TidBITS#1145 日本語版

TidBITS Japanese hosoka @ ca2.so-net.ne.jp
2012年 10月 12日 (金) 05:15:38 EDT


TidBITS#1145/08-Oct-2012
========================
     英語版: <http://tidbits.com/issue/1145>
     日本語版: <http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1145.html>


   今週は意見記事が中心となる。Glenn Fleishman は Apple の新しい Maps ア
   プリについて New York Times が掲載した極めて厄介な記事に対する批判を述
   べ、また App.net が値下げしたニュースも伝える。次に Steve McCabe が自
   らパイロットの帽子をかぶり、時代遅れの FAA 規制つまり民間航空便の機内
   でポータブル電子機器の使用が制限されていることについて分析する。そして
   Matt Neuburg は iOS 6 における開発者レベルの新機能を概観しつつ、それら
   の機能が遠からず iOS アプリが私たちのためにできる事柄に反映されること
   になると論ずる。今週注目すべきソフトウェアリリースは、Things 2.1、
   Sandvox 2.6.7、Hazel 3.0.13、Airfoil 4.7.4、Adobe Lightroom 4.2、OS X
   Mountain Lion 10.8.2 Supplemental Update、Mac OS X Lion 10.7.5
   Supplemental Update、それに iPhoto 9.4.1 だ。

記事:
     App.net 値下げ、ソフトウェアオプションも増加
     New York Times、Maps アプリの状況を誤解する
     航空会社は何故我々に電子機器を切るよう求めるのか?
     iOS 6 は開発者に、そしてあなたに、どう影響するか
     TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2012 年 10 月 8 日


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App.net 値下げ、ソフトウェアオプションも増加
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     文: Glenn Fleishman: <glenn @ tidbits.com>, @glennf
     原文記事: <http://tidbits.com/e/13315>
     訳: 亀岡孝仁 <takkameoka @ kif.biglobe.ne.jp>

   私が "新ソーシャルネットワーク App.net、チャットと広告の上を目指す" (28
   August 2012) で取り上げた App.net は未だ開発途上にあるが、初期の頃の注目
   を集めた後でも、興味は衰えていない。このサービスは Twitter と肩を並べるべ
   く機能を追加し続けているし (メッセージを "お気に入り" にする様な)、独自の
   オプションも提供している (非 App.net ソースにリンクしたポストの様な、他の
   ソーシャルネットワークでも Web ページでも良い)。そんなオフサービスのリン
   クなど許すのは、ユーザーが他のものを見るために一旦離れても気にしないサー
   ビスしかないではないかとの疑義もあるかもしれない。

<http://tidbits.com/article/13216>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1141.html#lnk4>
   "新ソーシャルネットワーク App.net、チャットと広告の上を目指す"

   App.net は、ほぼ 20,000 の有料加入者を確保したが、これには一般から資金を
   集めた立ち上げ時代の参加者も含まれる。先週、このサービスは料金を年額 $50
   から年額 $36 へと下げ (前払いの場合) そして既存のメンバーの有効期限を数か
   月延長した。更に、全額前払いしなくとも毎月 $5 で月単位で試行をしたい人の
   ためのプランも追加した。

<http://blog.app.net/blog/2012/10/01/app-net-pricing-changes/>

   このサービスはまた開発者に報いる最初の取り組みも発表した。2012年 10月から、
   App.net は毎月少なくとも $20,000 を脇に取っておいて、App.net プログラムま
   たはサービスを積極的に活用しているソフトウェアメーカーに分配するという。
   毎月、メンバーは調査を受けとり、使用した個々のアプリまたはサービスの有用
   性について、無視するか或いはどれ程 "価値があったか" のスライダーを動かし
   て意思表示するかのオプションが与えられる。これは使用パターンや他のデータ
   と一緒にされる。開発者はこのプログラムに参加する選択が与えられるが、それ
   でソフトウェア或いはサイトが課金をしたり或いはその他の方法で金儲けをする
   ことを禁じられることは無い。

<http://blog.app.net/blog/2012/09/27/announcing-the-app-net-developer-incentive-program/>

   App.net と働く成熟性を増しているアプリケーションの数も増え続けている。現
   在 iOS アプリも幾つか出ている;私もそのうち三つを試してみた (有料)。目に
   付くのは、Tapbots がリリースした Netbot で、これは人気の Tweetbot クライ
   アントの App.net バージョンである。iPhone/iPod touch と iPad 版が別個に用
   意されており、それぞれ $4.99 である。内蔵されたツールの一つを使うと、あな
   たの App.net フォローリストを iOS 内で登録されたあなたの Twitter アカウン
   ト上でフォローしているものと比較させてくれる。私の場合、Twitter 上で私が
   フォローする人々の 15% が App.net アカウントを持っていることが分かった -
   1000 アカウントのうちおよそ 150 である。(私がフォローするアカウントの多く
   は RSS の様なもの、通知、或いは他の稀にしかアップデートされないオートボッ
   トである。)

<http://tapbots.com/software/netbot/>
<http://itunes.apple.com/us/app/netbot-for-iphone-app.net/id563595132?mt=8>
   (日本語 
)<http://itunes.apple.com/jp/app/netbot-for-iphone-app.net/id563595132?mt=8>
   "iTunes App Store で見つかる iPhone、iPod touch、iPad 対応 Netbot for
   iPhone, an App.net client"
<http://itunes.apple.com/us/app/netbot-for-ipad-app.net-client/id563596528?mt=8>
   (日本語 
)<http://itunes.apple.com/jp/app/netbot-for-ipad-app.net-client/id563596528?mt=8>
   "iTunes App Store で見つかる iPad 対応 Netbot for iPad, an App.net
   client"

   Netbot は iOS 内蔵の機能を使って Twitter へのクロスポストも許してくれる。
   Twitter はその様なクロスポストを (今のところ) 排除していないが、その API
   は Tweetbot が Twitter メッセージにアクセスし、それから Netbot 或いは他の
   方法経由で App.net にポストすることを許さないであろう。私はクロスポストを
   するつもりはない;私は App.net の進化に注目しているので、これら二つのサー
   ビスは別々のままにしておくであろう。


     ----
   コメントリンク: <http://tidbits.com/e/13315#comments>
   Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/13315>


New York Times、Maps アプリの状況を誤解する
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     文: Glenn Fleishman: <glenn @ tidbits.com>, @glennf
     原文記事: <http://tidbits.com/e/13322>
     訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>

   New York Times の "Common Sense" コラムに載った James Stewart の記事
   "Apple's Maps and Jobs's Shadow" を読み始めて、私は記事の最初の二つの
   段落が Steve Jobs から Tim Cook への Apple の移行期について微妙な点を
   うまく捉えていると感じ、同社がこの 12 ヵ月間に財政的に成功を収めたこと
   と、将来に向けて同社が直面する課題について、正しい論調を展開していると
   思った。それから三つ目の段落に読み進むやいなや、とたんに記事は悪い方に
   転落し始めた。

<http://www.nytimes.com/2012/10/06/business/apples-map-app-could-raise-antitrust-concerns.html>

   筆者 Stewart は、ソフトウェアアプリケーションである Maps アプリと、そ
   の基盤を成す地図データや Apple がそこに組み込んだ運転道案内のアルゴリ
   ズムとを、完全に混同している。どうやら彼は、競争力のあるマッピングおよ
   びナビゲーション用のプログラムが 2009 年以来世に出回っていることを十分
   には理解していないようだ。彼はまた、もう一年も前に下された決断、その実
   施に Jobs も関与していた電子ブックの価格決定の話を挟み込んで、それがま
   るで Cook に責任があるかのような話の進め方をしている。いや、Cook には
   責任がないと言っているのかもしれないが、よく分からない。(最初に登場し
   て以後、Stewart の記事はいくつかの場所でアップデートされたが、元記事に
   追記された訂正文に触れられているのはそのうち一つのアップデートのみだ。
   これらのアップデートによりいくつかの議論はますます混乱してしまったが、
   それらの点についても以下でできるだけ触れてみたい。)

   まず初めに、Stewart は次のように書いている:「Apple は Google の地図を
   自社独自仕様のマッピングアプリケーションで置き換えるという決断について
   十分に説明をしていない。」それは違う。Maps アプリは、その最初の登場の
   時からずっと、常に Apple が書いたアプリであった。Google はデータを提供
   してきただけだ。Apple が変更したのは、データおよび道案内のプロバイダを
   従来の Google を止めて独自にライセンスしたいくつかの情報源へと切り替え
   たに過ぎない。アプリ自体に表示された情報によれば、情報源として TomTom
   や Waze といった会社の名前が挙がっている。彼はまた、iPhone 5 でこの入
   れ替えが起こり、iOS 6 を走らせることが可能な他の iPhone 機種では起こら
   ないと言っているようだが、旧モデルのオーナーは(少なくとも今のところは)
   iOS 5 のままにして古い Maps アプリを Google のデータで使い続けることが
   できる。[アップデート: Stewart の記事はその後書き換えられて「自社独自
   仕様のマッピングアプリケーション」という部分を削除し、iOS 6 にも触れる
   ようになった。]

   彼は次のように続ける:「Apple が iPhone で独自のマッピングテクノロジー
   を使うようになったことは、いわゆる抱き合わせ販売、時にはバンドル販売と
   呼ばれるものの、典型的ケースと思われる。」それから彼は、iPhone 5 を購
   入すれば Maps アプリを使用することが必須となる、などと主張する。もしも
   そんなことが事実ならば、iPhone がサードパーティのアプリを全く許さない
   ということになってしまい、iPhone 発売の初日当日から大問題となっていた
   だろう。新しい iPhone 4 または 4S を今日購入すればやはり iOS 6 と新し
   い Maps アプリが付属しているが、理論的にはそれらの機種は iOS 5 にダウ
   ングレードすることも可能だろう。[アップデート: その後記事は書き換えら
   れて、iPhone 5 に限定した部分の記述は削除された。ある読者がコメントに
   寄せてくれた情報によれば、iPhone 4 や 4S をダウングレードするのはほぼ
   不可能に近いとのことだ。]

   Stewart はこのことを、1990 年代末から 2000 年代初めにかけての Microsoft
   と Netscape (およびその他の会社) との戦いに結び付けようとする。そこで
   彼は Microsoft が自社独自のウェブブラウザを「Netscape を除外するために」
   バンドルしたと筆を進める。けれども彼のその主張も、その後に続く議論も、
   あの長年にわたった法律的および広報活動の争いに存在した数多くの微妙な要
   点が彼のアナロジーに矛盾しているという事実には目を塞いでいる。

   まず第一に、Internet Explorer がデザインされたのは Windows に不可欠の
   要素となるべきものとしてであって(その後年を経てその意味はますます大き
   くなった)ActiveX など独自仕様のテクノロジーを使ったためにサードパーティ
   のウェブブラウザが同じ仕様体験を提供するのは不可能となった。確かに Maps
   アプリを iOS から削除することはできないし、このアプリは Siri と統合さ
   れてロックされたスクリーンからも動作できるのは事実だが、だからと言って
   それが他のアプリに比べてものすごく大きな利点だとは言えない。

   第二に、Microsoft は Windows に変更を加えて Internet Explorer と同じよ
   うに動くウェブブラウザをサードパーティが書くのを難しくし、技術的リソー
   スの提供やサポートを提供するのを拒んだというのはよく言われることだが、
   iOS でサードパーティの開発者用ツールがリリースされて以来、Apple につい
   て同じことを言うことはできない。一般的に言って、Apple は毎回のリリース
   ごとに、従来 Apple 専用の機能であったものに対してより多くのアクセスを
   開発者たちに与えるようになってきている。例えば、一定範囲内のバックグラ
   ウンドタスクを追加するといったようなことだ。(確かに、iOS の中で特権的
   な位置を占めているアプリもいくつかあるし、時として Apple が競合するア
   プリを App Store で拒否することがあるのは事実だが。)

   第三に、Stewart は「Microsoft が結局 Windows ユーザーたちにそれぞれ独
   自のウェブブラウザを指定できるようにすることに同意した」結果として状況
   は解決したと主張しているが、その主張は完全な誤りだ。ヨーロッパのみにお
   いて、Microsoft はユーザーたちに多くのブラウザの中から好きなものを選ぶ
   ことのできる一種の「投票権」を提供することを義務付けられた。米国でも、
   世界のその他の地域の大部分でも、そのような非バンドル化が義務付けられた
   ことはない。[アップデート: 改訂後の記事では、今引用した理由付けの部分
   が全部削除され、新たな見かけ倒しの議論がその代わりに挿入された。]

   実際に起こったことが何かと言えば、サードパーティのウェブブラウザがそれ
   ぞれ改善されて、パフォーマンスの面でも品質の面でも競合できるレベルに達
   したというだけだ。とりわけ、ウェブ標準に準拠するようデザインされたサイ
   トについては、そのことがはっきりと言えた。その間、Microsoft は大いなる
   方向転換をして、新バージョンを出す度に Internet Explorer が毎回毎回い
   かに標準に準拠するようになってきたかを大袈裟に語る(かつそれを証明する)
   ために何年も費やしてきた。

   iOS にサードパーティのアプリが導入された時点以後、私の知る限り Apple
   は一度もマッピング用ソフトウェアの配布を制限したことはない。現在その種
   のプログラムは数十種類も入手可能で、その多くはメジャーな独立の GPS メー
   カーが作っているもので、無料のものも有料のものもある。MapQuest アプリ
   は Google Maps と競合する AOL の一部門が出しているが、もう何年も App
   Store にあって、無料であると同時に使っていてとても楽しい。過去三年間に
   私はこれらのナビゲーションアプリを 15 個以上レビューしたが、そのうちの
   いくつかは現行の Maps アプリに比べても、また Android オペレーティング
   システムで走る Google のマッピングアプリに比べても優れている。(Google
   も同様に Android で他のマップアプリもサポートしている。)

<http://itunes.apple.com/us/app/mapquest/id316126557?mt=8>

   Stewart は Maps アプリにいくつも問題があると指摘しているが、そのことは
   正しい。彼はそこで、もしも Jobs ならばこの Maps アプリの背後にあるデー
   タの品質について Cook がしたほど素早くかつ深々と謝罪を述べただろうかと
   思案する。(問題はデータにあるのであってアプリ自体にあるのではない。ア
   プリ自体は素敵で十分うまく動作している。)どうやら彼は、MobileMe を巡っ
   て Jobs がどのように振る舞ったかをすっかり忘れているようだ。同じように
   忘れているベテランのテクノロジーレポーターたちもいるようだが、Jobs は
   MobileMe の状況について公式に謝罪するとともに彼に電子メールを送ったユー
   ザーたちにも電子メールの謝罪を送り、部門の責任者を解雇し、何ヵ月もかけ
   てすべてを正常に戻したのだった。

   Stewart は Jobs について次のように話を続ける:「彼は iPhone 4 のアンテ
   ナに関する苦情を聞いた後にも(謝罪するという)その考え方そのものに抵抗
   を見せたことは周知の通りだ。」でもあの際は、もっと状況が複雑だった。明
   らかに Jobs は比較的些細な状況が正当な均衡を超えて誇張されていると感じ
   ていた。とりわけ、携帯電話の大多数に同様の問題が存在して、マニュアルに
   そのことが記載されていることも多かったのだから。確かに Jobs は "sorry"
   (すみません) という言葉を口にはしなかったけれども、同社は早くも Verizon
   モデルの iPhone 4 の時点でアンテナのデザインをやり直し、数ヵ月間にわたっ
   て無料のバンパーやケースを配り、その状態でその機種を何百万台も販売した
   のだった。その後問題が騒ぎにならなくなった理由はただ一つ、それが圧倒的
   大多数のユーザーに一貫して発生する問題ではなかったからだ。もしそうでな
   ければ、大多数のユーザーが電話機を返品するか、口コミの情報の故に買わな
   くなるかするようになっていたはずだ。

   コラム記事のこの決定的な個所で Stewart は、iPhone 5 リリースの前に誰が
   Maps アプリを書いたのかを間違え、すべての iOS 6 ユーザーが Maps アプリ
   を使えることに気付かず、その上他にも多数のマッピングアプリがずっと以前
   から利用できたという事実にも目を背けようとしているように見える。彼はこ
   こで iOS が世界的にはスマートフォン市場の占有率では下位に甘んじている
   と指摘してから、最後に Cook がユーザーたちに対して「代替製品」を試して
   みるよう勧めたことに触れるけれども、そうした代替の地図プログラムは無料
   のものも有料のものもあって iOS に内蔵のものと同等あるいはより良く働く
   ものたちであるという点には触れていない。その点は、iOS 6 が登場する以前
   から事実であった。

   次に Stewart は、Walter Isaacson の書いた Steve Jobs の伝記から引用し
   た iBookstore と価格決定の話という、無関係な議論を持ち出している。でも、
   この記事は Jobs の偉大な手から離れた Apple を将来に向けて導く際に Tim
   Cook が直面する問題についての議論ではなかったのか? なのに、Stewart は
   お構いなしに Department of Justice (米国司法省) の起こした訴訟や(書籍
   販売社を含む)出版各社との和解に反対する人たちの意見も全く無視している。
   反対する人たちは、その和解は電子ブック市場における Amazon の独占を確立
   する結果となり、おそらくは将来司法省自身を新たな独占禁止裁判を起こさざ
   るを得ない立場に追い込むだろうと考えている。

   Stewart は専門家の言葉として「歴史的に見れば、Apple はこれまで独占禁止
   の問題にあまり気を配ってきたとは言えなかった」と引用している。歴史的に
   見て、Apple が独占禁止の状況に直面したことはなかったので、その言葉に言
   う「問題」がここで何を指しているのかを特定するのは難しい。

   Stewart は記事の結びに、Tim Cook が Maps アプリについて謝罪したことを
   称賛している。(でも、それが Jobs のやり方に反するものだと彼はついさっ
   き自分で批判したばかりではなかったのか?)その上で、独占禁止訴訟は早晩
   解決するはずだと述べている。おやおや、またもや彼は方向転換だ。(ひょっ
   として彼は Maps データを使って執筆してるんじゃないか?)どうやら彼はも
   う一度エコシステムに対する無知を証明したいらしい。彼は Cook が過去への
   決別として「Google やその他の地図アプリケーションを iPhone ユーザーた
   ちが容易に入手できるようにする」べきだと言う。けれども現在の市場の状況
   はまさにその通りのものだ。(ただし Google はまだ独自の Maps アプリを
   iOS 用に開発していないとのことだが。)Cook の謝罪声明が発表されて以後、
   Apple は代替製品を App Store の中で特に目立たせて扱っている。

<http://arstechnica.com/apple/2012/09/google-says-no-plans-for-ios-6-mapping-app-yet/>

   いつもならば分別あるしっかりした記事を書く経済記者で、以前から私も敬服
   する文章を書いてきた人物の手から、これほど混乱したコラム記事が書かれる
   とは、いったいどうしたことだろうか。Maps アプリとそのデータを混同した
   上に、競合するアプリたちの歴史や入手可能性などの知識もない (New York
   Times のテクノロジー記者たちに尋ねれば済むことだろうに)、そんな状態で
   記事を書けばその結果はただ虚報を広めるだけではないか。もちろん、Apple
   が時期尚早の段階で Maps アプリをリリースしたことについては批判すべき点
   がたくさんある。けれどもこのコラム記事は、そこに何ら価値あるものを寄与
   していない。


   ----
   コメントリンク: <http://tidbits.com/e/13322#comments>
   Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/13322>


航空会社は何故我々に電子機器を切るよう求めるのか?
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     文: Steve McCabe: <steve @ stevemccabe.net>
     原文記事: <http://tidbits.com/e/13256>
     訳: 亀岡孝仁 <takkameoka @ kif.biglobe.ne.jp>

   あなたが飛行機の上での電子機器に関わる規制や要件について最新事情を理解し
   ようとして、少々混乱してしまったとしても無理はない。私は近頃では飛ぶより
   も物理を教えることにより多くの時間を費やしているが、これに挑戦してみよう
   と思う。

   長年に亘って、その規則は極めて単純であった:如何なる個人の弟子機器も 10,
   000 フィート以下の高度では使ってはいけないというものである。この高度で機
   長は通常 "シートベルト着用" のサインを消し、そして大抵この頃までには飛行
   機は大空港の周りでの混雑した空域からは離れている。

   しかし最近の American Airlines からのニュースは、この規制に反しているかの
   様に見える。先月、American は同社の Boeing 777 フライトでは紙のフライトマ
   ニュアルや進路図は徐々に iPad で置き換えていくと発表した。2011 年の終わり
   には、American のパイロット達はフライトのある局面では iPad を電子フライト
   鞄として使い始めた;しかしこの新しい展開では iPad は全フライト中、ゲート
   を離れる所から駐機まで、コックピットで使われることになる。

<http://aa.mediaroom.com/index.php?s=43&item=3575>
<http://bits.blogs.nytimes.com/2011/12/14/f-a-a-approves-ipads-in-cockpits-but-not-for-passengers/>

   しかしながら、American Airlines の乗客達の方は、離陸前から 10,000 フィー
   トに達するまで自分達の電子機器を切ったままにしておかなければならない;離
   陸と着陸の間は、乗客は全ての電子機器の電源を切っておかねばならないという
   規則はそのまま生きている - これには携帯電話、ラップトップ、Kindle に
   iPod、そして  American Airlines の 777 のパイロット達が使っていて、乗客達
   には離着陸時には使うなと言っている iPad さえも含まれる。

   では、U.S. Federal Aviation Administration (FAA) は何故この規則を適用し続
   けるのか? American Airlines が実証して見せた様に、もしコックピット内での
   iPad が - 理論的には干渉する可能性のある航空電子機器から数インチしか離れ
   ていない所で、飛行安全には何らの害も及ぼさないというのであれば、では一体
   全体、同じものが客室内の乗客の手にある時にはどうして使ってはいけないの
   か? その答えは、個人用電子機器に関する FAA の規則が単にテックの暗黒時代
   からの名残であるからの様に見える - Federal Aviation Regulations (FAR) の
   Part 91 は全ての個人用電子機器の使用を禁じている。例外も幾つか定められて
   いる:携帯音声録音機、補聴器、心臓ペースメーカー (これが入っているのは大
   変結構) そして電気カミソリである。確かに広範囲なリストではあるが、全く時
   代遅れで (携帯音声録音機? 今時?) そしてとうの昔に見直しされているべきも
   のである。一旦見直しが済めば、この分野では世界中が FAA の動きに従う様なの
   で、恐らくデファクトの国際標準もまた緩和されるであろう。

<http://ecfr.gpoaccess.gov/cgi/t/text/text-idx?c=ecfr&sid=87713487f5c1b8c94939750a24b046f9&rgn=div8&view=text&node=14:2.0.1.3.10.1.4.11&idno=14>

   この FAR はフライトの運営者に - 商業フライトの場合、航空会社 - 彼らが安全
   であると定めた如何なる機器の使用も認めているが、FAA は 10,000 フィート以
   下での電子機器の使用を禁じるガイドラインを出している。という訳で、FAA は
   28 August 2012 にコメントの求め (request for comments) を出したが、ずっと
   前になされていてしかるべきものである。

<http://www.gamepolitics.com/2012/08/29/faa-reconsidering-rules-using-electronic-devices-during-flights>

   間違いなくこれらの規則は再検討を要する。近代の電子機器は電磁波放出に関し
   て U.S. Federal Communications Commission (FCC) 規則に適合することが求め
   られているし、近隣の機器からの干渉にも対処できるはずである - もし私の
   iPhone がある程度の漂遊電波に対処できるのであれば、何百億円もする Boeing
   ジェットが扱えないわけがなかろうと思う。

   U.S. Transportation Security Administration (TSA) は明らかに、携帯電子機
   器がフライト安全に対する重大な危険因子とは見做していない。米国空域に入る
   乗客は空港のセキュリティゲートより先にほんの少量以上の液体を持ち込むこと
   を禁じられているが、乗客の一人が Angry Birds で遊び始めたために飛行機が空
   から墜落する危険性があるとして FAA が恐れる携帯電子機器には手を振って通し
   てくれる。もしこれらの機器が実際に安全を脅かすものであれば、これらを機上
   に持ち込むことを許してくれるであろうか?

   同様に、自分自身にこれを問うてみて欲しい - もしあなたの iPhone が本当にあ
   なたの飛行機を落とす可能性を持っているなら、あなたの客室乗務員はあなたに
   単にそれを切るようにお願いし、そしてあなたはそれに従ってくれたと信じるこ
   とで満足するであろうか? 実際には、多くの乗客は従っていない - YouTube 上
   でこの Auckland への着陸の様な離陸と着陸のビデオに対して簡単な調査をした
   だけでも、極めて多くの飛行機が背景であらゆる種類の電子機器が走ったまま毎
   日着陸していることがうかがえる。

<http://www.youtube.com/watch?v=gEAExu-LDeU>

   我々旅人は、携帯電子機器が実際に事故の原因となることを示唆する証拠は無い
   と思っている。もし有るのであれば、我々の電子機器を使うことはフライトの如
   何なる段階においても、単に離着陸の間だけではなく、固く禁じられるであろう。
   FAA 自身のこのことに関するファクトシートには、私が iPad を切らなければな
   らないのは、フライトクルーはとりわけ一生懸命に集中しているので、彼らを邪
   魔しない様にするためだとある:

       "より低い高度では、コックピットのクルーは到着と出発の重要な責務に集中
   しているので、如何なる干渉の可能性も安全上の問題となり得る。"

   同じファクトシートにはまた、FCC は 800 MHz セルフォンの使用を地上施設との
   干渉の可能性があるとして禁じていると書いてある - 干渉が確認されているわけ
   でもないし、そして飛行中の電子機器との干渉でもない。それに、最も近代的な
   電子機器は何らかの形の "フライトモード" を持っていて、iPhone の場合は "機
   内モード" であるが、これにすると全ての無線送信は不能とされるがその他の機
   能全ての使用が許される。

<https://www.faa.gov/news/fact_sheets/news_story.cfm?newsId=6275>

   繰り返すが、明らかに、この規則は日常的に軽視されてきているが、問題は起き
   ていないことに思いを走らせるべきである。もっと論議を進めると、何マイルも
   上空にあるセルフォンは多数のセルフォンタワーと見通し内アクセスを持つこと
   が出来、地上にいる時通信可能な場合の何倍もの数となる、そのためセルネット
   ワークは混乱してしまう可能性はある。だとすると、我々は恐らくセルフォンの
   使用を、高いビルの中、丘の上、或いは同様の事態が起こり得る如何なる場所で
   も、禁じるべきである。しかし、そうはしない、機内規則がそれ程厳密に強要さ
   れないのと同じ理由から - 明らかに実際の影響は殆どなく、そしてフライトの安
   全に対する危険の証拠もない。それに、これが問題だとしたら、FAA はこれは安
   全問題だと主張する代わりにセルキャリアを非難すると思いませんか?

   また iPod や iPhone そして同類のものが 10,000 フィートまでは切られていな
   ければならないという要件は、興味深い予期せぬ結果を招くということも気に留
   めて置く価値がある。飛行機がこの高度を通り過ぎる時、最大で数百台にも及ぶ
   機器が同時にオンとなる可能性がある - 何百台もの機器の電源が同時に入れられ
   ると、恐らくかなりの電磁波のサージが放出されると思われるが、電磁波干渉が
   墜落に関係あるとされたことは未だ一件もない。事実、FAA 自身も、不承不承で
   はあるが、機内電子機器が事故の原因となったことを示す証拠は無いことを認め
   ている:New York Times は FAA のスポークスマンが "機上でこの種の機器から
   の事故として報告されたものはこれまで一件もない" と語ったと報じている。

<http://bits.blogs.nytimes.com/2011/11/27/disruptions-fliers-must-turn-off-devices-but-its-not-clear-why/>

   ということで、問題は電子工学に特定された話ではなく、もっと広範囲な機械的
   なものなのかもしれない。強い乱気流に巻き込まれ "シートベルト着用" のサイ
   ンが点灯された時、iPad が、理論的には、乗客の手から投げ出され殺人凶器とな
   ることは可能である。もっとも物理の法則はこの論議に全面的には賛同してはい
   ない - この様な討議に出てくる乱気流の種類はどちらかというと、水平方向では
   なく垂直方向であることが多いので、その場合 iPad は無害である。ではこの様
   な論点から電子機器を禁止するとしたら、他の重たい物体はどうであろうか、例
   えば本などは? フライト上での本を禁止したりしたらこれは乗客から大いなる怒
   りを買うことは疑いの余地はないであろう - 通路での暴動は避けられまい。そし
   て再び、FAA がこれを問題だと言っているのではなく、要は電子機器が航空電子
   機器と干渉するのを防ぐための法規制が存在するということなのである。

   私が 2011年の 12月に Radio New Zealand の Nine To Noon 番組でこれについて
   話した時、この話題は私がこの番組で話した他のどのテーマよりも多く聴取者か
   らのメールを生成した。心配したパイロットからも多くのコメントを貰った、曰
   く、もし現在禁ずるものがありそして墜落もないのであれば、そのままにしてお
   くのが一番ではないかと。しかし、一人の商業パイロットとしてそして物理の教
   師として、更に長年に亘り数えきれない程多くの電子機器の熱心なユーザーとし
   て、私は、これはその有用性 (仮にあったとして) よりも長生きしてしまった規
   則であると強く信じている。望むらくは、FAA の一般からの意見提供への誘いが、
   "携帯音声録音機" を最新技術だと示唆している時代遅れの規則の近代化につなが
   って欲しい。

<http://stevemccabe.net/radio.html#dec2011>
<http://www.macworld.com/article/1168377/its_about_time_to_reconsider_faa_gadget_guidelines.html>

   [Steve McCabe は英国生まれの Mac コンサルタント、テック作家、そして教師で
   あり、現在は、技術とは最も無縁の理由から New Zealand に住んでいる。彼は
   New Zealand での彼の冒険について書き、そしてテックについてブログしている。
   Steve の最初の小説 "Crash Landing" は、操縦を習っていた時の彼の経験にそれ
   となく基づいており - 教えたりコンピュータに向かったりしていない時、Steve
   は複数エンジンの計器飛行が許される商業パイロットでもある - 現在そのペーパー
   バック版が出ている。]

<http://www.mccabe.net.nz/>
<http://www.threelionstech.com/blog>
<http://www.crashlandingnovel.com/>


     ----
   コメントリンク: <http://tidbits.com/e/13256#comments>
   Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/13256>


iOS 6 は開発者に、そしてあなたに、どう影響するか
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     文: Matt Neuburg: <matt @ tidbits.com>
     原文記事: <http://tidbits.com/e/13296>
     訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>

   休暇で月の裏側に旅行していた人でない限り皆さんご存じだろうが、Apple は
   先々週たくさんのハードウェアとソフトウェアをリリースし、iOS 6 もその中
   にあった。地球に戻ってからまだ iOS 6 をインストールしていない人は間違
   いなくお気付きだろうが、お持ちの iOS デバイスが(よほど古いものでない
   限り)さまざまのアイコンにバッジを付けたりその他いろいろの方法で、あな
   たにシステムソフトウェアをアップグレードさせるべく注意を惹こうと試みつ
   つある。それと同時に、数多くのアプリが既に iOS 6 との互換性を組み込ん
   で改訂されており、この流れはしばらくの間そのまま続くと考えてよいだろう。
   世の中、興奮のしっぱなしというわけだ。

   けれども _私にとって_ 新しい iOS リリースで興奮すべき部分は、目に見え
   るシステムレベルの変更とか、内蔵アプリとかいったものではない。iPad に
   ようやく時計がついたって? まあそろそろついてもいい頃だよね。(ふふん)
   フォトストリームがカスタマイズできるようになったって? どうでもいいさ。
   Facebook 統合だって? ああもううんざりだ。Siri がアプリを起動できる?
   そんなこととっくにできているべきだったね。ああそうそう、Apple が Google
   Mobile Maps を放り出すことで落ち目になりたいという気になったとしたって、
   そんなこと私は別に構わない。

<http://theamazingios6maps.tumblr.com>

   私にとって、iOS の面白さとは、そのためのプログラミングをすることにある。
   iOS は、プログラミングをするための素晴らしいプラットフォームだ。だから
   こそ私はそのための本 ("Programming iOS 5") を書いたのだった。新しい iOS
   リリースがある度に私の興味を惹くのは、それによって開発者たちにどんなこ
   とができるようになるかという点だ。そして、そのことは皆さんの興味をも惹
   くべきものだ。なぜなら、開発者たちに何ができるかが変われば、開発者たち
   が自分のアプリを書く際に、また自分のアプリに iOS 6 の機能を取り込むべ
   く書き換える際に、そこに何が組み込まれるかが変わってくるからだ。そして
   それこそが、結局、_あなた_ の目に触れるもの、あなたがアプリを使ってで
   きること、に影響を与えるのだから。

<http://shop.oreilly.com/product/0636920023562.do>

   ほぼ一年前(2012 年 10 月 17 日の記事“iOS 5 は開発者に、そしてあなた
   に、どう影響するか”参照)私は当時新しくリリースされた iOS 5 のいくつ
   かの側面について開発者の観点から説明した記事を書き、それらの側面によっ
   てユーザーたちが iOS デバイスのスクリーン上に見るものにどのような影響
   が及ぶかについて、いくつか予想を述べた。(それらは結局驚くほどに正確で
   的を得ていたことが分かった。)今回のこの記事では、同じことを iOS 6 に
   対して試みてみたいと思う。前回の記事と同じく、ここで述べることであなた
   が自分で推論できないことは何もない。私の情報源は、その大部分が Apple
   自身によるリリースノートなのだから。

<http://tidbits.com/article/12560>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1099.html#lnk6>
   "iOS 5 は開発者に、そしてあなたに、どう影響するか"
<https://developer.apple.com/library/ios/navigation/#section=Resource%20Types&topic=Release%20Notes>


**カーテンの裏にいる男は気にするな** -- 変更のうちその影響が最も広範囲に
   及ぶものは、エンドユーザーからはずっと離れた上流に、つまり開発者たちが
   使用するツールの領域に施されたものだ。

   例えば Objective-C を見てみよう。これは iOS の Cocoa 流の世界における
   ネイティブなプログラミング言語だが、いくつかエレガントなショートカット
   が今回装備された。そのいずれも驚天動地の変更という訳ではない。確かに、
   前の記事で私が触れた ARC (automatic reference counting) ほど根本的に革
   新的なものではないし、あなたが Objective-C のプログラマーでないのなら
   ばあなたにとって何の意味もない。だから、ここでは技術的詳細に深入りする
   ことはしないが、どうか私を信用して欲しい。これらの変更は確かに小さなも
   のではあるけれど、Objective-C を合理化しようとする Apple の計画の一翼
   を担っているのであって(つまり、これほど古くて極めて複雑な基盤構造を持
   つものであってもさらなる合理化が _可能だ_ ということも意味している)開
   発者たちにとっては大いなる意味を持つものなのだ。それは単純に次のように
   言い表わすことができる: 開発者たちは以前ほど大量のコードを書く必要が
   なくなるので、エンドユーザーにとって大事なもの、つまりそのアプリの実際
   的な機能性のデザインのために、より多くの時間と労力を振り向けることがで
   きるようになる。

   iOS プログラマーたちが作業をする環境である Xcode もバージョン 4.5 へと
   進化して、こちらもまた開発者たちにとっては目標を達成するための労力が全
   般的に減り、以前ほどフラストレーションを溜め時間を費やして苦労する必要
   がなくなった。ただ、_あなた_ にはそんなことは知る由もないのだが。例と
   して storyboard を見てみよう。これは開発者たちがアプリの各「シーン」の
   間の関係性や移行のし方をグラフィカルに記述できる方法として Xcode 4.2
   で導入されたものだ。(「シーン」とは、大まかに言って現在スクリーンを占
   めているインターフェイスを全体として考えたもののことだ。)確かに便利に
   聞こえるが、実際 storyboard の当初の実装は中途半端なものであった。例え
   ば私の iOS 5 プログラミングの本の中で、私はシンプルでアニメーションも
   ない「モーダル表示」の移行をデザインするために storyboard を使うのは同
   じことを storyboard を _使わずに_ するよりも _もっと_ 手間がかかると指
   摘した。その理由は storyboard のインターフェイスに「アニメーションなし」
   を指定する手段が提供されておらず、そのモーダル表示からアニメーションを
   呼び出した表示へ戻る手段もなかったからだ。けれども Xcode 4.5 ではそれ
   らを含むいくつもの制限が storyboard から取り除かれ、storyboard がより
   使う気の起こるものとなった。

<http://www.apeth.com/iOSBook/ch19.html#_storyboards>

   Xcode 4.5 と iOS 6 に盛り込まれたもう一つの新しいインターフェイスデザ
   イン機能が "constraint" の導入だ。これは、各インターフェイス要素がそれ
   を囲むインターフェイスがサイズを変えた場合にどのようにして自動的に移動
   したりサイズを変えたりすべきかを指定するための新たな手段となる。インター
   フェイスの再配置というのは iOS 開発者たちにとっていつも困難な課題であっ
   た。ユーザーがデバイスを回転させてインターフェイスもそれに合わせて回っ
   た際に、いつでもすぐにインターフェイスが自身を再配置しなければならない
   からだ。インターフェイスの自動再配置を記述するための初期の API は、シ
   ンプルなインターフェイスに対してはうまく働いたけれども、複数のインター
   フェイス要素の間の複雑なレイアウトを再配置しようと思えば追加のコーディ
   ングを手で施すか、または(こちらの方が可能性が高かったが)複雑なレイア
   ウトを丸々あきらめてごくシンプルなインターフェイスに留まるかする必要が
   あった。

   デスクトップの開発者向けには、既に Mac OS X 10.7 Lion で constraint が
   提供され始めていた。あなたも知らず知らずにそれが働いているところを目撃
   しているかもしれない。例えば、10.7 Lion や 10.8 Mountain Lion の Apple
   Mail で、左側のメールボックスリストの横幅を広くしたり狭くしたりすると
   ツールバー上の Delete ボタンが自動的に左右にスライドするのを観察できる
   だろう。この constraint 機能が導入される以前には、この種の効果は事実上
   不可能であった。ツールバー上のレイアウトはメインウィンドウのインターフェ
   イスとは別の世界であって、それぞれ独自のルールに従っていたからだ。けれ
   どもこの constraint 機能のお陰で、事実上何のコードも書く必要なしにこの
   ような挙動が実現できるようになった。Xcode の中で直接デザインできるから
   だ。そして今、iOS 6 にも constraint が実装されたことにより、iPhone や
   iPad のユーザーたちも、インターフェイスのレイアウトに同様の洗練さが増
   すことを期待できるようになった。


**孤独なフレームワークたちよ、彼らはどこに属するのか?** -- iOS 6 はさま
   ざまの特化されたフレームワークについてもいくつか追加や変更を盛り込んだ。
   そのお陰で、いくつか特定の種類のアプリの開発者はそれらの利点を生かせる
   ようになるだろう。

   新しい地図アーキテクチャーによって、いろいろのアプリが以前よりも簡単に
   Maps アプリとやり取りできるようになる。そのアプリ独自の地図を表示する
   代わりに、アプリが Maps アプリに命じて特定の場所の地図を表示させること
   ができる。その上、アプリが交差点ごとの道案内をできるための API も新設
   され、そのようなアプリがその情報を他のアプリ(例えば Maps アプリ)と共
   有することもできるようになるので、双方のアプリが同じ道案内を表示できる。

   新しい Passbook アプリ(2012 年 9 月 20 日の記事“Passbook の本当の価
   値はまだ先(恐らく)”参照)は、パスを管理するライブラリとして機能する。
   (一般的にパスとは金品に換えられるチケットやトークンのことだ。)ベンダー
   たちは電子メールまたはブラウザを通じてパスを提供できる。いろいろなアプ
   リも、Passbook とやり取りすることによって、パスを作成したり削除したり
   その他管理することができる。iOS 5 の Twitter フレームワークはどんなア
   プリにも tweet の送信ができるようにしたが、同様の機能が Facebook や
   Weibo にも拡張された。また、アプリが Reminders アプリとやり取りするこ
   ともできるようになった。これらの拡張されたパワーを利用するさまざまのア
   プリが登場してくることが,今後期待できるだろう。また、Game Center や、
   アプリ内購入物の配送にも改善がみられることだろう。

<http://tidbits.com/article/13282>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1143.html#lnk2>
   "Passbook の本当の価値はまだ先(恐らく)"

   それからまた、iOS 6 の走る iOS デバイスでは、さまざまのアプリがあなた
   の各種の情報ライブラリにアクセスする際に用心深さを増していることにも気
   付かされるだろう。私はずっと以前から悲しいほど皮肉なことだと思っていた
   が、「サンドボックス化」されたとされる iOS の世界において、アプリがユー
   ザーの写真ライブラリにある写真を表示しようとするためには、ユーザーの明
   示的な承認を得なければならない。それは、その画像が GPS 座標を含んでい
   るかもしれず、GPS 座標とは尊くも侵すべからざる位置情報なのだから、とい
   うあやふやな根拠によるものだ。ところがどんなアプリも、ユーザーの知らな
   いところで、あなたの連絡先情報のライブラリは完全に自由勝手に処理するこ
   とができてしまう。そこにあるすべての電子メールアドレスをウクライナにあ
   るサーバに中継することも自由だし、すべての電話番号をピッツァ配達サービ
   スを呼び出す番号に変えることも、あるいはバッサリとすべてのデータを消去
   してしまうこともできる。けれども iOS 6 では、アプリがライブラリに初め
   てアクセスを試みた際にユーザーに通知が出されるようになり、位置情報サー
   ビスで従来そうであったように、すべてユーザーが自由にそのアクセスを許可
   したり拒否したりできるようになる。


**箱いっぱいのおもちゃ** -- ここは、私に欲張りで身勝手な子供になってプレ
   ゼントの包装紙を破りちぎっているような気にさせるところだ。ツールボック
   スにピカピカの新しい変更点がいくつも施され、開発者たちが楽しく遊べるよ
   う Apple が与えてくれたインターフェイスウィジェットのレパートリーも増
   えた。ねえ Apple さん、今年のプレゼントは何を持って来てくれたの??

   アプリのインターフェイスに最も大きなインパクトを与えるであろうメジャー
   な新ウィジェットは、_collection view_ だ。この collection view という
   のは、テーブル(図表)表示に筋力強化を施したようなものだ。テーブル表示
   にはいくつものセルがスクロールするカラムとして表示されるが、これはリス
   トを表示する必要のある多くのマスター/詳細表示のアプリに一般的に見られ
   るものだ。Settings、Mail、Music などがお馴染みの実例だろう。これに対し
   て collection view は、上下にスクロールするたった一つのスクロールする
   カラムという制約を破り、データの行を左右にスクロールしたり、複数のカラ
   ムを持つテーブルを作ったり、情報が縦横のグリッドに沿って並んだりといっ
   たことが、たちまち実現できるようになると期待できる。

   その種のことは従来も不可能ではなかったけれど、プログラマーの手でそのよ
   うなものを構築するのはかなり難しい仕事であった。とりわけ、情報が多数の
   行や列をなして並ぶように表示したい場合には困難だった。あらかじめ表示す
   べきグリッドを形作っておいてそれをユーザーがスクロールできる広大な表示
   にするなどということはどうやってもできなかったし、そんなことを無理にす
   ればデバイスのメモリ不足に陥ってしまい、アプリがすぐに終了させられてし
   まうのが落ちだった。その代わりに、一度に一画面分ずつで作業をして、必要
   に応じて(つまりスクリーン上に表示されたものをユーザーがスクロールしよ
   うとする度に)データをロードし表示される分だけを形作る(そしてユーザー
   の目に触れなくなった部分はその都度メモリを解放する)という風にする必要
   があった。

   テーブル表示では、プログラマーのために動的なメモリ管理が自動的になされ
   る。だからこそ、テーブルは非常に長くなることが可能なのだ。けれどもその
   一方で、表示できるのは上下にスクロールするたった一つのカラムに限られて
   いる。左右にスクロールできるテーブルや(Photos アプリにあるような)ス
   クロール可能なグリッドが欲しいプログラマーは、相当量の努力と創意工夫を
   注ぎ込めば一回限りのものとして作り上げることは可能かもしれない。でもそ
   れは決して簡単なことではなく、とりわけデータの量がどんなものでも構わな
   いようにそういうインターフェイスを作り上げた例はあまり見られなかったし、
   無理に作られたものも挙動がかなりぎこちなくなることがあった。けれども
   collection view は、こういった概念すべてを一般化することによって、簡単
   に取り扱えるものとし、効率的に実装してみせた。

   その上、この collection view はレイアウトという概念を一般化してみせた。
   それにより、データを表現する線は普通のものである必要がなくなった。直線
   である必要すらないのだ! Apple の WWDC 2012 ビデオにデモされているのは、
   collection view を利用して Cover Flow View を実装しているところだ。Mac
   OS X の Finder あるいは iTunes で見られるように、スクリーン上でスクロー
   ルしながら項目たちが歪められたりサイズを変えたりして登場する。そのビデ
   オには、collection view を使って多数の写真を円弧に沿って並べて表示する
   ところまで示されている。だから、今後 iOS 6 アプリの中で、非常に興味深
   いインターフェイスの基盤として collection view が使われることを期待し
   てよいはずだ。

   iOS 6 におけるウィジェットのその他の変更点の大多数は、iOS が既にしてい
   ることを合理化し運用を厳密化するために働く。それらは「新機能」というよ
   りも、むしろ「まったく明らかなことであってずっと以前からしていなかった
   のが不思議なほど」と言える類いのことだ。例えば、iOS は Mail や iBooks
   で見られるようにテキストを複数の書式で描く方法を心得ているけれども、そ
   のようなテキストを開発者たちがラベル、ボタンのタイトル、インターフェイ
   ス上にある編集可能テキストフィールドなどで使うことはできなかった。けれ
   どもこれからはそれができる。デスクトップで利用できる各種の描画エフェク
   トも iOS で可能となる。例えば、画像のカラーを簡単に反転できるし、興味
   深いタイル張りパターンも増えるし、画像のトランジションを実行することも
   できる。ページ表示のコントローラはあからさまな「ページめくり」アニメー
   ションを使わずにページを単純にスライドさせることもできる。多彩なカラー
   とカスタマイズ機能は iOS 5 で始まった(この点は私の前の記事でも触れた)
   が、これがさらに多くの基本的ウィジェットで使えるようになる。スイッチが
   単なる"ON" と "OFF" 以外の切替も(ようやく!)できるようになる。その他、
   ちょっと奇抜な見栄えのステッパーなど、他にもいろいろある。

   目で見て違いが分からないような変更点も数多くあるが、それらは開発者たち
   にとっては大きな意味を持つ。例えば、ユーザーがデバイスを回転させた際に
   特定の表示がそれに応じて回転するかどうかについて開発者が指定する方法を
   Apple は変更している。あなたは知らないだろうが、これをするための古いアー
   キテクチャーは困難で融通の利かないものであった。けれども開発者たちはも
   ちろんそれと知っていて、今回の変更を大歓迎することだろう。同じように、
   テーブル表示ではユーザーがセルをタップした際にそれをハイライト表示する
   かどうかを以前より簡単に開発者がコントロールできるようになったし、セク
   ションのヘッダやフッタの管理もより効率的になった。さらにもっと内部の奥
   深くでは、iOS がクールなコレクションクラス (例えば NSMapTable など) を
   OS X から取り込むことができるようになったが、これはプログラマーのみが
   気に入ることのできることであり、実際プログラマーたちは大いに気に入って
   いる。


**進化する魔法** -- これらのインターフェイスの魔法を、iOS デバイスのエン
   ドユーザーたちが単純にあたりまえのことだと受け入れてしまうのは簡単だ。
   デバイスはとにかく動くのだし、大多数のユーザーはそれがどのように動いて
   いるのかなど気にもしないだろう。けれども私が iOS アプリのインターフェ
   イスと挙動を目にする際、私が常に反射的にとる行動はそのアプリが内部的に
   _どのように_ 働いているのかを推測し、その魔法が _どのように_ 達成され
   ているのかを考えることだ。iOS の動作方法を開発者の観点から知れば知るほ
   ど、その魔法は _さらに_ 印象の度を深めるのであって、決してその反対では
   ない。

   iOS SDK つまりアプリをプログラミングするための開発者用ツールボックスは、
   最初の登場時点 (当時は iPhone SDK という名前であった) から既に革命的で
   あり、Mac OS X の Cocoa をもとに、小さいスクリーンと遅いプロセッサ、少
   ないメモリ、何をするかの命令にユーザーの指先しか使えないことなどの限界
   を持つデバイスの上で使えるように、独創的な再考察を注ぎ込んだものであっ
   た。それ以来、施されたいろいろの変更はその大多数が漸進的なものであった。
   確かに、iOS は成長してきた。(だからこそ、私の本の第二版は初版に比べて
   200 ページも長くなったのだ。)けれどもその中心にあったのは、毎回のリリー
   スの度に iOS がよりクリーンに、より明快に、よりフレキシブルに、そして
   より賢明なる構築へと、進化してきたことだった。ブロックとか ARC とかいっ
   たプログラミング言語の機能により、Objective-C はよりエレガントで、退屈
   な仕事の必要の少ないものになった。カスタム表示コントローラの封入や表示
   アピアランスのプロキシなどインターフェイスウィジェットの管理ツールによ
   り、以前よりもクリーンかつ信頼性のある効率的なやり方で、従来は先見の明
   のあるプログラマーやデザイナーのみが危うげなハックを駆使して達成できた
   ことを皆が実現できるようになった。

   iOS 6 もその点は同じだ。あたかも木の幹が伸びるように、iOS 5 から成長を
   遂げた。以前より背も高く、枝の数も多くなったが、真に重要なのはその根が
   より深く、よりしっかりしたものとなったことだ。私の本の中で、私が機能の
   欠落や首尾一貫しないところ、Apple の論理的思考の中の欠陥個所などに対し
   て苦情を述べている文章の多くは、もはや削除してもいい。iOS 6 の新機能と
   は何かって? それは、開発者たちを幸せにしていることだ。そして長い目で
   見れば、彼らの作ったアプリがパイプラインをくぐって現われてくるに従って、
   それらのアプリが _あなたを_ 幸せにしてくれることになる。


   ----
   コメントリンク: <http://tidbits.com/e/13296#comments>
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TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2012 年 10 月 8 日
-----------------------------------------------------------
     文: TidBITS Staff: <editors @ tidbits.com>
     原文記事: <http://tidbits.com/e/13329>
     訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>

**Things 2.1** -- Cultured Code が Things 2.1 をリリースした。同社のタス
   ク管理アプリにおいて、OS X のリマインダーとの統合を改善してどのタイプ
   のリマインダーを表示するかについてより多くのコントロールができるように
   している。このメンテナンスリリースではまた Daily Review リストの中の項
   目とやり取りするとキーボードショートカットが働かなくなることのあった問
   題を修正するとともに、プロジェクトに割り当てられた Today 項目を Today
   リストの一番上へドラッグするとプロジェクトの割り当てが消えてしまった問
   題も解消し、繰り返すプロジェクトにある項目が検索結果に含まれるようにし、
   Entourage 2008 電子メールメッセージへのリンクに(以前 Things 1.5 for
   the Mac で処理されていたように)電子メールの件名を表示するようにした。
   (Cultured Code からも Mac App Store からも新規購入 $49.99、無料アップ
   デート、17.2 MB、リリースノート)

<http://culturedcode.com/things/>
<http://itunes.apple.com/app/things/id407951449?mt=12>
   (日本語)<http://itunes.apple.com/jp/app/things/id407951449?mt=12>
   "Mac App Store - Things"
<http://support.culturedcode.com/customer/portal/articles/180371-release-notes-for-things-mac>

   Things 2.1 へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/13327#comments>


**Sandvox 2.6.7** -- Karelia が Sandvox 2.6.7 をリリースした。このウェブ
   出版ツールに、数多くのバグ修正を施したメンテナンスリリースだ。主な修正
   点は、出版の最中に起こっていたクラッシュの修正、リンクの処理に関するい
   くつかの問題点の解消、ホストの構成によってファイルが繰り返しアップロー
   ドされ続けることのあった問題の修正、時間が経つとタイプ入力が遅くなる問
   題の修正などだ。さらに、今回のリリースでは一つのページの上に複数個の
   Twitter オブジェクトを置けるようになった。(Karelia からも Mac App Store
   からも新規購入 $79.99、無料アップデート、29.6 MB、リリースノート)

<http://www.karelia.com/sandvox/>
<http://itunes.apple.com/us/app/sandvox/id455413521?mt=12>
   (日本語)<http://itunes.apple.com/jp/app/sandvox/id455413521?mt=12>
   "Mac App Store - Sandvox"
<http://www.karelia.com/forum/viewtopic.php?id=2778>

   Sandvox 2.6.7 へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/13326#comments>


**Hazel 3.0.13** -- Noodlesoft が同社のファイルクリーンアップユーティリ
   ティ Hazel をバージョン 3.0.13 にアップデートし、コマンドラインに入力
   する際の隠れたデフォルトとして通知を通知センターへ移す "IgnoreGrowl"
   を追加した。このリリースではまたカスタムトークンを同じパターンの内部で
   ドラッグした後でそのトークンが何度も繰り返し改名されてしまう問題を解消
   し、コマンド "Run rules on folder contents" が添付されたディスクの上に
   も利くようにし、Sort into Subfolder パターンの中で "other" 属性を使っ
   た際に起こったクラッシュを修正している。(新規購入 $25、無料アップデー
   ト、6.2 MB、リリースノート)

<http://www.noodlesoft.com/hazel.php>
<http://www.noodlesoft.com/release_notes.php>

   Hazel 3.0.13 へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/13325#comments>


**Airfoil 4.7.4** -- Rogue Amoeba が Airfoil 4.7.4 をリリースした。今回
   は Android 用の Airfoil Speakers (最近公開ベータ版としてリリースされた
   もの) へのサポートを提供した。このネットワークオーディオストリーミング
   アプリは Apple TV (iOS 5.1 かそれ以降の走るもの) から Airfoil Speakers
   へ送られたオーディオへの対応も改善するとともに、環境設定で "Show Airfoil
   Only in the Menu Bar" を選択した際に起こったクラッシュを修正している。
   (新規購入 $25、TidBITS 会員には 15 パーセント割引あり、無料アップデー
   ト、9.1 MB、リリースノート)

<http://rogueamoeba.com/airfoil/mac/>
<http://weblog.rogueamoeba.com/2012/10/01/beta-test-the-new-airfoil-speakers-for-android/>
<http://tidbits.com/member_benefits.html>
<http://www.rogueamoeba.com/airfoil/mac/releasenotes.php>

   Airfoil 4.7.4 へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/13324#comments>


**Adobe Lightroom 4.2** -- Adobe が Lightroom 4.2 をリリースし、このプロ
   フェッショナル用写真カタログ・編集アプリケーションに数多くの修正を施し
   た。今回のアップデートでは積み重ねた写真が Grid 表示と Filmstrip の双
   方で隠されていたのを修正し、Facebook にビデオを出版する際の問題点を解
   消し、Lightroom の写真が Photoshop Elements の中で JPEG として編集でき
   るようにし、Title および Caption の各フィールドで改行文字を入力すると
   Flickr へのアップロードが無効になってしまった問題を修正している。この
   リリースではまた 22 の新機種のカメラ(ただし Nikon D600 に対しては予備
   的サポートのみ)と 43 の新しいレンズへのサポートも追加している。(新規
   購入 $149、無料アップデート、407 MB、リリースノート)

<http://www.adobe.com/products/photoshop-lightroom.html>
   (日本語)<http://www.adobe.com/jp/products/photoshop-lightroom.html>
   "写真のすべてを極める写真編集ソフト  | Adobe Photoshop Lightroom 4"
<http://blogs.adobe.com/lightroomjournal/2012/10/lightroom-4-2-now-available.html>

   Adobe Lightroom 4.2 へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/13323#comments>


**OS X Mountain Lion 10.8.2 Supplemental Update** -- Apple が OS X
   Mountain Lion 10.8.2 Supplemental Update をリリースした。新しいバージョ
   ン番号を要するほどには大きいものでないいくつかの個別の問題点に対処した、
   小さなアップデートだ。具体的には、特定の日本語文字が Mail で誤った表示
   になる問題を修正し、DVD Player がクラッシュする問題を修正し、ペアレン
   タルコントロールを有効にした場合にも Safari がセキュアなウェブサイトに
   アクセスできるようにし、64 GB を超える RAM を搭載したシステムが起動で
   きなかった問題を修正している。(無料、26.65 MB、Mac App Store からも直
   接ダウンロードでも入手可能)

<http://support.apple.com/kb/DL1600>
   (日本語)<http://support.apple.com/kb/DL1600?viewlocale=ja_JP>

   OS X Mountain Lion 10.8.2 Supplemental Update へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/13320#comments>


**Mac OS X Lion 10.7.5 Supplemental Update** -- Apple が Mac OS X Lion
   10.7.5 Supplemental Update をリリースした。最近リリースされた Mac OS X
   10.7.5 Lion に対する追加アップデートで、非常に小さいため独自のバージョ
   ン番号を与えるほどでもなかったものだ。このアップデートではたった二件の
   問題のみが解消されている。一つは Time Machine バックアップに非常に長い
   時間がかかることのあった問題、もう一つは開発者 ID で署名されたアプリケー
   ションのいくつかが起動できなかった問題だ。これまで 10.7.5 をインストー
   ルしたことのなかった人はこの追加アップデートを気にする必要はない。最新
   のビルドの Lion 10.7.5 (11G63) には上記の二件の修正が既に組み込まれて
   いるからだ。(無料、2 MB)

<http://support.apple.com/kb/DL1599>
   (日本語)<http://support.apple.com/kb/DL1599?viewlocale=ja_JP>
<http://tidbits.com/article/13276>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1143.html#lnk7>
   "Mac OS X 10.7.5 Lion"

   Mac OS X Lion 10.7.5 Supplemental Update へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/13319#comments>


**iPhoto 9.4.1** -- Apple が iPhoto 9.4.1 をリリースし、iTunes 経由での
   写真の iOS デバイス同期を改善するとともに、Facebook アルバムから同期し
   た写真をダウンロードして表示する際の問題を修正した。このアップデートで
   はそれ以外に二件の特定のクラッシュも修正している。一つは Export コマン
   ドを使用中のクラッシュ、もう一つは複数のブック、カード、カレンダーをアッ
   プグレードしている際のクラッシュだ。iPhoto 9.4.1 が OS X Mountain Lion
   10.8.2 または Lion 10.7.5 を要するようになったことにも注意しよう。(Mac
   App Store から新規購入 $14.99、ソフトウェア・アップデートまたは Mac App
   Store から無料アップデート、Apple のサポートページからの直接ダウンロー
   ドは 757.62 MB)

<http://support.apple.com/kb/DL1598>
   (日本語)<http://support.apple.com/kb/DL1598?viewlocale=ja_JP>
<http://itunes.apple.com/us/app/iphoto/id408981381?mt=12>
   (日本語)<http://itunes.apple.com/jp/app/iphoto/id408981381?mt=12>
   "Mac App Store - iPhoto"

   iPhoto 9.4.1 へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/13316#comments>


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