (これは
   もう死んだ)、RIM BlackBerry PlayBook (これも死につつある) といったもの
   に以前から冷笑的な態度でいる理由は、そういったものたちがすべて、ビデオ
   を視聴することについては表面上素晴らしいかもしれないけれど、いずれもそ
   の背後にメディアのエコシステムというものが欠如していたからだ。映画やテ
   レビ番組が観たくなったら、どうやってそれを購入したりロードしたりするの
   か? それに対する返事はいつもしばらくの沈黙、それからカチカチという音
   がして、オロオロとした口調で Netflix とか、将来はパートナーシップを結
   びたいとか、そんな言葉が返ってくるだけだった。でも Amazon はどうか?
   Amazon にはアプリがあり、本も、テレビ番組も、映画も、ちゃんと既に揃っ
   ているのだから。


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学校の書類を ScanSnap で 21世紀に取り込む
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     文: Tonya Engst <tonya @ tidbits.com>
     原文記事: <http://tidbits.com/e/12522>
     訳: 亀岡孝仁 <takkameoka @ kif.biglobe.ne.jp>

   私が Fujitsu ScanSnap S1300 を買ったのは、家の中に積み上がる紙の量を減
   らすためと、もう一つ、私が机に向かっていない時でももっと色々な書類にア
   クセス出来る様にしたいからであった。例えば、Staples(文房具チェーン
   店)で私の中一の息子のための学校で必要な文房具のリストをチェックしてい
   る時、PTA の会議で書記をしている時、或いは家を離れての旅先で仕事をする
   時などである。

<http://www.fujitsu.com/us/services/computing/peripherals/scanners/scansnap/s1300.html>
   (日本語)<http://scansnap.fujitsu.com/jp/product/s1300/>
   "ScanSnap S1300 Windows(R)/Mac OS ハイブリッドモデル製品情報 : 富士通"

   この ScanSnap は病み付きになる、しかも私はまだそれの使い方をまだ殆どマ
   スターしていない。その素晴らしさはこの様になる:息子が学校の始業日に大
   量の書式や配付物を持ち帰ってくる。私はスキャナーを開いてそれらを放り込
   み、Dock の ScanSnap アイコンからオプションを選択する、そしてスキャ
   ナー上の大きな青のボタンを押す。間もなく (もし OCR を選択した場合は数
   分で) この全体の紙の山はスクリーン上に現れる、しかも両面の書式やカバン
   の中で多少しわくちゃになってしまったページもである。

   (OCR は "optical character recognition (光学式文字認識)" の略である
   が、ここで私がわざわざ説明するのは、最近の PTA の会議でも聡明な方の一
   人がこの言葉を知らなかったことが分かり、これは私の思っている程に一般的
   ではないと思ったからである。何かを OCR にかけると、スキャンされた画像
   は実際のテキストに変換され、編集、コピペ、或いは検索したりが可能にな
   る。)何度も何度も記入しなければならない様な書式に対しては、変更のない
   項目はあらかじめ記入しておきそして必要に応じて印刷する様にしている。例
   を挙げると、毎年数回は提出する医療許可の書式、それに私の息子の写真を
   Web に載せることへの許可を求める学校区からのものもしょっちゅうある。え
   え、それは構わないけれども、もう一度言ってきたら今度は色々な理由から
   ノーと言うかもよ!

   (正直言って、私はこれらの書式をメールで提出しても良いかと尋ねる勇気を
   未だ奮い立たせられていない。我々の学校区は "生徒を 21世紀に向けて準備
   させる" ことに熱心である、つまり "彼らが実世界の IT 技術を身に着けて卒
   業できるよう手を差し伸べる" ことへの標語でもあるので、我々はもうすでに
   21世紀に入って何年もたっているわけで、我々大人はここでその模範を示して
   も良いのではと私は思う。)

   それから私は個々のファイルに Tagit を使って幾つかのタグを付け、これは
   Ironic Software からの無料のユーティリティで後で探すのをより簡単にして
   くれる、そしてこれらのファイルを夫が後でどのコンピュータからでも、或い
   は彼の iPhone や iPad からでもアクセス出来る様に共有の Dropbox フォル
   ダに入れる。もしその書類が息子も見たいと思うかもしれない様なものの時
   は、コピーを彼の Dropbox フォルダにも入れておく。実際の紙の書類の方
   は、リサイクルの箱に行ってしまうものもあるが、残りは息子に返し、それら
   はきっと丸められてこの学年の間彼のカバンの中に収まったままになるのであ
   ろう。

<http://www.ironicsoftware.com/tagit/>
<http://tidbits.com/resources/2011-09/Tagging-with-Tagit.png>

   (今年新しくなったことは、息子も学校での携帯デジタル機器の使用を許され
   る様になったことであるが、例えば音楽の授業の時に彼の iPod touch から好
   みの曲を共有するという様な特定の認可済みの教育目的のために限られてい
   る。もし彼がある程度の書類を彼の iPod touch に入れて持ち歩くことが出来
   るなら - 或いは iPad とか家の中に転がっている昔の Kindle とかでもよ
   い、素晴らしいだろうと思うが、学校は紙のノートを置き換えられるハード
   ウェアを一般的に許す所まではまだ至っていない。しかしながら、紙をデジタ
   ルオブジェクトに変えその上でそれらを彼のカバンに入れて永久に持ち運べる
   様に息子に返すというのは奇妙な感じがする - 多くの生徒の様に、息子も反
   ロッカー主義である、何故ならば、先生が何時分度器や紫色のペンを出す様に
   言うかは分からないかららしい。)

   上記のこと全てを優雅さを持ってやるには、私が Smile の PDFpen の使い方
   も知っていることを述べておいた方がいいかも知れない。これは PDF を統合
   しそして PDF から個別のページを取り出すのを易しくしてくれる。私が $295
   の ScanSnap S1300 を選んだのは Joe Kissell の "Take Control of Your
   Paperless Office" を読んでそして色々なスキャナーについての彼の説明から
   私の必要頻度と机の大きさを考えてこれが良い選択だと思ったからである。も
   し私にもっと大きい机、大きな予算、そしてスキャンすべきもっと多くの紙が
   あるのであれば、$495 の ScanSnap S1500M の方が良いであろうと思う、何
   故ならばこちらの方が多くの紙を扱うのに全体的により頑健である様に見える
   からである。更に、ScanSnap の Amazon のレビューも優秀で、そしてこの機
   種は Amazon Prime 経由で入手可であった。(免責:私は "Take Control of
   Your Paperless Office" をただ読んだだけではなく、その編集もした。それ
   も二度。)

<http://www.smilesoftware.com/PDFpen/>
<http://www.takecontrolbooks.com/paperless-office?pt=TB1096>
<http://www.fujitsu.com/us/services/computing/peripherals/scanners/scansnap/scansnap-s1500m.html>

   スキャンした書類のファイル収納場所として、私が何故 Dropbox と Finder
   を選択したのかとお思いかもしれない。結局のところ、選択肢は沢山ある。あ
   なたのスキャンしたファイルは色々な種類のソフトウェアに入れることが可能
   で、人気のある例を挙げれば EagleFiler, Yojimbo, そして DEVONthink (こ
   れについても Joe Kissell が書いた本がある - "Take Control of Getting
   Started with DEVONthink 2") などがあるが、これは可能性のほんの表面をな
   ぞったに過ぎない。事実、選択肢を検討しそしてやがて選ぶであろうものの使
   い方を学ぶのに何か月も費やすのは簡単である。そして、私のような場合だ
   と、配偶者と選択肢について相談をし、そして宿題山積みの 12才の子供にそ
   の使い方を教えていたらもっと時間がかかるであろう。幸いにして我々の場合
   はその必要はなかった。我々の家庭では、全員が Finder の使い方は知ってい
   るし、我々の必要頻度もそう高くない、そして私が使っている簡単なフォルダ
   階層が何かを見つけ出すには不十分であると分かっても (私が最近編集した本
   "Take Control of Spotlight for Finding Anything on Your Mac" は下記の
   スクリーンショットにあるような検索記述の書き方を教えてくれた)、私が
   Tagit を使って追加しているタグ付けが大きな助けとなるであろう。後でもっ
   と先進的なツールが必要となったら、その時に入れ替えることも可能である。

<http://www.dropbox.com/>
<http://c-command.com/eaglefiler/>
<http://www.barebones.com/products/yojimbo/>
<http://www.devon-technologies.com/products/devonthink/>
<http://www.takecontrolbooks.com/devonthink-2?pt=TB1096>
<http://www.takecontrolbooks.com/spotlight?pt=TB1096>
<http://tidbits.com/resources/2011-09/Searching-via-Spotlight.png>

   Dropbox iOS アプリの弱点は、あなたのファイル全てを機器に常にロードする
   わけではないので、セルラーデータネットワーク上ではファイルへのアクセス
   が遅い場合も有り得る。また、この iOS アプリは私が Tagit を使って付けた
   タグに基づいてファイルを見つけることは出来ない。上記したプログラムのう
   ちの二つ、Yojimbo と DEVONthink は Mac 上に蓄えられた書類を iOS 機器に
   同期出来るモバイルアップスを持っているので、将来我々もこのうちの一つに
   移行する可能性はある;しかしながら、一つのデータ蓄積場所を三人の人で共
   有しようとするのは事態を複雑にしてしまうのではと危惧する。また、Code
   42 Software は CrashPlan iOS アプリを発表したばかりで、これは
   CrashPlan Central バックアップにあるファイルへのアクセスを提供する。こ
   れは現時点では我々の助けにはならないが (我々のバックアップは友人のコン
   ピュータへであり CrashPlan Central にはでないから)、将来のバージョンで
   は我々のバックアップデータへのアクセスを可能にするかもしれない。

<http://itunes.apple.com/us/app/crashplan/id462565520>

   さて、この ScanSnap よりもより良い唯一のものといえば、情報が全てオンラ
   インでしかも分かりやすく提示されているので ScanSnap を使う必要が全くな
   い、という状況であろう。ひょっとすると、その様なことが 22世紀には技術
   産業以外の実世界でも現実になっているかもしれない。


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ZangZing でグループの写真共有が成長
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     文: Adam C. Engst <ace @ tidbits.com>
     原文記事: <http://tidbits.com/e/12507>
     訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>
     訳: 亀岡孝仁 <takkameoka @ kif.biglobe.ne.jp

   デジタルカメラや携帯電話のカメラが急増したことによって、イベントで観衆
   の数よりカメラマンの数の方が多いといったようなこともよく見られるように
   なったかもしれない。でも、私たちの記憶というのは不完全なものなので、そ
   うした特別の日の思い出を呼び起こせる助けとするためにも、写真が価値ある
   ものであることに議論の余地はない。加えて、デジタル写真撮影への障壁は低
   いので、パーティーや、週末のお出掛けや、スポーツイベントなどがあれば、
   すぐに何百枚というスナップ写真が出来てしまうものだ。幸いにも、私たちは
   大量の写真を管理するための良く出来たツールを自分のコンピュータに持って
   いるし、写真をアップロードして友だちや家族に見せられるようなオンライン
   サービスもたくさんある。いろいろな友人たちが示してくれた例を挙げれば、
   Flickr、Shutterfly、Picasa Web Albums、SmugMug、Posterous、Facebook と
   いったところがすべてこの用途に使えるし、さらには Google+ や Dropbox を
   使うことさえできる。

<https://plus.google.com/106741850554591477322/posts/UiccCNB7cFg>
<http://www.flickr.com/>
<http://www.shutterfly.com/>
<http://picasaweb.google.com/>
<http://www.smugmug.com/>
<https://posterous.com/>
<http://www.facebook.com/>
<https://plus.google.com/>
<http://www.dropbox.com/help/18>

   けれども、私が今まで見つけられなかったのは、グループに属する人たちだけ
   の間で写真を共有する目的で作られたウェブサイトだった。一つのイベントに
   参加した複数の人たちが写真をアップロードしてお互いにすべての写真を見ら
   れるようにするが、一人の管理者が中心にいてユーザー名やパスワードを管理
   したりする必要はない、そんな場を私は探していた。それは、私が所属してい
   るランニングのグループ High Noon Athletic Club に 30 年間所属し最近去っ
   た友人がいて、彼の伝説的な最後の走りを多くの人たちがしっかり記録に残し
   たからだった。走った後で、写真を撮っていた友人の一人がカメラの SD カー
   ドを私に手渡して、「これを頼むよ。君なら、僕がするよりうんと早く写真を
   アップして皆が見られるようにしてくれるだろう?」と言った。それはそうか
   もしれないが、私だって何ヵ月分ものいろいろなイベントの写真を溜めていて、
   まだアップロードできずにいるのだ。その大きな理由は、伝統的なサイトがい
   ずれも私から見れば的外れに感じられるからだ。

   グループで写真をサイトに共有するのなら、次のようなことが実現されていて
   欲しいと私は思う:

* 写真が手軽にアップロードできること。私にとって、それはつまり iPhoto か
   らアップロードできるということだが、どんなフォルダからでも同じように手
   軽にアップロードできるべきだ。もしもアップロードの作業に手間がかかり過
   ぎるなら、アップロードする気になれない。理想的には、アカウントなど必要
   とせずに写真のアップロードができて欲しい。多くの人たちにとって、アカウ
   ントを扱うのは大きな障害となるものだから。

* 複数の人たちが同じアルバムへアップロードできること。これこそ、最も重要
   な機能のはずだ。なぜなら、複数のカメラマンの撮った写真を一ヵ所に集める
   ことがすべての目標なのだから。

* 個々のアルバムを URL ベースで共有すること。電子メールで、通常はメーリ
   ングリストで、知らせることによって人々とアルバムを共有できるようになっ
   ていて欲しい。だから、そのサービスが私のために通知をしてくれるのでなく、
   私が自分で電子メールを送ることができる方が望ましい。

* 閲覧とアップロードの双方で、シンプルなアクセスコントロールができること。
   大きなフェスティバルなど、完全に公開されたイベントもあるが、公開のイベ
   ントではあっても、誰にでも勝手に見られてよいというつもりで皆が参加して
   いる(従って写真を撮られている)のでないこともある。例えば大規模なハロ
   ウィーンパーティーのような場合だ。また、人に見られては困る写真(「風俗
   店に行ってみたぞ!」)を投稿するのはもちろん論外だけれど、少人数のグルー
   プの人たちの間でだけ写真を共有してアクセスをパスワードで保護したいとい
   う状況はやはりあり得る。

* 写真のメタデータを誰でも編集できる機能。私がここで考えているのは写真に
   写っている人たちの名前だ。イベントでは、それぞれの人たちの名前を一部の
   人しか知らないことがよくある。

* コメント付けなど、ソーシャルな機能。簡潔な説明が付けば、写真についての
   事情が分かってより良くなることもあるし、写真そのものが会話のきっかけと
   なることもある。


**ZangZing 登場** -- 私はまず写真を Google+ に投稿して、得られた反応に目
   を通してから、私の望みにより近いと思われるサイトを探し始めた。思ったよ
   りも早く、新しいサイトで(どういうわけか)ZangZing という名前のところ
   が、私の必要のすべてを満たすものに驚くほど近いことが分かった。ZangZing
   は Kathryn Corro、Mauricio Alvarez、Joseph Ansanelli の三名によって創
   設され(Joseph の作った最初の会社は Apple/Claris に買収され、Claris
   Organizer の基盤となったのだったが、彼はその後 Apple で Newton 開発の
   仕事を続けた)2011 年 4 月に至って初めて ZangZing は公開ベータ版として
   登場した。スタート当初はテクノロジー系の報道関係者たちの注目を集めたが、
   それ以後の数ヵ月間私はこれがあまり大きく取り上げられたのを見たことがな
   かった。

<http://www.zangzing.com/>

   ZangZing は新参者かもしれないが、ほとんどの部分は極めてよく考え抜かれ、
   うまく実装されているし、私が思い付く限り、使っていてこれほど独立動作の
   アプリに近い感触の得られるウェブサイトは他にないと思う。最も印象的なの
   は、これが Flash に依存していない点だ。だから、小型のスクリーン用の最
   適化はされていないものの、iOS 機器の上でも驚くほどうまく働く。モバイル
   機器への対応をさらにもっと改善することは、きっと ZangZing の開発目標リ
   ストに載っているのだろうと思う。

   ZangZing のインターフェイスは、アルバムというコンセプトに基づいて築か
   れている。おそらくこれは、各イベントごとに一つずつのアルバムを作成する
   という前提の下での考え方なのだろう。そして実際、ZangZing の中で私たち
   がすることの大半はアルバムに関係している。(この点についてはあとでまた
   触れる。)インターフェイスの主要部分は上下にあるツールバーで挟まれてい
   て、それぞれのツールバーにあるコントロールは各種の異なった表示モードを
   切り替えても比較的一貫性がある。インターフェイスの残りの部分を説明する
   前に、まずは写真をアップロードする方法について見ておこう。

<http://tidbits.com/resources/2011-09/ZangZing-main-window.png>


**写真のアップロード** -- ZangZing を使い始めるには、まずアカウントをセッ
   トアップする必要がある。ただ、これは非常に簡単で、手早く電子メールによ
   る確認をするだけでよい。あなたのユーザー名を選ぶ際にはよく考えておく方
   が良い。なぜなら、あなたの共有アルバムの URL すべてにそのユーザー名が
   登場することになるからだ。

   いったんログインが済めば、インターフェイスの左下にある New ボタンをク
   リックして新規のアルバムを作成する。新規のアルバム作成には四段階の手順
   が必要だ。

1. 最初のスクリーンで、あなたの写真をどこから取り込むかを選択する。これ
   はあなたのコンピュータ上のフォルダでもよいし、iPhoto、Picasa、Facebook、
   Flickr、Instagram、Picasa Web、Shutterfly、Kodak Gallery、SmugMug、
   Photobucket、Dropbox、あるいはもう一つ別の ZangZing アルバムさえも指定
   できる。

<http://tidbits.com/resources/2011-09/ZangZing-new-album-1.png>

   いずれの場合でも、ZangZing は次にあなたが指定したそのソースの中をナビ
   ゲートしてアルバムまたは個別の写真を選択できるようにする。例えば、私は
   ウェブブラウザの中から iPhoto の内部をナビゲートできることに大いに感銘
   を受けた。欲しい写真が見つかれば、個別の写真をクリックしてそれを追加す
   ることも、あるいは Add All Photos ボタンをクリックしてすべてを取り込む
   こともできる。

   この時点で、ZangZing はあなたのウェブブラウザを介して写真をアップロー
   ドする。この処理には時間がかかることもある。座って待つのが嫌ならば、代
   わりに ZangZing Desktop Photo Uploader (Mac OS X 用か Windows 用) をダ
   ウンロードしてもよい。意外に思われるかもしれないが、これはアップロード
   の作業をバックグラウンドで処理するというだけのものだ。アップロードの開
   始はやはり ZangZing ウェブサイトからしなければならない。Mac OS X にお
   いては、メニューバー上に小さなアイコンが表示される。アップロードの最中
   には緑色の二つの矢印が追いかけ合う印が表示され、それをクリックするとメ
   ニューが開いて何個の項目がまだ残っているかが分かる。

<http://help.zangzing.com/entries/20144013>

2. 写真のアップロードが終われば、次はアルバムに名前を付ける番だ。アルバ
   ムの名前は重要だ。なぜなら、あなたが他の人と共有するアルバムの URL の
   中で、また電子メールで写真を送ってアップロードする際の送り先電子メール
   アドレスの中でも、そのアルバム名が使われるからだ。URL や電子メールアド
   レスの中で使えない文字は、ZangZing が自動的に削除する。

<http://tidbits.com/resources/2011-09/ZangZing-new-album-2.png>

3. ZangZing ではアルバムや個別の写真を選べば元のタイトルがそのまま持ち込
   まれるようになっているが、一つのアルバムなりイベントなりの写真の中から
   ほんの一つか二つだけ除いて他のすべてをアップロードしたいということもよ
   くある。また、どれかの写真のタイトルが抜けていたり間違っていたりという
   こともある。そういう場合に、この段階で修正を加えておく。アルバムを編集
   したり、タイトルを変更したり、不要な写真を削除したり、別の順序に手で並
   べ直したり、といったことができる。もしもすべてが望み通りになっていれば、
   この段階では何もせずにすぐ次の手順に移ればよい。

<http://tidbits.com/resources/2011-09/ZangZing-new-album-3.png>

4. 最後に、プライバシー、共有、アクセスコントロールの設定を調整する必要
   がある。アルバムは Public (誰でもあなたのアカウントを訪れて写真を見る
   ことができる)、Hidden (URL を知らなければ誰もここに来ることはできない)、
   Invite Only (あなたがグループをセットアップして招待をする必要がある)
   のいずれかに設定しておく。

<http://tidbits.com/resources/2011-09/ZangZing-new-album-4.png>

   共有については、あらかじめグループを設定して新規の写真について電子メー
   ルの通知が送られるようにもできるし、新規の写真が自動的に Facebook ある
   いは Twitter で共有されるようにもできる。正直言って、私は Facebook や
   Twitter での共有にはちょっと懸念を感じる。有無を言わせずに投稿されるの
   は好きでない。

   次にアクセスコントロールの設定がある。あなたのアルバムに誰が写真を追加
   できるか (誰でも (Everyone) 追加できる設定か、グループの中であなたが
   Contributors と指名した人のみにするかを選ぶ)、誰がフル解像度の写真をダ
   ウンロードできるか (Everyone、Contributors、または No One) を指定する。

   これまでのところ、私のアルバムの大多数は Hidden の設定にしてある。さき
   ほど言ったハロウィーンパーティーの写真と同じ分類に属する写真が多いから
   だ。多くは Ithaca の学校のクロスカントリーレース(従って子供たちの写真
   も含まれている)や、その他私が参加したランニングのイベント(中には仮装
   して走ったものもある)の写真だ。けれども、この記事の準備に際して、私は
   Macworld Expo 2008 で自分が撮影した写真を集めて Public 設定のアルバム
   を一つ作っておいた。使用体験をテストする目的で、どなたでもご自由にその
   年の写真を追加して下さってかまわない。このアルバムではアクセスコントロー
   ルの設定を誰でも写真を追加できるようにしておいたから。

<http://www.zangzing.com/adamengst/macworld-expo-2008>

   私がただ一つ心配なのは、これが公開のアルバムであって誰でもアップロード
   できるので、迷惑メール (spam) 写真(あれれ、スパム缶の写真?)が紛れ込
   むことも考えられる点だ。私がそれらを削除することもできるけれど、当然な
   がら、もしも手に負えなくなってしまえば結局アップロードに制限を掛けざる
   を得なくなるだろう。Hidden 設定のアルバムでは spam 写真の心配をしてい
   ない。ここにアクセスするのは、たぶんそのイベントに参加した人たちだけだ
   からだ。

   さて、写真のアップロードが済めば、アルバムを(Public または Hidden の
   設定なら)共有することになる。そのためには、単にそのアルバムの URL を
   コピーして関係者に送ればよいだけだ。Invite Only 設定のアルバムはあなた
   が指定したグループの人たちにしかアクセスが許されない。


**写真の一覧と操作** -- アルバムを表示しているにせよ一枚の写真を表示して
   いるにせよ、左上の部分にはボタンがあってその写真のアルバムへ、あるいは
   あなたのすべてのアルバムのリストへ、階層を遡ることができる。一番上の真
   ん中にはアイコンと、表示されている写真を投稿した人物の名前とが表示され
   る。それがもしあなた自身でないならば、その人をフォローするためのボタン
   もあって、その人が作成した公開アルバムについて知らされるようになる。

<http://tidbits.com/resources/2011-09/ZangZing-top-bar.png>

   右上の部分には Zendesk に基づく統合知識ベースをポップアップする Help
   ボタンと、各種設定やサインアウトのコマンドにアクセスできるメニューが開
   く Account ボタンとがある。けれどもこの右上部分で最も興味深いのは、ウィ
   ンドウのメインの部分を写真、人々、活動の各モードに切り替える分割された
   ボタンだ。これについてはあとで説明する。

   左下の部分には、コンテクストにより一つから三つのボタン New、Edit、Add
   がある。あなたがログインしていればいつも、New ボタンを使ってさきほど述
   べた四段階の手順によるアルバム作成が開始できる。あなたが既に作ってあっ
   たアルバムを表示していれば、Edit ボタンを押すと同じインターフェイスが
   現われて、アルバムの設定を調整したり、内容をいじったりもできる。それか
   ら、あなた自身のアルバムのどれかを見ているか、あるいは他の人のアルバム
   であなたにも写真の追加が許されているものを見ているならば、Add ボタンを
   使って写真の追加ができる。

<http://tidbits.com/resources/2011-09/ZangZing-bottom-bar.png>

   下のツールバーの真ん中にはグラフィカルな再生ボタンがあって、これを押せ
   ばスライドショーが始まる。一枚の写真を見ている場合には、進むと戻るのボ
   タンも現われて、次の、あるいは前の写真に移動できる。右下の部分には三つ
   か四つのボタンがあって、これもまたコンテクストによって変わるが Comment、
   Share、Like、Buy だ。Comment ボタンは個々の写真を見ている際にのみ現わ
   れて、クリックすると写真にコメントを加えるためのパネルの表示が切り替わ
   る。Share および Like ボタンはアルバムを見ている際にも一枚の写真を見て
   いる際にも現われ、アルバムまたは写真を電子メール、Facebook、あるいは
   Twitter で共有したり、または単に気に入ったことを示したりするために使う。
   "Like" が押された写真は、そのアルバムの活動ストリームの中でそのことが
   付記され、また Facebook や Twitter でもあなたがその写真を気に入ったこ
   とが共有される。意図せず Like ボタンをクリックしてしまった場合は、もう
   一度クリックすれば取り消せる。最後に、常に表示される Buy ボタンは今の
   ところは何もしないが、近日中にこのボタンを使ってさまざまの形でプリント
   アウトしたものが購入できるようになるはずだ。

   ZangZing ウィンドウのメインの部分はコンテンツのために使われるが、コン
   テンツはアルバムや写真、人々、活動の三種類の形式で表示され、その切り替
   えはさきほど述べた分割ボタンを使ってする。アルバムや写真は説明不要だろ
   う。トップレベルでは、あなたのアルバムすべてと、あなたが気に入ったアル
   バム、それからあなたがフォローしている人たちの公開アルバムを見ることが
   できる。一つのアルバムをクリックすればその中にある写真を見ることができ、
   一つの写真をクリックすればそれがウィンドウ全体を占める。写真ウィンドウ
   の一番下にサムネイルが並んで表示されているのにも注目しよう!

<http://tidbits.com/resources/2011-09/ZangZing-album+photo-views.png>

   一つのアルバムの中の写真を一覧している際には、一つの写真の上にポインタ
   をかざせばその写真専用のコントロールが現われて、その写真を共有したり、
   "Like" したり、コメントを付けたり、購入 (近日登場予定) したり、Facebook
   で "Like" したり、あるいは tweet したりできる。これらのコントロールに
   説明は要らないだろう。なぜなら、それぞれツールバー上にあるものと同じ機
   能だからだ。同じでないのは小さな "i" の字のボタンだけで、これを押すと
   メニューが出てそこからその写真を(アルバムがその設定になっていればフル
   解像度で)ダウンロードでき、またもしその写真のアルバムがあなたのもので
   あれば、写真を回転させたり、アルバムの表紙の写真に設定したり、削除した
   りもできる。一つ重要なヒントがある: ハート形のアイコンをクリックして
   その写真(またはアルバム)を "Like" した場合、もしそれを取り消したけれ
   ばもう一度アイコンをクリックすればよい。

<http://tidbits.com/resources/2011-09/ZangZing-photo-controls.png>

   個別の写真を表示させている際には、それをクリックすれば次の写真に移る。
   キーボードの左右矢印キーでも写真の並びをナビゲートできる。あるいは、手
   動でコントロールしたくなければ、三角形の再生ボタンをクリックする。する
   と、ウィンドウ全体が黒くなって写真のみが表示され、スライドショーが始ま
   る。コンピュータ上では、スライドショーをフルスクリーンにすることもでき
   る。ただしそのボタンは iOS 機器では現われない。スライドショーの最中に
   はグラフィカルなスライドショーコントロールが提供される。スペースバーを
   押せばスライドショーが一時停止・再開され、左右の矢印をクリックするのも
   個々の写真を見ている際と同様に働く。残ったもう一つのボタンは、写真のタ
   イトルを表示させたり消したりする。このボタンは他の場所ではコメントを付
   けるために使われており、ここだけはインターフェイスに一貫性がなくなって
   しまっている。

<http://tidbits.com/resources/2011-09/ZangZing-slideshow.png>

   誰がどの写真をアップロードしたか知りたければ、上のツールバーの分割ボタ
   ンで人の影のボタンをクリックして人々による表示に切り替える。この表示で
   はそのアルバムに写真を投稿した人たちがリストされ、それぞれの人がアップ
   ロードした写真をすべて(少なくともサムネイル表示で)見ることができる。
   一つ問題があって、これは ZangZing が全般的に対処すべきことなのだが、別
   の人の写真のサムネイルをクリックしてからそれに続く写真にナビゲートする
   と、並び順がかなりバラバラになってしまい必ずしもその人の写真のみが見ら
   れるわけではなくなってしまうことがある。同様に、アルバム表示でも、写真
   の並び順がちょっとバラバラに感じられる。いずれの場合も、ZangZing は実
   際には時間をもとに並べ替えているのだが、カメラで日付と時刻を正確に設定
   していない人たちも多い。理想的には、ユーザーたるあなた自身が、投稿者に
   よって、時刻順で、あるいは写真のタイトルによって、並べ替えられるように
   なって欲しいと思う。

<http://tidbits.com/resources/2011-09/ZangZing-people-view.png>

   最後の表示モードは活動による表示だ。これは分割ボタンの中の一番右のボタ
   ンでアクセスする。ここにはそのアルバムの中の活動項目がリストされる。例
   えば誰かが写真を "Like" したとか、写真を追加したとか、写真にコメントを
   付けたとか、そういった活動だ。もしもあなたがアルバムのオーナーならば、
   またはあなたがアルバムに設定されたグループの一員ならば、そのアルバムに
   何か活動が起こる度にあなたに電子メールが届く。とはいえ、活動表示はとて
   も重要だ。これがなければ、どの写真にコメントが付いているのかを調べるの
   も難しいし、どの写真が最も人気あるかも分からない。私としては、ZangZing
   がこういったメタデータの一部をアルバム表示でもユーザーがいちいち個々の
   写真の上にポインタをかざさずとも一覧できるように工夫して欲しいと思う。

<http://tidbits.com/resources/2011-09/ZangZing-activity-view.png>

   電子メール通知で思い出したが、Account ボタンからアクセスできる Settings
   画面の中で、どのようなイベントが電子メールをあなたに送信するかをコント
   ロールできる。招待、ソーシャルなアクション、アップロードの確認、ニュー
   ス、マーケティングのメッセージなどの項目が選べる。また、あなたの個人的
   な情報もここで調整でき、他の写真サービスあるいはソーシャルネットワーキ
   ングサービスにあなたのアカウントをリンクさせてソーシャルな活動のアップ
   ロードや投稿を自動化させることもできる。


**まだ荒削り** -- 正直な話をしよう:私は ZangZing が大好きである。しかし、
   この様に新しいサービスであれば未だ幾つかの荒削りの部分に取り組んでいても
   おかしくない。私が遭遇した幾つかの例を挙げてみよう。

* インターフェースの至る所に現れる Buy ボタンは未だつながっていない。
   完成した暁には、あなたが見ている写真のプリント、額入りプリント、ギャラ
   リー展示用キャンバス、そして額入りポスターが買えるようになる。ZangZing
   がこれらの他にも色々なものの上にプリントさせてくれるようになるのも時間
   の問題であろう。これは将来の ZangZing のビジネスモデルの一部である。

* 現時点では ZangZing は無料であり、そうであり続けるであろう。しかしなが
   ら、ある時点では、無料のアカウントからアップロード出来る上限が設定され、
   無制限のアップロードを取り戻すには料金が課せられることになるであろう。料
   金設定がもうすでに決まっているとは思わないが、Flickr や似たようなサイトは
   年当たり $25 近辺なので、ZangZing も似たような所に落ち着くのではないかと
   思う。

* 現時点では、クラブの様なものに対して理想的な真のグループアカウントの準
   備はなされていない。Ithaca クロスカントリーチームに対しては、私が自分で管
   理する新しいアカウントを作ったが、狙いはレース毎に新しいアルバムを作成す
   る仕事は他の誰かが担当する場合、私からその人にパスワードを渡すことが出来
   ることである。これは現実的な迂回案ではあるが、理想的とは言えない;
   ZangZing は、ある個人のアカウントにリンクしていて追加のアクセス権限も持て
   るグループアカウントの構想について考慮中である。

* ソートの改善も必須である。前にも書いた様に、現時点では時系列的か手作業
   であり、バラバラだと感じてしまう場合もあるので、数百枚の写真を含むアルバ
   ムでは方向感覚が失われてしまう。

* ある写真を誰がアップロードしたのかは、人々と活動のビューでは見られるが、
   アルバム或いは個々の写真を見ている時には誰がそれをアップロードしたのかを
   知る術はない (写真のタイトルは見えるので、そこから類推出来る場合は多い)。
   写真のタイトルに加えてオプションの情報として表示出来るようになれば嬉しい。

* どのメタデータが表示されるかに関するオプションは無いので、殆どのアップ
   ロードされた写真にはカメラがデフォルトで付与した醜い名前が付いているが、
   これらを隠す術は全くない。また前述した様に、アルバムビューではどの写真が
   好まれ或いはコメントされたかが一目でわかる様になれば嬉しい。

* アルバムの所有者は写真を回転したり削除したり出来、そしてアルバムの写真
   の提供者も事後に自分の写真にだけ同じことが出来るが、アルバムを見ている人
   が写真の名前を変えられるオプションは無い。アルバムの所有者は Edit Album
   プロセスの Step 3 で名前を変更出来る。理想的には、アクセス権のある人なら
   誰でも (少なくとも Hidden そして Invite Only アルバムでは) アルバムビュー
   から直接名前の変更が出来るべきである。

* 現時点では、設定で Everyone からのアップロードを受け入れるとアルバムを
   設定しても、Web 経由でアップロードしたい人はアカウントを持つ必要がある。
   驚くにはあたらないかもしれないが、写真をメールで提供するのは誰でも出来る、
   アカウントを持っているかどうかに拘わらずである。アカウントを欲しくない人
   からの Web アップロードも許すのが理想であろう。

* ビデオは現在はサポートされていないが、将来追加するリストには載せてある
   と ZangZing は私に語ったことがある。

   ZangZing チームは大変な仕事を抱えているが、そのサービスは現時点でも大いに
   使えるものであり、そしてグループ写真共有のためには私が見た中では最善の解
   である。以前 Ithaca クロスカントリーチームは USB フラッシュドライブを使っ
   て手作業で写真の交換をしていて、最終的には全てを DVD に入れてシーズンの終
   わりには図書館に置いて貰うというのが狙いであった。今では親たちは毎レース
   終了後直ちに彼らの写真全部をアップロード出来、親も走者も共々それらを見る
   ことが可能になり、そして卒業アルバムの助言者はこれ程豊富な収集物から選択
   出来ることに心底喜んでいる。誰もが満足だ。


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TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2011 年 10 月 3 日
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     文: TidBITS Staff <editors @ tidbits.com>
     原文記事: <http://tidbits.com/e/12529>
     訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>

**Adobe Photoshop Lightroom 3.5 と Camera Raw 6.5** -- 数週間前にリリー
   ス候補版の Photoshop Lightroom と Camera Raw をシード配布したのちに、
   Adobe は今回最終版を入手できるようにした。Photoshop Lightroom 3.5 と
   Camera Raw 6.5 は、いくつかの新機種のカメラについて raw サポートを追加
   した。対象となったカメラは Fuji FinePix F600EXR、Nikon Coolpix P7100、
   Olympus E-PL3、Sony SLT-A77 などだ。また新たなレンズプロファイルも追加
   されて、それらのレンズに固有の歪みや色収差が手軽に修正できるようになっ
   た。バグも修正されている。(無料アップデート、Lightroom 3.5 は 103 MB、
   Camera Raw 6.5 は 93.1 MB)

<http://www.adobe.com/support/downloads/detail.jsp?ftpID=5255>
<http://www.adobe.com/support/downloads/detail.jsp?ftpID=5259>

   Adobe Photoshop Lightroom 3.5 と Camera Raw 6.5 へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/12528#comments>


**Firefox 7.0** -- 最近になって始めた馬鹿げたバージョン番号付け方法を継
   続しつつ、Mozilla が Firefox 7.0 をリリースした。(実際には 4.3 と見る
   べきものだ。)今回も、同社のこのウェブブラウザには真の意味での新機能と
   言えるものが何もない。特定の利用シーンでメモリ処理が「劇的に改善」され
   たといい、また Firefox Sync が高速化され、アドレスバーで URL の接頭辞
   「http://」が初期設定で非表示となり、MathML への対応が強化され、その他
   マイナーな変更点がいくつかある。ダウンロードするのは、急がば回れ。それ
   からもう一つ、リリースされたばかりの Firefox 7.0.1 では、7.0 アップデー
   トのインストール後にアドオンが消えてしまうことがあるという、まれに起こっ
   たバグが一つだけ修正されている。その問題に遭遇していない人は、当面無視
   しておいても差し支えないだろう。(無料、28.2 MB、リリースノート)

<http://www.mozilla.org/firefox/>
<http://www.mozilla.org/firefox/7.0.1/releasenotes/>

   Firefox 7.0 へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/12523#comments>


**PopChar X 5.3** -- いろいろの異なったフォントで特殊文字を見つけたり入
   力したりする必要のあることが多いという人は、今回 Ergonis Software が
   PopChar X 5.3 をリリースしたことでその作業が Mac OS X 10.7 Lion でも簡
   単にできるようになった。この新リリースで、新しい Apple Color Emoji (カ
   ラー絵文字) フォントのカラー付き記号に対応した。カラー絵文字を一覧した
   り検索したりでき、カラーフォントの処理に対応しているアプリケーションで
   ならばそれらを文字として入力できる。その他にも、今回のアップデートでは
   いくつかの調整が施されている。バックグラウンドでの CPU ロードが削減さ
   れ、Lion のデスクトップスペースとの互換性が改善された。(新規購入 29.99
   ユーロ、無料アップデート、2.3 MB、リリースノート)

<http://www.ergonis.com/products/popcharx/>
<http://www.ergonis.com/products/popcharx/history.html>

   PopChar X 5.3 へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/12524#comments>


**Teleport 1.1** -- ネットワークで結ばれた複数台の Mac を一つのマウスと
   キーボードでコントロールしたい人たちのために、Abyssoft の Julien Robert
   が彼のドネーションウェアのユーティリティ Teleport をアップデートして、
   Mac OS X 10.7 Lion と互換にした。(古いバージョンに対するレビュー記事
   は 2007 年 8 月 27 日の記事“ TidBITS 御用達ツール: Teleport”参照。)
   Teleport 1.1 でのその他の新機能としては、キーボードショートカットを押
   すだけで直接コントロール先の Mac にジャンプできる機能、ファイル転送の
   大幅な高速化、複数項目でのファイル転送、複数のスクリーンを持つ Mac で
   すべてのスクリーンに対応、ジェスチャーにフル対応、暗号化されたファイル
   転送,その他がある。(無料アップデート、706 KB)

<http://abyssoft.com/software/teleport/>
<http://tidbits.com/article/9125>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-894.html#lnk6>
   "TidBITS 御用達ツール: Teleport"

   Teleport 1.1 へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/12521#comments>




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