TidBITS#1210 日本語版

TidBITS Japanese hosoka @ ca2.so-net.ne.jp
2014年 2月 20日 (木) 23:48:00 PST


TidBITS#1210/17-Feb-2014
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     英語版: <http://tidbits.com/issue/1210>
     日本語版: <http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1210.html>


   Apple TV をお持ちの皆さんに、編集主幹 Josh Centers が執筆した私たちの
   新刊書 "Take Control of Apple TV" をお知らせするとともに、Josh が今週
   の FunBITS 記事として Silver Screen を紹介する。これはシンプルな Mac
   ベースのアプリで、ほとんどあらゆるフォーマットのビデオを Apple TV 上で
   観られるようにする。一方 iOS の世界に移れば、St. Paul Pioneer Press の
   記者であり "The Mobile Writer" の著者でもある Julio Ojeda-Zapata が、
   Apple ユーザーの観点から伝統的でないハードウェア選択について一連の記事
   を寄稿してくれた。今週はその第一回として、iPad Air こそ放浪のライター
   にとって究極のツールではないかというのが話題だ。Rich Mogull は引き続き
   "Bring Your Own Device" のトレンドに対する考察として、Apple がどのよう
   にあなたの iPhone や iPad をあなたの雇用主から保護しているかを(および
   その逆も)深く分析する。最後に、自分はほぼ Mac だけしか使っていないと
   いう人のために、あなたがどの程度頻繁に再起動しているかを調べられる素敵
   な方法を Josh が紹介する。そして、今週注目すべきソフトウェアリリースは、
   DEVONagent Lite、Express および Pro 3.7、GraphicConverter 9.1、ReadKit
   2.4、CrashPlan 3.6.3、Marked 2.2 (Build 823)、PDFpen および PDFpen Pro
   6.1.4、Boot Camp 5.1 だ。

記事:
     "Take Control of Apple TV"、一般向け販売開始
     Mac の再起動をコマンドラインから探索する
     モバイルライターが持つべきは iPad か MacBook か
     Apple はあなたの iPhone をあなたの雇用主からどう守るか
     FunBITS:Silver Screen でビデオを Apple TV へ
     TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2014 年 2 月 17 日
     ExtraBITS、2014 年 2 月 17 日


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"Take Control of Apple TV"、一般向け販売開始
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     文: Adam C. Engst: <ace @ tidbits.com>, @adamengst
     原文記事: <http://tidbits.com/e/14512>
     訳: 亀岡孝仁 <takkameoka @ kif.biglobe.ne.jp>

   お約束した様に、TidBITS 編集主幹 Josh Centers による我々の最新のストリー
   ム本 "Take Control of Apple TV" が TidBITS 会員以外の人達にも入手可とな
   った。November 2013 から January 2014 迄、我々は毎週一章を TidBITS 会員
   に対する特典として出版してきた (""Take Control of Apple TV"、TidBITS で
   ストリームする" 4 November 2013 参照)。これも再度成功であった。より多く
   の長年の TidBITS 読者が我々の仕事を支持してくれるきっかけになり、我々に
   とっては毎週守るべき締め切りとなり、そしてこの本を改善する手助けとなった
   数多くのコメントや質問が寄せられた。

<http://tid.bl.it/tco-apple-tv-tidbits>
<http://tidbits.com/article/14266>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1198.html#lnk3>
   ""Take Control of Apple TV"、TidBITS でストリームする"

   お気付きでないかもしれないが、TidBITS に最後の章を出版した後にもやるべき
   事はたくさんあった。一貫性と明瞭さを保つための一冊の本としての更なる編集
   作業から、ファイルサイズを初期の 190 MB から減らすためスクリーンショット
   を切り取ったり大きさを調整したりする、そして iBooks でもスクリーンショッ
   ト、サイドバー、そして表題が (可能な限り) ページをまたいで切れてしまわな
   いよう我々のカスタム CSS を微調整する事まで含まれる。

   TidBITS 会員でまだ読み終えていないというのであれば、我々の Web サイト上
   で引き続き全ての章を無料で読み続けることも可能である。しかし Web ブラウ
   ザー以外の環境でも読める PDF, EPUB, 或いは Mobipocket バージョンが良いと
   言うのであれば、値段は一冊 $7 である (これは定価 $10 の 30% 引きである
   - あなたの会員特典ページから Take Control サイトへとクリックしてゆきクー
   ポンを読み込む)。

<http://tidbits.com/series/1287>
<http://tidbits.com/your_benefits.html>

   本として完成するまで待ちたいと思われた方のためには、この 197 頁の "Take
   Control of Apple TV" は待った甲斐も、$10 の価値も十分あると確信している。
   Apple TV をこれから買おうとする方でも或いはすでにお持ちでも、この本は
   Apple の居間の機器を使いこなす手助けとなる。映画や TV 番組を観るだけでな
   く、Apple TV をステレオシステムのハブにする、自分の写真を華麗なスライド
   ショーにする、iPhone や iPad ゲームを大画面上で遊ぶ、等々のやり方を学べ
   る。これがあれば、あなたのケーブル会社からの引き込み線を切ってしまう道
   (そして毎月の使用料も削減) へと方向転換することも可能になる!

   新しい所有者にはこの全てを網羅した設定指示が役立つであろうし、長年使って
   きた人でも Josh が Apple TV を付属のリモコン、Apple の Remote アプリ、或
   いはあなたの手持ちの TV リモコンすらを使って制御する最善の方法を説明して
   いる所では、新しい何かを学べるのではと思われる。更に、主画面でのアイコン
   の並びをカスタマイズする、ペアレンタルコントロールを有効にする、そしてス
   クリーンセーバーを目を見張るものにする方法も学べる。Josh はそれから
   AirPlay を使いこなすことに焦点を当てる。これは Apple の技術で、iPhone,
   iPad, 或いは Mac から Apple TV に音声やビデオを送出、そして Apple TV か
   ら家中何処に置かれていても対応するスピーカーに音声を送出させてくれる。

   コンテンツに関して言えば、まず Apple TV 内蔵のビデオアプリ - iTunes
   Store, Netflix, Hulu, HBO Go, PBS, YouTube, 等々 - の説明があり、どれが
   あなたが観たいものを提供してくれそうかの感触が得られる。しかし、何も市販
   ビデオに限定されている訳ではない - Josh は、あなたのホームムービーそして
   手持ちの DVD や Blu-ray ディスクを観る、手持ちの音楽や iTunes Radio を聴
   く、写真を Apple TV 経由で映すため Home Sharing を使う、そして Apple TV
   経由で遊ぶために設計された iOS ゲームを探す最善の方法を説明する。自分は
   もっと嵌まっているとお感じなら、Josh は Plex がどの様にもっと多くのビデ
   オコンテンツを提供してくれるかを示す。そこには Comedy Central の "The
   Daily Show" や "The Colbert Report" への無料アクセスも含まれる。

   最後に、Apple TV は娯楽だけではない。AirPlay のお陰で、Keynote と共に
   Mac, iPhone, 或いは iPad からプレゼンを行う重宝な機器ともなる;これは良
   く知らない会議室を使うことの多い道行く戦士にとっては完璧な相棒である。
   Josh は必要な詳細全てを提供、そこには遭遇するであろう如何なるハードウェ
   アでも扱えるようにするための必要なもののリストも含まれる。

   "Take Control of Apple TV" には一頁の PDF アンチョコが付いているが、我々
   はこれを無料ダウンロードとして提供するので、これを取り込んで印刷し TV の
   周りに置いておくと良い。これはあまり技術に詳しくない家族のための Apple
   Remote と AirPlay の操作方法の手引きである。他にもこれが役立ちそうだと思
   われる方がいるならば、どうか自由にこのリンクを紹介して欲しい!

<http://tid.bl.it/tco-apple-tv-cheatsheet-PDF>


   ----
   コメントリンク: <http://tidbits.com/e/14512#comments>
   Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/14512>


Mac の再起動をコマンドラインから探索する
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     文: Josh Centers: <josh @ tidbits.com>, @jcenters
     原文記事: <http://tidbits.com/e/14517>
     訳: 亀岡孝仁 <takkameoka @ kif.biglobe.ne.jp>

   あなたの Mac を再起動しなければならなかったのは最近では何時だったか、或
   いはどれぐらいの頻度で再立ち上げしているか知りたいと思いませんか? 実は
   この情報を報じてくれるコマンドライン呼び出しがある。そんな細かいことを知
   って何の役に立つのか? もし安定しないハードウェアのトラブルシュートをし
   ているのであれば、どれぐらい頻繁に再起動しなければならないかの記録を取っ
   ておきたいと思うかもしれないし、或いはテックサポートの人の助けを得ている
   時に最近起きたカーネルパニックが起きた正確な日付を見たいと思ったりするか
   もしれない。

   Unix はどうもと思うかもしれないが、心配することはない。これは至って簡単
   である。/Applications/Utilities から Terminal を開き、last reboot とタイ
   プして Return を押すだけである。出てくるのは、あなたの Mac を再起動した
   時間全てのログで、ログが始まった時まで遡る。私のは October 2013 迄しかな
   いが、Adam Engst のものは May 2013 以来 70 回にのぼり、その中には不良の
   DIMM を切り分けようとして再起動を繰り返した数回のインスタンスが見られる。

<http://tidbits.com/resources/2014-02/last-reboot.png>

   技術的に言うと、この last コマンドは特定のユーザーのセッションを表示する
   ので、last shortname - shortname はユーザーアカウントの省略名である - と
   タイプすればその特定のアカウントがログインした全ての時間を見られ、或いは
   last だけだと全てのセッションが表示される。reboot は擬似的なユーザーで、
   shutdown もそうである。従って last shutdown とすれば、全てのログインされ
   たシャットダウン事象が表示される。

   再起動の記録を保存したい? このコマンドを試されたい:

         last reboot > ~/Desktop/reboot-log.txt

   これはあなたの Mac に last reboot コマンドを実行し、そしてその出力をあな
   たの Desktop 上の reboot-log.txt と呼ばれる新しいファイルに送るよう言う。
   そして、再起動をコマンドラインからこのファイルに記録し続けたいのであれば、
   代わりにこちらを使う:

         last reboot >> ~/Desktop/reboot-log.txt

   これは同じコマンドだが、山括弧が二つなので、出力は既存のファイルを上書き
   するのではなく、既存のファイルの最後に追加するよう規定している。どうなる
   かやって見て欲しい。

   話のついでに、Terminal にいる間に uptime コマンドも試されたい。これは最
   後の再起動以来あなたのコンピュータがどれぐらい長く走っているかを示す。

<http://tidbits.com/resources/2014-02/uptime.png>


   ----
   コメントリンク: <http://tidbits.com/e/14517#comments>
   Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/14517>


モバイルライターが持つべきは iPad か MacBook か
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     文: Julio Ojeda-Zapata: <julio @ ojezap.com>
     原文記事: <http://tidbits.com/e/14521>
     訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>

   Apple の四半期業績報告を一目見ただけで、伝統的なデスクトップとラップトッ
   プのコンピュータの時代が終わりに近づきつつあるのが分かる。前の四半期に
   Apple は 2 千 6 百万台の iPad を販売したが、これは同じ期間に出荷された
   Mac の 480 万台に比べれば五倍以上だ。そして、実際この Mac の売り上げは
   非常に好調だったのだ。PC 全体の売り上げが 10 パーセント落ちたというの
   に、Mac の売り上げは前年に比べて 19 パーセントも増えている。(2014 年
   1 月 27 日の記事“Apple の記録となる Q1 2014 販売でも Wall Street を満
   足させられず”参照。)

<http://tidbits.com/article/14474>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1208.html#lnk0>
   "Apple の記録となる Q1 2014 販売でも Wall Street を満足させられず"

   これほど iPad が増えたことで、私は考え始めた。ジャーナリストにとって、
   最高のモバイルコンピュータとは何だろうか? あるいはもっと一般的に、執
   筆をし、写真やビデオを撮影し、同僚たちとコミュニケーションを保ちといっ
   たことを、時として予想外に居心地の悪い環境の下で締切の圧力に晒されつつ
   しなければならない人たちにとって、最良のデバイスとは何だろうか?

   St. Paul Pioneer Press でテクノロジー系ジャーナリストとして働く私は、
   自宅の仕事部屋で借り物のハードウェアを次々と入れ替えつつ使っているので、
   まさにこの問題を考えるべき最適の立場にいる。私はいろいろの最新の機器を
   使うことはできるが、どれ一つとして所有することはできないし、自分で購入
   できる財力もあまりないので、考察の対象を絞る必要がある。私の限定された
   個人的なテクノロジー予算を私のジャーナリストとしての仕事に使うためには
   どのようにするのがベストの使い方か、という問題をここでは考えたい。

<http://www.twincities.com/techtestdrive>

   私はニュース業界で四半世紀にわたってその問題を考えてきたが、時の経過と
   ともにその答は興味深い変遷を遂げてきた。この答を模索しつつ、私は一冊の
   本 "The Mobile Writer" さえ書いた。

<http://ojezap.com/themobilewriter>

   長い年月にわたり、私はさまざまの種類のモバイルコンピュータに手を出して
   きた。私のテクノロジー仕事の借り物在庫には、最近は非常に広範囲にわたる
   そのようなデバイスがずらりと揃っている。人気の Chrome ブラウザに基づく
   ウェブ中心の Chrome OS を装備した Google のノートブック Chromebook、多
   種多様な形やサイズの Android タブレット、フルの Windows PC としても働
   く Microsoft の Surface Pro デバイス、それからいろいろの iPad スタイル
   のタブレットもある。今日の PC 後世代ハードウェアを Apple ユーザーの観
   点から形式張らずに眺めようとするこのシリーズの今後の記事で、これらのデ
   バイスのいくつかについても見て行きたいと思っているが、モバイル生産性の
   高さから見たお気に入りを明かす前に、まずは手短に昔を振り返ってみたい。

   ジャーナリズムの学校を 1980 年代末に卒業して新人の新聞記者となった私は、
   今もまだ一部のニュース編集室では敬意をもって見られているマシン、TRS-80
   Model 100 を自分のために入手した。これは厚板状のコンピュータでスクリー
   ンは持ち上がっておらず、ただキーボードと、薄暗いテキストを八行だけ表示
   できる縦方向に狭い液晶パネルが付いているのみだ。

<http://tidbits.com/resources/2014-02/TRS-80.png>

   取材先から記事を届けるには、例えばミネソタ州 Bloomington の残念ながら
   今はない Met Stadium で開かれた Michael Jackson のコンサート会場では、
   有線電話のハンドセットを音響カプラに押し込んで、ニュース編集室への苦痛
   を感じるほど遅い転送を我慢しなければならなかった。

   それから何年も、何十年もの間、私はさまざまの他のデバイスを試してみた。
   Apple の Newton に物理的キーボードをアドオンとして繋いだものも使った。
   透明の緑色の Newton 兄弟機で eMate 300 と呼ばれたものは、今でも過去に
   生産された中で最も美しいモバイルコンピュータだと思う。それから、Jobs
   以前の世代の Apple PowerBook をコンピュータストアから借りて使ったこと
   もあったが、キーボードが硬過ぎて私は大嫌いだった。

<http://tidbits.com/resources/2014-02/eMate.jpg>

   最近数週間、私は記者としての仕事でニュース編集室を出る際にはまた別の種
   類のコンピュータを持って出るようにしている。iPad Air だ。これは私にとっ
   て驚きだった。iPad は、少なくとも私にとって、モバイルジャーナリズムに
   おける予期せぬ選択であった。

   以前から、私は iPad よりも Mac に気持ちが傾いていた。個人用に(仕事用
   の報道目的以外のために)MacBook Air と iPad Air の間で悩んでも、私はい
   つも前者を選んだ。それでも、記者として現地報告に向かうための準備をする
   際、最近の私はほとんど常に iPad を取り上げるようになった。

   その理由には、Apple の新しいテレビコマーシャル "Your Verse" に関係する
   ところが大きい。このコマーシャルは iPad Air を補助的なものでなくメイン
   のコンピュータとして宣伝している。

<http://www.youtube.com/watch?v=jiyIcz7wUH0>

   そのコマーシャルの中で一つの象徴的イメージに心を掴まれた人は多い。それ
   はあるビデオ撮影家が、iPad Air を三脚の上に取り付け、ブームマイクなど
   他のビデオ録画用付属品もそこに取り付けて撮影しているところだ。ここを見
   て嘲り笑った人たちもいる。そういう人たちは、そんな風に iPad を取り付け
   ることが可能だからといって、もっと遥かに優れたカメラがあるのにそんなこ
   とをする _べき_ 理由になどならない、とまくしたてる。

   けれども私はこの情景を見たとき、自分が 2006 年に記者仕事で出掛けた際に
   デジタルカメラが壊れてしまい、MacBook (あの大好きなつや消し黒のやつだ)
   以外に写真撮影のできるデバイスがなかったことを思い出した。不格好にも
   MacBook のリッドの内側にある iSight カメラを被写体に向け、Photo Booth
   を使ってテクノロジーブログ用の写真を撮る以外に、方法はなかった。(その
   記者仕事というのがミネソタ州 Minnetonka の Ridgedale Center での Apple
   開店行事だったのでなおさら格好悪かった。)でも私はほんの数分でコツを掴
   んで、何となく楽しい気分で仕事をした。さらにこの体験は貴重な写真をも生
   み出した。誰か他の人が、人混みの中で MacBook を高く構えている私の姿を
   撮影してくれたのだ。

<http://tidbits.com/resources/2014-02/Julio-iSight.jpg>

   それでも、あれは二度と繰り返したくない体験であった。

   さて話題を去年の話に進めよう。去年、私はほとんど同じ苦境に陥ってしまっ
   た。ブログ用写真をポストするためのスマートフォンが壊れてしまい、代わり
   に使えるカメラを急いで見つけなければならなかった。たまたま私はその時
   iPad を持っていて、これがとてもうまくその仕事をやってのけた。そう、私
   は大きな厚板を被写体に向けて写真を撮ったりビデオを撮影したりして、まる
   で馬鹿者のように見え自分でもそんな気がしたのだったが、リッド内側のカメ
   ラしかないラップトップ機を使うのに比べれば大きな進歩であった。それはま
   たその場に相応しいものでもあった。これも Apple リテール店のイベントで、
   ミネソタ州 Edina の Southdale Center モールに Apple ストアが拡張移転し
   た際のことだったからだ。

   iPad Air は、画像の撮影に使えるだけではない。画像の編集にも結構素晴ら
   しい働きをする。Apple の iPad 版の iPhoto と iMovie もかなり良いもので、
   iPad をシンプルだが有能なモバイル編集スタジオに変えてくれる。サードパー
   ティのアプリにも幅広い選択肢があって、私の写真編集能力を(Photoshop の
   レベルとは言えないまでも)かなり高めてくれる。何十ものアプリを試してみ
   たが、私の選択はほんの数個の本当に良いものだけに落ち着いた。

   画像編集用に私が引き付けられたのは、Aviary の Photo Editor、Autodesk
   の PixlrExpress+、Adobe の PS Express と、Google の Snapseed だった。
   すべて素敵なアプリだということもあるが、もう一つの理由はいずれもウェブ
   アプリ版を提供していて、私がメインで使っているデスクトップ用のブラウザ、
   Google の Chrome を通じて使うことができ、首尾一貫性が達成できるからだ。
   また Tap Tap Tap の Camera+ も、iPad ネイティブ版を写真編集用に使って
   いる。こちらは、私が iPhone 版を使っているからだ。

<https://itunes.apple.com/us/app/photo-editor-by-aviary/id527445936?mt=8>
   (日本語 
)<https://itunes.apple.com/jp/app/photo-editor-by-aviary/id527445936?mt=8>
   "iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 Aviaryの 
フォトエディタ"
<https://itunes.apple.com/us/app/pixlr-express-photo-editing/id526783584?mt=8>
   (日本語 
)<https://itunes.apple.com/jp/app/pixlr-express-photo-editing/id526783584?mt=8>
   "iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 Pixlr 
Express - photo editing, effects, and collage"
<https://itunes.apple.com/us/app/adobe-photoshop-express/id331975235?mt=8>
   (日本語 
)<https://itunes.apple.com/jp/app/adobe-photoshop-express/id331975235?mt=8>
   "iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 Adobe 
Photoshop Express"
<https://itunes.apple.com/us/app/snapseed/id439438619?mt=8>
   (日本語)<https://itunes.apple.com/jp/app/snapseed/id439438619?mt=8>
   "iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 Snapseed"
<https://itunes.apple.com/us/app/camera+-for-ipad/id550902799?mt=8>
   (日本語)<https://itunes.apple.com/jp/app/camera+-for-ipad/id550902799?mt=8>
   "iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 Camera+ for iPad"

   iPad 用のビデオ編集用アプリについてはあまりいろいろ試してみていないが、
   手軽な編集作業やアップロード用として Google の YouTube Capture を重宝
   して使っている。

<https://itunes.apple.com/us/app/youtube-capture/id576941441?mt=8>
   (日本語)<https://itunes.apple.com/jp/app/youtube-capture/id576941441?mt=8>
   "iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 YouTube Capture"

   私の記者としての仕事時間の中にはそのような写真とビデオ関係の作業もます
   ます多くの割合を占めるようになってきているけれども、やはりジャーナリス
   トとしての私にとって依然として一義的に重要なのは文章を書くことで、その
   目的に適したハードウェアは絶対に必要だ。この点において、iPad Air は、
   物理的なキーボードをアドオンとして取り付ければ立派に働いてくれる。

   さまざまの種類の iPad Air 用キーボードカバーやキーボードケースを試して
   みた結果、Logitech から $149.99 で出ている FabricSkin Keyboard Folio
   に落ち着いた。大嫌いになるに違いない(「布地に覆われたキーボード」だっ
   て? 本気か?)と思っていたけれども、使ってみると大好きになった。

<http://www.logitech.com/en-us/product/fabricskin-keyboard-folio-for-ipadi5>
   (日本語 
)<http://www.logicool.co.jp/ja-jp/product/fabricskin-keyboard-folio-for-ipadi5>
   "FabricSkin Keyboard Folio For iPad Air - Logicool"
<http://tidbits.com/resources/2014-02/Logitech-FabricSkin.png>

   これはフォリオ(二つ折り)タイプの iPad Air ケースで、メカニカルキーボー
   ドが組み込まれ、皮膜状の上張りで保護されている。そこのところを私は大嫌
   いになると思ったのだが、皮膜があってもこのキーボードはとても良い感触で
   タッチタイピングすることができ、大好きになった。どの iPad 用キーボード
   ケースでも同じことで伝統的なキーボードに比べればずっと側面が狭苦しいが、
   その点は慣れた。iPad がケースにしっかりと取り付けられるのに取り外すの
   が簡単なところ、両方を組み合わせてもほっそりしていて持ち運ぶために畳む
   と外側のゴムの手触りが良いのも気に入った。

   iPad 用の文章執筆アプリも多数あり、幅広いカテゴリーのものが存在してい
   てどんな目的や好みも満たすことができる。私の場合はオンラインでの出版と
   共同作業が重要なので、Evernote、Google Drive、Blogsy といったものを気
   に入って使っている。著書 "The Mobile Writer" の中に、これら三つのアプ
   リに加え、他のアプリについても一つの章を割いて解説しておいた。iPad が
   プロのジャーナリストにも他のどんな種類のライターにも十分以上に相応しい
   コンピュータであるというこの記事のテーマを、この本はさらに拡張するもの
   となっている。

<https://itunes.apple.com/us/app/evernote/id281796108?mt=8>
   (日本語)<https://itunes.apple.com/jp/app/evernote/id281796108?mt=8>
   "iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 Evernote"
<https://itunes.apple.com/us/app/google-drive/id507874739?mt=8>
   (日本語)<https://itunes.apple.com/jp/app/google-drive/id507874739?mt=8>
   "iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 Google ドライブ"
<https://itunes.apple.com/us/app/blogsy-for-wordpress-blogger/id428485324?mt=8>
   (日本語 
)<https://itunes.apple.com/jp/app/blogsy-for-wordpress-blogger/id428485324?mt=8>
   "iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 Blogsy"

   必要なハードウェアとソフトウェアをいったん追加し終えれば、iPad Air は
   私の記者としての日常の仕事と執筆の中にシームレスに溶け込んでくれる。そ
   こには、Evernote を使ってインタビューのメモをタイプして整理し直す作業
   も、Google Drive を使って記事を書きファイリングする作業も含まれている。
   これらのアプリには事実上あらゆる他のコンピューティングプラットフォーム
   のためのバージョンが揃っているので、私はいつもデバイスからデバイスへと
   行き来しながら使っている。Chromebook、Android タブレット、Surface コン
   ピュータ、Windows PC、大好きな自宅の iMac などの間で、調査メモや執筆中
   の記事への集中を途切れさせることなく行き来できる。この点で、私の一番の
   お気に入りのモバイルデバイスが iPad Air だ。

   iPad は、他の種類の作業についても素晴らしいデバイスだ。ソーシャルメディ
   アや、オンラインでの調べものなどにも重宝しているが、ここでは詳しく述べ
   ないことにしよう。とにかく、この iPad はほとんどの面で十分 MacBook Air
   に対抗できる。(ただしユーザー体験は非常に異なったものとなるが。)その
   上、これが妥協の産物であるという気がすることもほとんどない。

   ある日私は運転中に、不意に今日が締切だったと気付いた。そこで私は急いで
   Caribou Coffee 店に飛び込み、仕事を始めた。iPad のケースを開き、Skype
   を走らせ Apple EarPods を使ってインタビューをし、同時に Evernote から
   メモを取り出して目を通す。(そんな時、皮膜に覆われたキーボードが静かな
   ことがありがたいと思う。)それから Google Drive を走らせて私の記事を叩
   いて出し、共有ボタンをクリックしてオフィスでデスクトップ PC を使ってい
   る編集者を招待し、編集セッションに参加させる。これらすべて、完璧に自然
   な作業という感じがした。

   また別の日、私は iPad Air を手に、一夜のうちに二つのイベントに出席した。
   まず第一に、私は Ignite Minneapolis のライブ tweet に参加した。これは
   大きなホールの中で幅広い話題について五分間のスピーチを寄せ合う一夜を過
   ごすというイベントだ。その夜の私はもう一つ違ったタイプの、こちらも素晴
   らしい Belkin 製のキーボードケース Qode Ultimate Wireless Keyboard and
   Case を使っていた。(TidBITS のレビュー記事“Belkin Ultimate Keyboard
   Case は iPad Air を旅行用コンピュータにする”(2013 年 12 月 11 日) を
   参照。)Logitech のケースも Belkin のケースもどちらもとてもうまく働く。

<http://www.ignitempls.org/>
<http://www.belkin.com/us/F5L151-Belkin/p/P-F5L151%3bjsessionid=18ADA9043D934EAF8A2727EB58628FA4/>
<http://tidbits.com/article/14364>
   (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1203.html#lnk6>
   "Belkin Ultimate Keyboard Case は iPad Air を旅行用コンピュータにする"
<http://tidbits.com/resources/2014-02/Belkin-Qode-Ultimate.jpg>

   その夜遅くなってから、私は Bloomington の広大な Mall of America にある、
   ミネソタ州でたった一つの Microsoft のリテール店に到着した。熱狂的ゲー
   ミングファンたちが新型の Xbox One コンソールに初めて手を触れる様子を見
   るためだ。このセッションでは文章を書くよりも写真を撮影する方が主だった
   が、iPad は私の一義的な写真撮影および画像編集用デバイスとして働いてく
   れた。写真のアップロードには Google の Google+ アプリを使った。人々で
   一杯の店内を歩き回りながら、撮影、編集、アップロード、という一連の作業
   を私は何度も何度も繰り返した。

<https://itunes.apple.com/us/app/google+/id447119634?mt=8>
   (日本語)<https://itunes.apple.com/jp/app/google+/id447119634?mt=8>
   "iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 Google+"
<http://tidbits.com/resources/2014-02/Windows-guy.jpg>

   iPad 登場以前の時代には、これらのモバイル取材の仕事で私が使うデバイス
   としては Apple 製ラップトップ機が最良の選択だったろう。けれども今や、
   私は決して MacBook Air を iPad Air の代わりに選ぼうとは思わない。

   iPad Air は MacBook Air よりも小さくて軽く、Logitech 製キーボードケー
   スに入れた状態でもそのことは変わらない。それに価格も安い。ただし仕事の
   種類によっては価格差があまりないこともある。取材先を移動しつつ記事を書
   くためにセルラー対応の機種が必要であって、ビデオのために十分なストレー
   ジ容量も必要ならば、ストレージ容量 64 GB の iPad Air の価格 $829 に加
   えて Logitech FabricSkin Keyboard Folio に $150 が必要となり、合計が
   $979 となる。11-inch MacBook Air の価格 $999 よりほんの少し安いだけだ。

   だからこそ私は、今のところ仕事用にはこの借り物の iPad を(借りていられ
   る限り)使い続けるつもりだ。自分自身のものを買うために投資するつもりは
   ない。けれどもライターの皆さんの中で懐に余裕がある方には、外を飛び回る
   ジャーナリズムにはラップトップ機が唯一のツールだという固定概念を捨てて、
   真剣に iPad Air を考慮してみるべきだと助言したい。これこそ、万能のモバ
   イル報道用コンピュータなのだから。


   ----
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   Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/14521>


Apple はあなたの iPhone をあなたの雇用主からどう守るか
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     文: Rich Mogull: <rich @ tidbits.com>
     原文記事: <http://tidbits.com/e/14498>
     訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>

   深い暗黒の昔には、仕事場でテクノロジーを使う際、あなたは雇用主から与え
   られたものを使っていた。けれども近年状況は変わり始めて、従業員たちが自
   分のハードウェアと、仕事場で採用されている IT 基盤構造とを使う、という
   "Bring Your Own Device" (BYOD) の考え方が普及してきた。BYOD の興隆と、
   それに合わせて IT に施されてきた調整には、いずれも Apple の影響による
   ところが大きい。そのことについて説明しよう。

   けれどもその前に、つい最近まで状況がどのようであったかの感触を掴んで頂
   くために、たった 7 年前に私が体験したことを紹介したい。私のモバイルフォ
   ンは BlackBerry で (そう、私は両刀使いだった)、私のコンピュータはすべ
   て雇い主 (Gartner 社) が所有し管理していた。テクノロジーに詳しくない人
   ならばすべてが支給されることを歓迎したかもしれないが、私にとってはイラ
   イラがつのるばかりだった。認可されたデバイスしか使えないのに、私が選ん
   だであろうデバイスとそういうデバイスとが一致することはめったになかった
   からだ。そうは言っても、Gartner は実際にはそれほど悪くなく、最小機能の
   携帯電話か比較的新機種の BlackBerry かという、結構まともな選択肢を与え
   てくれていた。私のラップトップ機は IBM (その後 Lenovo) の ThinkPad で、
   これは 3 年から 4 年ごとに交換された。

   自分の使うデバイスを好きなように選べないばかりでなく、それらのデバイス
   の設定についても私がコントロールすることは許されていなかった。自分の使
   いたいソフトウェアの大多数を ThinkPad にインストールすることはできたけ
   れども、いろいろな制約があって特定の設定にしておくことを要求された。例
   えば、毎週水曜日の正午にはアンチウイルススキャンが勝手に走り出してラッ
   プトップ機の動作が不安定になるので、私は決まってその時間には食事に出掛
   けることにしていた。

   同僚たちの多くに比べてテクノロジー志向が強かったので、私は巧みに会社の
   管理をくぐり抜けて、そのコンピュータをできるだけ自分の必要に合うように
   調整した。その後、Apple が初めての Intel ベース MacBook Pro をリリース
   したので、私は自分で一台購入し、仕事場のコンピュータを仮想化して自分の
   MacBook Pro に移し、こうやって自由を獲得したんだぞと仕事場で得意になっ
   て見せびらかした。今でも、あの時どうやって何の罰も受けずに済んだのか思
   い出すことができない。

   あの時代以後、従業員が自分のデバイスを仕事場で使うことが急速に普及し、
   "Bring Your Own Device" という言い回しも定着した。その傾向を後押しした
   のが、最初は Apple の Mac と iOS デバイスであり、その後 Android ベース
   のスマートフォンやタブレットが続き、さらには他のプラットフォームもそれ
   に加わった。とりわけ知識労働者たちは、自分の仕事のために必要なツールを
   選んで設定する自由をより多く期待するようになった。

   今から 5 年前には、会議のために大きな会社を訪れると、たいていその部屋
   の中で Mac を持っているのは私一人だった。けれども今では Mac はよく見か
   けるものとなり、さまざまな種類のスマートフォンも普通に見られるようになっ
   た。時には、会社が従業員たちに自分のデバイスを持つことを許し、それによっ
   て彼らの生産性を上げようとすることもある。また会社によっては、コスト削
   減のために従業員たちに自分のハードウェアを持って来させることもある。

   いくつものモバイルフォンやラップトップを持ち運んで管理するのを嫌う大多
   数の従業員たちにとって BYOD は素晴らしいことだが、IT 部局にとってそれ
   は面倒が増えるのを意味することが多い。IT 部局の人たちの多くも個人的に
   は好きなデバイスを使える自由を歓迎するだろうが、そのような自由はサポー
   ト (支援)、コンプライアンス (規約順守)、オーディタビリティ (可監査性)、
   セキュリティ (安全対策) を劇的に複雑化させる。そのための妥協策が、さま
   ざまのテクニックを使って従業員たちの持つデバイスにデバイス管理を強制す
   ることであったのだが、それらのテクニックの多くはデバイスにネイティブな
   ユーザー体験の質を落とす結果となる。


**Apple の BYOD 哲学** -- iOS 7 のリリースをもって、Apple は今ではビジネ
   ス顧客を二つのカテゴリーに分けるようになった。一つは BYOD、もう一つは
   企業が所有するデバイスだ。デバイスの所有者が違うというだけのことにより、
   両者それぞれに対して完璧にとさえ言えるほど異なったセキュリティモデルと
   管理モデルが浮かび上がる。

   Apple の BYOD モデルにおいては、ユーザーたちが自分の iOS デバイスを所
   有し、雇い主は仕事上のデータとデバイス上のアプリを所有する。これならば、
   決してユーザー体験が損なわれたりしない。ユーザーたちは自分のデバイス上
   に企業用のスペースを置くことを認め、企業はユーザーたちが企業のリソース
   にアクセスすることを認める。二重人格などどこにもない。仮想マシンなどど
   こにもない。シームレスな使用体験を通じてデータとアプリが混ざり合い、そ
   れでいて個人用領域と仕事用領域とはサンドボックス化されてはっきりと分離
   される。その分離は非常にはっきりしていて、企業が従業員の所有するデバイ
   スに supervised mode (監視モード) を実装することさえ実際には困難となり、
   従業員のデータは常に保護されて IT 部局が干渉したり詮索したりできないよ
   うになる。現在のところこのモデルはまだ完璧にはほど遠く、重大なギャップ
   も一つ (AirDrop) 存在しているが、それでも iOS 7 はその方向に向けた明確
   な意思表明となっている。

   それとは対照的に、企業がそれらの iOS デバイスを所有する場合、Apple は
   やり方を変えて IT 部局に絶対的なコントロールの権利を与える。新しいデバ
   イスをセットアップする際の使用体験に至るまで企業側が管理するのだ。企業
   の側が必要に応じて機能を削除したり低下させたりすることができるけれども、
   そのデバイス自体は、許容範囲内にある限り、依然として完璧な iOS 使用体
   験を提供する。

   これらの異なるモデルの差を際立たせる実例をいくつか挙げてみよう。


**従業員が所有するデバイス上では:**

* 企業が Configuration Profile (構成プロファイル) を送り、ユーザーはそれ
   を受け入れるか辞退するかの選択権を持つ。

* もしもユーザーが Configuration Profile を受け入れれば、例えばパスコー
   ドの設定など最低限のセキュリティが要求されることがある。

* ユーザーは会社の電子メールにアクセスできるが、許可を得ずにメッセージを
   他の電子メールアカウントに移したりすることはできない。

* 企業は管理付きアプリをインストールすることができ、その設定によりデータ
   がそのアプリと管理付きアカウントとの間のみで行き来するようにできる。そ
   のようなアプリはその企業内専用のアプリのこともあるし、App Store にある
   アプリを企業がライセンスを受けて使うこともある。企業がその料金を払って
   いる場合、企業がそのアプリを所有する。

* 会社の電子メールと企業が管理するアプリとを除いて、デバイス上にあるそれ
   以外すべての個人用アカウント、アプリ、情報などは、ユーザーが管理する。

* これらすべてが、ユーザーのデータ(例えば、個人的な電子メールや iTunes
   Store アカウントなど)を企業の目に一切晒すことなく実現される。

* もしもユーザーが企業によるコントロールを辞退(ユーザーが望めばいつでも
   それができる)すれば、企業の提供するあらゆる機能、アカウント、アプリな
   どにそのユーザーはアクセスできなくなる。また、企業はそのデバイスの中に
   ある企業の足跡をいつでも好きな時に(例えばそのユーザーが解雇された場合
   など)遠隔から消去できる。

* そのデバイスは引き続きそのユーザーの iCloud アカウントに結び付けておく
   ことができ、例えば Activation Lock もかけておくことができ、それにより
   誰も、その企業でさえも、そのデバイスを取り上げて許可なく使用したりでき
   ないようにすることができる。

* しかしながら、それでも企業はそのデバイスを遠隔ワイプ消去することはでき
   るので、ユーザーが独立のバックアップを作っておくことは重要となる。

**企業が所有するデバイス上では:**

* 供給プロセスのすべてにわたり、企業がコントロールする。(そのデバイスが
   特別の Apple プログラムを通じて購入された場合には)包装の箱を開けるよ
   りも以前から企業によるコントロールがなされる。

* ユーザーが初めてその箱を開けて、自分に供給されたデバイスの電源を入れる
   際にも、その使用体験はすべて、どのセットアップ画面が出るかに至るまで、
   企業により管理される。

* 企業はそのデバイスのアプリ、設定、機能のすべてをコントロールする。カメ
   ラを無効にしたり、ネットワーク設定を制限して外部の Wi-Fi ネットワーク
   にアクセスできないようにしたり、といったことも含まれる。

* 企業がそのデバイスを所有しているので、そのデバイスをユーザーの iCloud
   アカウントに対応させて Activation Lock を使うなどといったことは一切で
   きない。

   このモデルは、iOS 6 上でセキュリティや管理が処理されていたやり方とは大
   きく違っており、たいていの人が理解しているよりもずっと深いところまで行
   き渡っている。現在いくつかのギャップは存在していて、とりわけ BYOD のコ
   ントロールについてはギャップが目立つが、Apple のいつもの逐次改善手順に
   従えば時が経つにつれてそれらも次第に解消されて行くと考えるのが自然だろ
   う。現状における最も深刻な穴は、企業が AirDrop やその他いくつかの共有
   オプションを制限することができないため、それを通じてデバイスからデータ
   が流出する可能性があることだ。


**Apple が提供するデバイス管理方法** -- デバイスの所有権についての上記の
   二つのモデルを実装するために Apple が用いている重要な機能が五つある:

* **Supervised Mode (監視モード)** は、iOS デバイスを企業が完全にコント
   ロールできるようにする。IT 部局がすべての設定を管理し、どのアプリをイ
   ンストールして走らせることができるか、どのネットワークにアクセスできる
   か、さらには新規のデバイスをセットアップする際にどのスクリーンが出るよ
   うにするかまで管理できる。これは企業が所有するデバイスのためのオプショ
   ンであって、従業員に配布される iPhone から、教室や小売店の店頭展示で使
   われる iPad まで、いたる所で使われている。監視モードを開始するには、そ
   のデバイスを Mac に接続して Apple Configurator ユーティリティを使うか、
   またはデバイスを特別の Apple プログラムを通じて購入するかすればよい。
   いったん監視モードが有効になれば、それと同じ Mac に再接続して Apple
   Configurator で無効に切り替える以外に無効にする方法はない。

<https://itunes.apple.com/us/app/apple-configurator/id434433123?mt=12>
   (日本語 
)<https://itunes.apple.com/jp/app/apple-configurator/id434433123?mt=12>
   "Mac App Store - Apple Configurator"

* **Configuration Profile (構成プロファイル)** は、iOS デバイス上に置か
   れる小さなファイルで、特定の設定項目を管理するためのものだ。企業はこれ
   をフックとして使い、そのデバイスを自社の Mobile Device Management (MDM、
   携帯端末管理) システムに結び付ける。その際利用されるのは Apple が提供
   する標準的な接続方法 (アップデートを起こすのは push 通知、設定項目の管
   理は Mobile Device Management API) だ。この構成プロファイルにより従業
   員の所有するデバイスが会社の電子メールやその他のリソースにアクセスでき
   るようになり、それと引き換えに構成プロファイルが特定の設定項目(例えば
   さきほど述べたパスコード要件など)を強制できる。けれども Apple は決し
   てユーザーの個人情報やアプリ、アカウントなどをこのチャンネルから企業に
   明かすことはせず、ユーザーはいつでも好きな時にこのプロファイルを削除す
   る(つまり会社のリソースへのアクセスを喪失する)ことができる。

* Apple の **ボリューム購入プログラム** により、企業はアプリや本、その他
   の iTunes コンテンツを一括購入でき、その上で従業員たちにそれらのライセ
   ンスを配布することができる。従業員の所有するデバイスにライセンスが与え
   られた場合、Apple はそのユーザー個人の Apple ID をその企業のライセンス
   と束ねて、ユーザーが直接 App Store からアプリをダウンロードできるよう
   にするが、それに伴って個人情報が永続的に仕事と結び付けられたり何らかの
   方法で暴露されたりすることはない。別のやり方として、上記の MDM が自動
   的にそれらのアプリをデバイスの中へ押し込むようにすることもでき、その場
   合ユーザーが何もかも手でインストールする必要はなくなる。あなたが仕事を
   辞めて企業がそのライセンスの返還を要求した場合、ライセンスがあなたのデ
   バイスから削除される前の一定期間、あなたには自分用のバージョンのアプリ
   を購入できる機会が与えられる。

* **管理付きアカウント** とは、あなたの仕事上の電子メール、カレンダー、
   および連絡先アカウントのことだ。これらのアカウントにはやはりネイティブ
   な Mail、Calendar、および Contacts の各アプリを使ってアクセスするが、
   企業は MDM と構成プロファイルを利用してそれらのアカウントに鍵をかけ、
   あなたが電子メールメッセージやその他のコンテンツをあなたの個人アカウン
   トのフォルダに移すことができないようにする。また、電子メールの添付ファ
   イルを開くアプリを管理付きアプリのみに制限することもできる。

* **管理付きアプリ** とは、ボリューム購入プログラムを通じてあなたのデバ
   イスにライセンスされたアプリや、App Store 以外でその企業によって書かれ
   直接配布されたアプリのことだ。企業は管理付きアプリを指定して、そのアプ
   リが他の管理付きアプリや管理付きアカウントとの間でのみデータのやり取り
   ができるように制限することができる。さらに、管理付きアプリは通常の各種
   オプションについても、またその企業が非常に重視しているオプション、例え
   ばアプリを企業のサーバに結び付けたりすることについても、すべて設定を取
   り込んで使うようにすることができる。

   これらすべては、次のように組み合わされる。まず、企業が所有するデバイス
   は、フルに管理されフルに制限されている。多くの種類の企業で、これは完全
   に適切な方法となる。

   けれどもそうでない場合、つまり BYOD が実施されている企業では、従業員が
   構成プロファイルを受け入れ、その構成プロファイルが特定のデバイス設定を
   確立する。例えば、仕事用のメールサーバにアクセスできたり、企業がライセ
   ンスするアプリにアクセスできたりするようになる。すると企業はすべての仕
   事関係の資料を一種のサンドボックスの中に置き、そこへのアクセスは管理付
   きアカウントや管理付きアプリからのもののみに制限する。デバイスの持ち主
   は自ら選んでこれに参加することもでき、自ら選んでいつでも好きな時に抜け
   ることもできる。それをしたとしても、自分の個人用アカウントや個人データ
   を IT 部局に盗み見られる心配はない。

   こういった状況は当たり前のように聞こえるかもしれないし、分別あるものの
   ように聞こえるかもしれないが、忘れてならないのはこれが iOS 7 によって
   新たに生まれたものだということだ。それ以前には、状況は大きく違っていた。
   企業はいつもデバイスをフルに管理することはできたし、一部の企業は従業員
   たちの個人のデバイスでコントロールの権利を明け渡すことさえ強制しようと
   試みた。管理の手段として、他に適切な選択肢がなかったからだ。一つの代替
   手段として、企業用の設定を実装した構成プロファイルを従業員がインストー
   ルすることはできたが、企業のデータにどのアプリがアクセスできるかを企業
   側が制限する方法はなく、しかもその種の設定の多くが iOS のユーザー体験
   の質を大きく低下させてしまった。企業によっては、Mail に代わってカスタ
   マイズしたアプリをインストールして企業データに鍵をかけようとするところ
   もあったが、そのやり方はネイティブなアプリを好むユーザーたちの多くを苛
   立たせた。

   iOS 7 になって BYOD が実現し、Apple は違いをはっきりと分離させた。企業
   は自らの資産を保護することができ、従業員たちは自らのデバイスを使うこと
   ができ、誰もが何の妥協もなく iOS をフルに使いこなすことができる。これ
   こそ、BYOD を考察すべき新しいやり方であり、今後ユーザーたちの側からも
   企業の IT 部局の側からも人気を得て行くだろうと私は思う。

   これらのことの実際の動作方法についてもっと技術的な詳細を知りたい方は、
   私が最近発表したホワイトペーパー Defending Data on iOS 7 をお読み頂き
   たい。

<https://securosis.com/assets/library/reports/Defending-Data-on-iOS-v.2.pdf>


   ----
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FunBITS:Silver Screen でビデオを Apple TV へ
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     文: Josh Centers: <josh @ tidbits.com>, @jcenters
     原文記事: <http://tidbits.com/e/14508>
     訳: 亀岡孝仁 <takkameoka @ kif.biglobe.ne.jp>

   TidBITS では、新しいスポンサーから声がかかった場合は何時でも、その製品を
   試してみることにしている。何故ならば、我々が自分では使いそうもないものを
   推薦するという事態は避けたいからである。私はまた、最近リリースされたばか
   りの本 "Take Control of Apple TV" を書いたのだが、これは Apple のホッケー
   パックの様な家庭娯楽ハブに対する究極のガイドを意図していた。だから Page
   Zero Software が TidBITS のスポンサーになることについて問い合わせしてき
   た時、私は彼らの $19 の Silver Screen アプリを試してみたくなった。このア
   プリはビデオを Mac から Apple TV 上に簡単に映させてくれる。

<http://tid.bl.it/tco-apple-tv-tidbits>
<http://silverscreenapp.com/>

   一方では、これは AirPlay Mirroring のお陰で、ビデオを再生できるアプリな
   らどんなものでもやれる。他方では、全画面のビデオを単純に AirPlay
   Mirroring するアプリは往々にしてつっかえたり、或いは他の性能問題に悩まさ
   れる事があり、そして Mac からビデオを制御するのは、時として Mac は他の部
   屋にあったりして、ユーザー経験としては良くない。これが "Take Control of
   Apple TV" で私が最初に Plex とその PlexConnect ハックを使ってビデオを
   Apple TV の Trailers アプリ経由で送る事に焦点を当てた理由でもある。加え
   て、Plex は強力で、柔軟性があり、無料で、そして多くのコミュニティとサー
   ドパーティ支援がある。しかし、偉大な力には相応の複雑性が伴い、時にはコマ
   ンドラインを使って守護神を呼び出さねばならないことすらある。

<https://plex.tv/>
<https://github.com/iBaa/PlexConnect/wiki>

   私はこれまで Silver Screen に出会ったことがなかったが、これはビデオを
   Apple TV に送る事に焦点を当てることでビデオアプリの混雑からの差別化を図
   っている。Silver Screen で私が一番感心したのはその単純さである。それをイ
   ンストール、そして起動してやれば、静かにあなたのメニューバーに座し、ビデ
   オを Apple TV に送り出す。

   デフォルトでは、Silver Screen はあなたのホームディレクトリの中の Movies
   フォルダにあるビデオを探すので、自分のビデオをそこに置いてあるのであれば、
   その他に設定する事は何もない。もし保存する場所が違うのであれば、メニュー
   バーにあるこのアプリのアイコンをクリック、Preferences を選択、そして
   Media Directory ドロップダウンメニューの中で好みのディレクトリを選択する。
   もし全てのものを一カ所に纏めておきたくないと言うのであれば、自分のメディ
   アディレクトリにフォルダアリエスを追加することも出来る。

<http://tidbits.com/resources/2014-02/Silver-Screen-preferences.png>

   Silver Screen のフロントエンドは単純な Web インターフェースで、これには
   Mac, iPhone, iPad, 或いは近代の Web ブラウザを持つものならどんな機器から
   でもアクセス出来る。これを最初に読み込むには、メニューバーアイコンをクリ
   ックして Open Media Browser を選択すると、あなたのデフォルトの Web ブラ
   ウザで Silver Screen を開き、あなたのビデオファイル全てのリストを表示す
   る。次回からのためにこの URL をブックマークするのを忘れないように -
   iPhone や iPad 上でこれを Home 画面アイコンとすることも出来る。

<http://tidbits.com/resources/2014-02/Silver-Screen-Chrome.png>

   ビデオファイルをクリック又はタップすれば、Silver Screen はそれを
   AirPlay 経由で Apple TV に送る。それだけである、他の操作はない - 映画の
   操作には、ネイティブの Apple TV コンテンツの様に、自分の Apple Remote
   (或いは iOS Remote アプリ又は Bluetooth キーボード) を使う。まだ見終えて
   いない映画を取り込むと、Silver Screen は前に終了したところから始めるオプ
   ションを提供する。

   もし複数の Apple TV を持っている場合はどうするか? Web インターフェース
   の右上隅の歯車アイコンをクリックし、好みの Apple TV を選択する。

   Silver Screen の秀でている点は、それがあなたの Mac から直接 AirPlay する
   ことであり、制御するのに iPhone を使っていたとしても、それには左右されな
   い。iPhone 画面をロックしても、他のビデオを再生しても、或いはアプリを切
   り替えても、あなたのやることで観ている映画は影響されない。この観点からす
   ると、Silver Screen はちょっと Google の Chromecast を思い起こさせる。こ
   ちらはもっぱらあなたのモバイル機器をリモコンとして使う。Silver Screen は
   また Mac が自動的にスリープしてしまわない様にするので、常に自分のコンテ
   ンツにアクセス出来る。(勿論、スリープを設定する事は可能だし、Silver
   Screen が走っている間に手動で有効にすることも出来る。)

   では Silver Screen で再生出来るものは何か? あなたが思い起こせるビデオ形
   式なら殆ど何でもサポートする。以下のアルファベットの形をしたパスタスープ
   に入っているものなら何でも:AVI, MKV, MOV, MP4, M4V, WMV, FLV, VOB,
   M2V, DivX, F4V, MK3D, MPG, MPEG, M2P, PS, TS, M2TS, MTS, Ogg, そして
   WebM である。Silver Screen はまた 5.1 サラウンドサウンド、複数言語音声、
   そして字幕もサポートする - 埋め込み形式のものも、SRT 字幕形式のものも。

   Silver Screen は約束したことを完璧にこなすが、Plex の様に Web チャネルを
   加えてくれる嬉しい。そうすれば、私は Apple TV を使って  TWiT, South
   Park Studios, Amazon Instant Video, Comedy Central, 等々のコンテンツを見
   る事が出来る。私にとっては、これが Plex の魅力であり、もし Silver
   Screen でこれが出来れば、何も PlexConnect をいじり回したいとは思わないで
   あろう。

   $19 で Silver Screen はあなたのビデオ全てを Apple TV 上に映す簡単な手段
   を提供する。これはフォーマットによらないし、iTunes が扱えるものに対して
   も iTunes をいじり回す必要もなくなる。TidBITS へのサポート、そして
   Silver Screen を "Take Control of Apple TV" の最終リリースに間に合うよう
   私に紹介してくれたことに対して Page Zero Software に謝意を表する!


   ----
   コメントリンク: <http://tidbits.com/e/14508#comments>
   Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/14508>


TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2014 年 2 月 17 日
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     文: TidBITS Staff: <editors @ tidbits.com>
     原文記事: <http://tidbits.com/e/14523>
     訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>

**DEVONagent Lite、Express および Pro 3.7** -- DEVONtechnologies が、同
   社の調査研究用ソフトウェア DEVONagent の三つの版すべて (Lite, Express
   および Pro) をバージョン 3.7 にアップデートした。DEVONagent Pro にはス
   キャナプラグインが新たに装備され、Twitter を検索するのみならずそこから
   Twitter ID を含むリンク先ページもスキャンして報告する。さらに Pro 版で
   はリストの中で選択された項目をハイライト表示する方法を改善し、URL の処
   理の際に OS X 10.9 Mavericks に関係したマイナーな問題があったのを修正
   し、さまざまの Automator アクションでチルダ (~) で始まるファイル名の処
   理を修正している。三つの版のいずれも Tube スキャナを更新(YouTube との
   互換性が復活)し、検索セット ("Marketing"、"Macintosh News (Latest)"、
   "Macintosh News (More)" など) を更新し、プラグイン (JSTOR および SEC
   文献参照と、Technorati ブログ) を更新し、またフランス語ローカライズ版
   に改善を加えている。(いずれもアップデートは無料。DEVONagent Lite は無
   料、リリースノート。DEVONagent Express は新規購入 $4.95、リリースノー
   ト。DEVONagent Pro は新規購入 $49.95、TidBITS 会員には 25 パーセント割
   引、リリースノート)

<http://www.devontechnologies.com/products/devonagent/overview.html>
<http://www.devontechnologies.com/products/devonagent/devonagent-lite/release-notes.html>
<http://www.devontechnologies.com/products/devonagent/devonagent-express/release-notes.html>
<http://tidbits.com/member_benefits.html>
<http://www.devontechnologies.com/products/devonagent/devonagent-pro/release-notes.html>

   DEVONagent Lite、Express および Pro 3.7 へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/14520#comments>


**GraphicConverter 9.1** -- Lemkesoft が GraphicConverter 9.1 をリリース
   し、多くの新機能や機能更新を加えた。この古参のグラフィック変換および編
   集用ユーティリティに、新設のメニュー項目で画像を電子メールに添付する機
   能が付き、ペンツールのアンチエイリアス機能、PDF から画像を抽出する機能、
   グレイスケール画像の曲線対応、ペンツールの圧力対応が加わった。ユーザー
   インターフェイスにも数多くの変更が加えられ、ブラウザにはカラーラベルの
   拡大表示と画像のカラーモードを表示する機能が付き、Browse Copy および
   Browse Google Drive メニュー項目が新設され、ツールボックスには Save、
   Undo、Redo の各アイコンが追加された。今回のアップデートではまた、アニ
   メーション GIF 対応を改善し (読み込み・書き出しの際の透明性が一貫性を
   増し)、拡張子の改名オプションを改良し、選択とコア画像フィルタに関する
   バグを修正している。(Lemkesoft ウェブサイトからも Mac App Store からも
   新規購入 $39.95、222 MB、リリースノート).

<http://www.lemkesoft.de/en/products/graphic-converter/>
<https://itunes.apple.com/us/app/graphicconverter/id408364640?mt=12>
<http://www.lemkesoft.org/files/graphicconverter/notes/1559.html>

   GraphicConverter 9.1 へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/14519#comments>


**ReadKit 2.4** -- Webin が ReadKit 2.4 をリリースした。この RSS クライ
   アントおよび「あとで読む」アプリへのメジャーなアップデートで、キーボー
   ドによるナビゲーションを改善するとともに新しい共有サービスを登場させた。
   バージョン 2.4 では、環境設定の Shortcuts 枠を使ってほどんどのキーボー
   ドショートカットがカスタマイズできるようになった。(Webin のブログ記事
   に新しいショートカットの説明がある。)また ReadKit が Buffer 共有サー
   ビスに対応し、これを使ってリンクをあなたのソーシャルメディアへ即座に共
   有させたり、日ごとまたは週ごとのスケジュールに従って出すようにしたりで
   きる。今回のアップデートではまたコードブロックをハイライト表示する機能
   を追加し、アカウントごとに以前より細かな設定ができるようになり、カスタ
   マイズ可能な共有ツールバーを装備し、内蔵の RSS エンジンの同期速度が向
   上し、OS X 10.9 Mavericks との互換性が増している。残念なことに ReadKit
   2.4 から 10.7 Lion に対応しなくなった。(Mac App Store から新規購入
   $6.99、無料アップデート、4.0 MB)

<http://webinhq.com/apps/readkit/>
<http://webinhq.com/blog/announcing-readkit-2.4/>
<https://bufferapp.com/>
<https://itunes.apple.com/us/app/readkit/id588726889?mt=12>
   (日本語)<https://itunes.apple.com/jp/app/readkit/id588726889?mt=12>
   "Mac App Store - ReadKit"

   ReadKit 2.4 へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/14518#comments>


**CrashPlan 3.6.3** -- Code42 Software が CrashPlan 3.6.3 をリリースし、
   Java Runtime Environment (バージョン 1.7.0_45) を内蔵したお陰で新規ユー
   ザーが Mac OS X 10.7.3 Lion またはそれ以降にインストールする際のインス
   トール手順が単純化された。従来は別途 Java をインストールするようにとい
   うプロンプトが出ていたが、今は Apple がデフォルトで Java を含めていな
   いためこのようになった。今回のアップデートではまた Java のヒープ量割り
   当てを 1024 MB まで増やしてパフォーマンスを改善し、ネットワークインター
   フェイスの除外項目とワイヤレスネットワークの除外項目が正しく適用される
   ようにし、CrashPlan の無制限版の保持により多くの制御ができるようにし、
   448-bit 暗号化 + パスワードのセキュリティ戦略を使っている人が難問とそ
   の解答を設定できるようにし、翻訳語版を更新している。まだ更新されていな
   くてもいずれ数日以内にアプリが自動的にアップグレードするはずなので、手
   動で CrashPlan 3.6.3 をダウンロードする必要はない。現在のバージョン番
   号は、アプリの Settings > Account 画面にはっきりと表示される。(30 日間
   の CrashPlan オンラインバックアップサービス付きで無料、50 MB、リリース
   ノート)

<http://www.crashplan.com/consumer/crashplan.html>
<https://support.code42.com/Release_Notes/CrashPlan_For_Home/3.6.3>

   CrashPlan 3.6.3 へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/14516#comments>


**Marked 2.2 (Build 823)** -- Brett Terpstra が Marked 2.2 (Build 822)
   をリリースし、この Markdown プレビューツールに二つの新機能を追加した。
   ブログ記事によれば、この最新のビルドにおいて Marked が外部ファイルを開
   こうとして認識できない場合の処理を改善し (単にエラーメッセージを出すの
   でなくデフォルトのアプリで開くよう助言するようになり)、リンクを開く際
   に現在のウィンドウに開くか新規ウィンドウに開くかを尋ねるようになり、ま
   た YAML (かの「すべてのプログラミング言語のための人にやさしいデータ直
   列化標準」) の処理を改善している。Marked はまた MathJax の設定を更新し、
   シンタックスハイライト表示を改善し、MultiMarkdown メタデータで "Base
   Header Level" と "Quotes Language" が認識されていなかったのを修正して
   いる。その後マイナーなバグを一つ修正した Build 823 にアップデートされ
   た。(新規購入 $11.99、無料アップデート、16.3 MB、リリースノート)

<http://marked2app.com/>
<http://brettterpstra.com/2014/02/13/marked-2-dot-2-822-released/>
<http://www.yaml.org/>
<http://marked2app.com/help/changelog.html>

   Marked 2.2 (Build 823) へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/14515#comments>


**PDFpen と PDFpen Pro 6.1.4** -- Smile が多目的 PDF 編集アプリ PDFpen
   および PDFpenPro のバージョン 6.1.4 をリリースし、双方とも印刷の際に
   CGPDF をクラッシュさせていた「捕えにくい」メモリ関係の問題点に修正を施
   した。いずれのアプリも描画更新の頻度を減らしてタブレット上の描画の反応
   性を良くし、Editing Bar のカラーセレクタの更新を妨げていたバグを修正し、
   HTML から PDF を作成する際の最大ページ数を 999 に増やし、ページを回転
   した際のハイライト表示の問題点を解消している。(新規購入 $59.95/$99.95、
   TidBITS 会員には 20 パーセント割引、52.5/53.3 MB、リリースノート)

<http://www.smilesoftware.com/PDFpen/>
<http://www.smilesoftware.com/PDFpenPro/>
<http://tidbits.com/member_benefits.html>
<http://smilesoftware.com/help/pdfpen6/help/releasenotes.html>

   PDFpen と PDFpen Pro 6.1.4 へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/14511#comments>


**Boot Camp 5.1** -- Apple が同社の仮想化ソフトウェア Boot Camp に二種類
   のバージョン 5.1 アップデートをリリースし、双方とも Windows 7、Windows
   8、および Windows 8.1 の 64-bit バージョンへの対応を加えた。Boot Camp
   5.1.5640 の方は mid 2013 または late 2013 にリリースされた MacBook Pro、
   MacBook Air、Mac mini、および iMac 各モデルのためのもので、Boot Camp
   5.1.5621 の方はすべての Mac Pro モデル、early 2013 (またはそれ以前) に
   リリースされた Retina ディスプレイモデルの MacBook Pro、および 2013 年
   より前にリリースされた他のすべての MacBook Pro、MacBook Air、Mac mini、
   および iMac 各モデルが対象となる。(無料、883 MB)

<http://support.apple.com/kb/DL1721>
   (日本語)<http://support.apple.com/kb/DL1721?viewlocale=ja_JP>
   "Boot Camp Support Software 5.1.5640"
<http://support.apple.com/kb/DL1720>
   (日本語)<http://support.apple.com/kb/DL1720?viewlocale=ja_JP>
   "Boot Camp Support Software 5.1.5621"

   Boot Camp 5.1 へのコメントリンク:
<http://tidbits.com/article/14510#comments>


ExtraBITS、2014 年 2 月 17 日
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     文: TidBITS Staff: <editors @ tidbits.com>
     原文記事: <http://tidbits.com/e/14522>
     訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>

   今週の ExtraBITS では、TUAW が流出 Apple 製品の写真を撮る「ヒント」を
   提供し、Macworld の Dan Moren が MacBook Air の SSD を交換する方法を示
   し、有名な四人組が Apple TV に到来し、Horace Dediu が Apple のダウンロー
   ドビジネスを分析する。


**流出した Apple 製品の写真を撮るヒント** -- もしもあなたが Apple 製品の
   プロトタイプの情報が流出したものに偶然出会ったなら、例えば iPhone 6、
   iPad Pro、あるいは Apple TV スマートウォッチなどを目にしたなら、そして
   そのことをインターネットに披露してみたいと思ったなら、どうするべきなの
   か? 強烈な皮肉を込めつつ、Mike Wehner が TUAW の記事として、その種の
   禁制品の写真を最も見栄え良く見せるためのお助けヒントを提供する。決して
   その製品全体の写真は撮らないこと、デバイスのできるだけ多くの部分にぼか
   しをかけること、カメラをわざとぶれさせて素敵な飾りを入れること、などを
   彼は勧める。

<http://www.tuaw.com/2014/02/13/how-to-photograph-a-leaked-apple-product/>

   コメントリンク: <http://tidbits.com/article/14513#comments>


**MacBook Air の SSD を交換する方法** -- 彼の MacBook Air の内蔵 SSD が
   壊れたとき、Macworld の Dan Moren は自分で交換しようと思い立った。(驚
   くなかれ、Apple Genius がそれを提案してくれたのだった。)その手順は思っ
   ていたほど難しくなく、たった 20 分ほどで済んだ。彼は、自分が何をしたか
   を説明するとともに、SuperDuper を使ってデータをリストアした手順も詳し
   く紹介する。Mac OS X の Recovery パーティションをリストアするための便
   利なユーティリティの紹介もある。

<http://www.macworld.com/article/2096800/adventures-in-troubleshooting-replacing-a-macbook-airs-faulty-ssd.html>

   コメントリンク: <http://tidbits.com/article/14509#comments>


**The Beatles がやって来る、今... Apple TV に** -- 期間限定で、Apple は
   Apple TV に The Beatles チャンネルを追加した。The Ed Sullivan Show に
   初めてこのバンドが出演してから 50 年になるのを記念したものだ。このチャ
   ンネルには、その初めての演奏のビデオもあり、Beatles アルバムを購入する
   ためのリンクもある。

<http://www.macworld.com/article/2095446/apple-beatles-come-together-for-apple-tv-channel.html>

   コメントリンク: <http://tidbits.com/article/14507#comments>


**Apple のダウンロード帝国で数字を数える** -- アナリストの Horace Dediu
   が Apple のソフトウェアとサービスのビジネスを分析して、もしもその部門
   だけが独立の会社だったなら Fortune 500 の 130 位にランクされる(巨大製
   薬会社 Eli Lilly のすぐ上に来る)という結論を出した。Dediu の試算によ
   れば Apple は前四半期に Mavericks と iWork を無料でリリースしたことに
   より 3 億 5 千万ドルの収益を放棄したという。それにもかかわらず Apple
   は iTunes と App Store からさらに膨大な収益を得ており、四半期あたりの
   粗利益は 70 億ドル近くとなった。

<http://www.asymco.com/2014/02/10/fortune-130/>

   コメントリンク: <http://tidbits.com/article/14506#comments>


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