TidBITS#1191 日本語版

TidBITS Japanese hosoka @ ca2.so-net.ne.jp
2013年 9月 20日 (金) 06:15:24 PDT


TidBITS#1191/16-Sep-2013
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     英語版: <http://tidbits.com/issue/1191>
     日本語版: <http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1191.html>


   夏の終わりに、TidBITS の特大号をお届けしよう! Apple が最新の iPhone
   のお披露目をした。カラフルな iPhone 5c とパワフルな iPhone 5s の二機種
   だ。それぞれについて詳しくお伝えする。ここで注意すべきは Apple がこれ
   らの iPhone の名称で最後の文字を小文字にした上に、時を遡ってこれまでの
   iPhone 4S の名前の S まで小文字に切り替えてしまったことだ。このような
   Apple による文字の使用と濫用に対して、Adam Engst が厳しく非難の声を上
   げる。iPhone 5s に関する大きなニュースは、Touch ID と呼ばれる指紋認証
   スキャナが付いたことだが、セキュリティ担当編集者の Rich Mogull がこの
   テクノロジーの動作方法について解説する。Apple 関係のその他のニュースと
   しては、新しい iOS デバイスを購入すれば Apple からたくさんの無料アプリ
   が入手できるようになり、OS X 10.8 Mountain Lion がメジャーなセキュリティ
   ホールをいくつか修正したバージョン 10.8.5 にアップデートされた。最後に、
   愛書家の Michael Cohen が今週の FunBITS 記事として、書籍推薦エンジンを
   いくつか紹介しつつ、あなたが次に読む本を見つけるお手伝いをする。今週注
   目すべきソフトウェアリリースは、Microsoft Office 2011 14.3.7、SpamSieve
   2.9.8、Lion および Snow Leopard 用 Security Update 2013-004、Snow
   Leopard 用 Safari 5.1.10、それに Nisus Writer Pro 2.0.5 および Express
   3.4.4 だ。

記事:
     Apple 低価格プラスチック製 iPhone 5c 発表、五色で
     iPhone 5s 発表、タッチであなたを認識
     OS X 10.8.5、たちの悪いテキストレンダリングバグを修正
     iWork, iPhoto, そして iMovie、新規 iOS 機器には無料
     指紋スキャン認証について Q&A
     Apple の使った小文字に思いは巡る
     FunBITS: 読むべき良い本を見つける
     TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2013 年 9 月 16 日
     ExtraBITS、2013 年 9 月 16 日


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Apple 低価格プラスチック製 iPhone 5c 発表、五色で
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     文: Adam C. Engst: <ace @ tidbits.com>, @adamengst
     原文記事: <http://tidbits.com/e/14094>
     訳: 亀岡孝仁 <takkameoka @ kif.biglobe.ne.jp>

   TidBITS Managing Editor Josh Centers が "ローエンドプラスチック製
   iPhone のケース" (24 July 2013) で新しい iPhone と表現したものが、先週
   Apple が発表した低価格 iPhone 5c である。これは既存の iPhone 5 と似てい
   るが、色彩豊かなプラスチックケースに収められている。

<http://tidbits.com/article/13957>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1184.html#lnk3>
   "ローエンドプラスチック製 iPhone のケース"
<http://www.apple.com/iphone-5c/>
   (日本語)<http://www.apple.com/jp/iphone-5c/>
   "アップル - iPhone 5c"

   Apple の Jony Ive が "iPhone 5c は美しくも、悪びれることもなくプラスチッ
   クである" と言ったが、iPhone 5c は一体型のポリカーボネートケースに入れら
   れ、全てのボタンや部品に至るまで (スクリーンを除いて) 彩色されている。そ
   の名前が暗示する様に、色は五色あり、全てが鮮やかに彩られた Easter エッグ
   を連想させる:ブルー、ホワイト、ピンク、イエロー、そしてグリーンである。

<http://tidbits.com/resources/2013-09/iPhone-5c-colors.png>

   同時に売り出されたものに iPhone 5c Case があり $29 である。これはシリコー
   ンのケースで、色は六色あり、背面には水玉模様の穴があけられているので、ケー
   スと iPhone の背面の間で二色効果を楽しめる。この穴あきはデザイン選択とし
   ては奇妙と言え、iPhone の背面にあるテキストが脈絡もなく見え、その上、埃
   やポケットのゴミを集めやすい様に見える。

<http://www.apple.com/iphone/accessories/#iphone-5c-cases>
   (日本語)<http://www.apple.com/jp/iphone/accessories/#iphone-5c-cases>
   "アップル - iPhone - アクセサリ"
<http://tidbits.com/resources/2013-09/iPhone-5c-cases.png>

   iPhone 5c の綺麗な色よりも技術仕様に関心のある向きのために言うと、これに
   は 4-inch Retina ディスプレイ、A6 プロセッサ、8-megapixel 背面カメラ、
   802.11a/b/g/n Wi-Fi で 2.4 及び 5 GHz 帯の両方、そして Bluetooth 4.0 が
   搭載されている。また正面向きカメラには新しい FaceTime HD カメラが採用さ
   れ、より大きなピクセル、改良されたバックサイド照明を誇り、そして
   FaceTime オーディオもサポートする。iPhone 5c の電池は iPhone 5 のものよ
   りも容量が多少大きくなっている。

<http://www.apple.com/iphone-5c/specs/>
   (日本語)<http://www.apple.com/jp/iphone-5c/specs/>
   "アップル - iPhone 5c  - 技術仕様"

   Apple が強調していることによると iPhone 5c は他のどの電話よりも多くの
   LTE バンドをサポートしているという。これにより世界中の新興市場により適し
   たものになるのかもしれない。これらの市場ではこれまで iPhone のより高価な
   値段が採用の妨げになっていた。

   寸法的には、iPhone 5c は iPhone 5 よりも少々大きく、高さと幅では 0.6 mm、
   厚さでは 1.37 mm、そして重量で 20 g 増えている。変更は大幅とは言えないが、
   多くの iPhone 5 用ケースやアクセサリに新たな変更を余儀なくするには十分で
   あろう。

   さて本当のニュースはその価格で、二年契約の場合で 16 GB モデルで $99、
   32 GB モデルで $199 となっている。契約無しだと iPhone 5c は 16 GB モデル
   で $549、32 GB モデルで $649 となる。

   この iPhone 5c は同時に発表された iPhone 5s と共に iPhone 5 を完全に置き
   換える ("iPhone 5s 発表、タッチであなたを認識" 10 September 2013 参照)。
   これは大事な話である。というのも、Josh が推測した様に、もし Apple が従前
   モデルとなる iPhone 5 に固執してこれを低価格で提供しようとするならば、こ
   れは iPhone 5 の比較的高い原価と低い歩留りを考えれば、まずい経営判断とな
   ったであろう。8 GB iPhone 4S は残り、二年契約下で引き続き無料で提供され
   る。

<http://tidbits.com/article/14095>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1191.html#lnk1>
   "iPhone 5s 発表、タッチであなたを認識"

   iPhone 5c に対する予約受付は 13 September 2013 に始まった。店内受取りは
   (そして恐らくは郵送分も) 20 September 2013 である。最初に売り出される国
   は United States, Australia, Canada, China, France, Germany, Japan,
   Singapore, そして UK で、December 2013 までには 100 ヶ国そして 270 を超
   えるキャリアから売り出される。


     ----
   コメントリンク: <http://tidbits.com/e/14094#comments>
   Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/14094>


iPhone 5s 発表、タッチであなたを認識
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     文: Josh Centers: <josh @ tidbits.com>, @jcenters, Michael E. Cohen: <
   mcohen @ tidbits.com>, @lymond
     原文記事: <http://tidbits.com/e/14095>
     訳: 亀岡孝仁 <takkameoka @ kif.biglobe.ne.jp>

   Apple は先週 iPhone 5s を三つの色で発表した:ゴールド、シルバー、そして
   "スペースグレイ" である。同時に発表された iPhone 5c とは違い、5s に対す
   る事前予約は発表されなかったが ("Apple 低価格プラスチック製 iPhone 5c 発
   表、五色で" 10 September 2013 参照)、電話自体は 20 September 2013 にまず
   United States, Australia, Canada, China, France, Germany, Japan,
   Singapore, そして UK で、December 2013 までには 100 ヶ国で 270 を超える
   キャリアで入手可となる。この iPhone 5s のラインナップ及び価格は従前のモ
   デルとほぼ同じで、16 GB が $199, 32 GB モデルが $299, そして 64 GB モデ
   ルが $399 である (勿論、全てが 2 年契約が前提)。

<http://www.apple.com/iphone-5s/>
   (日本語)<http://www.apple.com/jp/iphone-5s/>
   "アップル - iPhone 5s"
<http://tidbits.com/article/14094>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1191.html#lnk0>
   "Apple 低価格プラスチック製 iPhone 5c 発表、五色で"
<http://tidbits.com/resources/2013-09/iPhone-5s-colors.png>

   iPhone 5s は昨年の iPhone 5 に比べれば注目に値するアップグレードとなって
   いる。ケースは瓜二つだが、内部は大幅な改良が幾つもなされている。これには
   Apple の新しい A7 system-on-a-chip が搭載されており、グラフィックスの性
   能も初代の iPhone に比べれば最大 56 倍も向上している。この A7 は最初の、
   そして現時点では唯一の、モバイルフォーン用の 64-bit CPU である。iOS 7 と
   そこに含まれるアプリは既に 64-bit 対応に再設計されており、そして Apple
   の開発プラットフォームである Xcode も開発者が自分のアプリを 32- 及び
   64-bit バージョンの両方で同時に開発出来るようアップデートされている。

<http://www.apple.com/iphone-5s/specs/>
   (日本語)<http://www.apple.com/jp/iphone-5s/specs/>
   "アップル - iPhone 5s - 技術仕様"

   もう一つ新しいものに Apple の M7 モーションプロセッサがある。この M7 チ
   ップは A7 を目覚ますことなく、加速度計、方位磁石、そして回転儀からの計測
   値を取り込むので、フィットネス監視の様な動作検知アプリに対してより良い電
   池寿命が期待できそうである。Apple は M7 サポートをその Core Motion API
   に組み込んでおり、そして Nike は既にこの新しい API を使って Nike+ Move
   と呼ばれるアプリを開発中である。

   電池寿命に関して言えば、iPhone 5s は 3G 音声通話では 10 時間 (iPhone 5
   では 8 時間)、Wi-Fi 上でのブラウジングも 10 時間、音楽再生では 40 時間、
   そして連続待受け時間は 250 時間 (以前は 225 時間) だと報じられている。

   iPhone 5s 上のカメラシステムもまた大幅な改善がなされていて、15% 大きくな
   ったセンサーでピクセルサイズも大きくなり色の改善と雑音の減少が図られ、
   f/2.2 の開口部 (iPhone 5 は f/2.4) を搭載し低光量でもより良い写真が撮れ、
   そして Apple 設計による新しい五枚組のレンズが使われている。"True Tone"
   と呼ばれるフラッシュも新しいもので、二つの LED を持っており、一つはより
   冷たく、一つはより暖かい、これら二つが肌の色合いを良くするため混合して使
   われる。このカメラは複数のショットを合成して一枚のシャープな写真を作り出
   す画像安定化機能も搭載している。また毎秒 10 フレームのバーストモード、
   28 メガピクセルのパノラマ、そして 720p の解像度で毎秒 120 フレームのスロー
   モーションビデオもある。ビデオを撮りながら静止画を撮ることも出来る。

   カメラのソフトウェアもまたより賢くなった - 例えば、バーストモードでは一
   番いい写真を選択し最初に見せてくれる、外部条件に対応して True Tone フラ
   ッシュを自動的に調整する、そしてパノラマ写真を撮る時も連続で自動的に露出
   を変えてくれる。

   iPhone 5s に対する一番の外面的な変化は、恐らく新しい Touch ID 指紋スキャ
   ナーであろう。これはホームボタンに組み込まれている ("指紋スキャン認証に
   ついて Q&A" 10 September 2013 参照)。この静電容量式センサーは、厚さが
   170 microns で 500 pixels per inch の解像度を持ち、指で触れるだけで
   iPhone をロック解除したり或は iTunes 購入を承認することが出来る。この
   Touch ID スキャナーは最大 5 つまでの指紋を学習することが出来、そして角度
   があっても指紋を捉えることが出来る。万が一この指紋スキャナーを使いたくな
   い (或は使えない) 場合は、iOS 7 の中に指紋スキャンの代わりにパスワードを
   使うオプションが用意されている。ホームボタン自身は押せば標準の動きをする
   が、iPhone の第一日から標準となっていたボタンの中の角の丸まった四角のア
   イコンは消された。

<http://tidbits.com/article/14089>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1191.html#lnk4>
   "指紋スキャン認証について Q&A"

   工業デザインの観点から言えば、Apple は黒白の二択から三つのオプションへと
   宗旨替えした:グレイ、シルバー、そしてゴールドである。どの場合でも、メタ
   リック色が電話の縁と大部分の背面を占める。グレイモデルは、顔面が (当然の
   ことながら、スクリーン以外) 黒色である;シルバーとゴールドモデルでは、白
   色である。我々としてはこれらの色がどの様な売れ行きを示すのか見てみたいと
   思う - ゴールドは我々の目にはけばけばしく映る。

<http://www.apple.com/iphone-5s/design/>
   (日本語)<http://www.apple.com/jp/iphone-5s/design/>
   "アップル - iPhone 5s - デザイン"

   iPhone 5s と共にリリースされるものに iPhone 5s Case がある。これは $39
   の皮ケースで五色の選択肢がある:ブラック、ブラウン、ベージュ、イエロー、
   ブルー、そして Product(RED) で、最後のものは収益金が (RED) AIDS チャリテ
   ィに寄付される。iPad Smart Cover の様に iPhone 5s Case には電話を綺麗に
   保つようマイクロファイバーの裏打ちがなされている。色は皮の中に染み込ませ
   てあるので、革製の Smart Cover の様に色がはげ落ちてしまうことは無いであ
   ろうことを望みたい。この iPhone 5s Case はまた iPhone 5 ともコンパチであ
   る、何故ならばこれら二つの電話の外寸法は全く同じだからである。これはアク
   セサリ製造者にもうれしい話であろう。

<http://www.apple.com/iphone/accessories/#iphone-5s-cases>
   (日本語)<http://www.apple.com/jp/iphone/accessories/#iphone-5s-cases>
   "アップル - iPhone - アクセサリ"
<http://www.red.org/en/>
<http://tidbits.com/resources/2013-09/iPhone-5s-cases.png>

   加えて、Apple はドックの商売にも戻りつつあり、iPhone 5s 及び iPhone 5c
   の両者に対するドックを用意している。新しい iPhone 5s Dock には
   Lightning コネクター、iPhone を自己電源を持つスピーカーに接続するための
   ライン出力ポート、そして "特別の音声移植" によるハンズフリー通話が用意さ
   れている。値段は $29 で iPhone 5 ともコンパチだが、残念なことに
   Lightning-to-USB ケーブルは含まれていない。

<http://www.apple.com/iphone/accessories/#additional-accessories>
   (日本語)<http://www.apple.com/jp/iphone/accessories/#additional-accessories>
   "アップル - iPhone - アクセサリ"


     ----
   コメントリンク: <http://tidbits.com/e/14095#comments>
   Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/14095>


OS X 10.8.5、たちの悪いテキストレンダリングバグを修正
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     文: Josh Centers: <josh @ tidbits.com>, @jcenters
     原文記事: <http://tidbits.com/e/14104>
     訳: 亀岡孝仁 <takkameoka @ kif.biglobe.ne.jp>

   Apple は来たるべき OS X 10.9 Mavericks のデビューに向けての動きを続けて
   いるが、同社は幾つかの安定性と性能問題の修正を盛り込んだ OS X Mountain
   Lion Update 10.8.5 を静かに送り出した。この無料のアップデートは Mac App
   Store 経由で入手可で、差分 (273.72 MB - 10.8.4 から) とコンボ (831.13
   MB - 10.8 のそれ以前のバージョンから) アップデーターがあり、Apple の
   Web サイトからダウンロード出来る。我々はこのアップデートにまつわる深刻な
   問題の報告は何も聞いていないが、数日待って本当に何もないのか見定めるのは
   常に賢明なやり方である。

<http://support.apple.com/kb/HT5815>
   (日本語)<http://support.apple.com/kb/HT5815?viewlocale=ja_JP>
   "OS X Mountain Lion v10.8.5 アップデートについて"
<http://support.apple.com/kb/DL1675>
   (日本語)<http://support.apple.com/kb/DL1675?viewlocale=ja_JP>
   "OS X Mountain Lion アップデート v10.8.5"
<http://support.apple.com/kb/DL1676>
   (日本語)<http://support.apple.com/kb/DL1676?viewlocale=ja_JP>
   "OS X Mountain Lion 統合アップデート v10.8.5 (Combo)"
<http://tidbits.com/resources/2013-06/Mountain-Lion.png>

   バグ修正には、Apple Mail がメッセージを表示しなくなるもの、スクリーンセー
   バーが自動的に始まるのを止めてしまうもの、そしてスマートカードで System
   Preferences の設定ペーンをロック解除できなくなるものが含まれている。この
   アップデートでは次の三つに対する性能向上がなされている:802.11ac Wi-Fi
   上での AFP ファイル転送、Ethernet 上での大容量ファイルの転送、そして
   Open Directory 認証である。更に、このアップデートでは Xsan 信頼性が向上
   し、そして MacBook Air (Mid 2013) Software Update 1.0 (詳細は "MacBook
   Air (Mid 2013) ソフトウェア・アップデート 1.0" 22 July 2013 参照) に含ま
   れていたバグ修正もバンドルされている。

<http://tidbits.com/article/13945>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1183.html#lnk6>
   "MacBook Air (Mid 2013) ソフトウェア・アップデート 1.0"

   しかし、恐らく最も重要な変更は Apple がアップデートのセキュリティリリー
   スノートの最後に一言言及しているものである:たちの悪いテキストレンダリン
   グバグに対するパッチで、このバグは Messages や Safari をクラッシュさせた
   り、ネットワークの名前に問題となる文字が含まれていると Wi-Fi エラーが起
   こったりする ("テキスト表示のバグによりアプリが使えなくなる可能性" 30
   August 2013 参照)。我々は 10.8.5 をインストールした後、前にはクラッシュ
   したサンプルの URL で試験をしてみたところ、Apple はこのバグを潰したこと
   が確認できた。このバグは iOS 7 及び Mavericks では既に修正済みである。た
   だ現在の iOS 6.1.3 にはこのバグは存在していると思われる;iOS に対する修
   正として間もなく 6.1.4 が出されるものと思われる。

<http://tidbits.com/article/14067>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1189.html#lnk7>
   "テキスト表示のバグによりアプリが使えなくなる可能性"

   また OS X Mountain Lion Update 10.8.5 には各種のセキュリティ改善が含まれ
   ている。最も目につくものは、攻撃者がシステムクロックをリセットすることで
   スパーユーザーのアクセスを手にすることが出来る問題に対する修正である。
   (詳細は "ハッカーが Mac の時間を戻して侵入できる可能性" 30 August 2013
   参照。)

<http://tidbits.com/article/14068>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1189.html#lnk7>
   "ハッカーが Mac の時間を戻して侵入できる可能性"

   塞がれたものにはまた CoreGraphics, ImageIO, そして QuickTime にあるセキ
   ュリティホールがある。これらは悪意のある PDF や映画ファイルを許し、結果
   としてアプリケーションがクラッシュしたり或は任意コードが実行されたりする。

   加えて、このアップデートでは他のユーザーレベルの脆弱性も修正されている。
   その中に含まれているものに、証明書失効の後でも開ける Installer パッケー
   ジ、スクリーン共有アクセスを持ったユーザーがスクリーンロックをバイパスす
   るのを許すバグ、そして Mobile Device Management の中にありパスワードをロー
   カルユーザーに開示する脆弱性がある。

   最後に、10.8.5 は Unix 側にある数多くのセキュリティ脆弱性にも対処してお
   り、Apache Web サーバー、BIND DNS サーバー、ClamAV ウィルススキャナー、
   IPSec セキュリティパッケージ、PHP スクリプト言語、そして PostgreSQL デー
   タベースに対してアップデートが出されている。更に、ローカルでサービス妨害
   攻撃を可能にするカーネルの中にあるバグも修正された。


     ----
   コメントリンク: <http://tidbits.com/e/14104#comments>
   Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/14104>


iWork, iPhoto, そして iMovie、新規 iOS 機器には無料
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     文: Adam C. Engst: <ace @ tidbits.com>, @adamengst
     原文記事: <http://tidbits.com/e/14097>
     訳: 亀岡孝仁 <takkameoka @ kif.biglobe.ne.jp>

   先週の特別イベントでの iPhone 5c 及び 5s の重大発表と共に、Apple CEO
   Tim Cook は、同社の iWork suite for iOS - Pages, Keynote, そして
   Numbers - 及び iOS バージョンの iPhoto と iMovie に対する自画自賛的賛辞
   にも少々の時間を割いた。そして彼は競合するアプリに対する到達基準を大幅に
   引き上げる発表を行った。これら五つのアプリは今後新しく iOS 機器を買う人
   には無料となり、機器の初期設定時にダウンロードするオプションが現れる。

<https://itunes.apple.com/us/app/pages/id361309726?mt=8>
<https://itunes.apple.com/us/app/keynote/id361285480?mt=8>
<https://itunes.apple.com/us/app/numbers/id361304891?mt=8>
<https://itunes.apple.com/us/app/iphoto/id497786065?mt=8>
<https://itunes.apple.com/us/app/imovie/id377298193?mt=8>

   奇妙なことに、GarageBand for iOS はこの発表に含まれていなかった。新しい
   Mac には全て iPhoto, iMovie, そして GarageBand の iLife スイートがバンド
   ルされているにも拘わらずである。

<https://itunes.apple.com/us/app/garageband/id408709785?mt=8>

   iWork アプリはそれぞれ $9.99 で iPhoto 及び iMovie はそれぞれ $4.99 であ
   ることを考慮すると、Apple はほぼ $40 相当のソフトウェアを新しく購入され
   る iPhone, iPad, そして iPod touch に付け加えたことになり、これは比較的
   安価な機器に対しては馬鹿にならないボーナスと言える。恐らく、現在 iOS 機
   器は持っているがこれらのアプリは持っていないという人は、お金を払って購入
   しなければならいと言うことなのであろう。

   この発表全てが iOS 及び iOS 機器に焦点が当てられていたので、Apple は
   iWork for the Mac については何も触れなかったことは驚きには値しないであろ
   うが、ほぼ 5 年の間 Apple はこのスイートを iOS で使えるようにすることに
   焦点を当てて来て、スイート自体には注目に値するアップデートは何もなされて
   こなかった。ひょっとすると、iWork for Mac は来たるべき OS X 10.9
   Mavericks のリリース時には何らかの注目を浴びるかもしれないが、我々は幸い
   にも Take Control のためには Pages から Nisus Writer Pro への移行をもう
   既に完了している。

<http://www.nisus.com/pro/>


     ----
   コメントリンク: <http://tidbits.com/e/14097#comments>
   Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/14097>


指紋スキャン認証について Q&A
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     文: Rich Mogull: <rich @ tidbits.com>
     原文記事: <http://tidbits.com/e/14089>
     訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>

   Apple は先週、新しいフラッグシップモデルの iPhone となる iPhone 5s を
   発表した。(2013 年 9 月 10 日の記事“iPhone 5s 発表、タッチであなたを
   認識”参照。)このデバイスに加えられた追加機能の中でセキュリティの観点
   から最も興味深いのは、Touch ID と呼ばれる指紋認証スキャナだ。これを使っ
   て、パスコードを使わずに指先で触れただけで iPhone のロックを外すことが
   できる。また、iTunes の中から何かを購入する際にも、Apple ID パスワード
   を入力する必要なしに指紋認証を使ってすることができるようになる。

<http://tidbits.com/article/14095>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1191.html#lnk1>
   "iPhone 5s 発表、タッチであなたを認識"

   指紋は一生変わらないと信じられているけれども、認証のための情報として指
   紋スキャンを利用するのは決してセキュリティの問題を解決する万能薬とはな
   らない。少しだけ時間を割いてこのテクノロジーを理解し、それによって何が
   できるのか、これがあなたのデジタル生活にどのように統合されるのかを考え
   ておくのは意義のあることだろう。


**指紋リーダーはどのように動作するのか?** -- 指紋認識テクノロジーはもう
   何十年も前から存在している。これは認証の一形式であって、あなたがあなた
   の言っている通りの人物であることを証明するための手順を言い表わす用語だ。
   この場合は、呈示された指紋をスキャンして、それをデータベースと照合し、
   それがマッチすれば、パスワードやパスコードによる場合と全く同様にしてア
   クセスを許す、というテクノロジーだ。技術的には、指紋認識テクノロジーは
   あなたを _認証する_ だけでなく _識別する_ ことも可能ではあるが、現在は
   まだ大多数のシステムがユーザ名を要求するようになっている。これは指紋照
   合をスピードアップするためと、エラーの可能性を減らすためだ。しかしなが
   ら iPhone はあなたの Apple ID ユーザ名を保存しているので、これは大多数
   のユーザーにとって問題とは言えない。

<http://en.wikipedia.org/wiki/Fingerprint_recognition>

   指紋リーダーにはさまざまの異なる種類のスキャニングテクノロジーに依存す
   るものがある。モバイルデバイスに統合させて使うのに最も適している二種類
   が、光学リーダーと、静電容量センサーだ。光学リーダーの方が概念的にシン
   プルで、基本的にはデジタルカメラを使って指の表面の写真を撮影するだけだ。

   静電容量センサーの方はもっと複雑で、指紋の盛り上がったところと凹んだと
   ころでの静電容量の差を計測することによりあなたの指紋の全体像を作成する。
   表皮下にある真皮層の電気伝導性と、表皮層(指紋の存在するところ)の電気
   絶縁性とを利用することで働く。あなたの指紋は実質的に二つの伝導体の間の
   非伝導層となり、それら全体がまさに一つのコンデンサを形成する。指紋リー
   ダーはあなたの皮膚の厚みの変化によって起こる電気的な差異を感知すること
   で、その読み取った情報をもとにあなたの指紋を再構築することができる。

   iPhone 5s に搭載された Touch ID センサーは静電容量式のリーダーで、ホー
   ムボタンの内部に埋め込まれている。これは Apple としては良い選択であっ
   た。なぜなら、静電容量式のスキャナの方がより正確で汚れた指にも影響され
   にくく、指紋を写真に撮った偽の指で騙されることもないからだ。


**このリーダーは私の指の写真を撮ってデータベースを探すのか?** -- いや、
   そうではない。画像として丸ごと比較するのは複雑な(多大な計算量を要求す
   る)作業であって、非常にパワフルなコンピュータでさえ苦闘を余儀なくされ
   るほどのものだ。その代わりに、リーダーから届いた画像はあなたの指紋から
   特徴的な点を取り出すアルゴリズムにかけられ、より扱い易いデジタルな要約
   データ(テンプレートと呼ばれるもの)に変換される。このテンプレートがあ
   なたの指紋の代理として利用されるが、テンプレートは使われたアルゴリズム
   によって異なったものとなる。

   このテンプレートがデータベースの中に保存される。理想的には、パスワード
   の場合と同様、データベースへの保存に先立ってあらかじめ暗号化のハッシュ
   関数にかけられることが望ましい。パスワードそのものが保存されることは決
   してない。その代わりに、それは一方通行の暗号化アルゴリズムによって変換
   され、変換された結果がデータベースに保存される。正しく処理されたならば、
   たとえ悪者がそのデータベースを入手したとしてもあなたのパスワードが回収
   されることはない。

   詳細はまだ不明だが、Apple が個々の iPhone ごとに固有のデバイスコードを
   ハッシュのアルゴリズムの一部として用いていることが期待される。このデバ
   イスコードは iPhone のハードウェアの中に埋め込まれているので、よりパワ
   フルなコンピュータを使ってもこのデバイスを攻撃するのは事実上不可能だろ
   う。そのデバイス自身の上で攻撃するためにはもっと時間がかかるし、困難も
   増すだろう。

   あなたが指紋を使ってデバイスにログインする際、このテクノロジーがあなた
   の指紋を画像化してから、その画像をアルゴリズムにかける。それから、その
   結果をデータベースに保存された値と比較する。もしも両者がマッチすれば、
   パスワードによる認証の場合と全く同様にあなたは受け入れられる。

   Apple は、あなたの指紋が iCloud にも、またはどんなインターネットサーバ
   にも、アップロードされることはないと強調した。その代わりに、指紋の情報
   は暗号化された上で A7 チップ自体の内部にある Secure Enclave と呼ばれる
   場所に保存される。


**パスワードやパスコードより指紋の方がセキュアなのか?** -- 必ずしもそう
   ではない。セキュリティの世界では、あなたがあなたの言っている通りの人物
   であることを証明するための方法が三つある。_あなたが知っている何か_ を
   使う方法、_あなたが持っている何か_ を使う方法、それに _あなた自身の何
   か_ を使う方法だ。第一の方法はパスコードやパスワードを使う。第二の方法
   はトークンやキー、あるいは電話機自体を使うこともある。そして第三の方法
   が「生体認証」と呼ばれ、指紋を使うのもその一例だ。

   これらの識別子のうち一つだけを使うものは、一要素認証として知られている。
   そして、二つまたはそれ以上の要素を組み合わせて使った方がより強力な認証
   だと見なされている。ちょっと考えてみただけで(あるいはいろいろテレビ番
   組を観ている人なら)指紋リーダーを欺く方法をいくつも思い付くことができ
   るだろう。例えば、単純に指先の写真を使ったり、あるいはゼラチン製の偽物
   の指を作ったりすることさえあり得るだろう。どんな指紋リーダーであっても
   欺くことは可能で、そのために必ずしも高度なテクノロジーは必要でない。

   その上、もしもあなたがデータベースに物理的にアクセス可能ならば、パスワー
   ドを含んだデータベースを攻撃するのと全く同じやり方で、そのデータベース
   に攻撃をかけることができるだろう。偽物のテンプレートを作成して、テスト
   することもできるだろう。あらゆるアルゴリズム、あらゆるハッシュ関数が同
   程度に良いものとは限らないし、私たちがパスワード管理に使っているよく知
   られた方法より弱いシステムとなってしまうことも十分に考えられる。

   要するに、完璧なものはどこにもないし、指紋認証単独では必ずしもパスワー
   ドよりセキュアと言えない。さらに悪いことに、あなたは自分の指紋を変更す
   ることができない。だからこそ、極めてセキュアなシステムの多くが、指紋に
   加えてパスワードまたはスマートカードを要求するようになっているのだ。


**私の iPhone は第二要素として数えられないのか?** -- ある意味そうとも言
   える。例えば、Dropbox のようなサービスにログインする際には、iPhone を
   第二要素として使っている人が多いだろう。その場合、まずユーザ名とパスワー
   ドを使ってサイトにログインすると、Dropbox が一回限りのコードをあなたの
   iPhone に送ってくるので、そのコードが iPhone に記録される。するとあな
   たは _パスワードを知っていて_ かつ _あなたの iPhone を持っている_ ので、
   これで立派な二要素認証が成立する。

   残念なことに、あなたの iPhone のロックを外すときには話が違う。なぜなら、
   その iPhone 自体がターゲットであるからだ。つまり、この場合はやはり指紋
   のみが一要素認証として働くので、厳密な意味でセキュア度が増すことにはな
   らない。

   けれども、あなたが誰かに指紋を貸す可能性はずっと少ないだろうし、悪漢が
   あなたのパスコードを推察する可能性はあっても、現実世界において誰かがあ
   なたの指紋のコピーを盗むという可能性は非常に低い。あなたがハイリスクの
   ターゲットとなる人物でない限りは。


**セキュア度が増していないのなら、なぜ指紋の方法に切り替えるのか?** --
   実際問題として、大多数の消費者にとって、iPhone 上のパスコードより指紋
   の方がセキュアだ。四桁の数字のパスコードよりセキュアなのは間違いない。

   けれども本当の理由は、指紋を使うことによって、使い勝手を向上させつつ、
   より良いセキュリティが得られるからだ。たいていの人たちは、たとえパスコー
   ドを使っていても、単純な四桁の数字のパスコードしか使っていない。これで
   は悪漢があなたの iPhone を物理的に手に入れさえすれば簡単に回避できてし
   まう。私が自分の iPhone で使っている意味不明の 16 文字の文字列のような
   長いパスフレーズならばずっとセキュアだが、毎度毎度これを入力しなければ
   ならないのは本当に辛い。その点、指紋リーダーならば、正しく実装されさえ
   すれば、長いパスフレーズと同等のセキュリティを提供しつつ、短いパスコー
   ドよりももっと手軽に使える便利さを提供できる。

   私が Macworld の記事で述べたように、Apple の目標はセキュリティを改善し
   つつそれをできる限り目に見えないものとすることなのだから。

<http://www.macworld.com/article/2041724/apples-security-strategy-make-it-invisible.html>


**つまり、iPhone ではもはやパスコードは死んだということなのか?** -- そ
   んなことはない。まず第一に、指紋リーダーを備えているのは iPhone 5s の
   みなのだから、iOS がパスコードをすぐに捨て去るということはない。

   第二に、下の画像を見てもお分かりのように、指紋をスキャンする代わりにパ
   スコードを入力できるオプションはいつでも提供される。

<http://tidbits.com/resources/2013-09/iPhone5s-scan-fingerprint.jpg>

   第三に、夫婦や親子の間で iPhone を共有している人たちは多いけれども、
   Apple は公式には一つのデバイスあたり一人のユーザーしかサポートしていな
   い。ただし、Apple は「Touch ID には複数の指紋を登録できるので、あなた
   が信用する人たちも、あなたの iPhone を使うことができます」と述べている。

<http://www.apple.com/iphone-5s/features/>
   (日本語)<http://www.apple.com/jp/iphone-5s/features/>
   "アップル - iPhone 5s - 特長"


**もしも iPhone が誰かに盗まれたら、その人は私の指紋を入手したことになる
   のか?** -- ほぼ間違いなく、そんなことにはならない。指紋自体を保存して
   おくべき理由は何もなく、テンプレートのみが保存される。また、さきほども
   述べたように、指紋は iPhone 5s 上で暗号化される。(私たちの推測では
   Apple は実際「ハッシュ化」の意味で言っているだけではないかと思われる。)


**誰かが私の指紋のコピーを使って私の iPhone にアクセスできたりするか?**
   -- それはあり得るだろう。さきほども述べたように、指紋を(例えばパスコー
   ドなど)別の認証要素と組み合わせない限り、攻撃者があなたになりすますた
   めにたった一つの情報しか必要でない。

   けれども現実的には、この問題について心配する必要のある人はほとんどいな
   いだろう。ただ、偽の指を作ろうと試みたアマチュアのスパイたちの努力を描
   いた記事が近い将来たくさん出現することは十分考えられる。私も、いたずら
   者の友人たちが多いことを考えれば、ある種のハッカーカンファレンスに出席
   する際には十分用心してかからなければならないだろうと思っている。


**私の銀行口座にログインする際に、パスワードの代わりに指紋でできるように
   なるのか?** -- ウェブサイトやアプリに(例えば銀行のサイトやアプリに)
   ログインする際に指紋を使うことは、いずれ実現するかもしれないとは思うけ
   れども、今すぐには実現しない。そのための API サポートを最初に開拓する
   のはきっと Apple に違いない。その後で、開発者たちが自分のアプリやその
   バックエンドとなる認証データベースにその API を統合させる必要がある。
   Apple は他のアプリが指紋リーダーを利用することも可能だと述べているが、
   保存されているあなたの指紋の情報をそれらのアプリが利用できるようにはな
   らない。つまり、私たちの推測によれば、当初のサポートは Touch ID を使う
   ことで何らかの API サポートを用いて iOS のキーチェーンに保存されたパス
   ワードにアクセスできるというものになると思われる。

   アプリのメーカーやクラウドサービスが指紋への直接のアクセスを欲しがった
   場合は、たとえ Apple がそういうものをサポートしたとしても、誰かの指紋
   が攻撃を受けたり、あるいはユーザーが別の指紋スキャナを持つ Windows ベー
   スのコンピュータからもログインしたりといった状況を処理できるようにする
   ため、それぞれのシステムをデザインし直す必要に迫られることだろう。単純
   にユーザー全員を Apple 専用の指紋テンプレートに切り替えるようなことは
   できない。(それに、テンプレートの生成にオープンスタンダードを作るのが
   良い考えだという気がするかもしれないが、実際 FIDO Alliance という業界
   団体が既に存在していてそのような相互運用性を推進しようとしているが、
   Apple が将来それをサポートするかどうかは誰にも分からない。)

<http://fidoalliance.org/>

   けれどももう一度意見を言わせてもらえば、私としては Apple がそうすると
   は思えない。少なくとも当分の間は、基本的に iPhone 上の認証情報をセキュ
   アにするために昔からのキーチェーンに依存し続け、おそらくはそこに機能を
   追加したり API サポートを追加したりして登録ユーザーの指紋が認証できる
   ようにして行くのだろうと思う。

   また、法律によって銀行は二種類以上の認証を使うことを義務付けられている。
   だからこそ、あなたが別のデバイスからログインする際には PIN を入力しな
   ければならなかったり、新しいコンピュータからログインする際には電子メー
   ルによる確認その他の手間が必要となったりするのだ。けれども、少なくとも
   技術的には、あなたの iPhone が第二の要素となることは可能で、銀行がその
   システムをアップデートすることによりあなたが iPhone 自体とあなたの指紋
   とを持っているという事実を組み合わせることも可能なはずだ。


**指紋を使って仕事場のネットワークにログインできるようになるのか?** --
   今すぐにそうなることはない。Apple は iOS 7 において企業レベルの single
   sign-on (SSO) サポートを追加しようとしているが、あなたの仕事場のネット
   ワークやアプリケーションは依然としてあなたが既存のユーザ名とパスワード
   で認証することを要求するだろう。SSO は、単にあなたがそれらの認証情報を
   個々のシステムごとに再入力しなくて済むようにするだけのものだ。時間が経
   てば、あなたが iPhone 上で指紋を使って認証しただけで仕事場のネットワー
   クに入れるようにするツールを提供するベンダーも登場してくるだろう。ただ
   しあなたの会社の IT 部局がそれを承認すればの話だが。


**なぜこれがそんなに重要な問題なのか?** -- 電話機に指紋リーダーを追加し
   たのは Apple が初めてではない。私は指紋リーダーの付いたラップトップ機
   をテストしたことがあるし、リーダーを埋め込んだ携帯電話を見たこともある。
   けれどもここで本当に興奮させられるのは、Apple がこのテクノロジーを何百
   万人もの消費者が使えるものにしようとしている点だ。

   そうなれば、平均的なユーザーたちにとって iPhone 5s のセキュリティと使
   い勝手は劇的に改善されるだろう。私はちっぽけなキーボードで強力なパスフ
   レーズを入力しなければならないのが大嫌いだ。とりわけ、外を歩いている際
   には強くそう思う。その点指紋リーダーならばはるかに使い勝手が良く、多く
   の人たちが使っていて(いやそもそも使っていればの話だが)セキュア度の低
   い四桁の数字のパスコードを基本的に排除する結果となる。

   その上さらに、今や多くのユーザーたちが iPhone を第二の要素として使って
   さまざまのクラウドサービスにログインしているという事実を考えれば、セキュ
   リティを iPhone 5s 上で改善させることはインターネットの重要な諸相にお
   ける一般的なセキュリティ改善に結び付く。それは一晩のうちに実現すること
   ではないけれども、どんなアクセスポイントでもそこでのセキュリティ改善は
   全システムのセキュリティ改善を生むものだ。

   使いやすい指紋認証が多くの消費者に広く使われるようになれば、平均的なア
   タッカーたちの日々はずっと困難なものとなるだろう。


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   コメントリンク: <http://tidbits.com/e/14089#comments>
   Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/14089>


Apple の使った小文字に思いは巡る
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     文: Adam C. Engst: <ace @ tidbits.com>, @adamengst
     原文記事: <http://tidbits.com/e/14099>
     訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>

   Apple よ、なぜそんなことをするのか? いったいなぜ、iPhone の名前の最後
   に付く文字を、大文字から小文字に変えなければならない必要を感じたという
   のか?

   Tonya と私は、毎日何時間も費やして Take Control 本の原稿や TidBITS 記
   事の草稿に目を凝らし、セクションを再編成したり、場違いな文章を書き直し
   たり、文法的な誤りを修復したり、タイプミスを直したり、余計な空白を取り
   除いたり、一貫性をチェックしたりしている。それはほとんど呪いとも言える
   ほどの衝動に駆られた作業であり、もちろん完璧でないことは Strunk 先生が
   ご存じだけれども、私たちはできる限りのことをしている。

<http://en.wikipedia.org/wiki/William_Strunk,_Jr.>

   ほとんどいつも、誰も私たちの仕事に気付かない。でも、それこそが私たちの
   目標だ。人に気付かれるのは即ち私たちのミスであり、それは情報とアイデア
   を明確かつ正確に伝えたいという私たちの使命に対する邪魔物以外の何物でも
   ない。(ここで私は声を大にして私たちの友人 Chris Pepper に呼びかけざる
   を得ない。私たちの記事の中にミスを見つける彼の技能があれば、間違いなく
   彼は校正の仕事で立派なキャリアを積めると思うのだが、残念ながらそれは彼
   が Unix システム管理者としての仕事に飽きるまで待つしかないようだ。)

   私たちの仕事には、たゆまぬ警戒心と膨大な量の専門知識が必要だ。例えば、
   QuarkXPress という名前には空白が含まれず P は大文字でなければならない、
   といった知識が必要となる。たいていの場合、私たちはその会社がどんな名付
   けの慣習を用いていてもそれを尊重するよう心がけている。ただし、頭字語で
   もないのにすべて大文字になっているもの (Nvidia よ、あんたのことだ) と、
   名前の末尾に句読点が付くもの (たぶん Yahoo の後の感嘆符は今では皮肉の
   意味で使われるのかもしれない) だけは例外だ。


**小さいことだが、厄介な問題だ** -- では、Apple が突然 iPhone の機種名の
   最後の文字を大文字から小文字へ変更したことについてはどうだろうか? 最
   初は iPhone という名前でスタートした。次にいきなり iPhone 3G にジャン
   プした。これは 3G 接続性機能があったからだ。理由としては分かるけれども、
   その機種を改訂する時期が来ると、Apple はその名前の末尾に S を追加する
   ことを決めた。(おそらくこの S は speedy、snazzy、sophisticated といっ
   た言葉を連想させるためだったのだろう。)そして約一週間の暗黒の時期の間、
   Apple は 3G と S の間に空白を挿入して、"iPhone 3G S" としていた。この
   機種について私たちが初めて紹介した記事(2009 年 6 月 8 日の記事“新
   iPhone 3GS、パワーと機能アップだけじゃない”)で声高に苦情を述べたのが
   功を奏したのかどうかは知らないが、Apple は間もなく態度を改め、その空白
   を Apple が閉じたのを確認して私は大喜びした。(2009 年 6 月 22 日の記
   事“iPhone 3GS の憎むべき空間が消えた”参照。)その次が iPhone 4 で、
   その次は名付けの意外性も何もない iPhone 4S となり、その後が iPhone 5
   だ。これぞ真理、道理、そして Oxford コンマこそ表記法のルールだ。

<http://tidbits.com/article/10333>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-981.html#lnk0>
   "新 iPhone 3GS、パワーと機能アップだけじゃない"
<http://tidbits.com/article/10370>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-983.html#lnk6>
   "iPhone 3GS の憎むべき空間が消えた"

   (その当時,何たることか,Apple は道理に適った命名法の iPad と iPad 2
   から、混乱を招く iPad の命名法へと迷い込んでいた。困ったことに、新しい
   機種は公式には iPad 3 と呼ばれず、再びただの "iPad" という名前に戻って
   しまったので、私たちの記事では繰り返しその名前の前に「第3世代」という
   添え書きを付けざるを得なかった。(2012 年 3 月 7 日の記事“Apple、第3
   世代の iPad を発表”参照。)それは第4世代の iPad (iPad 4 ではなかった)
   にも続き、これはおそらく iPad mini のために余地を残しておくためだった
   ろう。近い将来に、iPad 5 でなく第5世代の iPad と、iPad mini 2 でなく
   第2世代の iPad mini とを、私たちは目にすることとなるだろう。)

<http://tidbits.com/article/12843>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1117.html#lnk2>
   "Apple、第3世代の iPad を発表"

   Apple が iPhone 5 に代わる機種を発表するに至って、新しい機種の名前が
   iPhone 5S と iPhone 5C となるのは誰が考えても論理的に思えて、ライブの
   ブログや記事の初期の草稿を見れば一目瞭然だが、誰もがその二つの名前を使っ
   ていた。けれども、そうはならない運命が控えていた。私たちが記事を出版す
   る前の一貫性チェックのために Apple のプレスリリースに目を通してみると、
   Apple が名前の末尾の文字を格下げして、小文字を使った iPhone 5s および
   5c という名前を私たちに示していることが判明した。さらに悪いことに、そ
   の後間もなく Apple が歴史を遡って書き換えていたことも判明した。つまり、
   iPhone 4S は iPhone 4s に改名されていたのだった。


**複数形と所有格でごっちゃごちゃ、おやおや!** -- 言わばテキストを呼吸し
   つつ生きている者の観点からは、これは間違ったやり方だ。なぜなら、首尾一
   貫しないと同時に、混乱を起こしかねない曖昧さを導入してしまうからだ。そ
   れは今後書かれるものすべてのみならず、歴史的記録の中にも導入されてしま
   う。今後はずっと、文章の中に "iPhone 5s" という語句を見る度に、それが
   新機種の iPhone 5s のことを言っているのか、それとも複数個の iPhone 5
   のことを言っているのか(つまり最後の "s" が複数形の "s" なのか)を注意
   深く判断しなければならない。場合によっては、その区別が判断不可能なこと
   もあり得るだろう。私の記事に "The iPhone 5s flew off shelves." という
   文章があった場合、新しい iPhone 5s が飛ぶように売れたのか、それとも旧
   機種の iPhone 5 が飛ぶように売れたのかはこの文だけからは全く判断できな
   い。John Gruber も、一年前に Daring Fireball で同じ趣旨のことを言って
   いる。幸いにも、口で発音する際には違いがはっきりする。片方は「ファイブ-
   エス」と発音するが、もう片方は「ファイブズ」と発音するからだ。

<http://daringfireball.net/linked/2012/09/24/five-million-fives>

   少なくとも、iPhone 5 を複数形にするのは可能であった。でも、iPhone 5s
   の複数形は何だろうか? iPhone 5ss か? そんな馬鹿 (ssilly) な。じゃあ
   iPhone 5ses か? 音声学的には正しいが、これはひどい。iPhone 5s's は?
   見た目もひどいし、まるで具合の悪い所有格のようだ。でも、"The Chicago
   Manual of Style" (この種の疑問が起こると私たちがいつも参照する頼りにな
   るガイド本、ただし John Gruber は "The New York Times Manual of Style
   and Usage" の方が好みらしい) には、小文字の複数形を作るにはアポストロ
   フィを使えと書いてある。例えば "Mind your p's and q's." とすべきらしい。
   また、大文字と小文字を組み合わせた略語や内部にピリオドを持つ単語の複数
   形を作る際にもアポストロフィを使えと書いてある。例えば  "He has two
   Ph.D.'s." だ。

<http://www.chicagomanualofstyle.org/>
<http://www.amazon.com/dp/081296389X/?tag=tidbitselectro00>

   それとは反対に、この Chicago Manual には大文字を単語として使った場合や、
   内部にピリオドのない略語、あるいは数を名詞として使った場合については、
   複数形を作る際にアポストロフィを使わないようにせよと書いてある。例えば
   "In education in the 2000s, the three Rs were joined by URLs." といっ
   た具合だ。だから、Apple が "iPhone 5s" で使ったような数字と文字の組み
   合わせについて Chicago Manual は何も言っていないけれども、私が思うにこ
   の場合最も正しいのはアポストロフィを使った複数形つまり iPhone 5s's を
   使うべきなのだろう。(私たちは William Safire のやり方をお薦めしない。
   少なくとも the Onion で皮肉られたやり方、つまり前の単語に "s" を付ける
   "iPhones 5s" はお薦めしない。)

<http://www.theonion.com/articles/william-safire-orders-two-whoppers-junior,3351/>

   さらにそこから生まれる疑問は、複数形の所有格はどうするのかということだ。
   「これらの iPhone 5s's のケースがテーブルの上にある」を所有格を使って
   言い直すと、私たち内輪の結論では "the iPhone 5s's' cases on the table"
   ということになった。コピーエディターに窓から身投げさせる動機として十分
   な文章だろう。人が次々と窓から飛び出す大虐殺の場面が目に浮かぶ。


**法律を制定する、少なくともスタイル基準を決める** -- では、それ以外に私
   たちにはどんな選択肢があるのか? 私は、名前はそれを作った人の意向を最
   優先するという原則を強く信じてきた。だからこそ、TidBITS では「ウェブ」
   が独立の単語となる場合常に Tim Berners-Lee と World Wide Web Consortium
   のやり方、つまり頭文字を大文字にした "Web" という流儀を守ってきたのだ。
   その観点から言えば、私たちは愛想笑いをしつつ、小文字の "iPhone 5s" と
   "iPhone 5c" で我慢しなければならないのだろう。これらは Apple の付けた
   名前であり、Apple が使うようになった名前なのだから。

   しかしながら、どんな個人にしろ会社にしろ、それまで使われてきた名前が今
   や間違っていると勝手に宣言するのを見過ごしにするほど私はお人好しではな
   い。だから、私たちは今後も元々の通り大文字を使った "iPhone 4S" を使い
   続けることにする。Apple がメジャーな製品の名前を中途で変更したのは実は
   今回が二度目だ。Mac OS X 10.7 Lion が世を支配していた時代のある時点で、
   Apple は突然この名前から "Mac" を省いて、オペレーティングシステムの名
   前を単なる "OS X Lion" と呼び始めたのだった。当時の私たちはこの宙返り
   を認めるのを拒んだが、その次の大猫が登場する時点に至って、私たちもそれ
   を受け入れて OS X 10.8 Mountain Lion と呼ぶことにした。

   (余談だが、この議論に関する最も皮肉に富んだ発言が Twitter で見かけら
   れた。茶目っ気たっぷりの Arik Dreyer によれば、Apple が 5s と 5c で小
   文字を使ったのは Mavericks と Maverickc に結び付いているのだそうだ。)

<https://twitter.com/arekdreyer/status/377500672926568449>

   結局、私たちはこれまでしてきた通りのことを今後もし続けようと思う。つま
   り、具合の悪いことにならざるを得ない複数形や所有格を使うのは避けるとい
   うことだ。一部の機種の iPhone の名前だけに大文字を使うという首尾一貫し
   ないやり方は好きではないが、ずっと以前から複数形が特に心配の種であった
   のは現実なので、私たちはできるだけそれを避けることにする。そう、この方
   針に従えば、さきほどの実例は複数形を使うのを避けて "the case of each
   iPhone 5s on the table." のような形に書き換えることになる。

   私たちの願いは、そしてこれは常に変わらず私たちの望むことなのだが、読者
   の皆さんがそのような歪曲した文章に何も気付かないことだ。


**責めは字形にあるのか** -- では、いったいなぜ Apple はこのような変更を
   したのだろうか? Apple の広報担当者はこの話題での私の質問に一切答えよ
   うとしてくれなかったが、私が耳にした臆測の中には 5 という文字が大文字
   の S に似過ぎている、とりわけ Helvetica Neue フォントではそっくりだか
   らではないかというものがあった。私はその意見には同意できない。その単純
   な理由は、Apple が字体のデザインが問題になる場合にはほとんど常に箱で囲
   まれた特殊な形式の文字を使うからだ。長年にわたる Apple の iPhone ペー
   ジからいくつかスクリーンショットを選んで並べてみた。

<http://www.idownloadblog.com/2013/09/10/why-its-an-iphone-5s-and-not-an-iphone-5s/>
<http://tidbits.com/resources/2013-09/iPhone-letters.png>

   思うに、Apple がなぜ小文字に切り替える決断をしたのかの理由を私たちが知
   ることはないだろう。同社がオペレーティングシステムの名前から "Mac" を
   省く決断をした理由を私たちが知らないのと同じことだ。理由は非常に複雑で、
   将来に向けたさまざまのビジネス上の決断に関連したものなのかもしれない。
   (ひょっとすると中国では大文字が悪運を意味すると思われているのかも?)
   あるいは、これは単なる気まぐれで、Jony Ive がその方が見栄えが良いと思っ
   ただけなのかもしれない。

   ここで注意しておくべきは、大体において、私がここで述べた懸念が Apple
   自体に起こることは滅多にないという点だ。サポート書類を執筆する部門を除
   いて(Apple 内部ではその人たちのみが、同社がひっきりなしに行なう名前の
   再利用に苦闘を余儀なくされている)その奇妙なほど形式的な商標名の使用か
   ら Apple が逸脱することは稀だ。そこでは、複数形や所有格が関与すること
   はない。Apple のマーケティング用資料には固有名詞としての iPhone 5s が
   頻繁に登場する。"iOS 7 was designed with iPhone 5s in mind." といった
   具合だ。

   その言い方をするのは Apple 以外に誰もいない。でもだからと言って、Apple
   があなたにそうして欲しくないと考えていることにはならない。Apple が読者
   の混乱に対する関心を持ち合わせていないことを説明できるかもしれない素晴
   らしくも妄想的思考に陥りたければ、Apple の Guidelines for Using Apple
   Trademarks and Copyrights (商標および著作権使用に関するガイドライン)
   ページを読んでみるとよい。そこには、商標が、名詞を修飾する形容詞であっ
   て、名詞とは、製品、サービスの普通名称をさす、と書いてある。Apple によ
   れば、商標は、形容詞なので、複数形または所有形で使用することはできない
   のだという。

<http://www.apple.com/legal/intellectual-property/guidelinesfor3rdparties.html>
   (日本語 
)<http://www.apple.com/jp/legal/trademark/guidelinesfor3rdparties.html>
   "アップル - Legal - Apple商標および著作権使用に関するガイドライン"

   ああ、そうか! これで少しだけ見えてきたぞ! Apple Trademark List ペー
   ジもちょっと見てみたところ、iPhone を言い表わす総称が何であるかが判明
   した。iPhone という単語を形容詞として使い、それが修飾する普通名称とし
   ては "mobile digital device" を使って、"I'm sure we'll be hearing more
   about the iPhone 5s and iPhone 5c mobile digital devices in the future!"
   (iPhone 5s および iPhone 5c モバイルデジタルデバイスについては今後もっ
   と詳しいことが分かるに違いない) というような言い方をしなければならない
   のだ。うむ、じゃあ私たちもそうすることにしようか。

<http://www.apple.com/legal/intellectual-property/trademark/appletmlist.html>
<http://tidbits.com/resources/2013-09/Apple-trademarks.png>


   ----
   コメントリンク: <http://tidbits.com/e/14099#comments>
   Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/14099>


FunBITS: 読むべき良い本を見つける
----------------------------------
     文: Michael E. Cohen: <mcohen @ tidbits.com>, @lymond
     原文記事: <http://tidbits.com/e/14101>
     訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>

   最近、TidBITS 編集主幹の Josh Centers が Sky-Hook でスイングしつつ仮想
   の空を飛び回ったり、多彩な敵に火の玉を投げたりしていた頃(2013 年 9 月
   6 日の記事“FunBITS: Mac 用 BioShock Infinite に賛辞を”参照)私はもっ
   と伝統的な形式の娯楽(私は iPad を使っていたので、こちらも仮想的なもの
   ではあったが)を楽しんでいた。本を一・十冊、読んでいたのだ。

<http://tidbits.com/article/14084>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1190.html#lnk4>
   "FunBITS: Mac 用 BioShock Infinite に賛辞を"

   この「十」というのは書き間違いではない。息を吸い込むかのようにガツガツ
   とポテトチップを食べる人がいるが、私が本を読むのはまさにそんな感じだ。
   iBooks や Kindle アプリの画面にあるページ位置表示が画面の右端に近づく
   につれて、それが心配の前触れとなることがあまりにも多い。今読んでいる本
   がもうじき終わりになることを、それは示しているからだ。そう、私がここで
   「心配」と言うのは、もうすぐまた別の本を探しに行かなければ、読むべき良
   い本が無いという現実の中に、取り残されてしまうからだ。そういうわけで、
   Josh がピクセル化された悪役たちをやっつける手を少し休めて私に向かい、
   ページをめくる冒険の次の旅先を見つけるために読者たちを手助けするサイト
   をいくつか調べてくれないかと頼んだとき、私は興味をそそられた。

   そのような読み物推薦サイトは、Amazon や、Apple の iBookstore などで見
   られる類いのよくある推薦書リストよりずっと先に進んでいる。考えてみて頂
   きたいが、そうした書店の持っている推薦エンジンは、あなたの購入履歴を他
   の顧客たちによるそれに似た購入履歴と関係付けて比較することにより(他の
   アルゴリズムによる隠し味もちょっと加えて)動作し、あなたが次に買いたい
   と思うかもしれない本を提案する。それはそれで良いことだろうとは思う。た
   だしそれは、あなたがたった一つのオンライン書店しか利用したことがなく、
   いつもそこから本を購入している場合の話だ。

   でも、私はそれには当てはまらない。私はいろいろなベンダーからオンライン
   購入する傾向があるし、そんな場合にも、購入する本の選択はほんのごく最近
   に読んだものしか反映しない。私はデジタル本も物理的な本も、長年にわたっ
   て買いそろえてたくさん持っているし、また公共図書館も近所にあるし、愛書
   家の友人たちも何人かいて彼らのお気に入りの本を貸してもらうことも多い。
   こうして、私が読む本は非常に広範囲にわたり、Amazon や Apple が知ってい
   るようなほんの数百冊ぽっちの購入履歴ではとうていカバーできない。

   推薦する本を選ぶために、書籍推薦に特化したサイトは上記と同じような技も
   実行するけれども、その情報源はあなた個人の購入履歴のみに限られてはいな
   い。その代わりに、推薦ポンプの駆動力としてあなたが興味ある本のタイトル
   や著者名をあなたが供給する。だから、Josh が送ってくれたリストに載って
   いるサイトを一つ一つ見てみる前に、私は自分の物理的および仮想の本棚から
   ランダムにいくつか選んでポンプを駆動させるべき著者とタイトルのリストを
   あらかじめ作っておいた。私のリストには、人気ある著者たちも無名の著者た
   ちも含まれ、私の興味と嗜好を反映したいろいろな本が、三文雑誌からポスト
   モダンの文学まで、ありとあらゆる分野から含まれている。この実験のために
   私はリストに載せる本を小説のみに絞ることにした。また、もう一度読んでも
   いいと思える本のみを含めるようにした。(この記事の最後に私のリストを載
   せておいた。)

   私の目標は、これらのサイトでどの程度手軽かつ素早く良い推薦書を見つける
   ことができるかを見ることであった。ほとんどの推薦サイトはより多くの時間
   とデータを注ぎ込めばより良い結果が得られるようになっているが、今回は、
   ただ何かが読みたいと思ってたまたまその推薦サイトを見つけて初めて訪れた
   人のつもりになって一つ一つ試してみた。

   (余談だが、書籍推薦サイトの中にはあなたのソーシャルグラフに基づいて、
   つまりあなたの友人たちが何を読んでいるかを参照しながら推薦するサイトも
   ある。私は、このやり方には大きな欠陥があると思う。今日のインターネット
   においては、文学の趣味なんか全く知らないような人とも簡単に「友だち」に
   なってしまうし、誰かテクノロジー系ライターの人と私が友人だからといって
   二人の読書の好みに共通するところがあるかどうかなど何も分からない。実生
   活上の友人でさえ、過去に共有したものや交わした会話の内容に基づいて好き
   だろうと考え本を推薦してくれれば、私は喜んでその推薦を受け入れようとは
   思うけれども、だからといって友人が読むものすべてを私が好きだということ
   にはならない。ちなみに、ここでは Goodreads をお薦めしておくべきだろう。
   Goodreads は、既に検討中の本について他の読者たちが書いたレビューを読め
   る、素晴らしいサイトだ。)

<http://www.goodreads.com/>

   というわけで、私の探求の旅が始まった...


**Bookish** -- Bookish サイトは、このジャンルの典型と言える。サイトに行っ
   てすぐに本のタイトルを入力し、本の推薦を要請することができる。入力でき
   るのは Bookish が「知っている」およそ 250,000 ほどのタイトルに含まれる
   もののみだ。タイプするごとに、その文字列にマッチするタイトルのリストが
   表示され、その中から欲しいものをクリックすればその本が推薦を生成する土
   台として使われる。もしもあなたがタイプしようとしているタイトルがリスト
   に現われなければ、その本を使うことはできない。幸いにも、Bookish は私が
   提案したタイトルをすべて知っていた。

<http://www.bookish.com/>
<http://tidbits.com/resources/2013-09/bookish-entry.jpeg>

   しかしながら、一つのタイトルだけを提案して推薦を作成させると、その内容
   はごく一般的でありふれたものになりがちだ。あなたがたくさんのタイトルを
   提供すればするほど、推薦の内容は良くなる。けれども Bookish で二つ以上
   のタイトルを入力するには、有効な電子メールアドレスとパスワードでアカウ
   ントを作成しておく必要がある。

   登録済みの Bookish アカウントがあれば、最大四つのタイトルを入力してそ
   れを推薦リクエストの土台とすることができる。すると、Bookish の推薦エン
   ジンがデータベースをぐるぐるとかき混ぜてから、考慮の対象としてはどうか
   と推薦する本を並べた、横にスクロールするリストを表示する。私は、自分の
   全リストの中から四冊の本を選んでみた:

* "The Cuckoo's Calling"、J.K. Rowling (ペンネーム Robert Galbraith) 著
* "Gravity's Rainbow"、Thomas Pynchon 著
* "Master and Commander"、Patrick O'Brian 著
* "The Game of Kings"、Dorothy Dunnett 著

   私のこの少しばかりバラバラの寄せ集めをもとに Bookish が推薦したものは、
   素晴らしかった。提案されたもののほとんどすべては非常に評判の良い小説で、
   文学部の大学生が教科内容一覧で目にするようなものばかり、しかもそのほと
   んどは私が持っていて読んだことのあるものであった。少なくとも選択のセン
   スには脱帽するし、私の文学的な好みを少しは識別してくれたことも認めよう。
   けれども、今回の事例の状況においては、それほど役に立つものではなかった。
   私が読んだことがなく、かつ私の興味をそそった本は、一つもなかったからだ。

<http://tidbits.com/resources/2013-09/bookish-recs.jpeg>

   Bookish では、推薦された本も、その他の本も、あなたがアカウントを持って
   いる限り「本棚」に保存しておくことができるが、これは単なる記憶の補助に
   過ぎない。本棚の内容を推薦の土台として利用することはできない。そのため、
   たった四冊だけに入力が限られることで、Bookish は汎用の推薦エンジンとし
   てあまり役に立つものとは言えない。実際、この推薦エンジンは、確かにその
   ホームページ上の目立つところにあるけれども、決してこのサイトの存在理由
   ではない。実は Bookish は電子ブックのベンダーで、App Store に Bookish
   Reader というアプリも出している。その推薦エンジンは主として Bookish を
   通じてより多くの本を売るためのものだ。

<https://itunes.apple.com/us/app/bookish-reader/id588352956?mt=8>


**What Should I Read Next?** -- Bookish と同様、What Should I Read Next?
   (WSIRN) サイトもまた、二つ以上のタイトルを推薦の土台として入力するには
   あらかじめ登録をしておくことが必要となる。けれども Bookish と違って、
   こちらでは電子メールアドレスのみで登録ができ、パスワードは必要ない。

<http://www.whatshouldireadnext.com/>

   いったん登録を済ませれば、複数個のタイトルを提供して推薦を受けられる。
   その上、著者名や ISBN で入力することもできる。インターフェイスの見た目
   は Bookish サイトほどの魅力はないが、その柔軟性は素敵だと私は思った。

<http://tidbits.com/resources/2013-09/what_should_I_read01.jpeg>

   私は WSIRN に、さきほど Bookish に入力したのと同じ四冊の本を入れてみた。
   その結果は... なかなか興味深いものだった。どうしたわけか、このエンジン
   は O'Brian の小説にばかりこだわって、O'Brian の作品のほとんどすべてか
   ら始まるリストを提示した。ずうっと下の方までスクロールしなければ他の人
   の作品に辿り着けなかった。この(Bookish が提示したものよりずっと長い)
   リストをスクロールしていると、ちょっと気になる項目を見つけた。Flann
   O'Brien の "At-Swim-Two-Birds" だ。アイルランドのメタフィクション的ユー
   モアの傑作だが、ナポレオン戦争の海上戦とは似ても似つかない。これがリス
   トに加えられたのが著者の(ペンネームの)苗字がよく似ていたからなのか、
   それとも何か他の理由からなのか、私には分からない。

<http://tidbits.com/resources/2013-09/what_should_I_read02.jpeg>

   しかしながら、WSIRN では四冊より多くの作品を入力して推薦を受けることが
   できるので、次に私はお気に入りの本 12 冊全部のリストを入力してみた。そ
   の結果出てきた推薦リストは、前よりもっと多様なものだったが、やはりまた
   新たな O'Brian の船乗り冒険談から始まっていて、他の作者による海の物語
   もいろいろあった。その後に続くタイトルには古典が多かった(Wordsworth
   の "The Prelude" だって? 本気か? あの本に私は嫌な思い出がある)が、
   いくつか有望な推薦項目もこのリストに含まれていた。

<http://tidbits.com/resources/2013-09/whatshouldireadnext_biglist_results.jpeg>

   実際問題として、このサイトは次のようにして使う。提示された推薦リストの
   中に既に読んだ本(例えば O'Brian の本)が含まれていれば、結果の画面の
   中で選択してからリストの一番下にあるボタンを押して自分のリストに追加す
   ることができる。するとその本はそれ以後の推薦結果には登場しなくなる。そ
   れから、また後で推薦が欲しくなれば、自分のリストを眺めて、推薦の土台と
   したい本だけをリストから選んで(「今日は推理小説が読みたいな」という感
   じだ)検索を走らせればよい。

   このサイトで私が気に入ったのは、本のタイトル・著者・ISBN で検索できる
   ことだ。私の全リストから生成した推薦リストでさえちょっと気まぐれな感じ
   のものではあったけれども、それでもいくつか手掛かりを与えてくれたことで、
   WSIRN の評価にさらに加点できると私は思う。

   WSIRN では個々の推薦項目ごとに Info/Buy ボタンが付く。これをクリックす
   ると、Amazon でのその本のページが開く。つまりこれは、書籍業界における
   Amazon の優位性をさらに強化する働きをする。そこは少し減点すべきかもし
   れない!


**Whichbook** -- Whichbook サイトは、はっきりと違ったやり方をしている。
   著者やタイトルのリストから出発するのではなく、あなたが提供する「要因の
   組み合わせ」を基にして働く。あなたが過去に実行したさまざまの検索を追跡
   したいと思わない限り、Whichbook で登録をする必要はない。

<http://www.openingthebook.com/whichbook/>

   実際に利用する中で「要因の組み合わせ」が何を意味するかというと、サイト
   のホームページに並んだたくさんのスライダーの中からあなたがいくつかを選
   んで、読みたい本がどんな種類のものかをその特性の組み合わせとして設定す
   るのだ。例えば一つのスライダーは「幸せな」から「悲しい」までの度合を設
   定し、もう一つのスライダーは「愉快な」から「真面目な」までを設定し、ま
   たもう一つのスライダーは「性描写なし」から「性描写たっぷり」までを設定
   する、という具合だ。あるいは別のやり方として、チェックリスト形式で登場
   人物(人種、年齢、性的関心、性別)筋立て(「困難を乗り越えて成功する」
   「さまざまの紆余曲折」などから一つ選ぶ)と場面(スクロールする世界地図
   をクリックして選ぶ)を設定することもできる。あるいはもう一つ別のやり方
   として、あらかじめ提供された「恐ろしい美女」とか「とことん笑い転げる」
   とか名付けられたブックリストから選ぶこともできる。

<http://tidbits.com/resources/2013-09/whichbook01.jpeg>

   このインターフェイスにより、本を探求する作業がまるでインタラクティブな
   ブラウジングゲームのような感じになって、楽しいとは思ったが、でもあまり
   実用的とは言えない。私が何か新しい本を探す際、その本について何か特定の
   特性を頭に描いていることなどあまりない。ただ、著者に十分スキルがあって
   その本が魅力的であって欲しいと思うだけだ。本の内容の意外さに驚かされる
   のは嫌でないし、実際それこそが楽しいところだと思うことが多い。けれども
   私の気持ちが本当にこのサイトから離れてしまったのは、ここのインターフェ
   イスが Adobe の Flash を使って実装されているのに気付いた瞬間だった。
   Flash というテクノロジーを、私は可能な限り避けたいと常々思っている。

   公平を期して言えば、このサイトでは特定のタイトルや著者を選んでそれを土
   台にした推薦を生成させることも可能だ。ただ、そのタイトルのリストも著者
   のリストもまだまだ未完成のようだ。例えば、現在 New York Times の Best
   Seller リストに載っている "The Cuckoo's Calling" が、提供されるタイト
   ルの中に含まれていない。実際、私の全リストの 12 冊のうちのどの一冊とし
   てここには含まれていない。何だそりゃ!

   このサイトには大胆さと利口さについて加点できるけれども、深みに欠けるこ
   とと、Flash を使っている点で、それを上回る減点をしなければならない。


**LibraryThing** -- 当初 Josh が挙げてくれた三つのサイトのいずれも、私が
   次に読むべき本を探すための必要を完全には満たしてくれなかったが、三つの
   うちでは WSIRN が断然有望に思えた。結果が風変わりだったことと、見栄え
   が質素過ぎることにさえ目をつぶれば。

   しかしながら、私は自分でもう一つ、LibraryThing という書籍推薦サイトを
   見つけた。ここは WSIRN と同様の深みを持つと同時に、本好きの人たち(そ
   う、あなたご自身のことだ)にとってより完全なる一連の機能を提供している。
   これまでに見てきた他のどのサイトとも違って、LibraryThing は本格的にユー
   ザーアカウントを必要とする。本の推薦に関しては、アカウントがなければこ
   のサイトは何の意味もない。

<http://www.librarything.com/>
   (日本語)<http://jp.librarything.com/>
   "LibraryThing | オンラインで本を管理しよう"

   LibraryThing に私のリストから例の四冊の本を入力してみると、いくつか役
   に立つ推薦を提供してくれた。次に、この実験のために最初に選んだ 12 冊の
   本を入力すると、出てきた推薦リストはもっと役に立つものとなった。さらに
   良いことには、この推薦は動的なもののようだ。つまり、別の日にもう一度推
   薦させてみると、その間新たな本を一冊も LibraryThing に追加していなかっ
   たにもかかわらず、結果の推薦リストは前回と違ったものとなった。

<http://tidbits.com/resources/2013-09/librarything-4books-recs.jpeg>
<http://tidbits.com/resources/2013-09/librarything-dozenbooks-recs.jpeg>

   LibraryThing の強みは、大きなユーザーコミュニティーにある。このコミュ
   ニティーが、持ち合わせている本を全部カタログ化してランク付けすることで、
   このサービスの利用に寄与しようと一生懸命努めているようだ。(実際、この
   サイトはあなたの Twitter や Facebook での友人たちと繋がろうと試みるが、
   私はそれだけはお断わりしたい。)このサイトは無料の iPhone 用スキャナー
   アプリ ZBar Barcode Reader からのデータ入力さえも受け入れているので、
   手持ちの本の表紙にあるバーコードをスキャンするだけで手早くデータ入力が
   できる。あと何日かすれば、iPhone を片手に本棚の本を次々とスキャンして、
   LibraryThing で始めたばかりのリストをたっぷり充実させている私がここに
   いるのかもしれない。

<https://itunes.apple.com/us/app/zbar-barcode-reader/id344957305?mt=8>

   でも、それはまた別の時点の話だ。私はたった今、Laurie R. King (私の大好
   きなミステリー作家の一人) の最新刊の小説 "The Bones of Paris" を買った
   ばかりで、これはとても楽しみだ。また、今月中には Thomas Pynchon の最新
   作 "Bleeding Edge" が出る。[訳者注: 9 月 17 日に Penguin Press から
   出版されました。]これも、間違いなく私の「必読書」だ。

   だから、少なくとも今は、私には読むべき良い本が二冊ある。でも、その先に
   はまたもっと必要となる。冬が来るからだ!


**私の全リスト** -- 私がテスト用に具体的にどの本を使ったのか知りたいと思
   われる方のために、以下に 12 冊すべてを記しておこう。インターネット上の
   書籍推薦エンジンを私はただ試してみただけだが、以下に挙げる本については
   どの本も心から皆さんにお薦めしたい。

* "Emma"、Jane Austen 著、著者自身の一番のお気に入りの本であり、私の一番
   のお気に入りでもある。[邦題: エマ]

* "The Adventures of Huckleberry Finn"、Mark Twain 著、ミュージカル版や
   映画版を観て想像するよりずっと深くて暗い小説。[邦題: ハックルベリー・
   フィンの冒険]

* "The Game of Kings"、Dorothy Dunnett 著、心理的に複雑な歴史冒険小説で、
   舞台は 16 世紀のスコットランド、彼女の "Lymond Chronicles" シリーズの
   最初の本。

* "The Beekeeper's Apprentice"、Laurie R. King 著、愉快で人の心をしっか
   り掴む探偵小説で、Sherlock Holmes も登場する。彼女の Holmes and Russell
   シリーズの最初の本。

* "Lamb"、Christopher Moore 著、キリストの少年時代の友だち Biff が語る、
   非常にユーモアに溢れた、けれど冒涜的でもある、福音の語り直し。

* "Pale Fire"、Vladimir Nabokov 著、有名な小説 "Lolita"[邦題: ロリータ]
   の後に彼が書いた小説で、著名な詩人による 999 行の詩と、妄想の中で彼を
   殺した殺人者による注釈を通じた詩の解釈という構成だ。[邦題: 青白い炎]

* "Master and Commander"、Patrick O'Brian 著、人気ある海洋冒険小説シリー
   ズの第一作で、ナポレオン戦争期の海上戦を扱っている。[邦題: 新鋭艦長、
   戦乱の海へ]

* "Gravity's Rainbow"、Thomas Pynchon 著、不条理かつ複雑な、1970 年代初
   頭のポストモダン小説。[邦題: 重力の虹]

* "The Cuckoo's Calling"、J.K. Rowling (ペンネーム Robert Galbraith) 著、
   今年になって出版された愉快な探偵小説。[訳者注: 「ハリー・ポッター」
   シリーズの著者が初めて男性名のペンネームで出版した小説]

* "Gaudy Night"、Dorothy Sayers 著、彼女の素晴らしい「Peter Wimsey 卿」
   シリーズの推理小説の中でも最高で最も深い一冊。[邦題: 学寮祭の夜]

* "Redshirts"、John Scalzi 著、ユーモアに溢れた、しかし驚くほど心を打つ
   SF小説で、去年 Hugo 賞を受賞した。

* "The Lord of the Rings"、J.R.R. Tolkien 著、言わずと知れた傑作で、私は
   少なくとも二十回はこれを読んでいるが、またもう一度読み直したいと思って
   いる。[邦題: 指輪物語]


   ----
   コメントリンク: <http://tidbits.com/e/14101#comments>
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TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2013 年 9 月 16 日
-----------------------------------------------------------
     文: TidBITS Staff: <editors @ tidbits.com>
     原文記事: <http://tidbits.com/e/14112>
     訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>

**Microsoft Office 2011 14.3.7** -- Office 2011 14.3.7 のリリースによっ
   て、Microsoft は数多くのバグをつぶすとともに、特別に作られたスプレッド
   シートファイルから遠隔コード実行を許してしまった Excel のセキュリティ
   脆弱性を閉じた。Outlook については、このアップデートでいくつかのウィン
   ドウ枠にわたるナビゲーションに関係した問題や、スクリーンリーダーソフト
   ウェアを使う際の問題が修正された。Outlook ではまた Format メニューから
   画像の挿入ができるようになるとともに、View メニューには項目の並べ替え
   順を指定する項目が追加された。この新リリースではまた SharePoint がファ
   イルを開いてチェックアウトする際の挙動を改善してクラッシュしないように
   し、一つのスプレッドシートに複数のドロップダウンマクロが含まれた場合の
   Excel のクラッシュも予防している。(Office for Mac ウェブサイトからまた
   は Microsoft AutoUpdate 経由で無料アップデート、113 MB、リリースノート)

<http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=40045>
   (日本語)<http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=40045>
   "マイクロソフト公式ダウンロード センターから Microsoft Office for 
Mac 2011 14.3.7 更新プログラム をダウンロード"
<http://technet.microsoft.com/en-us/security/bulletin/ms13-073>
   (日本語)<http://technet.microsoft.com/ja-jp/security/bulletin/ms13-073>
   "マイクロソフト セキュリティ情報 MS13-073 - 重要 : Microsoft Excel 
の脆弱性により、リモートでコードが実行される (2858300)"
<http://www.microsoft.com/mac/downloads?pid=Mactopia_Office2011>
   (日本語)<http://www.microsoft.com/japan/mac/download?pid=Mactopia_Office2011>
   "Microsoft Office for Mac ダウンロードと更新プログラム | Office For Mac"
<http://support.microsoft.com/kb/2877813>
   (日本語)<http://support.microsoft.com/kb/2877813>
   "Microsoft Office for Mac 2011 14.3.7 更新プログラムについて"

   Microsoft Office 2011 14.3.7 へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/14110#comments>


**SpamSieve 2.9.8** -- C-Command Software が SpamSieve 2.9.8 をリリース
   し、このアプリのフィルタリングの精度をさまざまの面から改善するとともに、
   Apple Mail における Train as Good コマンドに変更を加えて正しい行き先受
   信箱を判断する際にメッセージの CC による受取り人も考慮に入れるようにし
   た。このスパムフィルタリングユーティリティは、最近リリースされた OS X
   10.8.5 Mountain Lion (2013 年 9 月 12 日の記事“OS X 10.8.5、たちの悪
   いテキストレンダリングバグを修正”参照) も扱えるようにアップデートされ
   ているが、来たるべき OS X 10.9 Mavericks には対応していない。今回のリ
   リースではまた、Apple Mail のフォルダアクセス権が正しくない場合にイン
   ストーラがそれを回避する動作を改善し、Apple Mail プラグインからは使わ
   れていないコードを削除し、マニュアルでいくつかのセクションを改訂した。
   (新規購入 $30、TidBITS 会員には 20 パーセント割引、無料アップデート、
   10.8 MB、リリースノート)

<http://c-command.com/spamsieve/>
<http://tidbits.com/article/14104>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1191.html#lnk2>
   "OS X 10.8.5、たちの悪いテキストレンダリングバグを修正"
<http://tidbits.com/member_benefits.html>
<http://c-command.com/forums/showthread.php/3890-SpamSieve-2-9-8>

   SpamSieve 2.9.8 へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/14109#comments>


**Lion および Snow Leopard 用 セキュリティアップデート 2013-004** --
   Apple が Mac OS X 10.7 Lion と 10.6 Snow Leopard 用にセキュリティアッ
   プデート 2013-004 をリリースした。それぞれ二つずつのバージョンがあって、
   Lion 用 (113.23 MB) と Lion Server 用 (161.17 MB)、Snow Leopard 用
   (331.5 MB) と Snow Leopard Server 用 (406.49 MB) となっている。

<http://support.apple.com/kb/HT5880>
   (日本語)<http://support.apple.com/kb/HT5880?viewlocale=ja_JP>
   "OS X Mountain Lion v10.8.5 およびセキュリティアップデート 2013-004 
のセキュリティコンテンツについて"
<http://support.apple.com/kb/DL1677>
   (日本語)<http://support.apple.com/kb/DL1677?viewlocale=ja_JP>
   "セキュリティアップデート 2013-004 (Lion)"
<http://support.apple.com/kb/DL1679>
   (日本語)<http://support.apple.com/kb/DL1679?viewlocale=ja_JP>
   "セキュリティアップデート 2013-004 (Lion Server)"
<http://support.apple.com/kb/DL1678>
   (日本語)<http://support.apple.com/kb/DL1678?viewlocale=ja_JP>
   "セキュリティアップデート 2013-004 (Snow Leopard)"
<http://support.apple.com/kb/DL1680>
   (日本語)<http://support.apple.com/kb/DL1680?viewlocale=ja_JP>
   "セキュリティアップデート 2013-004 (Snow Leopard Server)"

   最も注目すべきは、攻撃者がシステムクロックを設定することで superuser
   のアクセス権を得てしまう可能性があった Lion の問題点を、これらのアップ
   デートが修正していることだ。(詳しくは 2013 年 8 月 30 日の記事“ハッ
   カーが Mac の時間を戻して侵入できる可能性”参照。)

<http://tidbits.com/article/14068>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1189.html#lnk7>
   "ハッカーが Mac の時間を戻して侵入できる可能性"

   さらに、これらのアップデートは他にも Lion におけるいくつかのユーザーレ
   ベルの脆弱性を修正している。主なものを挙げれば、悪意を持って作成された
   ムービーファイルを開くとアプリケーションが予期せず終了したり任意のコー
   ドが実行されたりする可能性があった QuickTime、証明書の失効後もパッケー
   ジを開くことができたインストーラ、ローカルユーザにパスワードが開示され
   る可能性があった Mobile Device Management の問題、などいくつかのセキュ
   リティホールが修正された。

   また、Unix 側でのセキュリティ脆弱性もこれらのアップデートで多数修正さ
   れ、主なものとしては Apache ウェブサーバ、BIND DNS サーバ (Lion のみ)、
   ClamAV ウイルススキャナ、IPSec セキュリティパッケージ、PHP スクリプティ
   ング言語、PostgreSQL データベース (Lion のみ) などがある。(無料、サイ
   ズはいろいろ)

   Lion および Snow Leopard 用 セキュリティアップデート 2013-004 へのコメ
   ントリンク: <http://tidbits.com/article/14107#comments>


**Snow Leopard 用 Safari 5.1.10** -- Apple が、Mac OS X 10.6.8 Snow
   Leopard のユーザー向けに Safari 5.1.10 をリリースした。このアップデー
   トは、Safari が予期せず終了したり任意のコードが実行されたりする可能性
   のあった JavaScript の問題点一件に対処している。(無料、48.4 MB、リリー
   スノート)

<http://support.apple.com/kb/DL1569>
   (日本語)<http://support.apple.com/kb/DL1569?viewlocale=ja_JP>
   "Safari 5.1.10 (Snow Leopard)"
<http://support.apple.com/kb/HT5921>
   (日本語)<http://support.apple.com/kb/HT5921?viewlocale=ja_JP>
   "Safari 5.1.10 のセキュリティコンテンツについて"

   Snow Leopard 用 Safari 5.1.10 へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/14105#comments>


**Nisus Writer Pro 2.0.5 および Express 3.4.4** -- 多数の細かな問題点に
   対処しいくつかマイナーな機能強化を盛り込んで、Nisus Software が Nisus
   Writer Pro 2.0.5 と Nisus Writer Express 3.4.4 をリリースした。Take
   Control 本の著者たちも編集者たちも、こぞってこのリリースに感謝しつつ拍
   手を送りたい。Nisus Writer Pro は書き出した EPUB がファイルに複数の章
   が含まれていると検証エラーを起こしたバグを修正し、TOC に含める命令が競
   合した場合に起こったハングを解消し、数多くのマクロ強化(クリックすると
   マクロが走る機能もある)を追加し、索引付けに関するさまざまな問題点を修
   正している。Pro 版と Express の双方とも、ファイルや画像へのリンクを挿
   入する際にターゲットが移動または改名されても解決可能なエイリアスを使え
   る機能を追加するとともに、インラインでのスペルチェック、PDF の作成、印
   刷などに関係するバグを修正し、また既存の書類を開く際に新規の空の書類を
   開いてしまった問題も解消している。(Nisus Writer Pro: 新規購入 $79、無
   料アップデート、178 MB、リリースノート; Nisus Writer Express: 新規購
   入 $45、無料アップデート、51 MB、リリースノート)

<http://nisus.com/pro/>
<http://nisus.com/Express/>
<http://nisus.com/pro/releasenotes/releasenotes205.php>
<http://nisus.com/Express/releasenotes/releasenotes344.php>

   Nisus Writer Pro 2.0.5 および Express 3.4.4 へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/14102#comments>


ExtraBITS、2013 年 9 月 16 日
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     文: TidBITS Staff: <editors @ tidbits.com>
     原文記事: <http://tidbits.com/e/14111>
     訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>

   TidBITS のスタッフたちが Chuck Joiner の MacJury ポッドキャストに出演
   し、新しい iPhone について判断を下した。新しい iPhone って? Apple の
   発表を聞き逃した人は、同社のウェブサイトでそのビデオを観ることができる。
   iPhone 5s に搭載された Touch ID 指紋認証スキャナで、身体に障害のある人
   がセキュリティ機能を使いやすくなるのだろうか? アクセシビリティの専門
   家 Steven Aquino はそう思っている。Apple はいろいろと新製品を発表して
   いるが、その裏でひっそりと、iPhone や iPad からカスタマイズしたグリー
   ティングカードを送るための Cards アプリおよびサービスを閉鎖した。それ
   から、Facebook が心を落ち込ませる(そうでないこともある)という調査結
   果が発表され、1Password の開発者たちが NSA の暴露の件に対して反応を述
   べ、John Sculley が昔を思い出しつつ Steve Jobs を解雇したことを嘆く。


**新しい iPhone について MacJury の判決は** -- 力強き TidBITS のスタッフ
   たちが MacJury に出演して新しい iPhone 5c と iPhone 5s について議論し
   た。Adam、Tonya、Joe、Michael、それに Josh がホストの Chuck Joiner と
   ともに、iPhone 5c のカラーについて、iPhone 5s の新しい A7 やカメラにつ
   いて、いろいろと語り合った。笑いもたっぷりの楽しいひとときだったので、
   ぜひ聴いてみて頂きたい。

<http://www.macvoices.com/wordpress/macvoices-13178-a-tidbits-macjury-discusses-the-iphone-5c-and-iphone-5s/>

   コメントリンク: <http://tidbits.com/article/14108#comments>


**1Password の開発者が NSA の懸念に反応** -- 最近次々と暴露された NSA (国
   家安全保障局) の活動について、1Password の開発者 AgileBits がブログに
   記事を公開して、同社の人気あるパスワード保存ソフトウェアは危険に晒され
   ていないと述べた。AgileBits はそのデータフォーマットの検証可能性、その
   データが集積されていないこと、また開発チームが全世界的に散らばっている
   という事実などを挙げて、米国政府がそれを黙らせることはあり得ないと論じ
   た。AgileBits 自体はカナダの会社だ。

<http://blog.agilebits.com/2013/09/06/1password-and-the-crypto-wars/>

   コメントリンク: <http://tidbits.com/article/14106#comments>


**Touch ID で iPhone 5s はよりアクセスし易くなるか?** -- iPhone 5s に新
   たに搭載された指紋認証スキャナ Touch ID のセキュリティにおける意味合い
   についてはさまざまのことが言われているが、TidBITS 寄稿者でありアクセシ
   ビリティ専門家でもある Steven Aquino が、違った角度からの意見を述べる。
   Steven によれば Touch ID は、視覚や運動機能に障害を持っていてこれまで
   パスコードの入力が困難であった iPhone ユーザーにとって非常にありがたい
   ものとなるだろうという。

<https://medium.com/tech-blogging/eff1391cff91>

   コメントリンク: <http://tidbits.com/article/14103#comments>


**Facebook は、あなたを不幸にすることもあり、しないこともある** -- New
   Yorker の記事の中で心理学者であり著述家でもある Maria Konnikova が論じ
   たいくつかの調査結果には、Facebook によって(また一般的にインターネッ
   トの利用によって)多くの人々が不幸になったというものもあれば、その一方
   でそれと正反対の結果、つまり Facebook を使うことで以前より社会的信用と
   社会的従事が増して幸福感を得たというものもあるという。いったいどうして
   そんなことになったのか? そこで彼女が引き出したのは、否定的影響を示し
   た調査の方は受動的利用(ニュースの見出しをスクロールして読むだけ)に集
   中していた可能性があるのに対し、肯定的影響を明らかにした調査では能動的
   利用(投稿したり、"like" を付けたり、その他)に注目していたという事実
   だ。要するに、ただオンライン情報に押し流されるのでなく、自らオンライン
   生活に関与すべきだということだろう。

<http://www.newyorker.com/online/blogs/elements/2013/09/the-real-reason-facebook-makes-us-unhappy.html>

   コメントリンク: <http://tidbits.com/article/14100#comments>


**Apple、自社の Cards アプリを打ち切る** -- Apple が iPhone および iPad
   用の自社製アプリ Cards を打ち切った。2011 年に導入されたこのアプリは、
   カスタマイズされたグリーティングカードを作成して有料で郵送することがで
   きた。Cards アプリは既に App Store から削除されており、あなたがそれを
   インストールしていれば、付属するサービスがもはや利用できないという通知
   がアプリから出る。これからもカードを送りたいと思う人は、Bill Atkinson
   の無料の PhotoCard アプリを試してみるとよい。こちらのアプリは無料で電
   子メールのカードを送ることができ、郵便で送る場合はたった $1.50 の料金
   でできる。

<http://www.macworld.com/article/2048527/apple-silently-sends-off-cards-for-iphone.html>
<https://itunes.apple.com/us/app/photocard-by-bill-atkinson/id333208430?mt=8>

   コメントリンク: <http://tidbits.com/article/14098#comments>


**Apple の iPhone 5s および iPhone 5c スペシャルイベントのビデオ** --
   Apple が、iPhone 5s と iPhone 5c をデビューさせた 2013 年 9 月のスペシャ
   ルイベントの 85 分間のビデオをリリースした。ビデオの最後の部分には Elvis
   Costello のパフォーマンスがあるのでお見逃しなく。

<http://www.apple.com/apple-events/september-2013/>

   コメントリンク: <http://tidbits.com/article/14096#comments>


**John Sculley、Steve Jobs の解雇を回顧** -- 元 Apple CEO であった John
   Sculley が、2013 Forbes Global CEO Conference の壇上で、1980 年代中頃
   に彼が Steve Jobs と袂を分かち、その結果 Jobs が会社を去ることとなった
   ときの事情について質問を受け、自らの気持ちを語った。Sculley はそれがひ
   とえに当時の Apple 取締役会のせいであったと述べるとともに、後に Jobs
   を有名にした洞察力を当時の Jobs は持ち合わせていなかったと指摘した。ま
   た Sculley は後日 Jobs を Apple に呼び戻すよう試みなかったことを後悔し
   ているとも述べた。「私はそれをしなかった。それは私としてはひどい間違い
   であった。どうしてそれをするだけの智慧がなかったのか、私はどう考えても
   分からない。でも私はそれをしなかった。そして、人生はいろいろと言うか、
   その後間もなく、私が回顧された。」と Sculley は語った。

<http://www.forbes.com/sites/randalllane/2013/09/09/john-sculley-just-gave-his-most-detailed-account-ever-of-how-steve-jobs-got-fired-from-apple/>

   コメントリンク: <http://tidbits.com/article/14093#comments>


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