TidBITS#1352 日本語版

TidBITS Japanese hosoka @ ca2.so-net.ne.jp
2017年 1月 21日 (土) 01:51:32 EST


TidBITS#1352/16-Jan-2017
========================
   英語版: <http://tidbits.com/issue/1352>
   日本語版: <http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1352.html>
  
  
  Consumer Reports は当初、バッテリ寿命が悪いことを理由に挙げて 2016 年
  型 MacBook Pro に「推奨できない」という評価を与えたが、その後その評価
  を取り消し、Apple のソフトウェアの中のこれまで誰も経験しなかった類いの
  バグが彼らのテスト結果に影響を与えていたと述べた。Glenn Fleishman が、
  Consumer Reports がどのような誤りに陥ったのか、それがなぜ問題なのかを
  説明する。また今週号では Jeff Porten が CES 2017 からの報告の締めくく
  りとして、ショウのフロアからさまざまの機器や製品を紹介する。Adam Engst 
  は Ookla の Mac 用アプリ Speedtest をレビューする。たった二回クリック
  するだけで、あなたのインターネット・パフォーマンスが分かるという。今週
  注目すべきソフトウェアリリースは、Fantastical 2.3.3、HoudahGeo 5.1.5、
  それに Typinator 7.1 だ。

記事:
   Ookla Speedtest をメニューバーから走らせる
   Consumer Reports の MacBook Pro 評価を気にすべき理由
   CES 2017: CES 展示会場でのガジェット探し (1 日目と 2 日目)
   CES 2017: CES 展示会場でのガジェット探し (3 日目と 4 日目)
   TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2017 年 1 月 16 日
   ExtraBITS、2017 年 1 月 16 日


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Ookla Speedtest をメニューバーから走らせる
------------------------------------------
  文: Adam C. Engst: <ace @ tidbits.com>, @adamengst
  原文記事: <http://tidbits.com/e/16998>
  訳: 亀岡孝仁 <takkameoka @ kif.biglobe.ne.jp>
  
  もしあなたが私の様であれば、自分の Internet 接続がどれ程速いかなどあま
  り気にしないであろう... それが明らかに正常に働かなくなるまでは。もしそ
  の様な場に遭遇したら、私は Speedtest.net や Netflix の Fast.com といった 
  Web サイトをダウンロードし、現状がどうなっているか調べる。しばしば、答
  えは "何かがおかしい" で、その様な場合、私はまず最初に AirPort Extreme 
  を再起動してみる。そして、それでも治らないなら、次は Spectrum (以前の 
  Time Warner Cable) 支給の Arris ケーブルモデムの番である。これらの再起
  動で、十中八九、私の Internet 接続は元に戻る。私には、これは余分な手間
  だと感じられる。何故ならば、製造者ならそんな簡単な修正は予期し、折り込
  んでくれることを期待するからである。しかし、これはそう悪い話ではない。
  と言うのも、もっと複雑な問題だと時間がかかる Spectrum サポートへの電話
  が必要となるからである。
  
<http://www.speedtest.net/>
<https://fast.com/>
  
  しかし、最終的には速度テストの話になるし、私は Ookla の Speedtest サー
  ビスをありがたいとは思うが、そのサイト上の宣伝には夢中になれない。とり
  わけ MacKeeper や同様の製品のための怪しげな宣伝で、サイト自身のインタ
  ーフェースと区別するのが難しいものは嫌である。選択肢としては、他のサー
  ビスやツールにはこと欠かないし、私自身もこれ迄の間にその幾つかを試した
  ことがあるが、この様なテストをする必要性は滅多にないので、結局のところ、
  覚えやすい Speedtest.net に行ってしまう。(この記事の調査で見つけたもの
  の主なものは、SourceForge Speed Test, Measurement Lab の Network 
  Diagnostic Test, Speakeasy Speed Test, そして DSLReports の Speed Test 
  である。これら全てが同じ様な測定結果を示したが、私は SourceForge テス
  トのインターフェースと推奨事項が一番気に入った。)
  
<https://sourceforge.net/speedtest/>
<http://www.measurementlab.net/tools/ndt/>
<https://www.speakeasy.net/speedtest/>
<http://www.dslreports.com/speedtest>
<http://tidbits.com/resources/2017-01/SourceForge-Speed-Test.png>
  
  と言うわけで、私は Ookla が Mac のメニューバーに住み、速度テストを2回
  のクリックでやらせてくれる Speedtest アプリを無料で出してきたことを歓
  迎したい。 
  
<http://www.speedtest.net/apps/mac>
  
  一旦 Mac App Store からインストールした後、メニューバーに現れる様にす
  るには、それを Application フォルダから起動しないといけないかもしれな
  い。テストウィンドウを開くには、そのメニューバーアイコンをクリックし、
  そして大きな "Go" の丸を再度クリックする。Speedtest はそのテストを開始
  し、そして結果を同じウィンドウに表示する。テストを繰り返す時は、Go を
  もう一度クリックする。Speedtest アプリはあなたの試験結果を覚えており、
  ウィンドウの右上隅にある人影のボタンをクリックすることで、最高速度、平
  均速度、そして直近3回の結果が見られる。ずっと前の結果を見たい時は、
  Result History をクリックする。
  
<http://tidbits.com/resources/2017-01/Speedtest-app.png>
  
  このアプリを終了したい時は、この画面上にある Quit Speedtest をクリック
  するのだが、このコマンドを隠しておく場所としては奇妙な場所に思える。幸
  いにして、どの時点でも Command-Q を押せば同じことが出来る。
  
  Speedtest アプリの私のお気に入り機能は、それが他のアプリに切り替えたと
  してもテストを継続することとである。Speedtest ウィンドウは消えるが、そ
  の結果をバナー通知の形で返してくる。
  
<http://tidbits.com/resources/2017-01/Speedtest-app-notification.png>
  
  私の一番の苦情は Speedtest をメニューバー専用のアプリとした Ookla の決
  定に関わる。これはとりわけ CPU 喰いではないが、私の 27-inch Retina iMac 
  上での CPU 使用率は、走っていない時で 1-2 パーセント、テストをしている
  時で 5-9 パーセントといった所であった。速度テストを走らせる頻度を考え
  れば、私なら使った後は Speedtest を閉じておきたいと思う。現状では、気
  づかない程度ではあろうが、私の iMac の動作を遅らせる。
  
  何れにしても、もし Web サイトに行くよりアプリの方を好むのであれば、この 
  Mac 用の Speedtest アプリは検討する価値がある。これは無料で、使い易く、
  そしてそのインターフェースには宣伝も出てこない。
  
  
  ----
  コメントリンク: <http://tidbits.com/e/16998#comments>
  Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/16998>
  
  
Consumer Reports の MacBook Pro 評価を気にすべき理由
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  文: Glenn Fleishman: <glenn @ glennf.com>, @glennf
  原文記事: <http://tidbits.com/e/16989>
  訳: 亀岡孝仁 <takkameoka @ kif.biglobe.ne.jp>
  
  Consumer Reports が 22 December 2016 に 2016 MacBook Pro に対し "推奨
  しない" 評価を与えた時、多くの人と同様、私も頭を掻いてしまった。この新
  しいラップトップは申し分ないとの評価ではなかった;そうではなく、CR は
  試験に供した3台のユニットの間で、色々なテストに対して電池寿命が大きく
  バラついたと言うのである。技術報道者の一人として、私はその様な状況下に
  遭遇したら自分だったり何をするであろうかは知っている積りである:自分の
  せいでテスト結果に誤りが出たに違いないと想定し - 同じモデルの電池寿命が 
  3.75 時間から 16 時間とバラつくとは - そして、その原因が分かるまで、自
  分のせいか、Apple のせいかに拘らず、試験結果を公表することはしないと思
  う。私もこの様な経験は幾度もしてきていて、その中には、初代の 802.11n 
  AirPort ルータに重要なバグがあることを発見し、Apple は後日それを修正し
  たと言う例も含まれる。
  
<http://www.consumerreports.org/laptops/macbook-pros-fail-to-earn-consumer-reports-recommendation/>
<http://www.macworld.com/article/1132627/timecapsule.html>
  
  CR のテスト結果のバラつきのはっきりした原因は 11 January 2017 に明らか
  になった。 Apple が CR に提供された試験方法を調べたところ、Safari の中
  で開発者オプションを有効にした後にのみ現われる一つの設定項目に影響を与
  えるバグを発見した。Apple はもう既にこのバグ修正を織り込んだ Sierra の
  開発者ベータをリリースしており、CR もこのバグ修正を取り込んで問題のラ
  ップトップの再試験を実施すると言っている。__アップデート:__ CR はこの
  バグ修正を取り込んだ再試験を行い、今や MacBook Pro を推奨としている。
  
<http://www.recode.net/2017/1/10/14227448/apple-consumer-reports-retest-macbook>
<http://www.consumerreports.org/apple/apple-releases-fix-to-macbook-pros-in-response-to-consumer-reports-battery-test-results/>
<http://www.consumerreports.org/apple/consumer-reports-now-recommends-macbook-pros/>
  
  私はこの事態に苛立ちを覚える自分を抑えきれない。それは Apple を擁護し
  たいとか、或いは、Consumer Reports をけなしたいとか言うものではない。
  もちろん CR には、iPhone 4 の頃、有りもしない Antennagate 問題を煽った
  ことを含む光と闇が交錯する歴史がある ("Apple、iPhone 4 アンテナ問題に
  答える" 16 July 2010 参照)。
  
<http://www.consumerreports.org/cro/news/2010/07/lab-tests-why-consumer-reports-can-t-recommend-the-iphone-4/>
<http://tidbits.com/article/11434>
  (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1036.html#lnk4>
  "Apple、iPhone 4 アンテナ問題に答える"
  
  そうではなく、私が気になるのは CR がどの様に Apple とやり取りしたかで
  はなく、同社が読者に仕える役目を果たせなかったやり方である。 (CR は購
  読出版ではあるが、時には一般大衆に対しても無料で材料を提供することもあ
  る。) 最初の報告で、試験方法を十分に明らかにすることもせず、そして、結
  果に対する理由は試験設定ではないことを確かめるにはもっと為すべきことあ
  ったことを認めもしないことで、CR の行動は全ての技術の報道や評価に対す
  る信頼性を低下させるのではないかと心配になる。
  
  Consumer Reports は、今や、これ迄のどの時代よりも技術評価における重要
  性を担っている。何故ならば、綿密な試験をこなせるだけの人的資源と時間を
  有している出版物はもう殆ど残っていないからである。私も、最近、Fast 
  Company に、広範囲に及ぶ独立の試験の欠如故に、安全で信頼性のある USB-C 
  製品を見つける困難さについて書いたばかりである。この様な理由から、人々
  は益々 CR の推奨に依存する傾向があり、結果として余り良くない購入判断へ
  とつながる二つの理由が存在する:
  
<https://www.fastcompany.com/3066542/innovation-agents/how-volunteer-reviewers-are-saving-the-world-from-crummy-even-dangerous-us>
  
* CR の報告のせいで、最新の機器を購入すれば恩恵が被れたであろう人達が、
  不必要に購入判断を遅らせてしまう。
  
* CR の再試験で、問題全てがこのバグのせいであると分かったことで、一つ
  のメッセージが全消費者に送られた - Consumer Reports を読む人に限らす - 
  悪い結果が出ても、それは試験の間違いのせいかもしれないと。
  
  問題の設定を有効にするには、まず Safari > Preferences > Advanced を開
  いて、Show Develop Menu in Menu Bar チェックボックスを選択する。それか
  ら、Develop メニューで、Disable Caches を選択しなければならない。CR は、
  一連の 10 種の Web ページをローカルネットワーク経由で繰り返し引き出す
  スクリプトを用いており、キャッシュを不能にすることで、ユーザーが多くの
  サイトから新しいページを引き出す効果をシミュレートしている。キャッシュ
  しないことで、このテストはネットワークやサーバー性能に関係しない一貫性
  を提供出来る;キャッシュが有効だと、Safari はネットワークや他のシステ
  ム資源を殆ど使わない。このバグは、どうもアイコンキャッシングに関わって
  おり、場合によっては電池寿命を大きく損なうことになるようである。
  
  そうではあっても、この設定を使う人はまず誰もいないであろう - キャッシ
  ュはほとんどの場合性能を改善する。確かに新しい MacBook Pro 所有者の中
  には、前のラップトップや宣伝された性能に比べて電池のもちが悪いと苦情を
  言う人もいるが、普通のユーザーがこの特定のバグに遭遇するすることは無い
  であろう。(Apple は、macOS の中で電池の残量の計算を MacBook Pro のリリ
  ースに伴い不能にしたが、これは予測精度が上がった故だと報じられている。"
  macOS 10.12.2 Sierra、新型 MacBook Pro にフォーカス" 13 December 2016 
  参照。)
  
<http://tidbits.com/article/16954>
  (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1350.html#lnk2>
  "macOS 10.12.2 Sierra、新型 MacBook Pro にフォーカス"
  
  Consumer Reports は、責任ある技術出版物では標準として守られている事柄
  の殆どを行った:Apple に対して試験結果を提示し反論の機会を与えたが、
  Apple がそのバラつきの理由を説明出来なかった時、結論を変えなかった。結
  果を出版した後になって、CR は追加の情報を Apple に供与し、それを精査し
  た事で Apple はバグが Safari のどこにあるかを突き止めた。
  
  CR は再試験をし、電池寿命は以前のモデルや競合するラップトップに劣らな
  いとの結論に達したので、最初の報告がどれ程の被害をもたらしたのかを問う
  のは非礼ではないであろう。
  
  Apple の売上げに悪い影響を与えた可能性は否定出来ない。記者は自らの偽り
  のない、十分に吟味された試験結果が、ある会社の売上げに影響を与えるかど
  うかを心配するべきではないが、彼らは _常に_ 厳密さと公平性には配慮する
  必要がある。(記者は良心の呵責にさいなまされることもあるが、とりわけ小
  さな企業について書いている時には、これらは読者の利益を最優先させること
  とバランスが取られなければならない。)
  
  もっと心配なのは、CR の報告が消費者が Consumer Reports そのものに、ひ
  いては技術出版物全般に対して抱く信頼に対する影響である。企業の宣伝を検
  証する信頼に足る技術報道無しでは、消費者は本質的に偏った情報源しか持て
  なくなる。どんな技術企業でも自社の製品の品質について消費者をだますこと
  を積極的に狙うことは極めて稀ではあるが - Galaxy Note 7 問題を直ちに認
  めないことで Samsung が起こした最近の大失敗を思い起こして欲しい - 誰も
  が自社製品を最善の光で飾ろうとする。そしてその結果、都合の悪い現実は見
  え難くなってしまいがちである。
  
<https://www.nytimes.com/2016/10/12/business/international/samsung-galaxy-note7-terminated.html?_r=0>
  
  そう、私は Consumer Reports が、彼らの試験がなぜそれ程大きなバラつきを
  もつ結果となったかの見極めをするのに、自ら行なったと言っている以上にも
  っと一生懸命な努力をせずに彼らの推奨を公にしたことに対して疑問を呈した
  い。実際、CR は Google Chrome を使っての試験も少しやっているが、最初の
  記事では詳細に記述されてはいない。CR は、どう見ても Chrome を使った試
  験に基づいて MacBook Pro 推奨する気にはならなかったようだが、試験での 
  Safari 問題を分離する手助けにこれらの結果を使うことは出来たはずである。
  
  この話の教訓は、一つの試験の結果が通常からかけ離れている時、為すべきこ
  とはもっと深く掘り下げることで、この世に混乱を持ち込む事ではない。その
  理由は、会社の感情や売上げを救うためではなく、読者との信頼の絆を保つた
  めである。
  
  _注:この記事は CR が再試験をし、電池寿命はばらつきもなく十分な性能を
  有していることを確認し更新して推奨を出したより数時間前に出された。_
  
  
  ----
  コメントリンク: <http://tidbits.com/e/16989#comments>
  Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/16989>
  
  
CES 2017: CES 展示会場でのガジェット探し (1 日目と 2 日目)
----------------------------------------------------------
  文: Jeff Porten: <jporten @ gmail.com>
  原文記事: <http://tidbits.com/e/16984>
  訳: 清水 史彦 <qff01604 @ nifty.com>
  
  これまでのところ、CES で、「専任担当」として、私は、一日をセッション
  やミーティングで過ごし、あと一日は展示会場をうろついて過ごしていた。
  セッションは、様々な家電製品のトピックスに関するものであった。TidBITS
  のためのいくつかの面白いアイデアについて考えたり、リサーチを少々
  加えたりする時間が一度取れたなら、私は、それらについて書き上げようと
  思う。
  
  私が見た物について言えば、ミーティングはどれも非常に面白かった。だが、
  展示会場は、私が報道向けの個別イベントでこれまで見た物に比べると、少々
  面白さに欠けていた。公平を期して言うなら、それは、驚くほど巨大な展示
  会場で、ずっと多くの距離を私が歩いたことと関係があるかもしれない。
  私は、製品がどんな物で、興味をそそられるかどうか、私ですら分からない
  うちに、自分たちの製品の身の上話を語りたがる幾人かの広報担当者に対し
  て、思わず、Mr. Grumpy Journalist だったかもしれないと思う。(訳者注:
  Grumpy は、「白雪姫」に登場する七人の小人の一人の「おこりんぼ」)。
  
  では、私が面会した会社から始めて、それから、みなさんのために、私が
  展示会場で見つけた物に移ろうと思う。
  
  
**Other World Computing** -- OWC ならびに macsales.com として知られて
  いる Other World Computing は、2016 年の MacBook Pro 向け DEC 拡張
  ドックのプロトタイプで、「これまで私が見た中で最高の物」という称号を
  ただいま保持している。これは、MacBook の底面に、本体と段差無く取り付け
  られ、重さと厚みが少々増える。そして、Thunderbolt 3 ポートの一つに
  差し込むフラットな U 字形のコネクタが付いている。得られる物は、以下の
  通りだ。4 TB までの追加 SSD ストレージ、3 つの USB type-A ポート、
  多機能 SD カードリーダー、そして、ギガビット Ethernet ポートだ。OWC
  の CEO である Larry O'Connor は、他に何か入れられないかどうか、まだ
  最終的に詰めているところで、最終的に厚みと重さがどのくらいになるか
  分からないと言った。値段もまだ決まっていないが、O'Connor は、空の
  SSD ベイを有するエントリー・レベルのモデルがあり、そして、SSD の価格
  は、内蔵タイプのアップグレードに Apple が課す価格に対して、極めて
  競争力があると語った。
  
<https://www.macsales.com/>
<http://tidbits.com/resources/2017-01/OWC-DEC-dock-side.png>
<http://tidbits.com/resources/2017-01/OWC-DEC-dock-front.png>
  
  また、OWC は、Thunderbolt 3 Dock を誇らしげに展示してもいた。これに
  は、2 つの Thunderbolt 3 ポート (MacBook Pro を電源につながなくても
  いいように、パススルー・パワーが付いている)、Mini DisplayPort、5 つ
  の USB 3 Type-A ポート、ギガビット Ethernet、デジタル・オーディオ
  出力、3.5 mm オーディオ・コンボ入力、そして、SD スロットがある。
  MacBook Pro に合った色で登場し、2017 年 2 月に 299 ドルで販売開始と
  なる。
  
  この会社は、外付けストレージ製品でも知られていて、Thunderbolt 3 Envoy
  Pro SSD のデモンストレーションを行っていた。これは、ポータブル (そし
  て、とても薄い) ドライブで、2017 年 3 月に出荷される際には、500 GB
  から 2 TB の容量範囲で出てくる。価格はまだ設定されていない。展示は
  無かったが、私にとって新しかったのは Envoy Pro mini で、これは、
  USB 3.1 の入出力速度を持つ USB メモリサイズの SSD だ。これは、今でも
  買うことができ、容量は、120 GB、240 GB、そして、480 GB、価格は
  それぞれ、100 ドル、178 ドル、そして、270 ドルだ。
  
  私はまた、Larry O'Connor が、入出力速度とドライブ性能について、この
  業界にどっぷり浸かっているプロならではの数字を、技術を真剣に知り尽くし
  ている人物のような活力と共に、淀みなく披露してくれたことに感謝する
  次第である。こういった事は、CES では、よくある事ではない。広報担当者
  や会社幹部は、技術的な質問に答えるために、エンジニアを呼ぶ必要がある
  のが普通だ。O'Connor は、私よりも Mac のハードウェアについて深く把握
  している。これは、この会社の経営者にあなたが話しかける時に、ワクワク
  するものとなる。
  
  
**Even のイヤフォン** -- 以前書いたように、私は聴覚が劣っている ("iOS
  補聴器... 或いは、スーパーマンの耳の買い方" 2011 年 2 月 8 日参照)。
  私が、何らかの身体障害者用測定スペクトルにふさわしいかどうかは分から
  ないが、調子のいい日でも、私は、聞き逃す周波数があるし、耳が詰まって
  調子の悪い日には、右の耳がほとんど全く聞こえない。通常の場合、もし他の
  人が、私には聞こえない音に反応しなかったら、何を聞き逃したのか、私が
  気づくことはない。
  
<http://tidbits.com/article/11954>
  (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1063.html#lnk3>
  "iOS 補聴器... 或いは、スーパーマンの耳の買い方"
  
  世の中には、「聴こえないわけではないが、それほどいい耳ではない」私たち
  のような人が大勢いるように思われる。そして、Even 社(*)は、しゃれた
  ソリューションを持っている。それは、聴覚テストを内蔵したヘッドホンと
  イヤホンで、そして、聴くのに問題がある周波数に合わせて、イコライザーを
  調整してくれる。ヘッドセット (これは、どちらの側をどちらの耳にあてるか
  分かるように色分けされている) を装着し、テストを始めるために、コード上
  のボタンを数秒間、長押しする。すると、ヘッドセットから、左右の耳に
  それぞれ、非常にソフトな音から始まって、次第にボリュームを上げながら、
  8 種類のオーディオ・サンプルが流される。そして、聞こえたらボタンを
  押す。テストにかかる時間は約 3 分だ。終了後、ヘッドセット上の Even
  ボタンを押して、イコライザーをオンオフする。別の環境に居て、音響特性
  を調整する必要があれば (すなわち、機内や、異なるバックグラウンド・
  ノイズがある場合)、単にテストをもう一度やるだけだ。(同社の Web サイト
  には、テストのオンライン・バージョンがある。)
  
<https://www.geteven.co/>
<http://tidbits.com/resources/2017-01/Even-Earphones.png>
  
  これらの製品は、ゆくゆくは、音楽ならびに映画用に、私の頼りになるヘッド
  セットになると思う。1 日使ってみたが、Even の音響特性の効果で、音楽が
  ものすごく豊かに聞こえた。Podcast は、それほど違って聞こえなかったが、
  これが、アメリカ人のアクセントではない英語を聞くのに役立つかどうか
  試してみることに、私は興味を持っている。これは、時々私を困らせるのだ。
  いくつか警告がある。オーディオ処理はコードで行われるので、多くの有線
  ヘッドセットとは異なり、これらを使うためには再充電しなければならない。
  また、これらのスイッチを入れるのを忘れないでいる必要がある。(使って
  いない時は、通知用に内蔵されているオーディオの合図と共に、自動的に
  スリープする。) そして、多くのヘッドセットのように、ボタンの実装を顎の
  高さに持ってくることができないので (ボタンは、左右のコードがそこから
  出て来るのに十分低い位置にある)、内蔵マイクは胸の位置に来る。これは、
  電話に最適とは言えない。だが、聴覚に幾分障害を持つ人のためにより良い
  音をという彼らが意図する目的故に、私は、Even 社のヘッドホンは、大きな
  勝利だと考えている。ヘッドホン (179 ドル) とイヤホン (99 ドル) は、
  Even の Web サイトで、ただいま入手可能だ。そして、Even には、もうじき
  登場する Bluetooth バージョンがあり、これを使えば、複数の聴覚
  プロファイルを同時に保存することができるようになる。
  
  
**Aifi の Bluetooth スピーカー** -- Aifi は、「めちゃめちゃクール、
  だけど、金に糸目をつけない時に限ってで」賞という怪しげな賞を受賞した。
  単独では、一台の Aifi スピーカーは、他にもたくさんある、ポータブルの
  良い Bluetooth スピーカーだ。だが、もしあなたが 2 台以上持っていたら、
  魔法が起こる。それらを横に並べたり、積み重ねたり (あるいは、碁盤目状に
  配置したり) してみるとよい。すると、追加されたスピーカーは、それらが
  触れているユニットに対して、自動的にスレーブになり、一つのオーディオ・
  ソースで複数のスピーカーを、ケーブル接続やセットアップをすることも
  なく、駆動することができるようになる。しゃれた LED 照明システムが色を
  変えて、Aifi スピーカーが、独立しているのか、スレーブになっているのか
  表示する。そして、スピーカーが水平に並べられているのか、あるいは、
  垂直に重ねられているのかに応じて、音楽は、そのオーディオ形態を賢く変化
  させる。残念ながら、これは 1 台 299 ドルで、その機能を最大限に活用する
  ためには、あなたはこれがたくさん (えー、最低 2 台) 必要なのだ。
  
<http://aifi.se/>
<http://tidbits.com/resources/2017-01/Aifi-bluetooth-speakers.png>
  
  
**SCOTTeVEST の OTG** -- SCOTTeVEST は、オタク向けに、追加のポケット
  を山ほど付けたジャケットやベストの製造に関する長い実績を持っている。
  だが、むしろ私が驚いたのは、同社の OTG だ。これには、29 のポケットの
  うち、フルサイズのラップトップを持ち運ぶのに十分なほど大きな _2 つの_
  ポケットと、タブレット用の _もう一つ_ のポケットがある。なので、もし、
  あなたが MacBook Pro、iPad Po、そして、面白半分に iPad をもう一台
  持って旅行に行くのが好きならば、準備は万端だ。M サイズと L サイズの
  ジャケットには、15 インチの MacBook Pro を収納することができる。一方、
  S サイズは 13 インチまで収納できる。価格は 215 ドルで、ただいま入手
  可能だが、クーポン・コード CES17 を使えば、CES 期間中は 30%、1 月の
  残りの期間は 25% オフとなる。
  
<http://www.scottevest.com/v3_store/OTG_Jacket_Men.shtml>
<http://tidbits.com/resources/2017-01/SCOTTeVEST-OTG.jpg>
  
  
**Elgato の Eve** -- CES で、私の目を退屈でぼうっとさせるものが一つ
  あるとすれば、それは、スマートな家電製品を提供する何百もの会社だ。
  そうした家電製品の中には、HomeKit に準拠したものもある ("大草原の
  HomeKit のお伴: 中心となる概念" 2016 年 11 月 3 日参照) し、他には、
  競合する他の 4 つの規格の一つに準拠するものもある。こうした製品の
  うち、どの製品が他の製品よりも優れているのかを語ることは、私には
  できない。なので、今まで、私はそうした製品を全てスキップしてきた。
  だが、私は、Elgato の Eve システムについて語ろうと思う。それは、純粋
  に、私にはこの会社に弱みがあるからだ。彼らの製品の一つは、私が 13 年
  以上前に TidBITS 向けに書いた最初の記事のテーマであった ("TiVo に
  代わるもの: EyeTV " 2003 年 11 月 10 日参照、コンピュータの仕様に
  関する過去からの本当に楽しい経験のために)。
  
<http://tidbits.com/article/16843>
  (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1346.html#lnk3>
  "大草原の HomeKit のお伴: 中心となる概念"
<https://www.elgato.com/en/eve/meet-eve>
<https://tidbits.com/article/7431>
  (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-705.html#lnk3>
  "TiVo に代わるもの: EyeTV"
  
  Eve は、私が関心を持っている各種のキットの販売代理店だ。すなわち、
  センサー、スイッチ、そして、コンセント (それぞれ、40 から 80 ドル) を
  取り揃えていて、全て、無料の iOS アプリでやり取りできる。理屈では、
  値段ははるが、これらをパレット買いして、全ての家電製品をコントロール
  したり、あるいは、家の中の全てのドアの状態をチェックしたりすることが
  可能だ。実際には、コントロールしたいとか、モニターしたいとか思う重要な
  ものをいくつか選び出し、そして、実際にやりながら拡張していく。価格設定
  や特徴の段になると、Eve は、ここにいる他の全てのベンダーと似たような
  ものになってしまう。誰か、価格で競争したり、他とは違う特徴を持って
  いないかどうかだが、私はまだそうしたベンダーを見たことがない。
  
  
**Carrobot の Driving Assistant** -- ある種の仮想現実や拡張現実がなけ
  れば、CES は、まさにCES だとは言えない。そして、これまで私が注目して
  きたもの (顔の大部分を覆うゴーグルを装着した何十人もの人をスキップした
  後で) は、Carrobot の C2 だ。これは、車のフロントガラス用の車内の
  ヘッドアップ・ディスプレイだ。これには、あなたが当然だと思うような
  もの、例えば、あなたがコックリコックリしていたり、電話に気を取られたり
  していることにこれが気付いたら、あなたを怒鳴りつけるといったようなもの
  とは別に、いくつかの巧みな技がある。だが、私は、これに内蔵された音声の
  やり取りについては少々疑問を抱いている。これは、せいぜい、Siri や
  Google Assistant のコピーのように思われる。これがあなたのお気に入りに
  なるかどうかを決める最速の方法は、彼らのちょっとばかげた 2 分間の
  YouTube ビデオを見てみることだ。もし、あなたが中国語を喋るのであれば、
  その場合はただいま入手可能だ。それ以外の人には、2017 年 4 月に出荷
  され、価格は 500 ドルもする。
  
<http://en.carrobot.com/>
<http://tidbits.com/resources/2017-01/Carrobot-Driving-Assistant.png>
<http://www.youtube.com/watch?v=F8gzXND27yk>
  
  
**Xenoma E-Skin** -- 私は、Xenoma の E-Skin について語ろうと思うが、
  それは、E-Skin が、このカテゴリーにおける新たなトレンドだからでは
  なく、このカテゴリー (衣類に織り込まれた技術) が、近い将来、あるいは
  中期的に、爆発的に伸びるからだ。布地に埋め込まれたプリンタブル・
  エレクトロニクスは、衣服を、カメラ不要のモーション・キャプチャー・
  ユニットに変える。200 ドルという価格なので、E-Skin のプレミア・シャツ
  は、あなたが気軽に買いたいと思うものではないが、あなたが重要顧客と
  いうわけではない。Xenoma は、この技術プラットフォーム上でモノづくり
  をするデベロッパーと契約することを主として目論んでいる。ここでの狙い
  は、規模が大きくなれば、プリンタブル・エレクトロニクスは非常に安価に
  なるので、最終的に、この技術を有する衣服が、もっとも安い飾り気のない
  古い衣服を除いて、価格競争力を持つようになるということだ。今のとこ
  ろ、あなたがスマートな衣服に関してできることはあまりないが、10 年後
  に何を着ることになるか知りたいのであれば、この技術から目を離さない
  ことだ。
  
<https://xenoma.com/eskin-dk>
<http://tidbits.com/resources/2017-01/Xenoma-E-Skin.png>
  
  
**UpWell** -- 慢性の健康障害がある人物として話をしながら、私は、私の
  ような人たちの擁護者であるという UpWell のキャッチフレーズに、ただち
  に興味をそそられた。本質的に、UpWell は、慢性病を持つ人たちのために、
  一か所で何でも揃う買い物や、トラッキングの無料サービスを提供したいと
  思っている。ただいま現在、ベータ・バージョンではあるが、同社は、糖尿
  病、メンタル・ヘルス問題、そして、心臓疾患のためのプログラムを持って
  いる。これらのプログラムのうち、どれか一つに登録すると、その問題に
  ついて、個人に合わせた教育とサポート・システムが提供される。最終的
  に、UpWell は、処方薬の購入や、合法的なトラッキングも扱うことになる
  だろう。私は、このサービスに関して、品質をチェックする機会がまだない
  が、ベータ・バージョンに何があって、2017 年 6 月に完全に立ち上がった
  ら、何が含まれるようになるのか、完全には分からない。だが、もし、
  ほんの少しでも興味をそそられると思われるのであれば、試してみることだ。
  と言うのは、ベータ・プログラムは、一般向けに開放されているからだ。
  
<https://www.upwell.com/>
  
  
**NuCalm** -- 毎年、私は、典型的には少なくとも一つのものについて、
  純粋に、まがい物の評価のための記事を書く。そして、今年の候補は、
  NuCalm が言っていることで、その製品を使うと、20 分で 2 時間以上の睡眠
  のメリットが得られると言うものだ。あなたがするのは、どうもこう言うこと
  らしい。首に局所クリームを塗りつけ、顎に微小電流を流すアクセサリーを
  取り付け、「ニューロアコースティック」アプリとヘッドホンで音を聴き、
  そして、アイマスクをつける。(アイマスクが、光を遮ること以外に、何か
  特別なことをしているかどうかは不明だ。) 私は、ニューロ・テクノロジーが
  言うことについては全て極めて懐疑的なので、このまがい物は、ジャンルに
  関してであって、この特定のベンダーではないということを強調して
  おきたい。どうやら、NuCalm はおよそ 20 年ほど経っていて、研究によって
  支えられているようだ。だが、私は、それが実際に効果があると分かるまで
  は信用しない。NuCalm は、医療プロバイダーを通じたサービスとして、現在
  利用可能であり、2017 年の第四四半期には、コンシューマー製品として登場
  する。価格はまだ設定されていない。
  
<http://findyourcalm.com/>
  
  
**FACIL'iti** -- 私は、アクセシビリティの専門家ではないので、Web の
  アクセシビリティについて複数の競合する規格があるのかどうか分からない。
  とは言うものの、私が FACIL'iti について見たデモには感銘を受けた。これ
  は、あなたが購入するものではなく、あなたのお気に入りの Web の発行者に
  従うよう要求するものだ。一度 FACIL'iti にサインアップして、あなたが
  苦労している障害について、フォームに記入する。FACIL'iti には、失読症
  から光過敏性癲癇、そしてパーキンソン病に至るまで、あらゆる障害のため
  に用意された設定がある。それから、あなたが、アクセシビリティに適合
  した Web サイト (これまでのところ 300 ほどある) に行くと、ページ全体の
  色、テキスト、そしてレイアウトが、あなたに合うように調整される。
  例えば、あなたがパーキンソン病を患っているのであれば、使うことができ
  ないドロップ・メニューは、非常に大きなクリックするターゲットが付いた
  サイドバーになる。未来の Web デザイナーとして、私は、FACIL'iti と、
  アクセシビリティに適合したサイトがここで見せてくれた仕事の意義に、
  私は感銘を受けた。そして、年老いていく一人の男として、私は、これや、
  これに似たようなものが、もっと普及するのを見たいと思う。
  
<http://www.facil-iti.com/>
  
  
**Power Aid のソーラー・ハット** -- CES には、お馬鹿な帽子のための物
  があるようだ。Power Aid のソーラー・ハットは、最初は馬鹿げているよう
  に思われたが、太陽の光が降り注ぐ気候の中で、屋外で長時間過ごす人たち
  にとっては有用かもしれない。あなたが当然考えるように、これは、太陽電池
  パネルが付いた帽子に過ぎない。だが、あなたが、電話を屋外にいる間に充電
  しようと思うのであれば、立ち止まって、パネルを地面に広げるよりも、帽子
  をかぶって歩き回る方がはるかに簡単だ。だが、野球帽では、1 時間あたり、
  175 mAh しかないので、この製品は、電源なしで数日間過ごすたくましい
  アウトドア狂に、もっとずっとふさわしい。野球帽は、ただいま 50 ドルで
  入手可能だと私は言われた (この会社のサイトではもっと高いが)。バケツ形
  の帽子は、2017 年 4 月に登場する予定で、充電能力が 2 倍になって 70
  ドルだ。
  
<https://solsolhat.com/>
  
  
**International Communication Project** -- 私は、International
  Communication Project にとても惹きつけられた。彼らは、私に何も売ろう
  とはしなかったからだ。代わりに、彼らのブースの展示は全て、みんなに、
  自分の子供たちに話しかけるのを思い出させることに関する物だった。特に、
  就学前の子供たちにできるだけ頻繁に話しかけること、そして、画面を覗き
  込む時間が、話をする時間や言語能力の発達を押しのけてしまうということに
  注意しなければならない。これは、運営団体による一回限りのキャンペーンの
  ように思われる。彼らは、世界中で、コミュニケーションの困難について
  行なっている他の多くのキャンペーンをリストに掲げている。だが、
  テクノロジーに特化したキャンペーンは無かった。それでもなお、CES で姿
  を見せるのは、彼ら自身を技術のスポットライトの中に登場させる賢い
  やり方だ。
  
<http://www.internationalcommunicationproject.com/about-icp/>
  
  
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  Tweet リンク: <http://tidbits.com/t/16984>
  
  
CES 2017: CES 展示会場でのガジェット探し (3 日目と 4 日目)
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   文: Jeff Porten: <jporten @ gmail.com>
   原文記事: <http://tidbits.com/e/16987>
   訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>
  
  CES の最後の二日間は、さらにもっと消耗の激しいものであった。私の両足が
  「座って休ませろよ、このバカ!」と叫び続けるのを無視して、記事のネタを
  探しつつ必死にフロアを歩き続けなければならなかったからだ。でも、努力の
  甲斐はあった。見つけたさまざまの機器や製品を、以下で紹介して行こう。
  
  CES が終わった後、ここラスベガスで出張中の休暇を楽しもうと思う。疲れを
  癒し、睡眠時間を取り戻したいからだ。でも、そうやって体を休めたら、今回
  のショウの全体的な動向に思いを巡らしつつ、これから数年間にコンシューマ
  向けテクノロジーにどんなものがやって来るかについて、考えをまとめた記事
  を書くつもりなので、また今後の TidBITS を楽しみにしていて頂きたい。
  
  
**Gyenno Spoon II** -- 賢いロボット・スプーンなんて行き過ぎだと思うかも
  しれないが、パーキンソン病や、その他筋肉の働きが悪くなる病気を持つ人々
  には、これが唯一の使えるスプーンなのかもしれない。スタビライザーを内蔵
  して、手や腕がひどく震えてもスプーンが平らに保たれるようになっている。
  第一世代の Gyenno Spoon は $299 で現在入手可能だ。ハンドル部分が小さく
  バッテリ寿命が向上した第二世代の製品が、今年中に同じ価格で発売される。
  実際に使っている様子が見たければ、Gyenno のサイトにビデオがある。
  
<http://www.gyenno.com/spoon-en.html>
<http://tidbits.com/resources/2017-01/Gyenno-Spoon-II.png>
  
  
**Keezel ハードウェア VPN** -- 仮想プライベートネットワーク (VPN) はあな
  たのコンピュータからインターネットへ流れるデータを暗号化するので、Wi-Fi 
  ネットワーク上にいる人があなたのネットワークを盗み見ることもできないし、
  あなたがしていることを ISP に追跡されることもない。また、VPN はあなた
  の地理的位置の見かけを変えることもできるので、あなたの国でブロックされ
  ているウェブサイトに行きたい場合に使えることもある。通常 VPN はソフト
  ウェアベースなので、使う度にあなたが自分でオン・オフの切替をしなければ
  ならない。その際に誤って設定を間違えれば、たちまちインターネット接続が
  無効になってしまう。Keezel が狙うのは、そこの手順を単純化することだ。
  これは持ち運び可能なハードウェア VPN ルータで、Keezel を Wi-Fi ホット
  スポットに接続し、デバイスを Keezel に接続する。主たる利点は、デバイス
  が Keezel を覚えているだけでよいので、うっかり暗号化なしの接続をしてし
  まう危険性が減ることだ。また、Keezel は 8000 mAh のバッテリーを内蔵し、
  周辺機器を充電することもできる。現在 Indiegogo で予約注文を受付中で価
  格は $139 だが、今年中に出荷された時点で価格が $149 となる。(現時点で
  予約注文すれば 2017 年 4 月に届くはずだ。)サービス価格は月額 $5 だが、
  購入時に年払い、二年払い、あるいは無期限の購読を購入することもできる。
  
<https://www.keezel.co/>
<https://www.indiegogo.com/projects/keezel-online-security-for-every-device-everywhere-wifi-technology#/>
<http://tidbits.com/resources/2017-01/Keezel.png>
  
  
**iOS 用 Aipoly Vision** -- Aipoly が同社の iOS 用 Aipoly Vision アプリ
  をアップデートした。これは AI を使った画像認識システムで、カメラが捉え
  たものを音声にして発声することで、目の見えない人の助けになろうとするも
  のだ。無料のこのアプリは認識可能な 1000 個のオブジェクトを含んだデータ
  ベースを内蔵しており、月額 $5 の購読をすれば現在 5000 個でさらに増え続
  けるオブジェクトを含む有料データベースが使える。同社の CES ブースには
  キッチンがディスプレイされていたので、主として家にあるオブジェクトが対
  象となっているのだろうと思う。一般向けには、Aipoly の Poly アプリが同
  じテクノロジーを使って事実上何でも認識する。皿の上の食べ物、目の前のレ
  ストラン、近所にある記念碑といったものが見分けられ、それぞれについての
  補足情報も表示する。こちらは 2017 年 5 月に登場予定だ。
  
<https://itunes.apple.com/us/app/aipoly-vision/id1069166437?mt=8>
  
  
**Batband 骨伝導ヘッドフォン** -- 周囲の音が自由に聞ける状態で電話が聞こ
  えるようにする必要があれば、骨伝導ヘッドセットが頭蓋骨を通して直接サウ
  ンドを耳に届けることができる。Batband ヘッドセットはそのためのもので、
  耳の上のところに先をこめかみに向けるようにして装着する。サウンドはちゃ
  んと聞こえたが、非常に騒音の多い CES のフロアではすごく聞きやすいとは
  言えなかった。長時間装着し続けても快適なのかどうか、私は考えてしまった。
  Indiegogo キャンペーンでの価格は $199 だが、2017 年 7 月に出荷されれば
  価格が $249 となる。
  
<https://batband.com/>
<https://www.indiegogo.com/projects/batband-bone-conduction-headphones-audio-gadget#/>
<http://tidbits.com/resources/2017-01/Batband.png>
  
  
**Fireflies ワイヤレス・イヤーバッド** -- Apple の AirPods の競争相手と
  なる製品は片手では数えられないほど多く見かけたが、そのほとんどすべてで
  価格が Apple と同等かそれより高いことに私は驚いた。Apple が AirPods に
  結構な利幅を適用していると私は思い込んでいたのだが、その価格は競争力の
  あるものだったと見える。私が気付いた範囲で AirPods よりも安かったのは
  ただ一つ、$120 の Fireflies イヤーバッドだ。そうは言っても、iPhone ユー
  ザーならば $40 余分に出して AirPods を買った方が Siri 統合や Lightning 
  充電があるので得だろう。
  
<https://firefliesaudio.com/>
<http://tidbits.com/resources/2017-01/Fireflies.png>
  
  
**QuietOn 雑音除去イヤーバッド** -- QuietOn が、AirPod のフォームファク
  ターの中に雑音除去(ノイズキャンセル)機能を盛り込んだ。最大 40 dB の
  能動型および受動型雑音除去を提供するワイヤレス・イヤーバッドだ。一度の
  充電で 50 時間保ち、誰かのいびきを遮断する必要があってさえも十分快適に
  眠れるように作られている。$199 で現在入手可能だ。
  
<http://www.quieton.com/>
  
  
**パブリック・スピーキング練習用 VoiceVibes** -- ほとんどの人は人前で話
  すのが死ぬより怖い、とよく言われるが、これは問題だ。人前でうまく話せる
  ようになるための最良の方法は、何度も繰り返し実践することだからだ。この
  ジレンマを脱することを狙った VoiceVibes は、ウェブベースのトレーニング
  用アプリを通じて話す練習の機会を提供する。このアプリの前でスピーチをす
  れば、あなたの声が生き生きしているかどうか、話す速度が適切かどうか、そ
  の他の要因に基づいて採点してくれる。私も、ポッドキャストの中の自分の声
  が嫌いなので、このアプリを試してみたいと思う。2017 年後半に VoiceVibes 
  は大勢の人々の前で話す体験をそのまま再現できる VR (仮想現実) システム
  をリリースする予定だ。(これこそ史上最も怖い VR ゲームだと思う人もいる
  かもしれない。)通常 VoiceVibes は各種の団体や組織に向けて販売されてい
  るが、今回同社は TidBITS 読者のために特別提供をしている。60 日間に限り、
  コード CES2017 を使って個人としてサインアップすれば、$30 で 6ヵ月間の
  購読ができる。その後の価格は未定なので、60 日間が過ぎた後にこれをお読
  みの方は <info @ voicevibes.com> に電子メールで問い合わせて頂きたい。
  
<http://www.myvoicevibes.com/>
  
  
**iPhone リモコン Puck** -- CES でほとんど毎回呼び物となるのが、あなたの
  電子機器に付属のリモコンに代わるものとして使えるハイテクのリモコンだ。
  でも、私が Puck を気に入った理由は、一度に一つずつデバイスに機能を追加
  するための安価な手段であるからだ。一個 $30 の Puck は小さな円筒形をし
  ていて、特定の一つの電子機器の正面に置き、赤外線リモコンをシミュレート
  することによってその電子機器をコントロールする。付属の iPhone 用アプリ
  ですべての Puck を、従ってそれぞれ対応するデバイスをコントロールできる。
  一個の Puck が複数個のデバイスをコントロールすることもそれらのデバイス
  がすべて赤外線照射範囲内にあれば可能なようだが、同社のウェブサイトでは
  それを確認することができなかった。そのように使うつもりなら、注文の前に
  問い合わせてみるべきだろう。
  
<https://getpuck.com/>
<http://tidbits.com/resources/2017-01/Puck-remote.png>
  
  
**Hudway Glass ヘッドアップ・ディスプレイ** -- すべてを内蔵して $500 も
  する自動車運転用ヘッドアップ・ディスプレイ Carrobot C2 について書いた
  際に(2017 年 1 月 10 日の記事“CES 2017: CES 展示会場でのガジェット探
  し (1 日目と 2 日目)”参照)既にスマートフォンでできることをあまりにも
  多く再現しようとし過ぎている点を私は批判した。どうやら同じことを思った
  人もいると見えて、$49 の Hudway Glass は基本的に、自らがヘッドアップ・
  ディスプレイとなる iPhone マウントだ。跳ね上げ式の透明なスクリーンが、
  画面をあなたの眼前に映し出すとともに、それを通して自動車の前方も見える
  ようになっている。映し出されるのは単なる鏡像なので、Hudway の iOS 用無
  料アプリを使うか、あるいは他の開発者のアプリを使うかして、正しい向きに
  鏡像が表示されるようにしなければならない。
  
<http://hudwayglass.com/>
<http://tidbits.com/article/16984>
  (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1352.html#lnk2>
  "CES 2017: CES 展示会場でのガジェット探し (1 日目と 2 日目)"
<http://tidbits.com/resources/2017-01/Hudway-Glass.png>
  
  
**Haiku 自転車取り付けディスプレイ** -- 私は Haiku のフォームファクター
  が気に入った。自転車のハンドルに取り付けて使う、スマートフォン用のディ
  スプレイ兼リモコンだ。ディスプレイには道順やメッセージなど現在進行中の
  通知が表示される。ジェスチャーを使ったシステムを使って、道路から目を離
  さず手をハンドルから離さずに、スマートフォンをコントロールしたり Haiku 
  をナビゲートしたりできる。現在 Indiegogo 上で 85 ユーロとなっているが、
  2017 年 4 月 $99 で出荷予定だ。
  
<http://www.haiku.bike/>
<https://www.indiegogo.com/projects/haiku-your-bike-assistant-bluetooth-bicycle#/>
<http://tidbits.com/resources/2017-01/Haiku-bike-clamp-display.png>
  
  
**Unistellar 拡張現実望遠鏡** -- NASA が発表する画像についてあまり知られ
  ていない秘密の一つは、家庭用の望遠鏡で見たものをそのまま反映した画像で
  はないということだ。普通には見えない星がコンシューマ向け望遠鏡で見える
  ようになることもあるが、Hubble 宇宙望遠鏡で撮影された豪華なカラー画像
  は目に見える色スペクトルに入るように後処理されたものだ。つまり、裏庭に
  置いた望遠鏡でいくら見てもそんな画像にはならない... ただし、AI レンズ 
  Unistellar を使った場合は別だ。これは二つのことをする。望遠鏡が受け取っ
  た光を増幅することと、あなたの目に見える画像の上にオプションで拡張現実
  画像を重ねて、Hubble やその他の望遠鏡による画像に施された効果を含める
  ことだ。この拡張現実表示はまた、星座の情報や、天文学の博士号を持ってい
  ないと分からないような星間距離の情報などもポップアップの中に表示する。
  2018 年にリリースされれば、$1000 から $1500 を支払って Unistellar のレ
  ンズを既存の望遠鏡に追加することもでき、Unistellar が独自に発売する望
  遠鏡(AI を内蔵していて自動位置取りもできる)を購入することもできる。
  
<http://www.unistellaroptics.com/>
  
  
**Tapp タッチ式南京錠** -- 南京錠は古いテクノロジーだが、多数の南京錠を
  使う必要がある場合、かさばる鍵束を持ち歩いたり、たくさんの数を覚えてい
  なければならなかったりして面倒だ。スマート南京錠の Tapp はその代わりに
  タッチインターフェイスを使い、最大 500 個の異なる指紋を記憶することが
  できる。iPhone 用アプリで、誰がその南京錠にアクセスしたかを日付と時刻
  の記録とともに完全な履歴として提供する。再充電可能なこの南京錠は、2 時
  間充電すれば 18ヵ月間働き続ける。2017 年 3 月に $99 で発売される。
  
<http://tapplock.com/>
<http://tidbits.com/resources/2017-01/Tapplock.jpg>
  
  
**連邦捜査局 (FBI)** -- ショウの会場で FBI がブースを出しているのを見て
  私が感じた第一印象は、FBI が去年 Apple といざこざを起こしたこともあり、
  厳しいものであった。(2016 年 2 月 17 日の記事“バックドアを批判した 
  Tim Cook の公開書簡についての考察”参照。)幸いにも、この政府機関が今
  回 CES にいたのは、もっと前向きの話題についてコミュニティーに働きかけ
  るためであった。つまり、出展者たちがショウの会場で知的財産の盗難やハッ
  キングに遭わないように、出展テクノロジーをセキュア化する援助をするため
  のブースだ。会場で自ら働く任務を割り当てられた特別捜査官が、名刺を手渡
  しながら、侵入を疑わせるようなことが起こればすぐに知らせて欲しいと人々
  に呼びかけていた。これをきっかけに、製造業者たちが常にセキュリティを心
  に留めるようになればと思う。特にインターネットに接続する機器については
  重要なことだ。詳しいことが知りたければ、FBI に連絡してトレードショウの
  セキュリティのための Strategic Partnership について問い合わせるとよい。
  
<https://www.fbi.gov/>
<http://tidbits.com/article/16269>
  (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1309.html#lnk3>
  "バックドアを批判した Tim Cook の公開書簡についての考察"
  
  
**Cardberry** -- 現代の小売業界における疑わしい側面の一つは、あらゆる店
  が買い物をする度にポイントカードを使わせようとすることだ。(ラスベガス
  ではさらに深刻で、どのカジノでもプレイする度にスキャンすべきカードをく
  れるので、財布がたちまち George Costanza の財布みたいになってしまう。)
  あらゆるポイントカードを一枚のカードにまとめてくれるのが Cardberry だ。
  過去にあった類似のものとは違って、Cardberry は iPhone アプリの中に情報
  を保存することにより無制限の枚数のカードを含めることができる。ただ、こ
  のやり方のため一つ余分に手間がかかる。つまり、カードを使う前にアプリの
  中で適切なカードを選んでおかなければならない。バーコードをスキャンする
  ものについては、カード内蔵の LED がスキャナに直接バーコード情報を送信
  することでカードに印刷されたものの代わりとする。$99 で現在入手可能で、
  カード充電器と、カードリーダー(これで他のカードをスキャンできる)が付
  く。ブースでは、チップリーダーとデータライターも付いた $129 のモデルが
  展示されていたが、係員によればこれは既に販売中だがまだサイトには載って
  いないという。Cardberry は、クレジットカードやデビットカードに $99 の
  モデルを使うことは勧めていない。セキュリティが銀行が推奨するレベルより
  低いからだ。この点が $129 のモデルで改善されているのかどうかははっきり
  しなかった。
  
<https://www.youtube.com/watch?v=yoPf98i8A0g>
<https://en.cardberry.com/>
<http://tidbits.com/resources/2017-01/Cardberry.png>
  
  
**Energysquare ワイヤレス充電器** -- モバイルフォンやポータブル電子機器
  にワイヤレス充電ができる機器を私はたくさん見てきたが、たいていは充電ポー
  トのところに誘導充電ステッカーを貼って、それからデバイスをパッドの上に
  置いて充電するタイプだった。けれども Energysquare はちょっと違う。誘導
  充電の方法を使わず、二つの金属製の接点が充電器具に付いていて、その接点
  がパッドに触るようになっており、この方が効率的だ。現在 Kickstarter プ
  ロジェクトが進行中で、当初価格はパッド 1 枚と充電器具 5 個で 49 ユーロ
  だ。同社は 2017 年 5 月に $89 で一般発売することを期待している。
  
<http://www.energysquare.co/>
<https://www.kickstarter.com/projects/700146891/energysquare-always-stay-charged>
<http://tidbits.com/resources/2017-01/Energysquare.jpg>
  
  
**10-Vins D-Vine** -- 私はワイン通ではないので、D-Vine の存在理由を理解
  できていないのかもしれない。D-Vine は、家庭内ソムリエ(ワイン鑑定士)
  になると主張する。10-Vins の真空パックされたフラスク(瓶)を一つデバイ
  スに取り付ければ、そのフラスクの RFID チップを読み取って、そのワインに
  最適の温度で曝気処理を施す。ただしこれは 10-Vins が供給するフラスクに
  入ったワインでのみ動作し、フラスクの価格はワインによってグラス一杯あた
  り $3 から $22 までとさまざまだ。デバイス自体は 2017 年 9 月に $1200 
  で出荷されるが、これに興味を惹かれるのはよほどのワイン愛好家だけだろう。
  でも、本物のワイン愛好家なら、飲めるワインを供給されるもののみに制限し
  たいと思うだろうか? また、自分でワインに最適の温度と酸素化を施すこと
  ができるのではないか?
  
<https://www.10-vins.com/the-d-vine>
  
  
**Troffee** -- Troffee がボタンを押すだけで使えるバリスタ(エスプレッソ
  職人)システムだと知って私はワクワクしたが、目の前にある商業用ユニット
  の価格が $90,000 だと聞いてがっかりした。何だそりゃ! でも、オランダに
  あるこの会社は、普通の人間にも手の出る価格のモデルを今年後半に出す予定
  だという。これらのマシンは、さまざまの種類のエスプレッソやコーヒー飲料
  を自動的に調製し、さまざまのシロップの中からあなたが選んだものを加える
  ことさえできる。
  
<http://www.troffee.nl/>
  
  
**Parkmatch** -- Uber や Lyft が自動車をやり繰りするのと同じように、フラ
  ンス国内のみの Parkmatch サービスは駐車スペースをやり繰りする。つまり、
  私有の駐車場のための Airbnb のようなものだ。無料のサービスにサインアッ
  プすれば、駐車できる個人の駐車スペースへアプリが道案内してくれる。この
  会社が米国にやって来たら、特に都市部では一大事になるだろうと思う。会社
  の広報担当によれば、2017 年後半か 2018 年前半には米国でも Parkmatch サー
  ビスが開始できることを期待しているという。編集者に教えてもらったことだ
  が、これに少し似た SpotHero と呼ばれるサービスがシカゴ、ニューヨーク、
  サンフランシスコにあるが、こちらは個人の駐車スペースでなく商用の駐車場
  を使ったものだという。
  
<http://www.parkmatch.eu/en>
<https://spothero.com/>
  
  
**Kanex GoPower Watch** -- 会場の Kanex ブースではこの製品を見かけなかっ
  たが、Kanex が GoPower Watch を発表した。これは、バッテリーを使った持
  ち運び可能は Apple Watch 用充電ドックだ。Apple の充電器の磁気誘導充電
  を再現しているが、4000 mAh を提供するお陰で Apple の充電器の 6 倍速く 
  Apple Watch を充電できる。標準的な USB-A ポートも備えていて、他の周辺
  機器に電源を供給したり iPhone を同時に充電したりもできる。$100 で現在
  入手可能だ。
  
<http://www.kanex.com/gopowerwatch>
<http://tidbits.com/resources/2017-01/Kanex-GoPower.png>
  
  
  ----
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  Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/16987>
  
  
TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2017 年 1 月 16 日
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   文: TidBITS Staff: <editors @ tidbits.com>
   原文記事: <http://tidbits.com/e/16997>
   訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>
  
**Fantastical 2.3.3** -- Flexibits が Fantastical 2.3.3 をリリースして、
  Edit メニューに Copy Day as Text を追加して一日のスケジュールをテキス
  トとしてコピーできるようにした。(Option キーを押せば Copy Week as Text 
  に変わる。) この人気のカレンダーアプリはまた、イベント場所の中のリンク
  をクリックできるようにし、ウィンドウ左端からドラッグすれば(隠れていた)
  サイドバーが現われるようにし、URL フィールドにテキストをペーストできな
  かったバグを修正し、Wacom タブレットとの互換性を改善し、CalDAV サーバ
  でのアカウント設定を改良している。(Flexibits からも Mac App Store から
  も新規購入 $49.99、無料アップデート、13.9 MB、リリースノート、10.11+)
  
<http://flexibits.com/fantastical>
  (日本語)<http://flexibits.com/jp/fantastical>
  "Flexibits | Fantastical 2 for Mac | Meet your Mac's new calendar."
<https://itunes.apple.com/us/app/id975937182?mt=12>
  (日本語)<https://itunes.apple.com/jp/app/id975937182?mt=12>
  "Fantastical 2 - Calendar and Reminders を Mac App Store で"
<http://flexibits.com/fantastical_releasenotes>
  
  Fantastical 2.3.3 へのコメントリンク: 
<http://tidbits.com/article/16994#comments>
  
  
**HoudahGeo 5.1.5** -- 2016 年の末に Houdah Software は HoudahGeo 5.1.4 
  をリリースして、Lightroom が標高と道順の値を取り込めなかった問題を回避
  した。この写真ジオタグ付けアプリはまたプロジェクトウィンドウを閉じた後
  に起こる可能性のあったクラッシュを修正し、ドイツ語ローカライズ版に訂正
  を加えた。
  
  そして今回、Houdah Software はバージョン 5.1.5 を出して、前回のバージョ
  ンで発生したバグの結果として HoudahGeo が一部の画像ファイルからタイム
  スタンプを読めなくなっていた問題を修正した。今回のアップデートではまた、
  Places ウィンドウがフルスクリーンモードのプロジェクトウィンドウと平和
  的に共存できるようにしている。(新規購入 $39、TidBITS 会員は 25 パーセ
  ント割引、無料アップデート、21.7 MB、リリースノート、10.11.5+)
  
<https://www.houdah.com/houdahGeo/>
<http://tidbits.com/member_benefits.html>
<https://www.houdah.com/houdahGeo/release.html>
  
  HoudahGeo 5.1.5 へのコメントリンク: 
<http://tidbits.com/article/16993#comments>
  
  
**Typinator 7.1** -- Ergonis が Typinator 7.1 をリリースして、前回のバー
  ジョンで導入したインタラクティブ入力フォーム(2017 年 12 月 2 日の記事
  “Typinator 7.0”参照)に改良を加え、入力フォームを開いたまま一時的に
  他のウィンドウに切り替えられるようにすることにより、コピー&ペーストで
  フォームフィールドに入力できるようにした。このテキスト展開ツールはまた、
  これまでのバージョンの Typinator で使われていた「バックスペースしてか
  ら展開」マーカーを無視するようになり、macOS 10.12 Sierra で走った際に 
  Includes フォルダから画像の挿入ができなかったバグを修正し、Dropbox 経
  由で共有したセット間のコンフリクトの処理を改良し、購読チェックにより起
  こるネットワークトラフィックの量を減らしている。2016 年 1 月 1 日以後
  に Typinator 6 を購入した場合、Typinator 7.1 は無料だ。それ以前に購入
  した場合には 12.49 ユーロでアップグレードできる。(新規購入 24.99 ユー
  ロ、TidBITS 会員には 25 パーセント割引、アップグレード 12.49 ユーロ、
  Typinator 7 ライセンスがあれば無料アップデート、8.0 MB、リリースノート、
  10.6.8+)
  
<http://www.ergonis.com/products/typinator/>
<http://tidbits.com/article/16925>
  (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1348.html#lnk6>
  "Typinator 7.0"
<http://tidbits.com/member_benefits.html>
<http://www.ergonis.com/products/typinator/history.html>
  
  Typinator 7.1 へのコメントリンク: 
<http://tidbits.com/article/16992#comments>
  
  
ExtraBITS、2017 年 1 月 16 日
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   文: TidBITS Staff: <editors @ tidbits.com>
   原文記事: <http://tidbits.com/e/16996>
   訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>
  
  今週の ExtraBITS では、Jason Snell が数名の Apple 識者たちとともに同社
  の 2016 年の実績を採点し、開発者 Greg Raiz が iOS の Activity シートに
  新たな見解を披露し、元 Apple で自動化の導師をしていた Sal Soghoian が
  アプリ拡張では既存の Mac 自動化ツールの代わりにはならない理由を説明し、
  共同作業用ツール Trello の所有者が変わり、Apple ベテランの Chuq Von 
  Rospach が Apple の 2016 年を振り返る。
  
  
**2016 年の Apple: Six Colors 成績表** -- Six Colors の Jason Snell が、
  Apple の 2016 年における成果について、彼独自の成績表を公表した。前回と
  同様、37 名の業界ウォッチャーたちの意見に基づいて作ったものだ。TidBITS 
  や Take Control のスタッフや著者たちの多く (Adam Engst、Tonya Engst、
  Josh Centers、Jeff Carlson、Kirk McElhearn、Rich Mogull も含まれる) も
  参加している。彼らの一致した意見として、Apple は 2015 年に比べて苦しい
  一年を過ごし、特に Mac、iPhone、iPad、Apple TV、それにハードウェア信頼
  性の面で評価が低くなった。明るい面を見れば、彼らの感触として Apple が
  より良くなった分野には Apple Watch、クラウドサービス、ホームオートメー
  ション、それに開発者との関係がある。皆さんの評価と合うかどうか、どうぞ
  この記事でご覧頂きたい!
  
<https://sixcolors.com/post/2017/01/2016-report-card/>
  
  コメントリンク: <http://tidbits.com/article/16995#comments>
  
  
**iOS の Activity シートを修正する方法** -- Medium の記事で、アプリ開発
  代理店 Raizlabs の CEO Greg Raiz が、Apple がどうすれば iOS の Activity 
  シートを改善できるか考察する。(これは Share (共有) シートと呼ばれるこ
  とが多いが、共有と無関係のアクションも含んでいるのでその呼び方は誤解を
  招くおそれがある。)彼が指摘するのは、めったに使われない AirDrop があ
  まりにも大きな面積を占めているため共有したいアプリが隠れてしまうことが
  多く、またカスタマイズのオプションも多過ぎることだ。Raiz は、現在のア
  プリ内部でのアクションと他のアプリとの間のデータ共有とをはっきり区別さ
  せつつ、よりクリーンでよりシンプルな Actions シートを提案する。また、
  アプリのアクションに優先順位を決め、使用頻度によって共有アプリを並べ替
  える。iOS 11 で、Apple がこれに沿った線で Activity シートをデザインし
  直してくれることを願いたい。
  
<https://medium.com/@graiz/useless-ui-e6f962e666e4#.2ptb82k53>
  
  コメントリンク: <http://tidbits.com/article/16991#comments>
  
  
**Apple は自動化をアプリ拡張で置き換えるつもりなのか?** -- 最近 Apple 
  から放出された自動化の導師 Sal Soghoian が、MacStories に説得力あふれ
  る論説を書いて、アプリ拡張では AppleScript や Automator など既存の自動
  化ツールに取って代わることができない理由を述べた。彼は見事な腕を発揮し
  てアプリ拡張とは何かを説明してから、それらを既存の自動化ツールと比較す
  る。ここで本当に心配なのは、Apple がそのような手立てを考慮しているので
  はないかという懸念があることだ。Soghoian は、iOS と macOS のアプリ開発
  のさらなる融合を目指すための手段として Apple がそれを考えているかもし
  れないと示唆するが、アプリ拡張を優先して自動化ツールを捨て去ることは、
  多くのプロフェッショナルの Mac ユーザーたちに我慢の限界を超えさせるも
  のとなる可能性が高いのが現実だ。それはすなわち、これまで Mac ユーザー
  であった人たちが iOS から離れて行き、彼らが影響力を持つネットワークも
  連れて行くという「逆ハロー効果」を生みかねない。
  
<https://www.macstories.net/stories/app-extensions-are-not-a-replacement-for-user-automation/>
  
  コメントリンク: <http://tidbits.com/article/16990#comments>
  
  
**Atlassian が Trello を 4.25 億ドルで買収** -- 私たちは共同作業用ツール 
  Trello がこの上なく大好きだが、Trello はつい最近、同社が企業向けソフト
  ウェアの会社 Atlassian に 4 億 2 千 5 百万ドルで買収されようとしている
  と発表した。Trello は Atlassian の研究・開発能力を生かしてサービスを改
  善できると主張するが、ユーザーの中には Trello が他の既存の Atlassian 
  製品と同様に複雑なものになってしまうのではないかという懸念を述べる人た
  ちもいる。いずれにしても、Atlassian がこれほど多額の出資をするからには、
  この会社が Trello に関して何か大きな計画を持っていると考えられるので、
  私たちの大好きなツールが急激に衰える心配はあまりないと思う。
  
<http://blog.trello.com/trello-atlassian>
  
  コメントリンク: <http://tidbits.com/article/16988#comments>
  
  
**Chuq Von Rospach がレビューする Apple の 2016 年** -- Apple ベテランの 
  Chuq Von Rospach が、Apple の 2016 年における成果を論評した。彼はこの
  会社にかなり辛辣な言葉を投げ掛けて「とにかくエンジンが全くフル回転して
  いない」し「自分自身と呼吸が合っていない」と述べた。彼は Apple が出荷
  予定日を守ることができず、結果として自らの製品を無力な状態に追い込んだ
  点を指摘する。さらに具体的に、Apple が顧客と連絡を取ろうとしなくなった
  こと、あまりにもデータに依存し過ぎること、出荷する製品に膨大な数のバグ
  や不具合が残ったままの杜撰な実行をするようになったことを、Von Rospach 
  は非難する。それにもかかわらず、彼は心を砕いて、この批判が根本的問題を
  暴露するものではないと言い添える。Apple はただいくつかの点を再修正する
  必要があるだけで、それさえあれば再び軌道に乗ることができるだろう。
  
<https://chuqui.com/2017/01/apples-2016-in-review/>
  
  コメントリンク: <http://tidbits.com/article/16986#comments>
  
  
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