TidBITS#1138 日本語版

TidBITS Japanese hosoka @ ca2.so-net.ne.jp
2012年 8月 15日 (水) 23:40:52 EDT


TidBITS#1138/13-Aug-2012
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     英語版: <http://tidbits.com/issue/1138>
     日本語版: <http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1138.html>


   Mountain Lion 君臨する第三の週に突入した私たちは、この Apple の最新の
   大猫の、混乱を起こしつつあるいくつかの側面についてさらに深く掘り下げて
   検討する。Glenn Fleishman と Jeff Carlson は協力して、(Mountain Lion
   および iOS の) Messages アプリの Caller ID 機能を調べる。これを使って、
   返信がどのアカウントにあてて送られるかを制御できるからだ。次に、これも
   またまさに同じような話題だが、Apple Mail がメッセージの作成または返信
   の際にどのアカウントを使用するかについて Joe Kissell が厳密な探究を試
   みる。最後に、Matt Neuburg は Mountain Lion における Modern Document
   Model (現代的書類モデル) に彼のレーザーのごとく鋭い視線を当てて、この
   モデルが Lion におけるモデルとどのように異なるのか、それがどんなに良く
   なっているのかを解説する。今週注目すべきソフトウェアリリースは Nisus
   Writer Pro 2.0.4 と Express 3.4.3、DEVONthink と DEVONnote 2.4、それに
   TextExpander 4.0.1 だ。

記事:
     Messages で Caller ID を使って iMessage を振り分け
     Mountain Lion Mail、送信動作が乱れる
     現代的 Mountain Lion 書類モデルの様式とは
     TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2012 年 8 月 13 日
     ExtraBITS、2012 年 8 月 13 日


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Messages で Caller ID を使って iMessage を振り分け
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     文: Glenn Fleishman: <glenn @ tidbits.com>, @glennf, Jeff Carlson: 
<jeffc @ tidbits.com>, @jeffcarlson
     原文記事: <http://tidbits.com/e/13186>
     訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>

   OS X 10.8 Mountain Lion の Messages (メッセージ) アプリは、私たちをと
   ことん混乱させた。なぜなら、自分が送信したり受信したりする iMessage の
   個々のものが結局どこに出てくるのかがさっぱり分からないからだ。到着した
   メッセージが iPhone と、iPad と、複数の Mac に、すべて一斉に出現するの
   を見て、イライラした人たちもいる。そこに希望はない。なぜなら Apple は
   まだ、その時点ごとにあなたの目玉がどこに焦点を合わせているのかに応じて
   たった一台の受信デバイスを設定するようにはしてくれていないからだ。

   でも、その反対の問題にもまた困惑させられる。もしもこれらの iMessage が、
   同じ Apple ID で登録されたすべてのデバイスに現われるようにできなかった
   としたら、どうなるだろうか? 私たちはこの問題に取り組み、この「機能」
   を有効にしたり無効にしたりできる方法を見つけた。そのための鍵となるのが
   "Caller ID" と呼ばれるものだ。この環境設定項目は、Mountain Lion または
   iOS の Messages アプリで、複数のアドレスが登録されている場合に現われる。
   (ただし iPhone においては、電話番号もまたアドレスとして扱われるので、
   たった一つの電子メールアドレスでもこのオプションが使える。)

   Mountain Lion においては、Caller ID 設定は Messages > Preferences >
   Accounts にある。あなたの iMessage アカウントを選べば、複数のアドレス
   が登録されている場合、一番下に Caller ID メニューが出る。iOS において
   は、Settings > Messages > Receive At > Caller ID にある。

<http://tidbits.com/resources/2012-08/mountain-lion-caller-id.jpg>
<http://tidbits.com/resources/2012-08/ios-messages-caller-id.jpg>

   Caller ID は、iOS および Mountain Lion の Messages アプリが iMessage
   を別の人に送信する際に暗黙の "from" アドレスとして使うものを定義する。
   相手の人が返事をすれば、その人の返信はあなたの Caller ID アドレスにあ
   てて送られる。そこまでは単純なことだ。けれども、あなたが個々の iOS デ
   バイスや Mac に、それぞれ別々の電子メールアドレスのセットを割り当てて
   いる場合、事はややこしくなる。

   例えば、Jeff が自分の MacBook Pro で、Mountain Lion の Messages アプリ
   に jeffc @ example.comjeffc @ tidbits.comjeffc @ necoffee.com という三つ
   のアドレスを割り当てていたとしよう。彼の iPhone では jeffc @ necoffee.com
   のみ、彼の iPad では jeffc @ tidbits.com のみであったとしよう。(これは
   仮想の話ではない。テストをする過程で、彼は自分がそれぞれのデバイスごと
   に異なる電子メールアドレスを割り当てていたことに気付いた。)

   もしも Mountain Lion の Caller ID として jeffc @ example.com が選択して
   あれば、彼がテキストを Messages アプリを使って送信すれば、それに対する
   返信は彼の Mac のみに届く。もしも Jeff が Caller ID を変更して彼の
   jeffc @ necoffee.com アドレスにすれば、返信は彼の Mac と iPhone に来る。
   もしも jeffc @ tidbits.com に変更すれば、返信は Mac と iPad に来る。

   さて、Glenn が Jeff に iMessage を送りたいとすると、これら三つの電子メー
   ルアドレスのいずれにも送ることができ、その文章は彼の Mountain Lion の
   チャットウィンドウには必ず登場する。けれども彼が返信する際、Mountain
   Lion の Messages アプリは常にその from アドレスを彼の Caller ID アドレ
   スへと戻す。それに対して、もしも Glenn がさらに返信を送ってその際受取
   り人のアドレスを変更したりしなかったならば、彼の返信はその電子メールア
   ドレスに対応したデバイスのみに届く。(Messages アプリの Messages ウィ
   ンドウの中で、会話の中の "To:" ラベルの右にある人の名前の上にマウスを
   かざしてから(その名前でなく)下向き矢印をクリックすると、メッセージの
   送り先となるアカウントを切り替えることができる。)

<http://tidbits.com/resources/2012-08/messages_select_address.png>

   これにより、二つの可能性が提供される。

* すべてのデバイスで同じ電子メールアドレス(のセット)を入力しておくこと
   によって、または、すべてのデバイスで共通の一つの電子メールアドレスを
   Caller ID として選んでおくことによって、すべてのメッセージがすべてのデ
   バイスに届くようにすることができる。現時点では、大多数の人たちにとって
   このやり方が最も賢明な方法だろう。

* デバイスごとの iMessage 用アカウントを設定して、それぞれのアカウントを
   特定のデバイスのための Caller ID sender と指定しておく。ちょっと不合理
   なやり方ではあるが、それでもこの方法によって到着したメッセージはすべて
   のデバイスで受け取ることができ、その後の返信は一つのデバイスのみに届く
   ようにできる。例えば、Glenn はすべてのデバイスに glenn @ tidbits.com を
   設定しておけば、そのアドレスにあてた iMessage はすべてのデバイスで読め
   る。けれども、彼の Mac の Caller ID アドレスを glenn-osx @ tidbits.com
   に、彼の iPhone の Caller ID アドレスを glenn-iphone @ tidbits.com に設
   定しておけば、彼が iPhone で書いた返信への応答は彼の iPhone のみに届く。
   同様に、彼がどれかのデバイスで会話を始めれば、それを受け取った人はそれ
   がどのデバイスから来たかなど気にせず、ただ返事を書けばよい。

   もちろん、この第二のやり方は、まさに iMessage における一番のフラストレー
   ションを浮き彫りにしている。もしも誰かが、このデバイスごとのアドレスを
   保存していて、あとで(Glenn の最新のメッセージに返信するのでも、彼の汎
   用の iMessage アドレスにあてるのでもなく)その保存したアドレスに新規の
   メッセージを送ったならば、そのメッセージは Glenn が現在使っていないデ
   バイスにだけ届くことになるかもしれない! また、iMessage 用アカウントに
   電話番号を使えるのは iPhone のみなので、誰か友だちが Glenn の電話番号
   にあてて、過去の iMessage 会話をすべて無視しつつテキストを送れば、その
   会話は彼の iPhone のみでしか読めないことになる。

   そういうわけで、あなたが送り出すメッセージにどのアドレスが付くかに関し
   てほんの少しだけの制御の手段はあるものの、他の人たちからあなたにあてて
   送られたメッセージが必ずあなたに届くようにする方法は、やはりたった一つ
   のアドレスを自分のすべてのデバイスに割り当てておくことしかない。

   こういったことすべてが、iMessage には足りないピースがあるという事実を
   裏付けている。どうやら Apple は、複数のアカウントに対する電子メールの
   集中型の管理方法を提供することを望んでいないらしく、それを個々のデバイ
   スごとの管理に任せようとしているようだ。けれども Apple は、iMessage で
   用いられる電子メールアドレスを集中的に認証していて、Apple ID アドレス
   以外の個々のアドレスを一度にたった一つずつの Apple ID アカウントに対応
   させて確認している。どのメッセージがどこへ行くかについて、ほんの少しの
   援助が Apple から提供されさえすれば、たとえその際情報の管理のためにウェ
   ブサイトあるいは環境設定パネルが必要になったとしても、多くの混乱が取り
   除かれ、くだらない作業が要らなくなることだろう。


   ----
   コメントリンク: <http://tidbits.com/e/13186#comments>
   Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/13186>


Mountain Lion Mail、送信動作が乱れる
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     文: Joe Kissell: <joe @ tidbits.com>, @joekissell
     原文記事: <http://tidbits.com/e/13189>
     訳: 亀岡孝仁 <takkameoka @ kif.biglobe.ne.jp>

   "Take Control of Apple Mail in Mountain Lion" の発刊以来、何人かの人が
   Mountain Lion の Mail が送信メッセージで From アドレスを扱う方法に関する
   変更について尋ねてきた。最初私にはどう答えればよいのか分からなかった、何
   故ならば私の試験中にとりわけ驚くようなことには遭遇しなかったからであるが、
   更に多くの苦情が寄せられるにつれ (Apple のディスカッションフォーラムでの
   多くを含んで)、何かがおかしいことは明らかな様相を呈してきた。そこで私は調
   べてみることにした。その結果、Mountain Lion の Mail は送信メールを以前と
   は異なる取り扱いをすることが判明した。そしてユーザーの中には、Mail がメッ
   セージをどのアカウントから送信するのか予見するのは腹立たしいほど難しいと
   いう経験をした人もいる。

<http://www.takecontrolbooks.com/mountain-lion-apple-mail?pt=TB1138>

   Apple Mail は必要とする数だけのアカウントを幾らでも設定させてくれ、それぞ
   れのアカウントが独自の送信メールサーバーを、或いはより多くの関連したメー
   ルアドレスを持つことを許される。新規メッセージを作成したり或いは既存のメ
   ッセージに返信したりする場合、Mail はデフォルトの From アカウントをあなた
   に代わって選択する。勿論そのメッセージのヘッダー部分のポップアップメニュー
   から異なるアカウントを自分で選択することも出来る。これは全く妥当な話であ
   り、私が思い出せる昔からずっとそうであった。

   しかしながら、Mountain Lion で Apple は、送信メッセージに対して Mail が
   デフォルトの From アカウントを選定するルールを大幅に変えてしまった。その
   結果、個々の送信メッセージを注意深く (そして自分の手で) チェックしない限
   り、意図しないアカウントからメッセージを送信してしまうことも有り得る。こ
   れはとんでもない結果をもたらす可能性がある。例えば、仕事のメールを個人の
   アカウントから、逆もまた然り、送ってしまうことにもなりかねない。私は、
   Mountain Lion を使って最初の数週間ではこの現象に気付かなかった。その理由
   は私はいつも同じアカウントからメールを送るし、万が一異なるアドレスからメ
   ッセージを送ったとしても、どうと言うことにはならないからである。しかし多
   くのユーザーにとっては、この変更は重大事である。

   では実際にはこの動作はどう変わったのであろうか? 私が 100 をゆうに超える
   私が考えられる範囲の変数の組合せで実験した結果から、次の様なことが判明し
   た。

   Lion またはそれ以前では、動作は次の様である:

* メッセージに _返信する_ 時、Mail は _常に_ そのメッセージが宛てられたア
   カウントから返信を送る。これは、あなたの設定やそのメッセージが何処に保存
   されているかには拘わらず真である。

* _新規メッセージを作成_ する時、Mail は Composing 設定ペイン上の Send
   New Messages From ポップアップメニューで指定されたアカウントを使う (つま
   り、コマンドの言う通り)。デフォルト選択である Account of Selected
   Mailbox が意味する所は、Mail のサイドバーで現在選択されているメールボック
   ス、それが何であれ、に付随したアカウントが送信メッセージに使われるべきも
   のということである。しかしながら、もしローカル (On My Mac) メールボックス
   が選択されているならば、或いはもし選択されたメールボックスが全く無ければ、
   Mail は From アカウントをあるルールに基づいて選択するのだが、私は多くのテ
   ストを重ねたにも拘らずこれだというものには行き当たらなかった。そして、も
   しある _メッセージ_ が選択されていると、それが何処にあるかに拘わらず、
   Mail はまた違う From アカウントを一目瞭然の理屈なしで選択する場合がある。

   要は、Lion には Account of Selected Mailbox の設定に関しては多少の不確定
   さがあるが、その動作は大体予測通りである - そして返信に関して言えば、こち
   らは一貫性がありそして理屈に合っている。

   一方、Mountain Lion で私が見たのは:

* メッセージに _返信する_ 時:

  * サーバーベース (即ち IMAP や iCloud) メールボックスに保存されたメッセー
    ジに対しては、Mail はそのメールボックスに関連したアカウントを使う - その
    メッセージが送られたアカウントやあなたの設定とは関係なしに。これはそれな
    りに意味を成すし、前とは違うということはあるが、殆どの場合同じ結果に収ま
    るであろう。しかし...

  * ローカル (On My Mac) メールボックスに保存されたメッセージに対しては、
    もし Composing 設定ペイン上の Send New Messages From ポップアップメニュー
    で Account of Selected Mailbox が選択されているならば (デフォルトの設定で
    もある)、Mail は... どうも... 勝手に選ばれた様に見えるアカウントを使う。
    Lion で新メッセージを作成する時の様に、私は何十ものテストを行い、パターン
    を見つけたと思う度に (例えば Accounts 設定ペインで有効となっている一番上
    のアカウント;iCloud が最初で次が Gmail;最後にメールを送出したアカウント、
    等々)、例外が見つかってしまった。私には皆目見当がつかない;私に言えること
    は Mail はどうもアカウント設定が変更されない限りは同じアカウントを一貫し
    て選ぶように見える。しかし一方では、Send New Messages From ポップアップメ
    ニューで単一のアカウントが指定されていると、Mail はそのアカウントを使う
    - そのメッセージが宛てられたアカウントには関係なしに。(換言すれば、返信を
    新規メッセージの様に扱う。)

* _新規メッセージを作成_ する時、Mail は Composing 設定ペイン上の Send
   New Messages From ポップアップメニューで指定されたアカウントを使う。Lion
   の場合と同様、Account of Selected Mailbox がデフォルトの選択であり、サー
   バーベースのメールボックスに対しても、同じ様に働くように見える。しかし、
   メールボックスが全く選択されていないか、或いはローカル (On My Mac) メール
   ボックスが選択されていると、Mail は Inbox が最初に現れる (Mail のサイドバー
   の統合された Inbox で) アカウントを使う;このリストで Inbox を上下にドラ
   ッグすると順番を変えられる。

   これが何故重大な問題になり得るのかを例証するには、三つの異なる POP アカウ
   ントを持っているユーザーを考えてみればよい - 個人用アカウント、仕事用アカ
   ウント、そして家族用アカウントの様な。これら全てのアカウントからのメッセー
   ジは色々なローカルメールボックスへとファイルされる、例えばルールに基づい
   て自動的に。これらのメッセージの一つに返信する時が来た場合には、ユーザー
   は、更に人手をかけることなしに、それを受けたのと同じアカウントから実際に
   返信が送られるということを信じることが出来るべきである。しかし、これまで
   はそうであったが、今は必ずしもそうではない。従って、この返信メッセージは
   間違ったアカウントから来たという理由で見逃されたり捨てられたりするかもし
   れないし、メッセージが仕事用と個人用の間を渡り歩く結果となる、等々である。

   私には、Apple がなぜこの変更をしたのか、意図的であったのかどうか、何故書
   いたものに載っていないのか、或いは将来元に戻されるのか、見当もつかない。
   この変更は意図的なものでありそしてあるしっかりした理由のために為されたの
   だが単に私には理解できない可能性もあるので、バグだと決めつけるには躊躇を
   覚える。いずれにしろ、この変更でユーザーは更なる思考と努力を払わねばなら
   なくなった。そして全体として言えばこれは極めて悪い動きであると私には思え
   る。もしあなたもそう思うのであれば、Mail > Provide Mail Feedback を選択し
   てこの問題に関するあなたの思いを Apple に知らせてほしい。我々は Apple が
   OS X に対するアップデートでこれを変更してくれること願うことは出来る。

   その間、申し訳ないが、私は Mail を Mountain Lion 以前の動作に戻すやり方が
   あるとは認識していない。Account of Selected Mailbox ポップアップメニュー
   から単一アカウントを選択することで Mail の動作を比較的一貫性のあるものに
   することは可能だが、これではあなたのニーズに合わないかも知れない。同様に、
   サーバーベースのメールボックスだけを使用することが出来れば、この問題の一
   番重大な部分を避けることは可能である。これらの見るからに弱弱しい進言の他
   に、私に言えることはこの変更を認識しメッセージを送る時には注意を緩めない
   でということだけである。

   最後にヒントを一つ、これは TidBITS Talk メーリングリスト上の Christopher
   Stone の好意によるものである:Mountain Lion で、現在作成中のメッセージの
   From アカウントを変えることにキーボードショートカットを割り当てることがで
   きる。この方がマウスやトラックパッドを使って From ポップアップメニューか
   らアカウントを選択するよりは多少なりともやり易いかもしれない。キーボード
   ショートカットを割り当てるためには、System Preferences の Keyboard ペイン
   を開き、Keyboard Shortcuts をクリック、そして Application Shortcuts を選
   択する。+ (プラス) ボタンをクリック、そして Application ポップアップメニ
   ューから Mail を選択する。Menu Title フィールドで From ポップアップメニュー
   に現れる通りに名前とメールアドレスをタイプする - 例を示すと:

         Joe Kissell <joe @ tidbits.com>

   使いたいキーボードショートカットを入力しそして Add をクリックする;複数の
   アカウントのためには同じ手順を繰り返す。次回メッセージを作成時に From ア
   カウントを変える必要があると分かったら、その対応するキーボードショートカ
   ットを押せばよい。


     ----
   コメントリンク: <http://tidbits.com/e/13189#comments>
   Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/13189>


現代的 Mountain Lion 書類モデルの様式とは
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     文: Matt Neuburg: <matt @ tidbits.com>
     原文記事: <http://tidbits.com/e/13187>
     訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>

   最近リリースされた OS X 10.8 Mountain Lion において、Apple は(絶対に
   やらないだろうと私が思っていたことを)やってのけた。Apple は、後戻りを
   した... まあ、ある意味で。10.7 Lion におけるあるメジャーな機能に対する
   ユーザーたちからの反発の声に耳を傾けて、それらの異論に応えるべく歩み寄っ
   たのだ。Apple はその機能を取り去ることはしなかった。もちろん、そこまで
   願うのは無理な要求というものだろう。けれども Apple は、インターフェイ
   スを変更し、ユーザーにより多くの選択肢とより広い可能性の範囲を提供して
   くれたのだった。

   この記事では、その機能に関して Mountain Lion が Lion とはどう違ってい
   るかを大まかに述べるとともに、その結果として私が個人的に Lion よりも
   Mountain Lion をずっと好きになった理由を説明したいと思う。もっと詳しい
   ことについて、またその他 Mountain Lion におけるたくさんのことについて
   は、私の本 "Take Control of Using Mountain Lion" をご覧頂きたい。

<http://www.takecontrolbooks.com/mountain-lion-using?pt=TB1138>


**Lion での状況は** -- 問題となる機能は、Apple が Modern Document Model
   [訳者注: この記事では(便宜的に)この用語を「現代的書類モデル」と訳
   しておきます。]と呼ぶものだが、Lion で導入されたいくつかのテクノロジー
   を採用するよう適切に書き直されたアプリケーションによって書類が保存され
   たり処理されたりする方法だ。そのテクノロジーとは、次のようなものだ:

* _オートセーブ_、これこそが現代的書類モデル (Modern Document Model) の
   核心となるテクノロジーだ。つまり、この機能に対応するアプリケーションに
   よって開かれた書類は、あなたがそれを編集するに応じて自動的に自らを保存
   する。あなたは従来通りにその書類を明示的に保存することも _できる_ けれ
   ども、少なくとも理論上は、あなたは現代的書類モデル対応のアプリケーショ
   ンの中では明示的な保存操作を _一切_ することなく書類に作業をすることが
   可能となる。ただし、最初だけは、おそらく、新規の名称未設定書類に対して
   その名前とフォルダ階層における保存場所を指定するためにあなたが保存操作
   をしなければならないだろうが。

   Lion においては、書類ウィンドウの赤い「閉じる」ボタンの中に現われてい
   た黒い点が、もっと前の Mac OS X システム以来ユーザーたちが長年慣れ親し
   んできたものであるのに、一切現われなくなった。書類が "dirty" (つまり保
   存を必要とする) 状態であることは、もはやない。なぜなら、書類は常時自動
   保存されているからだ。その上、これと同じ理由により、その書類が閉じられ
   た際には「変更内容を保存しますか?」というダイアログが出ない。(ただし
   Lion でも例外的にこのダイアログが出るケースが一つだけあり、そのことに
   ついてはすぐ後で述べる。)書類が開かれたり明示的に保存されたりした後に
   変更を受けた場合はタイトルバーに Edited という単語が現われるようになっ
   たけれども、それだけでは十分に強力な合図とは言えないと感じるユーザーが
   多くいた。

* _再開 (Resume)_ はアプリケーションに関する機能で、アプリケーションが起
   動された際に、前回そのアプリケーションが走っていた際開いていたすべての
   ウィンドウ(特に書類のウィンドウ)が自動的に開き直されるというものだ。
   Lion ではこの挙動をグローバルにも、個々のアプリケーションを終了する際
   にも、切り替えることができる。(ただし、私が記事“Lion におけるゾンビ
   書類のミステリーが解決”(2012 年 5 月 23 日) で指摘したように、特定の
   状況下ではアプリケーションの起動時にそうしないようにあなたが設定してい
   たとしてもウィンドウが再開してしまうことがある。)この再開機能はオート
   セーブ機能と緊密に統合されている。双方の機能が働いている場合、Mac OS X
   は明らかに iOS を模倣しようと試みている。iOS では、アプリに切り替える
   ことと、いったん終了してから再び起動することとの間に区別がつかないのが
   理想だからだ。

<http://tidbits.com/article/13019>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1128.html#lnk3>
   "Lion におけるゾンビ書類のミステリーが解決"

   Lion においては、現代的書類モデル対応のアプリケーションで新規の名称未
   設定書類がまだ開いている状態でそのアプリケーションを終了すれば、その書
   類が自動的に保存され(オートセーブ機能)その次にそのアプリケーションが
   走った際にその書類が自動的に開く(再開機能)が、これは再開に関するあな
   たの設定に関係なくそうなる。けれども、もしもあなたが新規の名称未設定書
   類を明示的に閉じれば(つまり File > Close を選ぶか、ウィンドウの「閉じ
   る」ボタンをクリックするかすれば)「変更内容を保存しますか?」のダイア
   ログが出て、その名称未設定書類を保存するか、あるいは不要なコンテンツを
   きっぱりと追放してしまうかのいずれかが選べる。

* _バージョン (Versions)_ は、自動保存される書類の現在の状態を記録してお
   いて、あなたがあとでその状態を取り戻すことができるようにするシステムの
   機能だ。それらの状態は、ある程度、自動的にシステムが管理する。その上、
   Lion においては、いったん書類が保存されれば(つまり新規の名称未設定書
   類でなくなれば)File > Save メニュー項目が File > Save a Version と変
   わる。もちろん、その書類は常時自動保存されているのだけれども、Save a
   Version を選べば、ただ単にそれが保存されるだけでなく、現在のその状態が
   Versions データベースの中に記録される。

   Lion においては、Versions データベースへのアクセスは主として File >
   Revert Document メニュー項目を通じて行なわれる。ここから、Time Machine
   風のインターフェイスでその書類のすべての保存された状態が示される。一つ
   の特別な書類状態、つまりその書類が最後に開かれたり保存されたりした状態
   は、その書類のタイトルバーメニューからアクセスできることもある。

<http://tidbits.com/resources/2012-08/versionsBrowser.png>

* File > Save As メニュー項目は、System 6 (あるいはそれ以前) からずっと
   ユーザーたちが慣れ親しんできたものだが、Lion には存在しない。新規の名
   称未設定書類の場合は、これは余分だ。なぜなら File > Save が同じことを、
   つまりその書類に当初の名前とフォルダ位置とを割り当てる機会をユーザーに
   提供するという働きをするからだ。既に保存済みの書類の場合は、その項目の
   機能は File > Duplicate 項目に置き換わった。こちらは、現在の書類の状態
   を、元の書類を閉じることなく、新規の名称未設定書類の中へとコピーする。
   その後で、ユーザーはこの新規の書類を保存する(つまり名前とフォルダ位置
   とを割り当てる)ことができる。


**Lion での問題点とは** -- Lion の現代的書類モデル (Modern Document Model)
   は、アプリケーションを通じてユーザーが書類に作業するやり方における革命
   を含んでいた。そして多くのユーザーにとって、それは自分たちが気に入る種
   類の革命ではなかった。いつでも自分の気持ちに応じて保存ができるという習
   慣を、アプリケーションがクラッシュするかもしれないからという理由で打ち
   捨てるのは、難しいことではなかった。けれども問題の核心は、偶発的な出来
   事に関係していた。

   誰でも、書類に変更を加えたつもりが _ない_ のに、アプリケーションを終了
   しようとして「変更内容を保存しますか?」のダイアログが出て驚いたという
   体験が一度はあるだろう。そんな場合、あなたは _実際_ その書類に変更を加
   えていたのだけれども、それは誤って加えてしまったに過ぎない。おそらくそ
   れは、あなたがコピーするつもりで誤ってカットしてしまったのかもしれない
   し、あるいは重要な内容の段落が選択されていた時にあなたの猫がキーボード
   の上を歩いたのかもしれない。そんな場合、このダイアログがあなたに警告を
   し、あなたを危機から救ってくれた。あなたはそのダイアログを見て、そのよ
   うな意図しない変更をキャンセルすることができたからだ。ところが Lion の
   下では、そんなダイアログはないし、何の警告もない。意図せぬ変更もすべて、
   あなたの知らないうちに、ひょっとするとあなたの望みに反した状態で、自動
   的に保存されてしまう。

   多くのユーザーたちが反対の声を挙げたのは、Lion のオートセーブ機能が、
   このような状況で落とし穴となってしまう可能性があるからだった。そもそも
   オートセーブ機能が防ぐようデザインされていたもの、つまり予期せぬデータ
   喪失が、まさにオートセーブ機能が原因となって起こり得るからだった。もち
   ろん、Versions データベースがその書類のもっと早い時点の状態で使い物に
   なるものを保存しているかもしれないので _本当の意味の_ データ喪失ではな
   いかもしれないが、使い勝手の悪い Time Machine 風インターフェイスの中か
   ら望む状態のものを見つけ出すのは簡単なことではなかった。それに、もしも
   あなたが気付かぬうちに問題ある変更をそのまま保存してしまった後、その書
   類を閉じてそのまま何日間も、あるいは何週間も経ってから、それを開いてみ
   て恐怖に震え上がり混乱に叩き込まれてしまったとしたらどうか? Versions
   機能は何が起こったのかをあなたが理解する助けになるだろうか? その書類
   の望ましい状態は、はたしてデータベースの中にまだ含まれているだろうか?
   こうしたことはすべて、あまりにも逆行したものに感じられる。まず初めに意
   図せぬ激烈な誤りをしてから、後になって(もしも幸運ならば)それを発見し、
   それを修正するためにジタバタと走り回るなんて! その一方で、Lion よりも
   前は、そもそも正しくない書類を保存しようとした際に、誤りを犯す _前に_
   あなたは警告を受けることができていた。

   それからまた、実験という問題もある。誰でも、実験的に書類にいろいろな操
   作を意図的に施して、何か間違ったことが起こっても心配ない、なぜなら最後
   に保存することなく書類を閉じさえすれば害はないのだから、あるいはまた、
   Save As コマンドを使いさえすれば別の書類を生み出して未保存の変更点をそ
   ちらに残すこともできるのだから、と考えたことがあるだろう。ところが今や
   Lion では、あなたが実験的に施した変更を Lion が勝手に、あなたの背後で、
   あなたの意に反して保存してしまうようになった。もちろん、Lion は _本当
   の意味で_ 実験を阻もうとしている訳ではない。File > Duplicate を選びさ
   えすれば、その書類の未保存のコピーで作業が始められるのだから、そちらで
   ならば最後に保存することなく閉じるのは _可能_ だ。しかしここでも、すべ
   てが逆行しているように見える。なぜなら、実験を始める _前に_、忘れずに
   File > Duplicate を選んでおかなければならないからだ。そもそも、それを
   忘れてしまうことは大いにあり得るし、施した変更が望ましいものではないと
   いうことに、手遅れになるまで気付かないかもしれないのだから。


**Mountain Lion が救いの手を差し伸べる** -- この現代的書類モデル (Modern
   Document Model) 融合体の中に Mountain Lion がもたらしたのは、システム
   環境設定の General パネルの中の新しい二つのチェックボックスだ。これら
   二つのチェックボックスが、書類を閉じる際のアプリケーションの挙動に影響
   を及ぼすとともに、いくつかの新しいメニュー項目も生み出す。まずは、その
   二つのチェックボックスの説明から始めよう:

* _"Ask to keep changes when closing documents"_ (書類を閉じる際に変更内
   容を保存するか尋ねる。) もしもこのチェックボックスの _チェックが外れて
   いれば_、Mountain Lion は Lion と同じ挙動をする。けれども、もしもこの
   チェックボックスが _チェックされていれば_、Mountain Lion はむしろ Snow
   Leopard やそれ以前と似た挙動をする。つまり、「閉じる」ボタンの "dirty"
   黒点が復活する! そして、"dirty" な(つまり保存を必要とする状態の) 書
   類を閉じようとすれば、警告ダイアログが現われる! だから、Mountain Lion
   においては、あなたが書類への意図せぬ変更を誤って保存してしまう危険性が
   Lion ほど大きくない。

<http://tidbits.com/resources/2012-08/revertToOpenedCropped.png>

   しかしながら注意すべきは、このチェックボックスがオートセーブ機能をオフ
   にする訳では _ない_ ということだ。あなたの書類は、依然として舞台裏で自
   動的に保存されている! この警告ダイアログには "Do you want to save the
   changes...?" (変更内容を保存しますか?) と書かれていて、デフォルトのボ
   タンには Save (保存) と書かれているけれども、実際にはその書類は _既に_
   保存されているので、ここであなたが実際に決断しようとしているのは、その
   保存された変更を _そのまま受け入れる_ か、それともその書類の以前の状態
   (当然ながら Versions データベースの中に温存されている)に復帰するのか、
   という選択肢だ。つまり、オートセーブはまだ働き続けているけれども、この
   インターフェイスがまるでそうでないかのようなイリュージョンを与えている。

* _"Close windows when quitting an application"_ (アプリケーションを終了
   する際にウィンドウを閉じる。) この第二のチェックボックスはちょっと厄介
   で、これは実際には _二つの_ ことをする: (1) グローバルに再開 (Resume)
   機能のオン・オフを規定するとともに、(2) _第一の_ チェックボックスに関
   する限り、アプリケーションを終了することがその書類を閉じることをも意味
   するかどうかを規定する。

   どういう意味なのかを説明するために、まず最初にこの第二のチェックボック
   スの _チェックが外れている_ 場合を考えてみよう。すると、開いた書類ウィ
   ンドウを持つアプリケーションをあなたが終了した際に、それらのウィンドウ
   は何の警告ダイアログもなしにただそのまま消える。たとえ、それが "dirty"
   な書類のものであったとしても。ある意味で、このチェックボックスのチェッ
   クを外すことは、あなたが「アプリケーションを終了するのは書類ウィンドウ
   を一つ一つ閉じることとは違うのだ、私が終了せよと言えば、それは今すぐ止
   めろということで、私はどんなダイアログにも邪魔されたくないのだ」と言っ
   ているのと同じことだ。このことは、たとえ第一のチェックボックス (「書類
   を閉じる際に変更内容を保存するか尋ねる」) がチェックされていたとしても
   当てはまる。なぜなら、この第二のチェックボックスによれば、アプリケーショ
   ンを終了することは実際その書類を閉じることを意味しないからだ! その代
   わりに、それらの書類の現在の状態が自動的に保存 (オートセーブ) され、そ
   のアプリケーションが次に起動された際には自動的に (再開機能) それらの書
   類が開かれる。(注意すべきは、もしも第一のチェックボックスがチェックさ
   れていれば、それらの書類が自動的に再開された際に、それぞれの "dirty"
   状態もその前のままに記憶されているということだ。もしもあなたがそのアプ
   リケーションを終了した時点でその書類が "dirty" であったならば、再び開
   かれた際にもその「閉じる」ボタンには "dirty" 黒点が残っている。)

   他方、もしもこの第二のチェックボックス (「アプリケーションを終了する際
   にウィンドウを閉じる」) が _チェックされていれば_、"dirty" な書類ウィ
   ンドウを持つアプリケーションをあなたが終了した際に、それらのウィンドウ
   をどうするかは _第一の_ チェックボックス (書類を閉じる際に変更内容を保
   存するか尋ねる」) の支配下に置かれる。だから、もしも第一のチェックボッ
   クス _も_ チェックされていれば、たった一つの "dirty" な書類ウィンドウ
   を持つアプリケーションをあなたが終了した場合には「変更内容を保存します
   か?」ダイアログが出るし、また複数の "dirty" な書類ウィンドウを持つア
   プリケーションをあなたが終了した場合には、お馴染みの Cocoa ダイアログ
   が現われて、"You have ... documents with unconfirmed changes. Do you
   want to review these changes before quitting?" (変更内容を保存していな
   い ... 個の書類があります。書類を閉じる前にこれらの変更内容を確認しま
   すか?) と尋ねてくる。

<http://tidbits.com/resources/2012-08/reviewChanges.png>

   さらに、もしもこの第二のチェックボックス (「アプリケーションを終了する
   際にウィンドウを閉じる」) がチェックされていれば、再開 (Resume) 機能が
   グローバルにオフとなる。けれども例えば終了の際にあなたが Option キーを
   押さえていれば、再開 (Resume) 機能が一時的にオンとなり、その場合は、あ
   たかもこのチェックボックスのチェックが外れていたかのような挙動となる。
   つまり、あなたは「とにかく _今すぐ_ 終了しろ!」と言っていることになる。
   すると、そのアプリケーションは即座に終了し、たとえ _第一の_ チェックボッ
   クスがチェックされていたとしても、たとえ "dirty" な書類がいくつか開い
   ていたとしても、それらに構うことはない。(そしてもちろん、次にあなたが
   そのアプリケーションを起動した際には、自動的にそれらのウィンドウが開か
   れ、"dirty" な状態も記憶されている。)

   それに加えて、Mountain Lion の現代的書類モデル (Modern Document Model)
   では、次のようなメニュー項目が提供される:

* File > Save は常時 File > Save であって、File > Save a Version に変わっ
   たりしない。当然ながら、以前に保存されたことのある書類を保存すればやは
   り一つのバージョンが保存 _される_ けれども、メニュー項目名の変化がなく
   なったことで物事がすっきりした。

* File > Duplicate メニュー項目は Lion と同様に存在しているが、それに加
   えて File > Save As メニュー項目も復活した。実際、後者は前者の代替となっ
   ている。(Option キーを押せば見えるようになる。)これにより、ユーザー
   が自分の使いやすい方、状況に適した方を選んで使えるようになった。前者つ
   まり File > Duplicate は、現在の書類を新規の名称未設定書類の中へとコピー
   し、現在の書類のウィンドウは後ろにそのまま残す。一方 File > Save As は、
   Lion より前のシステムと同様、現在の書類のコピーを作って新たな名前と保
   存場所を与え、書類ウィンドウは元のものでなくその新たなコピーのウィンド
   ウとなる。

* File > Revert To は (Lion の File > Revert Document に代わるものとして)
   今回から階層メニュー項目となる。そのサブ項目は、状況により異なるものの、
   Last Opened、Last Saved、Browse All Versions といった項目を含むことが
   でき、最も普通の使用法に集中できるとともに、選択肢が分かりやすくなった。

* 最後に、これも非常に重要なものだが、Mountain Lion で完全に新しく設けら
   れた二つのメニュー項目がある。File > Rename は、書類をそのまま直接改名
   する。File > Move To は、書類を別のフォルダに移動する。これらのアクショ
   ンは、従来 Finder でファイルに対して実行していたものだ。今回から、その
   書類を開いているアプリケーションの中から直接、その書類に対してこれらの
   アクションを施すことができるようになった。これらのメニュー項目はいずれ
   も非常に便利で、今までどうしてこれなしにやって来れたのかと不思議に思う
   くらいだ。

   以上のメニュー項目はいずれも、File メニューの中だけでなく書類ウィンド
   ウのタイトルバーメニューの中にもある。ただし奇妙なことに、Save As だけ
   が例外だ。Save As のみが残念なことに二流の地位に追いやられ、必要以上に
   発見するのが困難になってしまっている。

<http://tidbits.com/resources/2012-08/titleBarMenuCropped.png>

   (もう一つの変更についても触れておこう。Lion では、一定の期間、例えば
   二週間にわたって編集を受けなければ、その書類は自動的にロックされていた。
   Mountain Lion では、この自動ロック挙動が取り下げられた。もちろん今まで
   通りタイトルバーメニューから Lock を選べばその書類がロックされるけれど
   も、これは Finder で書類をロックすることができるという昔からある機能と
   何ら変わりがない。)

**結論は** -- 私個人としては、これらの変更のお陰で Mountain Lion は Lion
   でそうでなかった部分においてはっきりと使えるものとなり、容認可能なもの
   となったと思う。おそらく、私と同じように感じているユーザーたちも多いの
   ではないかと思う。私が特に強い印象を受けたのは、Apple がユーザーに選択
   肢を提供する姿勢を積極的に見せた点だ。それこそが、私が何度も Apple に
   求めてきたことなのだから。システム環境設定 General パネルの二つのチェッ
   クボックスのお陰で、ユーザーたちは Mountain Lion を Lion と同じように
   挙動させることも、また Lion より前の時代の書類の挙動を真似させることも、
   どちらでも自分がより安心し自信を持って使える方を選ぶことが可能になった。
   同じように、私は File > Duplicate と File > Save As の両方を、その時の
   作業の性質に応じて選んで使えるようになったことが嬉しい。それから私は、
   Apple が File メニューの項目を再調整してくれたこともありがたいと思う。
   特に、新設された Rename と Move To の二つの項目は、とにかく素晴らしい。

   けれども、誤解して頂きたくないが、私は決してこの現代的書類モデルに完璧
   に満足している訳ではない。実際、正直に言ってしまえば、私の観点からは、
   オートセーブ機能はそれ自体極めて大きな過ちであって、デスクトップが iOS
   と同じようなものであるという、完全に誤った主張に過ぎない。その本質深く
   に内在する欠陥は、遠隔ディスクをマウントしてそこにあるファイルを編集し
   ようとすれば馬脚を露わす。その状況においてはバージョン機能なしのオート
   セーブとなり、そこにトラブルがあることは Apple 自身でさえ認めている。
   この話題については Adam Engst の記事“ネットワークと非 HFS+ ボリューム
   で Lion の「バージョン」バグに注意”(2011 年 9 月 8 日) をご覧頂きたい。

<http://tidbits.com/article/12483>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1093.html#lnk1>
   "ネットワークと非 HFS+ ボリュームで Lion の「バージョン」バグに注意"

   また、Mountain Lion の中に "Documents in the Cloud" 機能が存在すること
   で、さらなる複雑化要因が加わる。一部のアプリケーションの持つこの機能は、
   書類を iCloud が同期できる場所に保存する。この記事ではこれ以上深入りし
   たくないが、もしもそのアプリケーションが iCloud 対応ならば、現代的書類
   モデルのさまざまな警告ダイアログも、「開く」と「保存」のダイアログも、
   すべて iCloud 非対応のアプリケーションとは違ったものとなるとだけ言えば
   十分だろう。こうして、私たちは「デスクトップの三極バルカン化」とでも言
   うべき事態に行き着く。つまり、現代的書類モデルを用いないアプリケーショ
   ン、現代的書類モデルを用いるけれど iCloud 対応ではないアプリケーション、
   それから現代的書類モデルを用い iCloud 対応であるアプリケーション、の三
   つだ。三者は三様に、それぞれ見た目も挙動も他とは異なっている。(具体的
   には私の本 "Take Control of Using Mountain Lion" をご覧頂きたい。)

   文句を言いたい気分になったついでに、第二のチェックボックス「アプリケー
   ションを終了する際にウィンドウを閉じる」に対する私の留保事項もここに書
   き留めておきたい。さきほど書いた通り、これは実際二つのことをする。グロー
   バルな再開 (Resume) 機能のオン・オフ切り替えをし、アプリケーションの終
   了がそのウィンドウを第一の「変更内容を保存するか尋ねる」チェックボック
   スの支配の下に置くかどうかを切り替える。けれどもこれら二つの事柄は、確
   かに互いに関係はあるけれども、全く同じことではないし、そもそもこのチェッ
   クボックスの文言は二つのうちどちらについても極めて正確に言い表わしてい
   るとは言い難い。その結果として、この第二のチェックボックスが何をするの
   かが、どうにも理解し難くなってしまっている。いつもならば極めて注意深い
   John Siracusa でさえ、Mountain Lion の技術的レビューを書いた記事の中で
   このチェックボックスの重要性を完全には見極めていないように見えるし、私
   自身も Take Control 本の執筆作業の最中にうっかりとそこのところの一部を
   見逃してしまっていたのだから。

<http://arstechnica.com/apple/2012/07/os-x-10-8/5/#document-model>

   それから、Apple もまた、第一のチェックボックスを完全に正確には実装して
   いない。このチェックボックスには「書類を閉じる際に変更内容を保存するか
   尋ねる」と書いてある。けれども、もしも書類を開いて編集してから、その後
   で File > Save As を選べば(間違いなくそれが Save As の最も一般的な使
   用法だろう)元の書類は変更内容を保存するかどうかを _尋ねずに_ さっさと
   閉じられてしまう。新しいファイルに未確認の変更内容があるのは問題ないけ
   れども、古いファイルにも未確認の変更内容はあったのであり、それについて
   尋ねることなく勝手に閉じてしまうのは明らかに「書類を閉じる際に変更内容
   を保存するか尋ねる」としたユーザーの要求に反している。奇妙なことに、こ
   の点については Lion の方が Mountain Lion よりまともな挙動をしていた。
   Lion では、編集を施した書類で File > Duplicate を選ぶと、ダイアログが
   現われて複製の前に元の書類を以前の状態に復旧させる機会が与えられた。と
   ころが Mountain Lion では、そんなダイアログはもはや現われない。

   しかしながら、そういったさまざまの問題点はさておき、それでも私はこれら
   Mountain Lion における現代的書類モデル (Modern Document Model) への変
   更は歓迎すべきものであり、独創的な工夫に富んでおり、並外れて重大な意味
   を持つものであると思う。やはり私としては何らかの方法でオートセーブを完
   全にオフに切り替えることができたら嬉しいとは思うけれど、Apple がそうす
   るのはあり得ないと認めるとしても、Apple は確かに最大限の努力を注ぎ込ん
   で、オートセーブを以前よりずっと多くのユーザーに受け入れられるものへと
   変えてみせたのだ。たとえ、今はまだすべてが厳密に正しく働いてはいないと
   しても。私は、David Pogue の考え方には同調できない。Mountain Lion を紹
   介する New York Times 記事の中で、彼は Lion のオートセーブ機能を「不可
   解なもの」と(正しく)形容する一方で、Mountain Lion における現代的書類
   モデルへの変更点についてはこれをたった二つのメニュー項目に過ぎないとし
   て相手にせず、否定的な評価しか与えなかった。けれども私ははっきりと言っ
   ておきたい。これらの変更点こそが、Mountain Lion が Lion よりも好ましい
   ことの _主たる_ 理由なのだと。そして、これらの変更点こそが、これまで
   Snow Leopard から Lion へのアップデートを本気でしたいとは決して思わな
   かったユーザーたち(そこには私自身も含まれるが)の気持ちを引き寄せて、
   Mountain Lion を多かれ少なかれフルタイムで使ってみようかという気にさせ
   られるかもしれない、本質的な要点なのだと。

<http://www.nytimes.com/2012/07/26/technology/placing-a-dollar-value-on-apples-mountain-lion-software-state-of-the-art.html>


   ----
   コメントリンク: <http://tidbits.com/e/13187#comments>
   Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/13187>


TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2012 年 8 月 13 日
-----------------------------------------------------------
     文: TidBITS Staff: <editors @ tidbits.com>
     原文記事: <http://tidbits.com/e/13196>
     訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>

**Nisus Writer Pro 2.0.4 と Express 3.4.3** -- これら二つのワードプロセッ
   シング用アプリはいずれも最近数多くの変更を受けてアップデートされたばか
   りだが、Nisus Software は報告の多かった問題点のいくつかに変更を加えて
   Nisus Writer Pro 2.0.4 と Nisus Writer Express 3.4.3 を新たにリリース
   した。いずれのアプリも OS X 10.8 Mountain Lion で走らせた際、Apple の
   Start Dictation メニューコマンドを Edit メニューに表示するようになり、
   スタイルシート表示でスタイルリストを右クリックした際に起こったクラッシュ
   を修正している。さらに、いずれのアプリも英語以外の言語で正しいハイフン
   処理をするようにするとともに、Print ダイアログ中のプレビューでクリップ
   したりズームしたりした際の問題を修正し、ファイルへのリンクにおける問題
   点を修正し、Draft View でズームイン・ズームアウトした際の「見苦しい」
   再表示のちらつきを解消している。Nisus Writer Pro については、バージョ
   ン 2.0.4 では特殊文字の入った書類を EPUB フォーマットに書き出す際の問
   題点を一つ修正し、目次の適用対象を含む複数部分の選択範囲をコピーしたり
   ペーストしたりする際のハングを予防し、スタイルにおける段落境界および周
   囲線のカラーを変更する際の問題点を直している。(Nisus Writer Pro: 新規
   購入 $79、無料アップデート、159 MB、リリースノート。Nisus Writer
   Express: 新規購入 $45、無料アップデート、51 MB、リリースノート。)

<http://nisus.com/pro/>
<http://nisus.com/Express/>
<http://nisus.com/pro/releasenotes/releasenotes204.php>
<http://nisus.com/Express/releasenotes/releasenotes343.php>

   Nisus Writer Pro 2.0.4 と Express 3.4.3 へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/13194#comments>


**DEVONthink と DEVONnote 2.4** -- DEVONtechnologies が、DEVONthink の三
   つの版すべて (Personal、Pro、Pro Office) と DEVONnote をいずれもバージョ
   ン 2.4 にアップデートし、OS X 10.8 Mountain Lion の新機能との互換性を
   盛り込んだ。具体的には、このリリースで通知センターに対応し、Gatekeeper
   と仲良く働くようになり、共有ボタンを追加して iMessage、Mail、Twitter、
   Facebook、および AirDrop と書類を共有できるようにした。(また書類を
   Safari の Reading List に追加できるようにもした。)64-bit にも対応した
   ので、データベースのサイズはメモリが利用可能であなたの Mac のパフォー
   マンスが対応し得る限り大きくできるようになった。DEVONthink の三つの版
   とも、Image Capture 互換なスキャナやカメラ(iOS デバイスも含む)からス
   キャンや画像を読み込めるようになった。従来この機能は Pro Office 版のみ
   のものであった。(すべてアップデートは無料。新規購入は DEVONthink Pro
   Office $149.95、DEVONthink Professional $79.95、DEVONthink Personal
   $49.95、リリースノート。DEVONnote は新規購入 $24.95、リリースノート)

<http://www.devontechnologies.com/products/devonthink/>
<http://www.devontechnologies.com/products/devonnote/>
<http://www.devontechnologies.com/products/devonthink/devonthink-pro-office/release-notes.html>
<http://www.devontechnologies.com/products/devonnote/release-notes.html>

   DEVONthink と DEVONnote 2.4 へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/13192#comments>


**TextExpander 4.0.1** -- Smile が TextExpander 4.0.1 をリリースした。最
   近アップデートされたばかりのこのタイピングショートカットユーティリティ
   に、少数の修正や改善を加えたメンテナンス・フォローアップ版だ。今回のリ
   リースではメニューバーアイコンに半透明性が復活し、オプションのセクショ
   ン穴埋めでチェックボックスのラベルをクリック可能にし、日本語およびイタ
   リア語のローカライズ版でヘルプセクションをアップデートしている。さらに、
   Symbol グループにある等式の短縮形が等号二つで終わるように (例えば ">=="
   のように) なった。その他にも詳細は明かされていないが多数のマイナーな修
   正や改善がある。(新規購入 $34.95、TidBITS 会員には 20 パーセント割引、
   アップグレード $15 (ただし 2012 年 1 月 15 日以後に購入の場合は無料)、
   無料アップデート、8.5 MB)

<http://www.smilesoftware.com/TextExpander/>
<http://tidbits.com/member_benefits.html>

   TextExpander 4.0.1 へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/13191#comments>


ExtraBITS、2012 年 8 月 13 日
-----------------------------
     文: TidBITS Staff: <editors @ tidbits.com>
     原文記事: <http://tidbits.com/e/13195>
     訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>

   HyperCard はちょうど 25 年前にリリースされた。そこで今週の ExtraBITS
   ではそれを回顧しようという Twitter リンクを紹介する。また、Dan Frakes
   が Mountain Lion で新設された Power Nap 機能を解説した記事と、Mat Honan
   の iCloud アカウントがハッキングされた件に関する詳報もある。(このハッ
   キングの具体的な手法はもはや実行不可能のはずだ。)


**HyperCard の 25 周年記念の回顧メッセージ** -- 1987 年 8 月 11 日に、
   Apple は Boston で開催された Macworld Expo において「ソフトウェア組み
   立てセット」HyperCard をリリースした。今では HyperCard が私たちの身近
   に見当たらなくなってもう長い年月が経つけれど、当時には HyperCard のお
   陰で私たち Mac ユーザーの生活が信じられないほど大きく様変わりしたもの
   だ。それまでは日の目を見る手段を持たなかったさまざまのアイデアの多くに、
   HyperCard が命を与えたからだ。その中には TidBITS さえも含まれる。私た
   ちの最初の 99 号までは HyperCard フォーマットで出版され、毎号が一つず
   つの HyperCard スタックとして配布されて、そのコンテンツを検索可能なアー
   カイブの中に読み込めるようにしていたのだ。完全に新しいフォーマットで出
   版するというスリルに後押しされていなかったなら、TidBITS が創刊間もなく
   挫折ということもあり得たかもしれない。この Twitter 検索で、他の人たち
   が投稿したメッセージをスクロールして眺められる。そこに出てくる iPad 用
   Infinite Canvas というものにも注目したい!

<https://twitter.com/#!/search/realtime/hypercard25th>
<http://www.infinitecanvasapp.com/>

   コメントリンク: <http://tidbits.com/article/13197#comments>


**Dan Frakes による Power Nap 解説** -- Mountain Lion には Power Nap と
   呼ばれる新機能がある。ただ、それはごく少数の最新のラップトップ機種 Mac
   でしか利用できないので、おそらくこの機能を目にした人たちは少ないだろう。
   簡単に言えば、Power Nap によってそれに対応した Mac はスリープ中にごく
   短時間だけ目覚めて、Time Machine バックアップをしたり、Mail で新着メー
   ルをチェックしたり、Messages で新着メッセージを受信したり、iCloud 関係
   のデータ(カレンダーイベント、連絡先、リマインダー、メモ、iCloud 書類、
   Photo Stream の写真など)をアップデートしたりできる。私たちの友人 Dan
   Frakes がこの Macworld 記事で、Power Nap に何ができるか、どうやって使
   うのか、使えるのがごく少数の機種に限られるのはなぜか、などを解説する。

<http://www.macworld.com/article/1167970/up_close_with_mountain_lion_power_nap.html>

   コメントリンク: <http://tidbits.com/article/13193#comments>


**Apple と Amazon のセキュリティ欠陥により Mat Honan がハッキングされる**
   -- Gizmodo ライターの Mat Honan が、Wired のためにこの記事を書いた。彼
   自身のデジタル生活の大部分がハックされたのが、Amazon (彼のクレジットカー
   ド番号の一部を明かしてしまったため) と Apple (Amazon 詳細情報とその他
   の公開された情報のみによって彼の人物確認をしてしまったため) 双方のセキュ
   リティ欠陥によるものであったことを説明している。読んでみて非常に興味深
   いが、私たちが真っ先に減点対象と感じたのは、自分のデータはすべて、Mac
   上のものも、iPhone 上のものも、クラウド保存のアカウント上にあるものも、
   絶対にローカル(手元)のバックアップを持っておかなければならないという
   点だ。Mat はそれをしていなかったので、彼の生活がオンライン断絶状態となっ
   たのは一時的なものかもしれないけれども、彼の Mac が遠隔ワイプされたこ
   とで失われたデータは永遠に戻ってこない。

<http://www.wired.com/gadgetlab/2012/08/apple-amazon-mat-honan-hacking/all/>

   コメントリンク: <http://tidbits.com/article/13188#comments>


**Apple と Amazon がセキュリティ実践方法を変更** -- 詳細はまだ発表されて
   いないけれども、Wired の記事によれば、Mat Honan のデジタル生活が遠隔か
   ら乗っ取られることを可能にした比較的単純なハッキングはもはや実行不可能
   だという。Amazon と Apple の双方が、アカウントに関係したセキュリティ実
   践方法を(少なくとも一時的に)変更したからだ。両社のポリシーが今後どの
   ようなものになるのかはまだ判明していないが、両社とも何らかの対策を実施
   しなければならないことだけは明らかだ。

<http://www.wired.com/gadgetlab/2012/08/apple-icloud-password-freeze/all/1>

   コメントリンク: <http://tidbits.com/article/13190#comments>


$$


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