TidBITS#1125 日本語版

TidBITS Japanese hosoka @ ca2.so-net.ne.jp
2012年 5月 10日 (木) 22:14:00 PDT


TidBITS#1125/07-May-2012
========================
     英語版: <http://tidbits.com/issue/1125>
     日本語版: <http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1125.html>


   あなたの Apple ID で裏打ちされたアカウントに突然アクセスできなくなった
   ら、あなたならどうするだろうか? Chris Owen がまさにその事態に直面した
   のは、どうやら Apple が彼のアカウントを破損させてしまったからのようだ。
   彼の体験談を読んで、あなたならそういう問題にどう対処するかを考えてみて
   頂きたい。また今週号では Jeff Carlson が iOS 5.1.1 における修正点を手
   早く紹介し、Glenn Fleishman は Amazon の頼りない Cloud Drive デスクトッ
   プアプリを紹介するとともに Tweetbot と Storify の新たな繋がりについて
   物語る。それから、Adam は誰もが写真を投稿できる新しい世界的な写真プロ
   ジェクトを紹介し、また Mac OS X のアプリケーション間コミュニケーション
   のお陰で可能となった TidBITS の内部的ツールについて語る。今週注目すべ
   きソフトウェアリリースは、Alfred 1.2、Transmit 4.1.9、SpamSieve 2.9.1、
   それに Hazel 3.0.5 だ。

記事:
     iOS 5.1.1、バグを修正
     5 月 15 日から Aday.org に写真を寄稿しよう
     Amazon、Cloud Drive デスクトップアプリをリリース
     Tweetbot と Storify で Twitter の会話を記録する
     PodBOT でオーディオ版 TidBITS が改善
     Apple ID の恐怖体験
     TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2012 年 5 月 7 日
     ExtraBITS、2012 年 5 月 7 日


----------------- 本号の TidBITS のスポンサーは: ------------------

* 読者のみなさん! 今すぐ会員になって TidBITS を応援してみませんか?
    特典はこちら: <http://tidbits.com/member_benefits.html>
    今週は Peter Tuft 氏、John Howland 氏、
    Brent Schmitz 氏と Andre Peternell 氏の暖かい支援に感謝!

* Dragon speech recognition software for Macintosh, iPhone, and iPad!
   Get the all-new Dragon Dictate for Mac from Nuance Communications
   and experience Simply Smarter Speech Recognition.
   Learn more about Dragon Dictate: <http://nuance.com/dragon/mac>

* CrashPlan is easy, secure backup that works everywhere. Back up
   to your own drives, computers, and online with unlimited storage.
   With unlimited online backup, this is one resolution you can keep.
   Back Up Your Life Today! <http://crashplan.com/ref/tidbits.html>

* New from Smile: PDFpen for iPad. Sign contracts, make changes, fill
   out applications and more. With iCloud storage, you get seamless
   PDF editing on your Mac and iPad. Take control of your PDFs
   wherever you are. Get it on the App Store: <http://smle.us/tbpdfpen>

* Intego: Washing Machine cleans up files created by Web browsers
   and other programs that access the Internet. Get rid of caches,
   cookies, download histories, browsing histories and more.
   Download a free trial. <http://www.intego.com/wmtb>

* Noteboom Video Tutorials for Apple Software: Learn how to use
   iMovie, iPhoto, Lion, Bento, and more with our highly rated
   video tutorials available on the Mac App Store and the App Store
   on your iPad. <http://www.noteboomproductions.com/tb>

* Having trouble hearing sound from your Mac? Global Delight's Boom
   volume booster and system-wide equalizer can raise the volume
   in iChat conversations, iTunes music, Netflix movies, and more.
   Try the free trial of Boom today! <http://bit.ly/TBBoom>

* Doxie makes it easy to go paperless and scan anywhere - no
   computer required. Doxie scans paper and receipts, creates
   searchable PDFs, then syncs up to your Mac. With smart design and
   great software, Doxie just works. <http://www.getdoxie.com/a/bits>

* Discover Fujitsu ScanSnap Scanners - Featuring state-of-the-art
   scanning solutions for companies of any size. Make your life more
   productive, mobile, paperless, and efficient with a ScanSnap
   scanner. To learn more, visit: <http://www.ez.com/sstb>

---- 皆さんのスポンサーへのサポートが TidBITS への力となります ----


iOS 5.1.1、バグを修正
---------------------
     文: Jeff Carlson <jeffc @ tidbits.com>
     原文記事: <http://tidbits.com/e/12988>
     訳: 亀岡孝仁 <takkameoka @ kif.biglobe.ne.jp

   Apple は、今日 iOS 5.1.1 をリリースした。これはバグ修正アップデートで、全
   ての iOS 5 が使える機器に対するかなり多くの公開されている問題に対処して
   いる。Apple のテックノートによると、iOS 5.1.1 は:

* Lock Screen ショートカットを使って撮られる写真に対する HDR オプションを
   使用する信頼性が向上

* 第三世代 iPad が 2G と 3G ネットワークの間で切り替えられなくなるバグに
   対処

* ある状況下で AirPlay ビデオ再生に影響したバグを修正

* Safari ブックマークと Reading List を同期することの信頼性が向上

* 成功裏に購入できたのに "購入できませんでした" の警告が表示される可能性
   のある問題を修正

   Apple は、このアップデートのセキュリティの内容についての情報をその Web 上
   にはまだ載せていないが、Apple Product Security メーリングリストが報じてい
   ることによると、このセキュリティ修正では、ロケーションバーにあるアドレス
   を悪意の Web サイトが成りすます可能性のあった Safari 脆弱性、WebKit にお
   ける複数のサイト間スクリプティング脆弱性、そして WebKit におけるメモリ破
   損脆弱性に対応しているという。

<http://support.apple.com/kb/HT1222>
   (日本語)<http://support.apple.com/kb/HT1222?viewlocale=ja_JP>
   "Apple セキュリティアップデート (Apple Security Update)"

   iOS 5.1.1 を入手するには、次のどちらかを行う:

* iTunes で、サイドバーから該当する iOS 機器を選び Summary スクリーンにあ
   る Check for Update をクリックする。iTunes でのダウンロードは極めて大きい
   ので - 最大で 1 GB - もし急いでいたり、或いはあなたの Mac 上のディスクス
   ペースに余裕がない場合はこのオプションは選ばない方が良い。

* 機器自体の方で、Settings > General > Software Update に行く。機器直接の
   アップデートの方がはるかに小さいので - 40 MB から 50 MB の近辺、ダウンロー
   ドもずっと早く済むであろう。


     ----
   コメントリンク: <http://tidbits.com/e/12988#comments>
   Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/12988>


5 月 15 日から Aday.org に写真を寄稿しよう
------------------------------------------
     文: Adam C. Engst <ace @ tidbits.com>
     原文記事: <http://tidbits.com/e/12981>
     訳: 亀岡孝仁 <takkameoka @ kif.biglobe.ne.jp>

   15 May 2012 に、スウェーデンの非営利財団 Expressions of Humankind はイン
   ターネットの時代だからこそ意味を成すイベントの一つ - aday.org - を開催す
   る。彼らは参加希望する人なら誰でも、この日にカメラを手に取り自分の日常生
   活のデジタル写真を撮るように望んでいる。写真がアップロードされた後 - 一人
   10 枚まで - このグループはあなたの画像を世界中の他の人からのものと結び付
   け、そして誰でもが探索できるようこれら全部をオンラインで表示する。写真は
   保存のため世界中の歴史機関に寄贈され、そしてもし選定されかつ個々の写真家
   が同意すれば、"A Day in the World" という本とデジタル展覧会に掲載される。
   如何なる写真も商業目的に使用されることはない。

<http://www.aday.org/>

   このプロジェクトに対する関心の度合いを深めるのは、参加者が自分の写真に付
   与するカテゴリとキーワードである。主カテゴリは三つあり - Home, Work, そし
   て Connections (我々をお互いに結び付けるものなら何でも) - そしてそれぞれ
   のカテゴリが数多くのサブカテゴリを持っている。また、aday.org はサブカテゴ
   リの多くに前もって定めた幾つかのキーワードを用意しているが、あなた自身の
   キーワードも勿論追加できる - あなたのキーワードが具体的であればあるほど、
   似た様に定義された他の写真とグループ化されやすくなる。

<http://www.aday.org/what-to-shoot>

   Aday.org は、多くの有名人の支援を受けている - 例を挙げると Archbishop
   Desmond Tutu そして Sir Richard Branson、更に多くの科学者やヨーロッパ各国
   の前首脳たち - そして有名なスウェーデンの写真家 Jeppe Wikstrom が共同設立
   者として名を連ねている。彼は同様の写真プロジェクト "A Day in the Life of
   Sweden" を始めた (どうも、数多くの巨大写真プロジェクトを取りまとめてきた
   Rick Smolan のスウェーデン版という感じである)。資金と技術支援のため名を連
   ねている大企業も数多くあり、そこには Ericsson, Snapfish,
   PricewaterhouseCoopers 等々が含まれる。5月15日のアップロードに対して技術
   インフラが持ちこたえてくれる事を願っているが、aday.org はその日に撮られた
   写真であればその後数日間は受け入れる。アップロードのためのツールは当日ま
   で入手できないが、進行を早めるため申し込みは今からでもできる。そして私が
   得た情報では、早期申込者は何を撮るべきか、フィードバック、そしてその他の
   情報を受け取ることが出来る。

<http://www.aday.org/about/councils>
<http://en.wikipedia.org/wiki/Rick_Smolan>


     ----
   コメントリンク: <http://tidbits.com/e/12981#comments>
   Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/12981>


Amazon、Cloud Drive デスクトップアプリをリリース
------------------------------------------------
     文: Glenn Fleishman <glenn @ tidbits.com>
     原文記事: <http://tidbits.com/e/12976>
     訳: 亀岡孝仁 <takkameoka @ kif.biglobe.ne.jp>

   遅れを取り戻そうとしているが、未だ後れを取っている Amazon が、Amazon
   Cloud Drive デスクトップアプリを Mac OS X 10.7 Lion 及び 10.6 Snow
   Leopard (そして Windows Vista 及び 7) 用にリリースした。このソフトウェア
   は、同社の Cloud Drive サービスに対する Finder ベースのアップロードを提供
   するが、同期や真のフォルダ或いはドライブとしての Desktop 統合は提供してい
   ない。また、このアプリを使ってファイルをダウンロードすることも出来ない。

<http://www.amazon.com/gp/feature.html?ie=UTF8&docId=1000796781>

   Amazon の Cloud Drive サービスは、音楽蓄積ロッカーとファイル保存を混ぜ合
   わせたものであるが、これまではデスクトップ要素を欠いていた。いや、今でも
   欠いたままである - このデスクトップアプリは中途半端で、Dropbox, Google,
   そして Microsoft と言った競合社からのファイル同期と蓄積サービスの最悪のも
   のにも及ばない ("Google Drive と SkyDrive、Dropbox に狙いを定める" 24
   April 2012 参照)。Apple は、較べるものがない唯一の会社である、何故ならば
   30 June 2012 に iDisk が海底の藻くずと消えた後は、Apple にはデスクトップ
   ファイル同期と言えるものは何も残らなくなる。

<http://tidbits.com/article/12954>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1124.html#lnk2>
   "Google Drive と SkyDrive、Dropbox に狙いを定める"

   Cloud Drive デスクトップアプリをインストールした後、特徴のないクラウドア
   イコン (これは良い選択だと思う) がシステムメニューバーに現れる。ファイル
   をアップロードするには、項目をこのクラウドアイコンに丸の中に緑のプラスサ
   インが現れるまでドラッグする。または Finder でファイル又はフォルダを
   Control クリックして、そのコンテクストメニューから Upload to Cloud Drive
   を選択することでもできる。(このメニューを見るにはあなたのコンピュータを再
   起動しないといけないかもしれない。最初私の Mac 上には現れず、Finder を再
   立ち上げするだけでも不十分であった。)

   この Cloud Drive アプリのページではダウンロードも勧められている:"Cloud
   Drive からファイルやフォルダをダウンロードするのは簡単。" しかし、残念な
   がらそうとは言えない。このプログラムのツアーでは、これはインストールの後
   か Help メニューから見られるが、ファイルをダウンロードするには Web を使わ
   なければならないと言っている。私の本では、これを "簡単" とは言わない。

   Amazon は無料アカウントに対して 5 GB の蓄積容量を提供しているが、Amazon
   から購入した音楽の蓄積はこの数字には算入されない。有料蓄積は 20 GB の蓄積
   容量に対して年額 $20 から始まり、有料アカウントは Amazon 購入又はアップロー
   ドされた音楽はこの蓄積容量限度に対して算入しない。(Amazon の極めてまとも
   な Web ベースのメディアサービスの更なる詳細については "Amazon、メディアア
   クセスの容易さで Apple に勝つ" 17 November 2011 を参照。)

<http://tidbits.com/article/12641>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1104.html#lnk3>
   "Amazon、メディアアクセスの容易さで Apple に勝つ"

   私は数日前、Google が Google Drive を立ち上げそして Microsoft が
   SkyDrive をオーバーホールした後、Amazon は何処に位置するか聞かれた。その
   答えは? 遅れていて、未だその姿すら見えない。


     ----
   コメントリンク: <http://tidbits.com/e/12976#comments>
   Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/12976>


Tweetbot と Storify で Twitter の会話を記録する
-----------------------------------------------
     文: Glenn Fleishman <glenn @ tidbits.com>
     原文記事: <http://tidbits.com/e/12972>
     訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>

   私をよく知っている人なら、私が Twitter に依存して生活していると聞いて
   も驚かないだろう。Twitter で私は、非常に活発なものからとてもゆったりし
   たものまで、たくさんの興味深い会話を交わしている。Twitter には会話のス
   レッド化の機能が内蔵されていて、良く出来た Twitter クライアントならば
   会話を正しく一覧させてくれる。

<https://twitter.com/glennf>

   公開されて利用できるさまざまの場所、例えば Twitter、Facebook、Flickr
   といったところから会話を取り込んで、それをもとにストレートな文章のみの、
   あるいは注釈付きの物語を築き上げることのできるサービスはいくつかあるが、
   Storify もそのうちの一つだ。このサイトではインタラクティブなドラッグ&
   ドロップのやり方を使って、メッセージや投稿を見つけてはそれらを物語の構
   造の中へ入れて行くことができる。数週間前、Twitter 上の友だちと私は即興
   の会話で "2001: A Space Odyssey" の Apple 主題による馬鹿げたパロディー
   を生み出し、私はそれを Storify に取り込んでみた。もしも Storify がなけ
   れば、このナンセンスな会話は永遠に失われていただろう。(その方が良かっ
   たという声も聞こえてきそうだが。)

<http://storify.com/>
<http://storify.com/glennf/2012-an-ios-odyssey>

   いや、これは別にナンセンスなことだけのためのものではない。Storify は、
   つかの間のはかないものでさえ、もしもそこに価値があれば取り込んで保存し
   ておけるのだ。Twitter はつまらないものの寄せ集めのように見えるかもしれ
   ない。Facebook は赤ちゃんの話と政治的な暴言のやり取りだけに特化した個
   人的なお喋りの場に見えるかもしれない。それでも、そこには膨大な量のコミュ
   ニケーションが起こっている。そのほとんどすべてはゴミ箱に直行すべきもの
   かもしれない。

   でも、単なる無駄話を超えた何かが持ち上がった場合には、Storify を使って
   会話の構造を保ったまま保存することができる。あなたはそこに連結的な説明
   を書き加えて、ここに表示された会話がどのようにしてまとめられ、誰でも読
   める形で共有され、コメントを書き込むこともできるようになっていると説明
   することもできる。私にとってそれは、何か有益な議論をしていて、その議論
   を行きつ戻りつして読み返せば新しい知見に繋がるというような場合に役に立
   つものとなる。また別の人ならば、何かの問題点について数名の参加者たちが
   会話をしていた場合、記者たちが事件について議論していたにせよ、著名人た
   ちが論争を繰り広げていたにせよ、あるいは活動家たちが次の一手を練ってい
   たにせよ、会話を取り込んでおけばその瞬間を保存してあとで見直したり引用
   したりできるだろう。

   私が iOS 上で頼りにしている Twitter クライアントは Tweetbot ($2.99、
   iPhone/iPod touch 版と iPad 版は別売) だが、Twitter の会話の流れに対す
   る Tweetbot の扱い方は、私が頭に描くその種のやり取りの概念と合致してい
   る。どの tweet の上でも右へスワイプすれば、Tweetbot はそれに付随した議
   論のスレッドを開いてくれる。(どうやら Tweetbot の Mac OS X 用バージョ
   ンも登場予定のようだが、まだ公開ベータ版さえ出ていない。)

<http://itunes.apple.com/us/app/Tweetbot-twitter-client-personality/id428851691?mt=8>
   (日本語 
)<http://itunes.apple.com/jp/app/Tweetbot-twitter-client-personality/id428851691?mt=8>
   "App Store - Tweetbot ? 個性派Twitterクライアント (for iPhone)"
<http://itunes.apple.com/us/app/Tweetbot-twitter-client-personality/id498801050?mt=8>
   (日本語 
)<http://itunes.apple.com/jp/app/Tweetbot-twitter-client-personality/id498801050?mt=8>
   "iTunes App Store で見つかる iPad 対応 Tweetbot ? 個性派Twitterクラ 
イアント (for
    iPad)"

   さて、ここで二つの素晴らしい体験が融合を果たした。Tweetbot の最新のアッ
   プデート、バージョン 2.3 で、Storify への出版が直接サポートされたのだ。
   どんな会話が表示されている状態でも、スクリーン右上隅にあるアクションボ
   タン (箱から矢印が出ている) をタップして、リンクを email または tweet
   するアクションを選ぶ。すると、その会話がまず Storify に保存される。そ
   の後で結局電子メールも tweet 投稿もしなくても構わない。その後で、あな
   たの Twitter アカウントで Storify にログインして、その会話を編集あるい
   は構成すればよい。もしもあなたが既存の Storify アカウントを持っていて、
   それがあなたの Twitter アカウントにリンクされているならば、その投稿は
   あなたの物語コレクションにもリンクされる。

<http://storify.com/storify/storify-and-Tweetbot-1>
<http://tidbits.com/resources/2012-04/tweetbot-storifying-forward.jpg>
<http://tidbits.com/resources/2012-04/tweetbot-storifying-thread.jpg>

   Twitter にメッセージを投稿するとき、あなたはそのメッセージがビットの海
   の底深く永遠に沈んでいる方がいいと思っているかもしれない。けれども私は、
   その場その場の気楽な会話の中にも賢いアイデアが埋もれているものだ、と近
   年ますます思うようになった。Tweetbot が Storify と結び付いたことによっ
   て、議論をアーカイブ保存してあとでいつでも切り分けられるようにしておく
   ことが、手軽にできるようになったはずだ。


   ----
   コメントリンク: <http://tidbits.com/e/12972#comments>
   Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/12972>


PodBOT でオーディオ版 TidBITS が改善
------------------------------------
     文: Adam C. Engst <ace @ tidbits.com>
     原文記事: <http://tidbits.com/e/12953>
     訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>

   私たちが出版している TidBITS 記事はすべて、オーディオ版でも聴けること
   をご存じだろうか?[訳者注: 残念ながらオーディオ版は英語版のみです。]
   私が MacTech Boot Camp の会場で出会った古くからの TidBITS 読者の一人が、
   TidBITS スタッフたちが MacBreak Weekly、MacVoices、Tech Night Owl Live
   などのポッドキャストに出演するのをとても楽しみにしていると話してくれた
   が、私が彼に TidBITS 記事のオーディオ版は聴いていますかと尋ねたところ、
   彼はそれは知らなかったと答えた。

   というわけで、念のために言っておくと、TidBITS 記事をあなたの iPhone、
   iPod、iPad、または Mac で音声で聴きたいと思えば、いつでもできる。一つ
   の記事だけを聴く場合は、見出しページならば各記事のメタデータ行に、個々
   の記事ページならば記事の一番上のところにある、Listen リンクを使えばよ
   い。それから、あなたのお好きなリスニング用デバイスに自動的に同期される
   ポッドキャストとして聴きたい場合は、iTunes 経由で購読するのが最も手軽
   な方法だ。(TidBITS サイトでページ左上の "Get TidBITS via..." ボックス
   に Podcast リンクがある。)私たちはたいてい毎週月曜日、電子メール号を
   出す直前に朗読を録音しているので、このオーディオ版は毎日必ず最新の記事
   を知りたいという気持ちではない人に向いている。

<http://itunes.apple.com/podcast/tidbits/id276986548>
<http://tidbits.com/resources/2012-05/audio-links.png>

   さて、今回書きたかったのは単にオーディオ版があるという事実ではなくて、
   つい最近、ある友人の助けのお陰で、私たちがオーディオ版の音質を改善する
   ことができたやり方についてだ。これまで私たちが抱えていた問題点の一つは、
   個々の記事をそれぞれ別々に録音することが多かったために、入力の音量設定
   を均一にすることがほぼ不可能だった点だ。そのため、ある記事は相当に音量
   が大きいのに、その次の記事はかなり静かということもあって、聞く際にいち
   いち音量調整が必要になってしまっていた。運転中など、とても困る!

   この問題に解決を与えてくれたのが、The Levelator だった。カリフォルニア
   州にある非営利団体 The Conversations Network が開発した無料のソフトウェ
   アだ。いくつか高度な魔法を用いることで、The Levelator は複数のオーディ
   オファイルが終始一貫したラウドネスを使うようにする。このソフトウェアは、
   一つのインタビューの中で複数の人たちの音声が同じくらいの音量になるよう
   にしたり、複数のポッドキャストでラウドネスがバラバラにならないようにし
   たりするための録音後編集作業を自動化できるようデザインされている。

<http://www.conversationsnetwork.org/levelator>
<http://www.conversationsnetwork.org/levelatorAlgorithm>

   この The Levelator は Mac OS X の上で動作するけれども、これを Mac 用プ
   ログラムと呼ぶには無理がある。環境設定は一切無く、インターフェイスも無
   いに等しい。(ただ単に、WAV または AIFF ファイルをその上にドロップする
   だけだ。)さらにスクリプト化にも対応していないので、自動化されたワーク
   フローに組み込むのが難しい。私たちにとっては、ワークフローが極めて重要
   なのだ。なぜなら、あまり知られたくない秘密を明かしてしまうと、私たちが
   これらのオーディオ版を録音しているのは最高のポッドキャストを作りたいと
   いう強い欲求があるからではなくて、私たちがもともと最終校正の段階で記事
   を声に出して読んで確認するようにしていたからだ。(微妙なタイプミスや、
   その他適切でない表現などを見つけるには、声に出して読むのが効果的な方法
   だからだ。)

   だから、私たちはできる限り作業の手順をシンプルかつ能率的なものにしてお
   く必要がある。その中にただ The Levelator を追加しただけでは、頭痛の種
   が増えるというものだ。従来の標準のワークフローでは、直接 Rogue Amoeba
   の Audio Hijack Pro に録音していた。それならば、録音、エンコード、ファ
   イルの名前付け、メタデータの割り当てがすべて一つの手順で実行できるから
   だ。The Levelator は圧縮されていない WAV および AIFF ファイルを受け付
   けて処理後に新たにファイルを作成するので、ファイルの名前付けとメタデー
   タの割り当てを別途事後に施さなければならない。それをするのは難しくはな
   いが、同じ作業を何度も繰り返すのは面倒だ。早く晩ご飯にしなくちゃという
   考えで頭を一杯にしつつ月曜の夜遅く作業を急いでいるのならなおさらだ。

   この問題の解決法を探しつつ、私は Doug's AppleScripts for iTunes という
   素晴らしいサイトでいくつか関係ありそうなスクリプトを見つけた。このサイ
   トには、iTunes をコントロールしたり、音楽を管理したり、ファイルを変換
   したりなど、さまざまの作業のための膨大な数のユーティリティスクリプトが
   揃っている。けれども、私の必要にぴったりのものは一つもなかったし、私の
   AppleScript 技能は極めて低かったので、私は Doug Adams 本人に頼んで助け
   てくれないかと尋ねてみることにした。彼も長年の TidBITS 読者であって、
   TidBITS のオーディオ版のために能率的なインターフェイスを実現するツール
   を構築するためなら喜んで手伝いたいと言ってくれた。

<http://dougscripts.com/itunes/>

   その結果生まれた私たちのツールは、その後 PodBOT という名前で知られるよ
   うになったが、基本的に四つのことを、次の順番に、必要とした:

1. WAV または AIFF ファイル(Audio Hijack Pro か GarageBand で録音された
   もの)を The Levelator で開いて、望み通り終始一貫したラウドネスを得る。

<http://rogueamoeba.com/audiohijackpro/>
<http://www.apple.com/ilife/garageband/>
   (日本語)<http://www.apple.com/jp/ilife/garageband/>
   "アップル - GarageBand - Flex Timeをはじめとする様々な新機能。"

2. The Levelator の出力ファイル(ファイル名と場所は予想可能だ)を、サイ
   ズのずっと小さな 48 Kbps AAC ファイルに変換する。PodBOT は、これをコマ
   ンドラインプログラム afconvert を使ってする。

3. そのオーディオファイルのメタデータ(ファイル名、タイトル、著者、号番
   号、記事テキスト、その他)を集めて、それらをそのオーディオファイルの中
   に埋め込み、iTunes の中で正しく表示されるようにする。(例えば、iTunes
   の Lyrics (歌詞) フィールドには記事のテキストが表示される。)そのため
   に、PodBOT は iTunes に頼る。Doug は、余計なファイルがライブラリに散ら
   かることなく iTunes にそのようなメタデータを割り当てさせる方法を熟知し
   ているのだ。

4. オプションとして、SFTP 経由でファイルを私たちのサーバにアップロードし
   て、TidBITS Publishing System に命じてそのファイルを対応する記事とリン
   クさせるようにする。私たちはそのために Transmit または Fetch を使うよ
   うにした。いずれも簡単にスクリプト化可能で、PodBOT はそのために必要な
   認証情報を含んだ既存のブックマークに依存することができる。

<http://panic.com/transmit/>
<http://fetchsoftworks.com/fetch/>

   Doug は結局、大量の AppleScript を一つのシンプルな Cocoa アプリケーショ
   ンの中に埋め込んだものとして PodBOT を書いた。そして、それはまさに私た
   ちの必要をぴったりと満たしてくれた。可能になればいつでも自動的に、個々
   の録音に対応するデータを TidBITS Publishing System の中から探し集めて
   くれる。割り当てるべきメタデータの中でそれ以外のもののほどんどは、いつ
   も変わらないものであるか、あるいは(日付など)プログラミング可能なもの
   であったので、PodBOT はそれらの項目に対してフィールドを提供する必要す
   らなかった。個別に入力の必要な少数のフィールド、例えば Voiced By フィー
   ルドについては、PodBOT が前回の設定を覚えているので、毎回入力する必要
   はない。それから、元のファイルをゴミ箱に入れるかどうか、アップロードが
   成功した後に最終ファイルをゴミ箱に入れるかどうか、といったシンプルなオ
   プションについては、個々の編集者が自分のコンピュータにどれくらいの量の
   データを保存しておきたいかに応じて個々に選択できるようにしてある。

<http://tidbits.com/resources/2012-05/PodBOT-window.png>

   さらに素晴らしいことに、PodBOT は最後的なファイルを作成してそれをアッ
   プロードせずにいることも問題なくできるので、外部の筆者たちで自分の記事
   を録音しておきたい人たちにも、そのファイルと簡単な説明書とを送るだけで、
   その人たちのオーディオ設定が私たちのものとマッチするかどうか心配したり、
   フォーマットやメタデータなどの見つけ方の詳しい説明をしたりする必要もな
   い。なぜなら、それらのデータはすべて自動的に処理されるからだ。

   私はこの記事を書きながらちょっと変な気分だった。なぜなら、PodBOT は私
   たちだけの内部的ツールであって、TidBITS 以外の人たちの役に立つものでは
   ないからだ。けれども、PodBOT を開発することによって得られたより一般的
   な教訓は、iOS より Mac OS X が優れている重要な利点の一つが、ただ一つの
   アプリが何もかもこなさなければならないのでなく、複数のアプリケーション
   を一つに結び付けることができる点だ、ということだ。私は iOS をその能力
   の範囲内においてはとても気に入っているが、iOS は必ずしも Mac OS X がこ
   なせることをいつもできるとは限らない。同様に考えれば、Mac OS X におけ
   るサンドボックス化は、確かにいくらかのセキュリティと信頼性の利点がある
   ことに疑問の余地はないけれども、複数のアプリケーションを一つのワークフ
   ローに統合することができなくなるという点は、多くの業界に壊滅的な影響を
   もたらすだろう。(2012 年 2 月 28 日の記事“Sandbox の難問: セキュリ
   ティ対革新”参照。)AppleScript 自体、Steve Jobs が最初に Apple に帰還
   した際に切り捨てられる運命から救われたのは、AppleScript が出版業界にお
   いて欠くことのできないコンポーネントであったからだった。現在の Apple
   は当時と大きく異なる会社となったかもしれないが、だからと言って Mac で
   できる仕事が減ることを意味してはならない。

<http://tidbits.com/article/12810>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1116.html#lnk4>
   "Sandbox の難問: セキュリティ対革新"

   結びに、非常に有能かつ熱心な開発の努力に対して Doug Adams に感謝したい
   し、The Levelator に対して The Conversations Network に感謝したいし、
   複数のアプリケーションを一緒に働かせることによって個々の構成部分を個別
   に使うよりもはるかに扱いやすい方法で何かを作り出せる、そういうオペレー
   ティングシステムを作り続けてくれていることに対して Apple に感謝したい。
   どうか、将来のバージョンの Mac OS X が、ほとんどすべてのアプリをサンド
   ボックスに閉じ込めて、アプリケーション間コミュニケーションのテクノロジー
   への対応を減らすことで、PodBOT のように高度に個別的なユーティリティの
   作成を不可能にしてしまわないようにと、願わずにはいられない。


   ----
   コメントリンク: <http://tidbits.com/e/12953#comments>
   Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/12953>


Apple ID の恐怖体験
-------------------
     文: Chris Owen <owenc @ hubris.net>
     原文記事: <http://tidbits.com/e/12977>
     訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>

   [Adam です。Chris Owen はこの災難の物語を、私が最近記事にした iTunes
   アカウントのセキュリティ変更に問題があること(2012 年 4 月 26 日の記事
   “Apple が iTunes アカウントのセキュリティを拡張、ユーザーは混乱”参照)
   の証拠として私に送ってくれた。でも、私がもっと心配だと思うのは、Apple
   ID が従来よりもはるかに重要なものとなってしまった点だ。それは、iCloud
   が電子メール、イベント、連絡先情報などの重要なデータのために Mac OS X
   と深く統合されるようになったからだ。当然ながら、Apple は iCloud の各種
   サービスが間違いなく正しく働くことに常に強い関心を持っている。けれども、
   そういったサービスは概して無料で(料金の支払いが伴うのは iTunes Match
   と、追加ストレージに対するもののみ)提供されているので、Apple は技術サ
   ポートを手軽に利用できるような形では提供していない。皆さんも Chris の
   物語を読み終えてから、もしもご自分の iCloud アカウント情報が壊れたり削
   除されたりしてしまった場合にあなたにどんな影響があり得るか、考えてみて
   頂きたい。]

<http://tidbits.com/article/12963>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1124.html#lnk3>
   "Apple が iTunes アカウントのセキュリティを拡張、ユーザーは混乱"

   Appleが最近 iTunes アカウントのセキュリティアップグレードをした際に何
   人かの人たちが問題に遭遇したという話を、私も人づてに聞いたことはあった
   けれど、やはりこの種の話は自分で問題を経験した人でないとどう受け取って
   よいのか分からないものだ。そして、悲しいことに、その人たちがどんな気持
   ちでどんな経験をしたかを、今の私ははっきりと理解することができる。

   先週のある朝、私は自分の Mac の前に行って、2通の電子メールメッセージ
   が届いていることに気付いた。2通とも 2:00 AM に送信されたもので、両方
   とも私の Apple ID に変更があったことを知らせるものだった。私にとって完
   全に寝耳に水の出来事であったことに注意して頂きたい。私は新しいセキュリ
   ティ質問について問われたわけでも、二つ目の電子メールアドレスを提供しな
   ければならなかったわけでもなかった。片方のメッセージには、私のクレジッ
   トカードと請求先住所が変更されたと書いてあった。もう片方のメッセージに
   は、私の Apple ID と電子メールアドレスが変更されたと書いてあった。言う
   までもなく(そうでなければこの記事を書いていなかっただろう)私は請求先
   住所もクレジットカード情報も、最初のメッセージに書いてあるようなことは
   一切変更した覚えはなかった。もっと訳が分からないのが後の方のメッセージ
   で、私の知る限り、Apple ID を変更するのは不可能なはずだった。複数の ID
   を統合することを Apple が許してくれればいいとは思うのに。

<http://tidbits.com/resources/2012-05/AppleID-email-1.png>
<http://tidbits.com/resources/2012-05/AppleID-email-2.png>

   私がこれらのメッセージを見たのは 8:00 AM だった。つまり、これらのメッ
   セージが発せられた時から、私が自分の Mac の前に座るまでに、少なくとも
   6 時間が経過していたということだ。自分のアカウントが侵入を受けたのかも
   しれないという恐れを頭に浮かべつつ、急いで私は自分の iTunes アカウント
   にログインしようとしたが、ログインすることはできなかった。それから自分
   のパスワードをリセットして、ようやく私はログインすることができた。自分
   のアカウントが侵入されているのではないかという点がやはり心配だったけれ
   ども、とにかくパスワードは変えたのだから、もう問題は起こらないだろうと
   思った。私は知る由もなかったのだ...

   その同じ日の夜、8:00 PM に、私はまた別の電子メールメッセージを、こんど
   は iTunes Store から受け取った。それは私が購入したという $40 の iTunes
   ギフト券の領収書だった。ここでもやはり、私はそんなものを購入した覚えは
   なかった。それに、奇妙なことに、領収書に書かれている住所(私の住所)は
   San Diego の住所だった。私はカンザス州 Wichita に済んでいて、請求先住
   所をカンザス州 Garden City にしているというのに。でも、これは何者かが
   私のクレジットカードを使って iTunes ギフト券を購入しようとしているとい
   うような、単純な話ではなかった。なぜなら、領収書によればその注文は私の
   American Express カードに課金されることになっていたからだ。でも私はも
   う何年間も American Express カードを持っていない。何より一番奇妙だった
   のはそのギフト券自体の内容説明で、そこには「***様のためのギフト券」
   (ただし「***」は私の従来の Apple ID パスワード)と書かれていた。そ
   の通り、Apple は、私が今日パスワードを変更した際の旧パスワードを、その
   まま Description フィールドの中へ挿入したのだ。これは Twilight Zone の
   テーマ曲が流れ出すべきところだろう。

<http://tidbits.com/resources/2012-05/AppleID-email-3.png>

   iTunes アカウントにログインする前に、私は他のいくつかの Apple サービス
   をチェックしてみようとしたけれども、どれにもログインできなかった。そこ
   で私はもう一度パスワードをリセットしてから、iTunes にログインした。今
   回は、私が完全に新規のアカウントを持っているかのように見えた。私の電子
   メールアドレスが owenc @ hubris.net であることは知っているようだったが、
   それ以外のすべてのものは、私がこれまで一度もログインしたことがなかった
   かのように挙動した。私の iTunes Store 履歴は空だった。iTunes は利用で
   きる iOS アプリのアップデートがあると表示したが、私がそれらを入手しよ
   うとすると「あなたはこのアプリを一度も購入したことがないのでアップデー
   トできません」という表示が出るだけだった。iPhone 上の App Store アプリ
   を使ってアップデートをダウンロードしようとしても同じだった。そこで私は
   ウェブに移って、自分の Apple 開発者アカウントにログインしようとしたが、
   そこでもやはり開発者向け iOS リソースのいずれにもアクセスできなかった。
   さらに悪いことに、私の iOS アプリに関するプロビジョニングデータがすべ
   てなくなっていた。それにもう一つ、私が Mac App Store で購入したいろい
   ろのアプリのアップデートをチェックしてみると、やはり iOS の App Store
   と同じエラーが返ってきた。ただしその際に、「これらのアプリはあなたの
   owenc1 @ hubris.net アカウントに属しています。そちらのアカウントにログイ
   ンしてからアップデートしてください」といった趣旨の表示も出た。私はそん
   な名前のアカウントを Apple で持っていたことは一度もないし、そもそも
   owenc1 @ hubris.net というのは有効な電子メールアドレスですらない。

   これら連鎖的な不具合が次々と起こったにもかかわらず、以前と変わらず動作
   し続けていたものが一つあった。私の iPhone 上の iCloud だ。それがなぜか
   を調べようとして、私は自分の iCloud 設定がなぜだか知らないがあの幽霊の
   ようなアドレス owenc1 @ hubris.net を使う設定に変わってしまっているのに
   気付いた。私は iPhone 上で iCloud 設定を更新したことなど一度もないし、
   その owenc1 @ hubris.net というものをどこかに入力したこともない。また、
   iPhone 上で iCloud 用に新しいパスワードを入力してもいない。Apple ID パ
   スワードを、私は過去 12 時間以内に二度も変更したというのに。今になって
   も、私は Apple がどうやって私の iPhone 上の iCloud 設定を遠隔から変更
   できたのかさっぱり分からないでいる。幸いにも、私はカレンダー管理や電子
   メールで iCloud には依存していない。もしも私のイベント管理や電子メール
   が混乱してしまったら、私の日々の生活にどれほどの大損害が起こっていたか、
   想像することすらできない。

   明らかに、これは援助の手を必要とする事態であったが、それは口で言うほど
   簡単なことではなかった。私の知る限り、Apple ID の問題について Apple に
   問い合わせる方法はない。数時間悪戦苦闘したあげく、Apple の Express Lane
   サービスを使って iTunes Store 関係のトラブルチケットを開けばよいのでは
   ないかと思い付いた。残念ながら、結局それで辿り着いたのは空白のページの
   みだったが、何度も何度も試みては失敗するうちに、ようやく私は Safari 以
   外のウェブブラウザを使ってみるというアイデアに遭遇した。皮肉なことに、
   それを実行したとたんに、私は無事トラブルの報告を提出することができた。
   9:30 PM ごろのことだった。

<https://expresslane.apple.com/GetproductgroupList.do?PRKEYS=PF4>

   その次の日の 2:00 PM に、ついに私は Apple から電子メールで返事をもらっ
   た。でも何たることか、それは単なる出来合いの定型文メッセージで、フィッ
   シング詐欺に騙されないようにするためのさまざまの方法を羅列したものに過
   ぎなかった。私が遭遇したのはその種の問題ではなかったので、私はそのメッ
   セージに返信して、問題を説明してその点を指摘した。でもそれから一時間ほ
   ど経って、Apple はまたもう一通のメッセージを私に送って、すべては元通り
   に復旧されたと言ってきた。そこで iTunes Store と、Mac App Store、それ
   から私の開発者アカウントにログインしてみると、実際、元通りに私のデータ
   のすべてにアクセスできた。今回の問題について Apple は何も説明してくれ
   なかったけれども、少なくともすべてが元通りに動作するようになった。

<http://tidbits.com/resources/2012-05/AppleID-email-4.png>
<http://tidbits.com/resources/2012-05/AppleID-email-5.png>

   いや、一つのことを除いてすべてだ。iPhone 上で私の iCloud アカウントが
   どういうわけか owenc1 @ hubris.net という実在しないアドレスに変わってし
   まったとさきほど書いたのを覚えておられるだろうか? Apple が私のアカウ
   ントデータを復旧してくれた後も、iPhone 上の iCloud は依然としてこの正
   しくないアドレスに設定されたままで、まるきり動作しないままだった。どう
   やら iPhone 上の iCloud に付随した Apple ID を変更するのは不可能なよう
   なので、私はやむなく自分の iCloud アカウントをまるごと削除し、正しいア
   ドレスの owenc @ hubris.net を使って新規にアカウントをセットアップするほ
   かなかった。いったんそれを済ませた後は、私の Apple 世界の中のすべての
   ものが再び正しくなった。

   もしもこの物語に教訓があるとすればこうだ。Apple は、すべての卵をたった
   一つの Apple ID のバスケットの中に入れた。私たちとしては好きなだけその
   バスケットを注意深く見守ることはできるけれども、もしも Apple が舞台裏
   で何かをしくじれば、生卵を顔一杯に浴びたまま助けを求める方法もすぐには
   分からず放り出されるのは私たちなのだ。


   ----
   コメントリンク: <http://tidbits.com/e/12977#comments>
   Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/12977>


TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2012 年 5 月 7 日
----------------------------------------------------------
     文: TidBITS Staff <editors @ tidbits.com>
     原文記事: <http://tidbits.com/e/12986>
     訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>

**Alfred 1.2** -- Running with Crayons 社が、同社の無料のキーボード駆動
   ランチャー Alfred をバージョン 1.2 にアップデートし、多数の新機能を追
   加した。Alfred のウェブサイトからも Mac App Store からも入手できる今回
   のリリースには二つの新しいテーマと、テキスト表示や計算における大サイズ
   文字への対応、Alfred 検索結果からファイルを Finder、Apple Mail、その他
   のアプリへドラッグできる機能などが追加された。検索マッチングのアルゴリ
   ズムも書き直されて、非連続的な単語ベースのマッチングによって検索結果を
   改善することができるようになった。

   しかしながら、今回のリリースにおけるすべての改善点を利用できるためには、
   このアプリを Alfred ウェブサイトからダウンロードする必要がある。(Mac
   App Store 版では Apple のサンドボックス化ルールのために機能に限界があ
   る。)その上、すべての機能のロックを外すには、15 ポンドを払って Alfred
   Powerpack を購入する必要がある。Powerpack で拡張された Alfred 1.2 では、
   1Password の 1Click ブックマーク統合が得られ、パスワードのリストに手早
   くアクセスしたり、選択したブックマークをデフォルトのウェブブラウザで開
   いたりできる。また、現在選択されているテキストをクリップボード履歴の前
   回の項目と結合させることもできる。最後にもう一つ、グローバルなホットキー
   も拡張されて、最初に Alfred を開くことなく最も新しいクリップボード項目
   をプレインテキストとしてペーストしたり、スニペットにホットキーを割り当
   てて手早くペーストしたりできるようになった。(無料、Powerpack は 15 ポ
   ンド、2.5 MB、リリースノート)

<http://www.alfredapp.com/>
<http://itunes.apple.com/us/app/alfred/id405843582?mt=12>
<http://www.alfredapp.com/powerpack/>
<http://www.alfredapp.com/changelog>

   Alfred 1.2 へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/12985#comments>


**Transmit 4.1.9** -- その前のアップデートからしばらく時間が経ったが、今
   回 Panic は Transmit 4.1.8 をリリースして、このファイル転送ソフトウェ
   アに少数の修正や改善を加えた。このアップデートでは OS X 10.8 Mountain
   Lion を使っている際に Transmit Disk で起こったカーネルパニックを修正す
   るとともに、ドライブをアンマウントした後でマウントポイントのフォルダを
   見た場合に起こることのあったクラッシュも直している。さらに、Growl 1.3
   に対応するとともに、AS/400 や Personal FTP Server Pro との互換性を改善
   し、リスト表示のファイルブラウザでフィルター付けをした際の項目カウント
   をアップデートしている。その他の修正としては、コンテクストメニューが重
   複する問題や、いろいろの表示上の問題点などがある。その後素早く出された
   4.1.9 アップデートは、Transmit Disk メニュー追加項目で起こる可能性のあっ
   た問題を修正し、10.6 Snow Leopard におけるキーチェーンの問題点に対処し、
   もう一度 Growl との互換性を改善した。(新規購入 $34、無料アップデート、
   22.4 MB、リリースノート)

<http://panic.com/transmit/>
<http://panic.com/transmit/releasenotes.html>

   Transmit 4.1.8 へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/12975#comments>


**SpamSieve 2.9.1** -- C-Command Software が SpamSieve 2.9.1 をリリース
   した。今回は主として、Microsoft Outlook 2011 SP2 の最近のリリースに対
   応することが主眼だ。(最新のアップデートについては 2012 年 4 月 26 日
   の記事“Microsoft Office for Mac 2011 14.2.1”参照。)もしもあなたがこ
   れまで Outlook 2011 を使っていたのなら、このスパムフィルタリングソフト
   ウェアが自動的にそのスクリプトをアップデートする。けれども、あなたが新
   たに Outlook 2011 をインストールした場合は、あなたのルールを走らせるた
   めには SpamSieve メニューから Install Outlook Scripts を選ぶ。さらに、
   SpamSieve 2.9.1 では Apple Mail プラグインにおけるいくつかの問題に対処
   するとともに、インストールされたプラグインに破損があれば探知して自動修
   復を試み、同時にあなたに新たにダウンロードしてインストールし直すよう警
   告を出すようになった。今回のリリースではまた Mac OS X のファイヤウォー
   ルから "accept incoming network connections" ダイアログが出る問題を解
   消するとともに、Growl SDK のバグを回避するためいくつか例外ガードを追加
   した。(新規購入 $30、無料アップデート、9.1 MB、リリースノート)

<http://c-command.com/spamsieve/>
<http://tidbits.com/article/12967>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1124.html#lnk5>
   "Microsoft Office for Mac 2011 14.2.1"
<http://c-command.com/forums/showthread.php/3488-SpamSieve-2-9-1>

   SpamSieve 2.9.1 へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/12974#comments>


**Hazel 3.0.5** -- Noodlesoft が Hazel 3.0.5 をリリースし、このファイル・
   クリーンアップユーティリティにたくさんの修正を施した。今回のアップデー
   トでは、移動・コピーの操作の行き先として「それを含むフォルダ」という選
   択肢が意図せず削除されてしまっていたのを復活させるとともに、明瞭さを増
   すため条件のターゲットの文言を変えた。Growl への対応も改善して、Growl
   メッセージパターンに(コメントにも)コロン文字が使えるようにした。さら
   に Growl オプションをパターンのインターフェイスから切り離して独自のポッ
   プオーバーに入れ、Growl パターンでも他のパターンと同じようなフォーマッ
   トが使えるようにした。今回のリリースではまた、ある種のルール、主として
   フォルダのサイズや含まれる項目の個数に依存して働くルールが、Hazel で動
   かなかった問題を修正している。Noodlesoft はルールのフォーマッティング
   と内部のデータベースが変更されたためいくつかのルールが「二度点火する」
   かもしれないと注意しているが、これは起こってもたった一回限りのことだ。
   (新規購入 $25、アップグレード $10、5.0 MB、リリースノート)

<http://www.noodlesoft.com/hazel.php>
<http://www.noodlesoft.com/release_notes.php>

   Hazel 3.0.5 へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/12973#comments>


ExtraBITS、2012 年 5 月 7 日
----------------------------
     文: TidBITS Staff <editors @ tidbits.com>
     原文記事: <http://tidbits.com/e/12984>
     訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>

   今週は皆さんに見て頂きたいちょっとした情報がたくさんある。まず、Snow
   Leopard で FileVault を使っていてその後 Lion へアップグレードした人た
   ちへの警告がある。また、FBI が盗聴機能の強化を検討しているという注意喚
   起と、iPad 2 に改善が施されたニュース、ビジネス上の観点から DRM に反対
   する意見を述べた見事な記事、Oracle が Mac OS X 用の Java アップデート
   を自ら引き受けようとしているという報告記事がある。それから、あの有名な
   Apple の 1984 年のコマーシャルの愉快なパロディーを、Apple 自身が自社の
   営業陣のために作った。


**FileVault パスワードがプレインテキストでログされる危険性** -- 詳しい情
   報はまだこれから出て来つつある段階だが、Sophos の出した報告によれば、
   特定の状況の組み合わせの下で FileVault のパスワードがプレインテキスト
   のログファイルの中で読めてしまう結果になる可能性があるという。その組み
   合わせの状況が実際に起こる可能性はかなり低い。その Mac が Mac OS X 10.6
   Snow Leopard の下で FileVault 1 を使っていて、その後 10.7 Lion にアッ
   プグレードされ、その後さらに 10.7.3 にアップグレードされ、その間一度も
   FileVault 2 に切り替えたことがない、というのが条件だ。とは言うものの、
   もしもあなたがこの条件に該当するならば、今すぐパスワードを変更しよう!

<http://nakedsecurity.sophos.com/2012/05/06/apple-update-to-os-x-lion-exposes-encryption-passwords/>

   コメントリンク: <http://tidbits.com/article/12987#comments>


**FBI が CALEA のウェブサイトへの拡張を検討中** -- CNET の Declan
   McCullagh によれば、FBI が CALEA (Communications Assistance for Law
   Enforcement Act, 通信盗聴援助法) を拡張して、盗聴の対象をウェブサイト
   や iCloud、iChat、FaceTime、Twitter、Facebook、Skype、Gmail、Hotmail
   などのサービスにまで拡げることを検討しているという。1994 年に通った法
   律 CALEA は、現在は電気通信会社に対してそのシステムを盗聴に対応できる
   ものにすることを義務付けている。2004 年に、CALEA はブロードバンドのネッ
   トワークに拡張された。このような拡張に対してテクノロジー会社は概して不
   満をつのらせており、Apple も現在この話題についてロビー活動を強めている。
   バックドアを義務化することは、たとえ裁判所の命令があった場合にのみ使わ
   れるとしても概して気味悪い感じがするのみならず、同時にまたセキュリティ
   上の深刻なリスクを課すことにもなる。

<http://news.cnet.com/8301-1009_3-57428067-83/fbi-we-need-wiretap-ready-web-sites-now/>

   コメントリンク: <http://tidbits.com/article/12983#comments>


**静かに改訂された iPad 2 がより良いバッテリ寿命を備える** -- 2012 年の
   4 月に、Apple は iPad 2 に僅かな変更を加えた機種の出荷を開始した。第3
   世代 iPad がこの製品ラインの主要機種となった今も、この第2世代機種の販
   売は続けられている。今回の新しいバージョンの iPad 2 は、"iPad 2,4" と
   社内的には呼ばれるが、従来の iPad 2 機種における 45nm バージョンに代わ
   り 32 nm (ナノメートル) バージョンの Apple の A5 チップを使っている。
   プロセッサのパフォーマンスは同じだが、AnandTech の記事によれば 32nm 機
   種の方がはっきりとバッテリ寿命が改善している(また製造コストも下がって
   いる)という。残念ながら、手にした iPad 2 が新しいチップを使っているの
   かどうかは、内部構成を報告するアプリを走らせなければ知る方法がない。

<http://www.anandtech.com/show/5789/the-ipad-24-review-32nm-a5-tested/1>

   コメントリンク: <http://tidbits.com/article/12982#comments>


**DRM のビジネス投資対効果を分析** -- WordPress についての本から抜粋され
   た章の中で、Kirk Biglione が DRM のコストについて見事な分析を展開する。
   読者にとって、出版社にとって、小売業者にとって、そして世界全体にとって
   のコストが検討される。2012 年 5 月 4 日が毎年恒例の "Day Against DRM"
   の第四回目であったことを考えれば、まさにぴったりだ。

<http://book.pressbooks.com/chapter/analyzing-business-case-for-drm>

   コメントリンク: <http://tidbits.com/article/12980#comments>


**Oracle、Mac OS X 用の Java アップデートを自らの手で** -- Ars Technica
   の記事によれば、Java 開発環境を管理している会社 Oracle が Mac OS X 10.7
   Lion 用の Java の配布を自らの手で行なうことにしたという。(Mac OS X の
   古いバージョンは対象とならない。)これまで Apple は Oracle ほど素早く
   Java をアップデートしてこなかったので、今回の変更によって Mac ユーザー
   たちは将来の Java 脆弱性に対してより素早く保護されるようになるだろう。
   残念ながら、今回の 1.7.0_04 リリースの Java においては Java Plugin と
   Java Web Start アプリケーションがサポート対象となっていない。つまり、
   Oracle のコードをインストールした Mac ユーザーは Java アプレットが使え
   ない。だから、それらのものが Oracle 版の Java でも出されるか、あるいは
   新たなセキュリティ脆弱性が登場して他に選択の余地がなくなるかするまでの
   間は、そちらに切り替えるのを待った方がよいかもしれない。

<http://arstechnica.com/apple/news/2012/04/oracle-updates-java-to-se-7-for-os-x-brings-full-jdk-support.ars>

   コメントリンク: <http://tidbits.com/article/12979#comments>


**Apple、販売陣向けに 1984 年広告のパロディーを制作** -- Apple が社内向
   けのパロディー広告を作った。あの有名な "1984" 広告のパロディーは、その
   名も "1944"、見てみなければ信じられないほどの出来映えだ。ずっと以前に
   Apple 従業員であった Craig Elliott が、このビデオを Network World の
   Paul McNamara に提供したという。奇想天外なシーンがいろいろあるが、その
   一つでは Steve Jobs が FDR の物まねをする。[訳者注: フランクリン D.
   ルーズベルト大統領のことと思われます。]このビデオは Apple の営業陣の
   士気を高めるために作られたもので、おそらく 1984 年以来、人の目に触れて
   こなかったもののようだ。

<https://www.networkworld.com/community/node/80448>

   コメントリンク: <http://tidbits.com/article/12978#comments>


$$

TidBITS 日本語版では翻訳スタッフを募集しています。マッキントッシュや
インターネットに関する珠玉の情報をあなたの翻訳力でより輝かせましょう。
ご賛同の方は翻訳チーム <hosoka @ ca2.so-net.ne.jp> までご連絡ください。

TidBITS は、タイムリーなニュース、洞察溢れる解説、奥の深いレビューを
Macintosh とインターネット共同体にお届けする無料の週刊ニュースレターで
す。ご友人には自由にご転送ください。できれば購読をお薦めください。

非営利、非商用の出版物、Web サイトは、フルクレジットを明記すれば記事を
転載または記事へのリンクができます。それ以外の場合はお問い合わせ下さ
い。記事が正確であることの保証はありません。告示:書名、製品名および会
社名は、それぞれ該当する権利者の登録商標または権利です。TidBITS ISSN
1090-7017

Copyright 2012 TidBITS: 再使用は Creative Commons ライセンスによります。

お問い合わせ: <editors @ tidbits.com>
TidBITS Web サイト: <http://www.tidbits.com/>
ライセンス条項: <http://www.tidbits.com/terms/>
購読:  <http://sparky.tidbits.com/mailman/listinfo/tidbits-jp>




TidBITS-jp メーリングリストの案内