TidBITS#1368 日本語版

TidBITS Japanese hosoka @ ca2.so-net.ne.jp
2017年 5月 12日 (金) 06:58:24 EDT


TidBITS#1368/08-May-2017
========================
   英語版: <http://tidbits.com/issue/1368>
   日本語版: <http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1368.html>
  
  
  Apple の Q2 2017 決算報告は一年前の四半期に比べて、私たちが気に入って
  いるこのコンピュータ会社により相応しいものとなったが、それでもまだ少し
  どんよりしたところはある。Apple CEO の Tim Cook は四半期に一度の投資家
  向け電話会議の場を利用して、Apple の米国内での雇用創出を強調するキャン
  ペーンを開始した。おそらくこれは、Apple 海外資金の本国への送金を現政権
  に認めさせようとする手段の一つなのだろう。先週は Google Docs に向けた
  大規模なフィッシング攻撃があった。Google が直ちに穴を塞いだが、やはり
  私たちも Google アカウントをセキュアにする対策をすべきだと Adam Engst 
  が勧める。Microsoft が教育市場向けイベントを開催したが、特に Apple を
  標的とした発表について、中でも新バージョンの Windows と、新型 Surface 
  ラップトップ、それと人気の Minecraft ゲームへの興味深い追加機能につい
  て、Julio Ojeda-Zapata が分析する。Geoff Duncan は寄稿記事で、Obama 時
  代のネット中立性を後退させようとする共和党の法案を概観する。最後に今週
  は iBooks Author Conference 入場パスが当たる DealBITS 抽選がある。今週
  注目すべきソフトウェアリリースは OmniFocus 2.9.1 と、OmniOutliner 
  Essentials および Pro 5.0.3 だ。

記事:
   Apple の Q2 2017 業績、微増に留まる
   Tim Cook、Apple の米国内雇用を強調、更なる増加を約束
   DealBITS 抽選: iBooks Author Conference 2017 入場パスが当たる
   Google、フィッシング攻撃を阻止:自分のアカウントを調べよう
   Microsoft 新 OS とラップトップ、教育市場で Apple と Google を狙う
   FCC と議会、ネット中立性の後退に向けて動く
   TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2017 年 5 月 8 日
   ExtraBITS、2017 年 5 月 8 日


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Apple の Q2 2017 業績、微増に留まる
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  文: Josh Centers: <josh @ tidbits.com>, @jcenters,
  Michael E. Cohen: <mcohen @ tidbits.com>, @lymond
  原文記事: <http://tidbits.com/e/17208>
  訳: 亀岡孝仁 <takkameoka @ kif.biglobe.ne.jp>
  
  2017 会計年第2四半期の業績報告で、Apple は純利益 $11.03 billion (希薄
  化後1株あたり $2.10)、売上げ $52.9 billion を発表した。同社の売上げは、
  低調な前年同期の売上げ $50.6 billion よりも 5% 上昇した ("Apple、Q2 2016 
  で 13 年ぶりの売上げ減少を記録" 26 April 2016 参照)。
  
<https://www.apple.com/newsroom/2017/05/apple-reports-second-quarter-results/>
  (日本語)<https://www.apple.com/jp/pr/library/2017/05/02Apple-Reports-Second-Quarter-Results.html>
  "Apple (日本) - Apple Press Info - Apple、第2四半期業績を発表"
<https://tidbits.com/article/16454>
  (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1319.html#lnk0>
  "Apple、Q2 2016 で 13 年ぶりの売上げ減少を記録"
  
  大きな知らせ - 文字通り - は Apple の保有現金で、これは $256.8 billion 
  に膨れた - 1兆ドルの四分の一を超える。ひょとすると、Apple は、J.R.R. 
  Tolkien の "The Hobbit" に出てくる同じ様な宝の山がある竜が占拠する山に
  ちなんで macOS 10.13 Erebor を WWDC で発表するかもしれない。
  
<http://www.cnbc.com/2017/05/02/apples-cash-hoard-swells-to-record-256-8-billion.html>
<https://en.wikipedia.org/wiki/Lonely_Mountain>
  
  他の良い知らせとしては、Mac は思っても見ない上昇を継続し、前年比 14% 
  の売上げ増で、販売台数は 4.2 百万台に達した。Mac の販売は Apple の昨年
  の売上げの内 $25 billion を占める。
  
  Services の売上げも再度 Apple の明るいそして光り輝くスポットとなり、前
  年比 18% 増のおよそ $7 billion であった。Cook はこの成長は主として、決
  済数が年間で 450% も上昇した Apple Pay と、売り上げが2桁成長した Apple 
  Music 及び iCloud Drive 購読のお陰だとした。Apple CFO Luca Maestri は、
  Apple の目標は Services の売上げを 2020 年迄に倍増させることだと言った。
  これ迄の数四半期の Services 部門の並外れた成長度合いを見ていると、これ
  は実際に到達可能だと思われる。
  
  Apple の核である iPhone 事業に関しては、熱狂度は下がってしまう。売上げ
  増は記録したが、ほんの僅かである:前年比 1% 増で、販売台数は 50.8 百万
  台であった。Apple は iPhone 一台当たりでは儲けを増やしていることになる。
  と言うのも、同社は、昨年同期に比べると販売台数では 1% の _減少_ を記録
  しているからである。Cook は Apple が製品構成の予測を誤ったと言った。
  iPhone 7 Plus は予測以上の人気であったと言うことで、それならば Apple 
  が販売台数減にも拘らず売上げを増やしたことの説明にもなる。
  
  悪かった側では、iPad 売上げの下降傾向は止まらず、前年比で 12% の下落で、
  Q2 2017 には 8.9 百万台しか売れなかった。何れにしても、Cook によれば、
  iPad 販売は引き続き下落したが、今四半期の結果は Apple の予測を上回った
  と言う。CFO Luca Maestri はまた iPad の "供給上の制約" があったことを
  認めていたので、これも売上げ下落の一要因であった可能性はある。
  
<http://tidbits.com/resources/2017-05/Apple-Q2-2017-revenues.png>
  
  Other Products 部門は、Q1 2017 には大打撃を受けたが ("Apple、Q1 2017 
  の記録的業績で外見上成長に復帰" 31 January 2017 参照)、驚異の前年比 31% 
  の売上げ増を記録した。これは、AirPods, Apple Watch, そして Beats ヘッ
  ドフォンといった製品のファンに対しては良い知らせであろう。そして Cook 
  はこれらが成長の牽引力であったことも明らかにした。"過去4四半期でのウ
  ェアラブル製品からの売上げは、Fortune 500 の会社の大きさに匹敵する" と 
  Cook は語った。
  
<http://tidbits.com/article/17029>
  (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1355.html#lnk1>
  "Apple、Q1 2017 の記録的業績で外見上成長に復帰"
  
  国際市場では、Apple は 14% の売上げ減少を Greater China 事業地域で経験
  したが、これは Americas での 11% の増加、Europe での 10% の増加、Japan 
  での 5% の上昇、そして残りの  Asia Pacific 市場でのとても健全な 20% の
  増加が無かりせば、かなりの懸念材料となっていたであろう。一方で、Apple は 
  China でも Mac, Services, そして小売で2桁の売上げ成長を遂げている。Cook 
  は Apple の China での業績は再度上向きに転じていることを強調して、China 
  については "とても楽しみしている" ことに変わりはないと言った。
  
  小売について、Cook は Apple Retail はその歴史の新しい局面に入ったと語
  った。具体的には、小売を率いる Angela Ahrendts の統率する新しい体験と
  新しいデザインを指す。Cook は Apple の Dubai における新しい店を取り上
  げたが、ちなみにこれは 495 番目の Apple Store の場所となる。Apple がその 
  500 番目の店についてお祭り騒ぎにするかどうかも興味を引くところではある。
  
  Apple は現在の米国政府ともうまくやっていこうとする姿勢の様に見える。新
  政府はオフショア企業の利益に対する税金を減らす話をしている。Cook は、
  Apple が全米 50 州に於いて 2 百万の仕事を作ってきたことを強調し、そして 
  Apple は昨年 $50 billion を米国のサプライヤーや開発者に支払ったことを
  付け加えた。"Apple は米国でしか生まれ得なかった会社である" と Cook は
  語った。この言い回しは、Apple が米国の労働市場に対する自らの貢献度を強
  調するキャンペーンの導入部から来ている  ("Tim Cook、Apple の米国内雇用
  を強調、更なる増加を約束" 4 May 2017 参照。)
  
<http://tidbits.com/article/17212>
  (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1368.html#lnk1>
  "Tim Cook、Apple の米国内雇用を強調、更なる増加を約束"
  
  最後に、Apple は $250 billion の資本還元プログラムを $300 billion に拡
  大したが、そこには同社の株主に対する配当金の増額も含まれる。18 May 2017 
  に Apple の株主は一株当たり $0.63 の配当金 (前四半期の一株当たり $0.57 
  から 10.5% の増加) を受け取る。Maestri が言うには、Apple は配当金を毎
  年増やしていく積もりで、次の8四半期で $89 billion を株主に返す計画で
  ある。
  
  結局の所、Apple の四半期業績は可もなし不可もなしの典型例である。同社の
  売上げも、販売成績も素晴らしくもなければ、惨めでもない、ただ単に OK な
  だけである。そして、この四半期のアナリスト電話会見も、あたかもそれを具
  現化した様に、何時もになく活気がなかった。 
  
  実際、我々はここ一年の毎四半期に観測してきた同じ劇的さに欠ける、うんざ
  りする程一貫した兆候を見ている:iPad はジワジワと下落、Services は着実
  に上昇、そして予測不能な Other Products 部門といった所である。Apple の
  財務面の安全性は1兆ドルの四分の一という現金で保たれてはいるが、投資家は 
  iPhone 成長の避けられない減速について長期的な心配はしているかもしれな
  い。しかし、現時点では、株式配当の増加に彼らも満足しているであろう。
  
  
  ----
  コメントリンク: <http://tidbits.com/e/17208#comments>
  Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/17208>
  
  
Tim Cook、Apple の米国内雇用を強調、更なる増加を約束
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  文: Josh Centers: <josh @ tidbits.com>, @jcenters,
  原文記事: <http://tidbits.com/e/17212>
  訳: 亀岡孝仁 <takkameoka @ kif.biglobe.ne.jp>
  
  Michael Cohen と一緒に Apple の Q2 電話会見を聞いていた時、Apple CEO Tim 
  Cook が如何に Apple が米国 50 州に亘って 2 百万の雇用を生んできたかに
  ついて話しているのに私の耳はひきつけられた ("Apple の Q2 2017 業績、微
  増に留まる" 2 May 2017 参照)。この発言は、結果的には、遥かに大きなキャ
  ンペーンの始まりであったことが分かった。
  
<http://tidbits.com/article/17208>
  (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1368.html#lnk0>
  "Apple の Q2 2017 業績、微増に留まる"
  
  Cook は、この 2 百万という数字を Jim "Mad Money" Cramer とのインタビュ
  ーの間にも再三繰り返し、そして Apple の米国拠点の店やサプライヤーのつ
  いての話に長々と時間を割いた。Cook はまた Apple はその資金を比喩的な口
  のある (必要な) 所に投じていることにも言及した:米国内での先進製造技術
  を推進するための $1 billion のファンドである。Apple は最初の投資案件を
  今月下旬に明らかにするという。
  
<http://www.cnbc.com/2017/05/03/tim-cook-on-jim-cramer-complete-transcript.html>
  
  Apple は何故こんな事をしているのか? Trump 大統領は、選挙期間中に製造
  業の職を米国内に戻す事を約束し、そして製造の大部分を China に海外移転
  させていることに対する自らの激怒の標的としてしばしば Apple を名指しし
  てきた。同時に、Trump は海外にある資金を米国内に送還させる会社を手助け
  したいとも語ったことがある。これは Cook が擁護してきた大義でもある 
  (Apple の税務状況に背景については "Apple、税慣行について召喚される" 24 
  May 2013 を参照)。
  
<http://tidbits.com/article/13792>
  (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1176.html#lnk5>
  "Apple、税慣行について召喚される"
  
  Cramer はすぐにそのつながりを描写して見せた:
  
  	つまり、それをやる時、政府はひょっとすると "そうか、そうか、Cook 
  	が自分の会社の資金 $1 billion を投じようと言うなら、乗ろうじゃない
  	か" と言ってくれるのではないか、Trump 大統領は "俺たちは、彼に海外
  	資金を送還して貰わねばならない。あの様な大金を海外に置いたままだと
  	彼は何をするかは分かったもんじゃない。俺たちは、彼に税控除を与えね
  	ば" と言ってくれるかもしれないと言う目で政府を見ませんか? あなた
  	は大統領と協力し、これらの一部でも実現すればさらに多くの雇用を作り
  	出せると思いませんか?
  
  Cook は、この先進製造技術基金は Trump 政権との交渉戦術の一つであるかも
  しれないことは否定せず、次の様に言った:"資金還流 - 実際には、総合的な
  税制改正こそが、この国の経済にはとても重要だと思う。" 事実、Cook は、
  この $1 billion は米国内にある Apple の金から来るもので、実際には借り
  入れしなければならいであろうとまで語った。
  
  Cook は後に語った:
  
  	繰り返しになるかもしれないが、世界中のどこの国の政府とでも、同意出
  	来るものと、同意出来ないものとがあり、妥協点を見出そうするものだし、
  	同意出来ないことについては影響を及ぼすべく努力しようとするものであ
  	る。もし自ら舞台に立たないと言うのであれば、それは最悪のシナリオだ
  	と思う。何故ならば、自ら発信しなけば、自らの大義にも貢献しないし、
  	自らの観点にも何ら役立たない。
  
  先進製造技術基金に加えて、Apple は米国内で提供する雇用の詳細な分類を含
  む新しい Web サイトを公開しており、そこには州に拠点を置く職数とアプリ
  数が州別に表示されている。
  
<https://www.apple.com/job-creation/>
  (日本語)<https://www.apple.com/jp/job-creation/>
  "雇用創出 - Apple(日本)"
  
  では、今後 Apple は自らの製品の多くを米国内で作り始めるのであろうか? 
  疑わしい。米国内で Apple が製造している主な製品は Mac Pro であり、これ
  は高コスト、低生産台数の製品で、その上、他にも多くの問題を抱えている 
  ("Mac の過失です: Apple、Mac Pro の失敗を認め、さらなる透明性を約束" 
  4 April 2017 参照)。
  
<http://tidbits.com/article/17155>
  (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1364.html#lnk2>
  "Mac の過失です: Apple、Mac Pro の失敗を認め、さらなる透明性を約束"
  
  中国での生産には数多くの利点がある:低賃金、より多くの熟練工、そして、
  時には文字通り工場から通り一つを隔てた所にあるサプライヤーと言ったもの
  である。しかし、最も重要なのは中国の緩い規制であろう。その一例は 2012 
  年の New York Times の記事にも記載されている:
  
<http://www.nytimes.com/2012/01/22/business/apple-america-and-a-squeezed-middle-class.html>
  
  	Apple の経営陣は、現時点では、海外に行くのは彼らの唯一の選択肢であ
  	ると言う。元役員の一人は、発売迄にあと数週間と言う時点で iPhone の
  	設計変更に対応するために同社がどの様に中国の工場に依存したかを語っ
  	てくれた。Apple は最後の最後で iPhone のスクリーンを設計変更し、組
  	立てラインの組み直しを強制した。新しいスクリーンは工場に真夜中近く
  	になって届き始めた。
  
  	この役員によると、工場長は敷地内にある独身寮にいる 8,000 人の作業
  	員を直ちに起こしたと言う。授業員一人一人には、ビスケットとお茶が与
  	えられ、持ち場へと配置され、そして 30 分も経たないうちに、面取りさ
  	れたフレームにガラスのスクリーンを嵌め込む 12 時間シフトが始まった。
  	96 時間以内に、この工場は日産 10,000 台を超える iPhone を生産して
  	いた。
  
  	"このスピードと柔軟性には息を飲むものがある"、この役員は言う、"こ
  	れに対抗出来る米国の工場など無い" と。
  
  Apple が米国でこんなことをやったら、決してタダでは済まない。役人も労働
  組合も支持してくれないであろう。そして、中国での巨大な製造能力を抱えて
  いてすら、Apple が需要に対応するために苦闘をしいられることはしばしばある 
  - AirPods を買おうとした人誰にでも聞いてみると良い。
  
  しかしながら、Apple が少なくともその製造の一部を米国に移すことには戦略
  的利点があるかもしれない。支払いを巡る論争のせいで、Apple のサプライヤ
  ーである Qualcomm は Apple が iPhone を米国に輸入するのを阻止しようと
  している。言うまでもないが、もし Qualcomm が勝つようなことになれば、
  Apple の事業に及ぼす打撃は計り知れないであろう。しかし、iPhone の一部
  分だけでも米国で生産されていれば、Qualcomm の脅しもこれ程深刻なものに
  はならないかもしれない。
  
<https://www.fool.com/investing/2017/05/04/qualcomm-wants-to-block-apple-from-importing-iphon.aspx>
  
  更に、米国製の iPhone は、法律によって、労働者の権利、公正な報酬、そし
  て安全措置は保証された労働力によって製造されるであろうし、そして、その
  全取組が高い環境標準で律せられるであろう。しかし、これらの要件の達成は
  安くはないので、米国製の iPhone は、現在の $650 から始まる価格よりもも
  っと高くつくであろう。Marketplace の記事によれば、全コストは $2000 に
  も達すると言うが、全ての部品が米国で作られると言う前提下なので、現実的
  とは言えない。
  
<https://www.marketplace.org/2014/05/20/business/ive-always-wondered/how-much-would-all-american-iphone-cost>
  
  皆さんは、米国で、或いは少なくとももっとマシな労働と環境保護を持つ国で
  製造された iPhone に対してもっと多く払っても良いと思いますか? そしそ
  うなら、どれ程なら払っても良いと思いますか? ご意見は、この記事のコメ
  ント経由か、或いは我々の非公式の Twitter 投票で知らせて欲しい。現時点
  では、回答者のほぼ三分二が $50 から $100 程度なら余分に払っても良いと
  している。
  
<https://twitter.com/TidBITS/status/860167540600958980>
  
  
DealBITS 抽選: iBooks Author Conference 2017 入場パスが当たる
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   文: Adam C. Engst: <ace @ tidbits.com>, @adamengst
   原文記事: <http://tidbits.com/e/17216>
   訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>
  
  iBooks Author を使って電子ブックや教材などを本格的に作りたい人ならば、
  テネシー州 Nashville で 10 月 12 日と 13 日に開催される iBooks Author 
  Conference に参加してはいかがだろうか。会場は TidBITS Managing Editor 
  の Josh Centers の自宅のすぐそばだ。
  
<https://www.ibooksauthorconference.com/>
<http://tidbits.com/resources/2017-05/iBooksAuthorConference-2017.jpg>
  
  セッションで扱われる話題は本のデザイン、EPUB と iBooks フォーマットで
  の出版それぞれの長所と短所、公正使用、iBooks Author と出版業界、といっ
  たものだ。このカンファレンスでは素晴らしいキーノート講演もある:
  
* Education Keynote: Jason LaMar、Apple Distinguished Educator および 
  2016 年 iBA Award 受賞作 "Ohio: Pathway To The Presidency" の制作者
  
* Creative Keynote: Denise Clifton、Tandemvines Publishing オーナーお
  よび 2016 年 iBA Award 受賞作 "An Air That Still Kills" (Pulitzer 賞
  受賞者 Andrew Schneider と David McCumber が執筆) の制作者
  
* 2017 Keynote: Dr. Scott Bolton、NASA の Juno 木星探査機 Principal 
  Investigator および iBook "Destination: Jupiter" の著者
  
<https://www.ibooksauthorconference.com/programming>
  
  参加したいとお思いだろうか? そういう方は、2017 年 5 月 14 日の真夜中
  までに DealBITS ページで応募して頂けば[訳者注: 応募期間は日本時間で 
  5 月 15 日(月曜日)の午後 4 時ごろまでです]定価 $599.99 の iBooks 
  Author Conference 2017 入場パス 2 枚のうち 1 枚が当たるかもしれない。
  ただし、旅費や宿泊費は自己負担となることに注意して頂きたい。寄せられた
  情報はすべて TidBITS の包括的プライバシー規約の下で扱われる。
  
<http://tidbits.com/dealbits>
<http://tidbits.com/about/privacy.html>
  (日本語)<http://jp.tidbits.com/privacy-jp.html>
  "TidBITS プライバシー規約"
  
  
  ----
  コメントリンク: <http://tidbits.com/e/17216#comments>
  Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/17216>
  
  
Google、フィッシング攻撃を阻止:自分のアカウントを調べよう
----------------------------------------------------------
  文: Adam C. Engst: <ace @ tidbits.com>, @adamengst
  原文記事: <http://tidbits.com/e/17213>
  訳: 亀岡孝仁 <takkameoka @ kif.biglobe.ne.jp>
  
  先週、巨大なフィッシング (なりすまし) 作戦がメールユーザーを狙った。中
  身は、既知の通信相手から Google Doc に加わるよう勧める招待状の様に見え
  る。しかしながら、そのリンクされた Web ページは Google Docs の様に見え
  るが、実際にはあなたの連絡先に載っている人々へスパムを送りつけるアプリ
  へのアクセスを許可するよう求めるものであった。
  
<https://www.reddit.com/r/google/comments/692cr4/new_google_docs_phishing_scam_almost_undetectable/>
  
  この攻撃はとてもうまく仕組まれており、暴露された情報も、例えばオリジナ
  ルのメッセージは hhhhhhhhhhhhhhhh @ mailinator.com に送られ、あなたには 
  BCC されていると言った、あったが多くの人が騙された。
  
  Google は素早く対応を取り、このフィッシング作戦を1時間以内に不能にし、
  そして次の声明をリリースした:
  
      我々は Google Docs をかたるメールからユーザーを保護する対策を取り、
      そして問題のアカウントを不能にした。我々はこの偽ページを削除し、
      Safe Browsing を通してアップデートを送出し、そして、悪用対策チー
      ムはこの種のなりすましの再発を防ぐ作業に取り組んでいる。ユーザー
      には Gmail でのフィッシングメールを報告するようお願いしたい。
  
<https://safebrowsing.google.com/>
<https://support.google.com/mail/answer/8253>
  
  その後、Google は以下の声明を出してフォローアップした:
  
      我々は、皆さんがご自分の Google アカウントについて心配されている
      のを認識している。そして、その後の調査でもっとはっきりした説明も
      出来るようになっている。我々は、Google Docs をかたるメールスパム
      作戦からユーザーを守る対策を講じた。影響を受けたのは Gmail ユーザ
      ーの 0.1% 以下である。この攻撃からユーザーを守るための対策は、自
      動化したものと手動の組み合わせで行い、その中には、偽のページとア
      プリケーションの削除、そしてアップデートを Safe Browsing, Gmail, 
      そして他の反悪用システム経由で送り出したことが含まれる。我々は、
      この作戦をほぼ1時間以内に阻止出来た。この作戦で、連絡先情報にア
      クセスされそして利用されたが、我々の調査ではその他のデータは暴か
      れていないことが判明している。この件に関して、ユーザーが更に為す
      べきことはない;自らのアカウントにつながっているサードパーティの
      アプリについて調べたいユーザーは Google Security Checkup を訪ねて
      欲しい。
  
  Gmail ユーザーの 0.1% という数字は小さく写るかもしれないが、実際には 1 
  百万人を超す可能性がある。と言うのも、Google は Gmail には 10 億人のユ
  ーザーいると February 2016 に報じている。
  
  Google が言うには、現時点で、ユーザーがこの攻撃から自分自身を守るため
  になすべきことは何もない。しかし、自分の Google アカウントにつながって
  いるもの全てを確認するにはいいきっかけであることには違いない。
  
  Google Security Checkup ページから入る。ここから、アカウント復元情報、
  接続された機器、アカウント許可、アプリパスワード、そして2段階認証設定
  を調べることが出来る。
  
<https://myaccount.google.com/secureaccount>
<http://tidbits.com/resources/2017-05/Google-Security-Checkup.png>
  
  特に、Check Your Account Permissions では、見覚えのないアプリへのアク
  セスを削除するのをお忘れなく。アプリをクリックすると、それが自分の 
  Google アカウントにアクセスするのを何時許したか、そしてそれがどの情報
  にアクセス出来るかに関わる更なる詳細情報が見られる。
  
<http://tidbits.com/resources/2017-05/Check-Account-Permissions.png>
  
  Check Your App Passwords では、パスワードの多くを或いは全てを無効にす
  ることすら出来る。Google は自らの2段階認証システムをサポートしないア
  プリに対するパスワードを生成させてくれるが、iOS 8.3 かそれ以降、そして 
  OS X 10.10.3 Yosemite かそれ以降での Google の名のついたアプリではその
  必要はない。同様に、iOS の Mail の中で Gmail を設定する場合も、アプリ
  固有のパスワードを必要としない。そして殆どの独立したアプリもここ数年間
  にアップデートされている。どうも、私は自ら作成したアプリ固有のパスワー
  ドを 2015 年以来どれも使っていないようなので、これら全部を削除しても問
  題なさそうに思える。
  
<http://tidbits.com/resources/2017-05/Check-App-Passwords.png>
  
  メールメッセージからクリックして辿るメールや Web ページの両方で、とり
  わけパスワードや他の個人情報を要求している場合には、読んでいる内容を注
  意深く判断するのを強くお勧めすること除いて、この話の教訓とも言えるもの
  があるのかどうか私には定かではない。フィッシングメッセージには、まず間
  違いなく、ミススペル、文法間違い、或いは To や From 行には何らかの奇妙
  さがある - 大きな会社はこの種の過ちはしないであろう。もしメールメッセ
  ージで怪しげな感じがしたら、メッセージからクリックして進むのではなく、
  リンクされた Web ページへ手動で辿るべきである。
  
  でも、あまり心配性にならないように。皆さんの Inbox に届くメールの大部
  分は全く無害なものであり、メッセージを開く度にフィッシング攻撃を心配す
  るのでは、生きてなどいけない。
  
  
  ----
  コメントリンク: <http://tidbits.com/e/17213#comments>
  Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/17213>
  
  
Microsoft 新 OS とラップトップ、教育市場で Apple と Google を狙う
-----------------------------------------------------------------
   文: Julio Ojeda-Zapata: <julio @ ojezap.com>
   原文記事: <http://tidbits.com/e/17209>
   訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>
  
  テクノロジー界の巨人たちはもう何十年も教育市場でぶつかり合ってきた。
  
  初めの頃、Apple が K-12 (幼稚園から高校まで) でも高等教育でも人のうら
  やむ立ち位置を保っていた。最初は Apple II が、後には Mac が、それを駆
  動した。けれどもその後安価な Windows ベースの PC によって不利な形勢に
  追い込まれた。それから、iPad により教室での Apple の復活が見えたが、そ
  の立場はまた Google と同社のウェブベース Chromebook からの挑戦を受けた。
  一方、Microsoft は虎視眈々と教育市場への再登場の計画を練っていた。
  
  Redmond に本拠を置くこのテクノロジーの巨人が手の内を見せたのは 2017 年 
  5 月 2 日のプレスイベントで、今回ここではコンシューマとビジネスの領域
  が軽く扱われ、教育に正面から焦点が当てられていた。自然と簡潔になった基
  調講演では、主として教室での使用を意図した新型の Surface ラップトップ
  機と、こちらも基本的に生徒が使うことを意識して作られた新しいバージョン
  の Windows オペレーティングシステム、そして数多くの教育向けソフトウェ
  アツールが発表された。
  
<https://www.youtube.com/watch?v=7zY4-NizDu0>
  
  では、それらを一つ一つ見て行こう。結果として、Apple 製の教育向け製品を
  使っていたり薦めていたりする人にも、こちらの方面でどんなことが起こって
  いるかの感じを掴んで頂けるだろう。
  
  
**Surface Laptop** -- 教育市場では、iPad も Chromebook もそれぞれの問題
  を抱えている。タブレット機として、iPad は物理的キーボードが統合されて
  いないので、タイピングに少々難がある。価格も高い。一方、Chromebook は
  キーボードを備えていて価格も比較的安いが、iPad ががっしりしていて造り
  も素敵なのに比べればパワーが非力で安っぽいと感じる人が多い。
  
<http://tidbits.com/resources/2017-05/Surface-Laptop.jpg>
  
  そこで Microsoft は新型の Surface Laptop でこの双方の問題点を消し去る
  ことを狙う。しっかりした造りのパワフルな PC で、伝統的な二つ折りの構造
  を採用している。
  
<https://blogs.windows.com/devices/2017/05/02/introducing-surface-laptop-powered-by-windows-10-s/>
  
  価格は $999 から、重量 2.76 ポンド (1.25 kg) の Surface Laptop はたく
  ましい第 7 世代の Intel Core プロセッサを使い、宣伝によれば最大 14.5 
  時間のバッテリ寿命を誇り、13.5 インチで 3400 万ピクセルのタッチディス
  プレイは頑丈な Gorilla Glass 3 (教室での使用に必須) を纏う。Microsoft 
  はこの "PixelSense" ディスプレイがあらゆるノートブック機の中で最も薄い 
  LCD タッチスクリーンだと述べ、特定の状況下で 13 インチ MacBook Pro よ
  り 4 時間以上長くバッテリが保つと主張する。
  
  美的な点を言えば、外面は陽極酸化処理の金属製で、ちょっと Apple 風の味
  付けで Burgundy、Cobalt Blue、Graphite Gold、Platinum の四種類の色合い
  が揃っている。内側では、この Surface Laptop はより温かい材質を使ってい
  て、キーボードとトラックパッドの周囲はソフトなタッチの Alcantara 布地、
  これは Microsoft の Surface Pro タブレット機のキーボードカバーで使われ
  ているものと同じ、耐久性に優れ汚れの付きにくいポリエステル・ポリウレタ
  ン素材だ。
  
<http://tidbits.com/resources/2017-05/Surface-Laptop-colors.jpg>
  
  この Surface Laptop は最も厚い部分でも 0.57 インチ (14.47 mm) と、従来
  型でないデザインを特長にした前回の Surface 機器からは大きな方針転換を
  見せている。これは、奇妙なヒンジ部分と取り外し可能なスクリーンを備えた
  ごつい感じの Surface Book とも違うし、取り外し可能なキーボードと金属製
  のフリップアウト型スタンドを持つ Surface Pro タブレットとも違っている。
  
  
**Windows 10 S** -- Apple の iOS と Google の Chrome OS には使いやすくて
  管理もしやすいという定評があるが、そのための方法が両者で根本的に異なっ
  ている。
  
  そして今、Microsoft が第三の選択肢を提供する。同社が Windows 10 S と呼
  ぶ単純化されたバージョンの Windows で、同社はこれを主に教室での使用に
  向けたものと意図している。その目的のため、機能にはいくらか制限がある。
  例えば、Microsoft のアプリストアから入手したアプリしか走らせることがで
  きず、従来型のデスクトップアプリで走らないものが数多くある。そのように
  した理由は、Apple が Mac App Store に施したものと同じだ。つまり、ダウ
  ンロード用に提供されるアプリはすべてセキュリティの検査に合格しており、
  使われ方に均一性を提供する。いずれも、教室のテクノロジー管理者にとって
  はこの上なくありがたいことだ。ただ、Microsoft は過去にもアプリストア専
  用のバージョンの Windows を試みたことがあったが、あまり成功しなかった。
  
<https://blogs.windows.com/windowsexperience/2017/05/02/microsoft-education-empowering-students-teachers-today-create-world-tomorrow/>
<http://tidbits.com/resources/2017-05/Windows-10-S.png>
  
  Windows 10 S にはそれ以外にも重要な制限事項がある。Microsoft 自身の製
  品 Edge 以外をユーザーがデフォルトのウェブブラウザと指定することができ
  ないのだ。また、検索のプロバイダを Microsoft の Bing 以外に変更するこ
  ともできない。
  
  Microsoft は同社の Office アプリのフル機能版をアプリストアを通じて利用
  できるようにすると発表した。これまでは、アプリストアでは Office の機能
  限定版しか提供されていなかった。また、Microsoft は Edge ウェブブラウザ
  に生徒を念頭に置いた変更を加え、タブをグループに分けて整理するためのス
  ペースを追加した。これは、学校のレポートその他を書く際にテーマに分けて
  整理する際などに便利だろう。
  
  テクノロジー管理者たち向けにもいくつか素敵なものが用意されている。例え
  ば、どの Windows 10 S PC でも Windows 10 Pro にアップグレードできるオ
  プション (ただしその後 Windows 10 S に戻すことはできない) や、USB フラッ
  シュドライブに Windows 10 S 構成スペックを入れたものを挿入するだけで自
  動的に教室のラップトップ機をセットアップできるオプションがある。
  
  Microsoft は Windows 10 S を自社のみに制限してもいない。Surface Laptop 
  に加えて、Acer、Asus、Dell、Fujitsu、HP、Samsung、Toshiba その他のノー
  トブック機も Windows 10 S を走らせることができる。報道によればこれらの
  マシンの中には $189 で手に入るものさえあるとのことで、それならば安価な 
  Chromebook と全く互角な価格帯と言えるだろう。
  
  
**Teams、Minecraft、さらにその先も** -- Microsoft はこれまでハードウェア
  分野に拡張を続けてきたけれども、その中核はソフトウェア会社だ。だから、
  月曜日の基調講演で教育目的に適したアプリケーションの数々に焦点が向けら
  れたのも驚くには当たらない。
  
  その一つが Microsoft Teams で、これはもともとビジネス市場向けにリリー
  スされたグループチャット用ソフトウェアであった。今回これを教育市場に提
  供するにあたって、Microsoft は「この Teams を教室のデジタルハブとして、
  教師や生徒が共同で作業し学べるようにしたい」と述べた。
  
<http://teams.microsoft.com/edustart>
  
  Teams を教育向けにすることは Microsoft にとって重要な戦略だ。Google の
  生産性アプリに内蔵された強力な共同作業機能が、学校でもビジネスでも既に
  広く使われているからだ。それに加えて、ビジネスにおいても教育においても 
  Slack などプラットフォーム非依存の製品がグループチャットを現代的な共同
  作業の重要な部分としつつあるからだ。
  
<http://tidbits.com/resources/2017-05/Microsoft-Teams.png>
  
  また、Microsoft は Minecraft 関係の発表もした。人気のこの世界構築ソフ
  トウェアを、同社は 2014 年に買収した。この中に、Microsoft は生徒に狙い
  を定めたコーディング機能を組み込もうとしている。Apple がコーディングア
  プリ Swift Playgrounds を位置付けるやり方と似ていなくもない。(2016 年 
  6 月 13 日の記事“iPad の上で、Swift を使って遊ぶ”参照。)
  
<https://education.minecraft.net/code-builder-command-blocks-and-more-come-to-education-edition/>
<http://tidbits.com/article/16570>
  (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1324.html#lnk5>
  "iPad の上で、Swift を使って遊ぶ"
<http://tidbits.com/resources/2017-05/Minecraft-Education-Edition.png>
  
  この変更により、Minecraft が生徒向けコーディングプラットフォームの 
  Tynker、ScratchX、それに Microsoft の MakeCode などと統合され、さらに
  は大人向けのコーディングテクノロジーである JavaScript とも統合される。
  こうして、生徒たちは Minecraft の環境の中で、例えば建物を構築したりな
  どをするコードを書くことができる。この点も Apple が Swift Playgrounds 
  でしていることとそれほど大きく違わない。ただ、Minecraft は既に学齢期の
  世代の間で絶大な人気を得ている。
  
<https://www.tynker.com/>
<http://scratchx.org/>
<https://makecode.com/>
  
  Microsoft はまた、生徒たちを念頭に置いた「複合現実」を新たに押し出すと
  発表した。複合現実というのは、(ゴーグルを装着してシミュレートされた世
  界を進む) 仮想現実と、(例えば Pokemon Go のように、デジタルな構成物を
  現実世界に重ねる) 拡張現実とを組み合わせたものだ。例えば Microsoft の 
  HoloLens ヘッドセットのような機器は、その種の混合体験を容易にすること
  を意図して作られており、Microsoft は今後もさらなる複合現実用ハードウェ
  アを出す準備中だと述べている。(2015 年 1 月 23 日の記事“Windows ユニ
  バーサルとなる... そしてホログラフィックにも”と 2016 年 6 月 17 日の
  記事“iPhone 上の仮想現実は非公式ながらもはや現実のものに”を参照。)
  
<http://tidbits.com/article/15364>
  (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1256.html#lnk1>
  "Windows ユニバーサルとなる... そしてホログラフィックにも"
<http://tidbits.com/article/16565>
  (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1325.html#lnk2>
  "iPhone 上の仮想現実は非公式ながらもはや現実のものに"
  
  それに加えて、Microsoft は教育内容の巨大会社 Pearson との提携も発表し
  た。Pearson はさまざまの内容分野において複合現実のコンテンツを提供する
  と約束している。具体的には、健康、商業、歴史、STEM (つまり science, 
  technology, engineering, mathematics) が挙げられている。
  
  
**第三の選択肢** -- 学校における Windows PC の普及は今も続いているけれど
  も、Microsoft は明らかに教育市場の中で Apple と Google に後れを取って
  いると感じてきた。
  
  それに対する反応として、Microsoft は自らの中核製品の数々を、教師たちや
  その上級管理者たちにとって魅力あるパッケージになると信じるものへと変化
  させてきた。その結果として出したものが、パワフルで耐久性あるラップトッ
  プ機と、使い馴染んだオペレーティングシステムに使い易さとセキュリティを
  増したバージョン、それに、Minecraft だ!
  
  否定的にものごとを見る人たちは、新型の Surface Laptop の価格が教育向け
  とは言えないと指摘するだろう。最低でも $999 というのは $200 かそこらで
  買える Chromebook に比べれば法外に高い。また、Microsoft が MacBook Pro 
  との比較を述べ立てれば述べ立てるほど教育向けというメッセージが薄まる。
  MacBook Pro は、高等教育の場には相応しいかもしれないが、K-12 の教室で
  はその意味が減るからだ。
  
  また、Microsoft はいったいなぜまた新たな機能限定版の Windows を出すの
  だろうかと戸惑う批評家たちもいるだろう。この会社は、そのブランドたるオ
  ペレーティングシステムの簡略化バージョンとして出した過去の二回の試み、
  Windows RT と Windows Starter Edition の体験から何も学ばなかったという
  のか?
  
  けれども、今にも壊れそうな Chromebook と、キーボードのない iPad にうん
  ざりした教師たちならば、Microsoft が出してくるものを真剣に検討するかも
  しれない。そして、もしもそれが競争を育むのならば、最終的に学校が勝者と
  なることだろう。
  
  
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FCC と議会、ネット中立性の後退に向けて動く
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   文: Geoff Duncan: <geoff @ tidbits.com>
   原文記事: <http://tidbits.com/e/17215>
   訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>
  
  米国においては「ネット中立性」が長きにわたってインターネットの基本原理
  の一つであった。これはつまり、Comcast、Time Warner、Verizon などの ISP 
  (インターネットサービスプロバイダ) はインターネットのあらゆる合法的な
  利用を _同等の_ 優先権をもって扱うべきであって、えこひいきを認めないと
  いう原則だ。合理的なネットワーク監理は許される。例えば乱用、不正使用、
  あるいは何かの問題に対処するために ISP が素早く運用上の決断を実行する
  ことはできる。けれども ISP が特定のアプリケーション (例えば Netflix や 
  BitTorrent など) を格下げ扱いにしたりまたは遮断したり、あるいは特定の
  ビジネスパートナー (例えば Sony や Microsoft など) のトラフィックを他
  の者より優先して扱ったりすることはできなかった。
  
  それにもかかわらず、インターネットの歴史の大部分において、ネット中立性
  は米国の法律や法令に基づく確固とした法的根拠を一切持たなかった。Federal 
  Communications Commission (FCC, 連邦通信委員会) は 2005 年に初めてネッ
  ト中立性の原則を策定しようと試みたが、それは 2007 年に Comcast からの
  訴訟を受けて法的拘束力を持ち得ないものとなってしまった。FCC は 2010 年
  に Open Internet Order という形で二度目の試みをしたが、2014 年に今度は 
  Verizon からの訴訟に敗れた。(2014 年 1 月 20 日の記事“ネットの中立性
  は低下したが、廃れてはいない”参照。)
  
<https://apps.fcc.gov/edocs_public/attachmatch/FCC-05-151A1.pdf>
<https://apps.fcc.gov/edocs_public/attachmatch/FCC-10-201A1_Rcd.pdf>
<http://tidbits.com/article/14444>
  (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1206.html#lnk4>
  "ネットの中立性は低下したが、廃れてはいない"
  
  そして 2015 年に、FCC は奥の手を取り出し、従来型とモバイル双方の ISP 
  を 1934 年の Communications Act (電気通信法) の Title II 条項に基づく 
  "common carrier" (通信事業者) と再分類した。(2015 年 2 月 7 日の記事
  “FCC、ネット中立性に本腰”参照。)FCC は common carrier に対しては何
  をするか命ずることが _可能_ で、FCC は基本的に彼らがネット中立性の原則
  に従わなければならず、インターネットトラフィックでえこひいきをしてはな
  らないと告げた訳だ。もちろん、ISP 各社は (再び) FCC 相手に訴訟を起こし
  たが、今回は敗れた。FCC が ISP を common carrier であると宣言する権限
  は 2016 年に支持され、その判決は今週になって実質的に再確認された。
  
<http://tidbits.com/article/15399>
  (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1258.html#lnk3>
  "FCC、ネット中立性に本腰"
<https://apps.fcc.gov/edocs_public/attachmatch/DOC-339799A1.pdf>
<https://transition.fcc.gov/Daily_Releases/Daily_Business/2016/db0614/DOC-339799A1.pdf>
  
  だからこそ全くもって皮肉なことなのだが、今回、Trump 政権の意向を受けた
  新しい委員長の下に、FCC は裁判所に支持されていたネット中立性の枠組みを
  大急ぎで取り消そうとしている。それだけではない。共和党によって制御され
  た議会は、そもそもの初めからその法的根拠を作り出すために使ってきた FCC 
  の権限自体を剥奪しようと動いている。つまり、将来の FCC にはこの「取り
  消し」を「やり直し」する権限がなくなるのだ。そしてこれらすべてのことが、
  「自由の回復」という名の下に行なわれようとしている。
  
  
**FCC が提案したこと** -- 新しくコミッショナーとなった Ajit Pai (彼はも
  ともと 2012 年に Obama 大統領の指名により FCC に加わった) の下で、FCC 
  はもう一度 ISP を "common carrier" でなく "information service" (情報
  サービス) と再分類することを提案している。これは実質的に、FCC がネット
  中立性の規制を成功裏に実装することを可能にした法的枠組みを取り消すこと
  になる。
  
<https://apps.fcc.gov/edocs_public/attachmatch/DOC-344614A1.pdf>
  
  確かに、今日 common carrier に対して課せられている Title II の規制条項
  はインターネット時代に出来たものではない。この概念は 19 世紀初頭の運送
  業者から来たもので、その後 1930 年代には電信電話会社に、1980 年代には 
  Ma Bell (AT&T とその傘下にあった各地の Bell 電話会社) による独占に対し
  て、それぞれ適用されてきた。
  
  けれども ISP を "information service" として再分類すれば、彼らが気に入
  らないトラフィック(例えば競争相手のもの)を自分たちのネットワーク上で
  格下げしたり遮断したりすることも、有料の優先スキーム(「優先レーン」と
  呼ばれるもの)を導入して Amazon、Netflix、Google、Facebook、Microsoft、
  Apple などメジャーなインターネット会社から料金を徴収することでそれらの
  会社のネットワークや顧客に優先的かつ拘束されないアクセスを与えるように
  することも、ISP が意のままにできるようになるだろう。
  
  
**ネット中立性は必要なのか?** -- FCC に加わって以来、Pai 委員長は一貫し
  てネット中立性は問題点を生むだけの解決策だと主張し、アメリカの ISP は
  ずっと実効あるネット中立性の規制なしに運用を続けており、消費者にもその
  プライバシーにも広範囲に体系的な損害が及んだ証拠は何もないと述べ続けて
  いる。Pai 委員長は、そして ISP 各社の大多数も、トラフィックを格下げし
  たり遮断したりすることは、たとえそれが競争相手のものでも、何ら ISP の
  利益にはならないと論じる。結局のところ、消費者たちが _期待する_ オープ
  ンなインターネットとは、どんなネットワークのどんな合法的なコンテンツに
  もアクセスできることが肝心だ。もしも ISP がそれを妨げたなら、それは自
  らの競争力を減らすことになり、消費者からの反発によって自らのビジネスに
  損害を被ることになるだろう。要するに、Pai は政府による規制よりも市場の
  力の方がネット中立性をうまく扱えると考えているのだ。
  
  Pai はまた、Title II 分類を排除することで、障壁が取り除かれ大手の ISP 
  が例えば優先レーンのようなビジネス手法を通じて新たな収入源を開拓できる
  ようになって、ブロードバンドの展開と米国内での競争が加速されると主張す
  る。競争と収入が増せば、さらなる投資に魅力が増し、インターネット展開も
  加速するだろう。Title II 分類が 2015 年に発効して以来、12 社の最大手の 
  ISP がブロードバンド投資を合計 360 億ドルも縮小し、20 社近くの小規模の
  プロバイダが開発を減速させたり中止したりしたと Pai は主張する。もちろ
  ん、少なくとも理論的には、投資が増えれば雇傭も創出されるはずで、この点
  は政権の主たる狙いの一つだ。
  
<https://transition.fcc.gov/Daily_Releases/Daily_Business/2017/db0426/DOC-344591A1.pdf>
  
  ネット中立性の支持者たちは、Pai の主張は筋が通らないと主張する。例えば、
  2015 年の Open Internet Order によってインターネットトラフィックの遮断
  や品質低下が禁止されたことでユーザーに損害が及んだとする Pai の提案書
  には証拠が一切示されていない。(とは言っても、現在 FCC は実例の呈示を
  要求しているところだ。)
  
  ISP は過去に合法的なインターネットトラフィックを意図的に品質低下させた
  ことが _実際に_ ある。最近十年間続いているネット中立性の議論が 2007 年
  に火蓋を切ったのは、Comcast が意図的に BitTorrent トラフィックを遮断し
  品質低下させたことが理由であった。2014 年には Verizon と Comcast が意
  図的に Netflix のピアリングポイントにおける品質を低下させ、Netflix が
  優先アクセスのための料金を支払うまでそれは続いた。
  
<http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/10/19/AR2007101900842.html>
<https://media.netflix.com/en/company-blog/internet-tolls-and-the-case-for-strong-net-neutrality>
  
  もっと多くの ISP 各社がこれに似たことを試さなかったのは、従来のネット
  中立性体制の下では法的状況が不透明だったからだと言えるだろう。けれども 
  Pai が提起する「インターネットの自由を回復する」提案の下では、法的状況
  がすっかりクリアになる _可能性_ がある。つまり、基本的に ISP 各社は何
  でも好きなことができる自由を手に入れるかもしれない。
  
  競争力や消費者の反発が ISP が人気のサービスを遮断したり品質低下させた
  りすることを阻む力となるという議論にも、また疑わしいところがある。FCC 
  自身が 2016 年に調査した結果によれば、アメリカ人の 10 パーセントは現代
  的ブロードバンド (下り 25 Mbps、上り 3 Mbps と定義される) へのアクセス
  を持っておらず、田舎に住むアメリカ人、部族地域、合衆国海外領土ではそれ
  ぞれ 39、41、66 パーセントが持っていない。たとえ消費者たちがブロードバ
  ンドアクセスを持っていても、Center for Public Integrity が 2015 年に調
  査した結果によれば大多数のアメリカ人はサービスの選択肢を一つか二つしか
  持っていないという。これは、ISP 各社が重複を避けようとして地域を分割し
  ているからのようだ。これらの数字は年々改善の兆しを見せているけれども、
  また多くの地域でモバイルインターネットが重要な因子となりつつはあるけれ
  ども、ブロードバンドの競争が米国の多くの市場で活気あるとか効果的である
  とか言うのは難しいだろう。
  
<https://www.fcc.gov/reports-research/reports/broadband-progress-reports/2016-broadband-progress-report>
<https://www.publicintegrity.org/2015/04/01/16933/how-broadband-providers-seem-avoid-competition>
  
  その上、Pai コミッショナーは FCC が ISP のビジネス手法に規制を加えるこ
  とを望まない。ISP による反競争的な行為や消費者のプライバシーへの侵害に
  対する苦情を処理するのは FCC でなく Federal Trade Commission (FTC, 連
  邦取引委員会) がすべきだと彼は見ている。(Pai の考え方についてさらに詳
  しいことは 2017 年 4 月 3 日の記事“共和党議員、FCC の ISP プライバシー
  規則を否決”参照。)
  
<http://tidbits.com/article/17143>
  (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1363.html#lnk3>
  "共和党議員、FCC の ISP プライバシー規則を否決"
  
  
**そして議会も?** -- 2016 年の選挙の結果変わったのは FCC の委員長だけで
  はない。大統領職も、また合衆国議会も、今は共和党が制御する。共和党の観
  点から言えば、2015 年の Open Internet Order を取り消しにすることは幸先
  の良いスタートだ。しかしながら、例えば 2020 年か 2024 年に、もしも大統
  領政権に変化があったとすれば、FCC は少なくとも理論的には単に 2015 年の 
  Open Internet Order を「やり直し」して、ISP を再び common carrier と再
  分類できるだろう! それをするための FCC の法的権限は残るからだ。
  
  そこで、上院議員 Mike Lee (共和党、ユタ州) が提起したのが "Restoring 
  Internet Freedom Act" (インターネットの自由を回復する法律) だ。全文は
  まだ発表されていないが、その要点は ISP を common carrier と再分類する
  権限を FCC から剥奪することにある。この法案には Ted Cruz や Rand Paul 
  など共和党の元大統領候補も含む重要人物たちが共同提案者に名前を連ねてい
  るが、まだ議会に提出されるまでには長い道のりが残っている。
  
<https://www.congress.gov/bill/115th-congress/senate-bill/993?r=8>
  
  
**次は何が起こる?** -- FCC は、2017 年 5 月 18 日に Restoring Internet 
  Freedom NPRM (Notice of Proposed Rulemaking) への最初の投票を行なう。
  いったんそれが済めば、2017 年 7 月 17 日まで公開意見聴取の期間となり、
  その後は一ヵ月間の返答期間が続く。2015 年の規則策定提案の際にはあまり
  にも数多くの意見が寄せられ、システムが何度もクラッシュしたほどであった。
  しかしながら、FCC は既にシステムを更新した(さらには大量のコメントを受
  け付けるための API もある)と述べているので、今回はシステムの挙動が改
  善されるかもしれない。でもそうでないかもしれない。実際、コメディアン 
  John Oliver のネット中立性についての番組に gofccyourself.com へのカス
  タムリンクが付いていて、それが FCC のコメントページへリダイレクトされ
  るようになっており、その結果あまりにも多くのコメントが殺到したので既に 
  FCC のサイトは一度ダウンしている。+Express リンクをクリックすればあな
  たのコメントを書き込める。
  
<https://www.fcc.gov/restoring-internet-freedom-comments-wc-docket-no-17-108>
<https://twitter.com/iamjohnoliver/status/861587523574923264>
<http://gofccyourself.com/>
<https://www.fcc.gov/ecfs/search/filings?proceedings_name=17-108&sort=date_disseminated,DESC>
  
  しかしながら、前兆は既に見えている。コミッショナー Pai は、既に FCC の 
  2015 年の Open Internet Order を後退させられる得票を得ているからだ。な
  ので真の問題点は、はたしてどのような規制の枠組みがそれに置き換わるのか
  (あるいは何の規制もなくなるのか)だ。2015 年の Open Internet Order を
  どのような形で押し戻すにせよ、ほぼ間違いなくネット中立性の支持者たちか
  ら法廷での挑戦を受けることになるだろう。けれどもおそらく彼らの挑戦は苦
  戦に陥るだろう。裁判所は、これまでほぼ例外なしに common carrier の分類
  については FCC に判断を委ねてきたのだから。
  
  その一方で、ISP 各社がこぞって新しいビジネスモデルの実験を始めることは
  想像に難くない。具体的には、有料での優先扱い、各種のデータ量上限で提携
  会社の除外扱い、追加料金を支払わない一流サービスに対する妨害、さらには
  自社の業務に害を与えると彼らが考えるサイト、アプリ、サービスなどの遮断
  やアクセス制限さえも考えられるだろう。
  
  
  ----
  コメントリンク: <http://tidbits.com/e/17215#comments>
  Twitter リンク: <http://tidbits.com/t/17215>
  
  
TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2017 年 5 月 8 日
----------------------------------------------------------
   文: TidBITS Staff: <editors @ tidbits.com>
   原文記事: <http://tidbits.com/e/17221>
   訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>
  
**OmniFocus 2.9.1** -- The Omni Group が OmniFocus 2.9.1 をリリースして、
  バージョン 2.9 (2017 年 4 月 17 日の記事“OmniFocus 2.9”参照) で導入
  された新しいデータベースフォーマットへ移行した後でアーカイブ機能が使え
  なくなったバグを修正した。このタスク管理アプリはまた、添付ファイルを追
  加した日付を親行の Added カラムに正しく表示するようにし、同期を無効に
  した場合にデータ喪失の可能性について警告するようにし、クラッシュ二件を
  修正し、さらにローカライズ版を更新している。(Omni Group ウェブサイトで
  の新規購入は Standard 版が $39.99、Pro 版が $79.99、Mac App Store では 
  Standard 版が $39.99、アプリ内購入で Pro 版にアップグレード可能、29 MB、
  リリースノート、10.10+)
  
<http://www.omnigroup.com/products/omnifocus/>
<http://tidbits.com/article/17176>
  (日本語)<http://jp.tidbits.com/TidBITS-jp-1365.html#lnk5>
  "OmniFocus 2.9"
<https://itunes.apple.com/us/app/omnifocus-2/id867299399?mt=12>
  (日本語)<https://itunes.apple.com/jp/app/omnifocus-2/id867299399?mt=12>
  "OmniFocus 2 を Mac App Store で"
<https://www.omnigroup.com/releasenotes/omnifocus/2.9>
  
  OmniFocus 2.9.1 へのコメントリンク: 
<http://tidbits.com/article/17211#comments>
  
  
**OmniOutliner Essentials および Pro 5.0.3** -- The Omni Group がバージョ
  ン 5.0.3 の OmniOutliner Essentials と OmniOutliner Pro をリリースした。
  Launch Services が OmniOutliner を .ooutline ファイルを開くデフォルト
  アプリとして(他にどんなアプリがインストールされていても)認識するよう
  にした、メンテナンス・アップデートだ。このアウトライン作成および情報整
  理アプリのいずれの版も、矢印キーで行を移った際にスタイル属性が更新され
  なかったバグを修正し、古いバージョンの Excel からデータをペーストする
  際に PDF 添付ファイルになってしまわないようにし、またカラムの Autosize 
  設定に関するいくつかの問題点を修正している。
  
<https://www.omnigroup.com/omnioutliner/pro/>
<https://www.omnigroup.com/omnioutliner/>
  
  OmniOutliner Pro 専用のアップデートもいくつかある。カラムのリサイズに
  関するいくつかのバグを修正し、Column Titles スタイルの背景色を変更する
  際の問題点を解消し、プレインテキストやリッチテキストのファイルから読み
  込んだ際にサイドバーが正しく使われるようにし、キーボードショートカット
  リストでセクションを折り畳んだ際に起こったクラッシュを修正している。
  
  OmniOutliner Essentials の価格は $9.99 (OmniOutliner のどの旧バージョ
  ンからでもアップグレード料金は $4.99) で、OmniOutliner Pro は $59.99 
  (アップグレード料金は $29.99) だ。OmniOutliner 5 は Mac App Store から
  無料でダウンロードでき (2 週間は無料で試用可能) Essentials と Pro の機
  能のロックをそれぞれ $9.99 と $59.99 で外すオプションがある。(Essentials 
  の新規購入 $9.99、Pro の新規購入 $59.99、アップグレード $4.99/$29.99、
  26.6 MB、リリースノート、10.11+)
  
<https://itunes.apple.com/us/app/omnioutliner-5/id1142578772?mt=12>
<https://www.omnigroup.com/releasenotes/omnioutliner-mac>
  
  OmniOutliner Essentials および Pro 5.0.3 へのコメントリンク: 
<http://tidbits.com/article/17210#comments>
  
  
ExtraBITS、2017 年 5 月 8 日
----------------------------
   文: TidBITS Staff: <editors @ tidbits.com>
   原文記事: <http://tidbits.com/e/17220>
   訳: Mark Nagata <nagata @ kurims.kyoto-u.ac.jp>
  
  今週の ExtraBITS は二件のみだ。人気ある DVD リッピングアプリ HandBrake 
  が一時的にマルウェアに感染し、Apple が iPad Pro 用の Smart Keyboard で
  拡張修理プログラムを開始した。
  
  
**HandBrake アプリがマルウェアに感染** -- DVD リッピングアプリ HandBrake 
  の開発者たちが、ダウンロード用ミラーサーバの一つで攻撃者がこのアプリの
  コピーにマルウェアを埋め込んだという警告を発した。そのサーバは既に停止
  しているが、もしあなたが 2017 年 5 月 2 日 14:30 UTC から 2017 年 5 月 
  6 日 11:00 UTC までの間に HandBrake をダウンロードしたのならば、感染し
  ている可能性がある。HandBrake フォーラムに、あなたの Mac が感染してい
  るか否かを確認する方法と、感染ファイルを削除する方法の詳しい説明がある。
  HandBrake の開発者たちが Apple の開発者証明書でアプリに署名を入れてい
  さえすれば、今回の攻撃は起こらなかったはずだ。Apple も XProtect を更新
  して、今後は Trojan OSX.Proton.B に感染したファイルをダウンロードでき
  ないように対策を施した。
  
<https://forum.handbrake.fr/viewtopic.php?f=33&t=36364>
  
  コメントリンク: <http://tidbits.com/article/17218#comments>
  
  
**Apple、iPad Pro 用 Smart Keyboard で修理プログラムを開始** -- Apple が
  「機能上の問題」があったとして iPad Pro 用の Smart Keyboard の拡張修理
  プログラムを開始した。キーが押されたままで打ち続ける、センサーに問題が
  起こる、磁力式コネクタが正常に働かない、接続が不安定になる、キーが反応
  しなくなる、といった問題があるという。9.7 インチおよび 12.9 インチの 
  iPad Pro モデル用の Smart Keyboard が対象で、保証期間を二年間延長して
  購入後三年以内の製品を無償修理対象とする。今回のプログラムの対象となる 
  Smart Keyboard に対する交換品を購入済みの人には、Apple が返金をする。
  Apple からの連絡が届かなかった場合は、Apple Store または Apple 
  Authorized Service Provider に連絡するとよい。
  
<https://9to5mac.com/2017/05/08/apple-smart-keyboard-ipad-pro-repair-program-sticking-keys-functional-issues/>
  
  コメントリンク: <http://tidbits.com/article/17219#comments>
  
  
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